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プロ野球のアジア№1をかけ日・韓・台が激突(11月17日)
日本・韓国・台湾のプロ野球リーグの選抜チームによるアジアプロ野球チャンピオンシップ2017が東京ドームで開幕した。今回が初開催のこの大会。1993年1月1日以降生まれ、もしくは入団3年以内の若手選手が主体となっている(オーバーエイジ枠は各チーム3人まで)
「まず勝利が大事」と語った稲葉篤紀監督にとっては国際大会での初采配。宮崎市でのキャンプの後、練習試合を行い決戦に臨んだ。一方、他の参加チームも並々ならぬ決意で日本に乗り込んできた。...
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日本・韓国・台湾のプロ野球リーグの選抜チームによるアジアプロ野球チャンピオンシップ2017が東京ドームで開幕した。今回が初開催のこの大会。1993年1月1日以降生まれ、もしくは入団3年以内の若手選手が主体となっている(オーバーエイジ枠は各チーム3人まで)
「まず勝利が大事」と語った稲葉篤紀監督にとっては国際大会での初采配。宮崎市でのキャンプの後、練習試合を行い決戦に臨んだ。一方、他の参加チームも並々ならぬ決意で日本に乗り込んできた。韓国プロ野球(KBO)は1982年に発足したアジアで2番目に古いリーグだ。現在は1リーグ制で10球団が所属する。韓国国内では長らく人気面でサッカー(Kリーグ)の後塵を拝していたが、近年では観客が急増中。今季も最多動員記録を更新している。日本プロ野球との間では、1991年以降「日韓プロ野球スーパーゲーム」が3回にわたり日本国内で行われてきた歴史がある。その後韓国選手は日本球界でもお馴染みとなり、WBCや五輪などでは日本を大いに苦しめてきた。2015年のプレミア12では日本を準決勝で破り、初代王者に輝くなど世界屈指の野球強国となっている。
今回のチームを率いるのは中日でも活躍したソン・ドンヨル監督。日本との初戦はこれまでの激闘の歴史にも劣らぬ大接戦となった。9回裏、日本が押し出し四球で追いつくと、試合はタイブレーク形式の延長戦に突入。10回表に韓国が3点を奪い勝負ありかと思われたが、その裏上林の起死回生の3ランで追いつくと、田村のタイムリーで日本がサヨナラ勝ちを収めた。前回大逆転を食らったプレミア12の雪辱を果たした形だ。次は18日、台湾との対戦が控える。
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露W杯へのテストマッチ・ハリル監督の戦略は(11月16日)
強豪二か国との欧州遠征を終えたサッカー日本代表。「この2試合を通していろんな結論が導き出せました。このチームの可能性をすごく感じました」ハリルホジッチ監督はベルギーとの試合後にそう収穫を強調した。
世界ランキング5位のベルギーとの一戦は、試合開始早々に不用意なファールからPKで失点した初戦のブラジル戦と比べて落ち着いてプレーすることができたように見えた。押し込まれる場面も多かったものの、GK川島永嗣が守りきり何とか前半を0-0で折り返した。...
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強豪二か国との欧州遠征を終えたサッカー日本代表。「この2試合を通していろんな結論が導き出せました。このチームの可能性をすごく感じました」ハリルホジッチ監督はベルギーとの試合後にそう収穫を強調した。
世界ランキング5位のベルギーとの一戦は、試合開始早々に不用意なファールからPKで失点した初戦のブラジル戦と比べて落ち着いてプレーすることができたように見えた。押し込まれる場面も多かったものの、GK川島永嗣が守りきり何とか前半を0-0で折り返した。しかし、「全員が一瞬気を抜いてしまった(吉田麻也)」という後半27分。一瞬の隙を突かれ、クロスをルカクに頭で合わせられて失点。先制を許してしまう。その後も反撃及ばず0-1で敗れた。
この日先発出場のFW浅野拓磨や、後半から投入された杉本健勇もチャンスメークに寄与するなど幾度か好機はあったが、スコア以上に力の差を見せつけられた印象がある。試合前「我々にとって大きなテスト。どの方向へ進化すればよいかが分かる試合になる」と語っていた指揮官。多くの新戦力を試したこの遠征の成果が今後どんな形で反映されるのか期待したい。
今週は、イタリアがW杯出場を60年ぶりに逃すという大きなニュースもあったサッカー界。欧州予選プレーオフでは最後の1枠をデンマークが手にした。大陸間プレーオフでは日本と激闘を繰り広げたオーストラリアがホンジュラスを破り、4大会連続5度目の出場を決めている。本戦に出場してくるのはいずれ劣らぬ強豪国ばかり。サムライたちはいかなる戦いぶりを見せてくれるか。開幕まではあと209日だ。
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角界に衝撃…横綱・日馬富士に暴行疑惑が発覚(11月15日)
またしても角界に激震が走っている。大量の解雇者を出した八百長問題からまだ6年しか経っていないにも関わらず、再び大きな不祥事が明るみに出てしまった。それも現役横綱による暴行致傷という深刻な事態だ。
各社の報道によれば、先場所優勝を果たした横綱・日馬富士が先月26日、モンゴル出身力士が集まった宴席で貴ノ岩の頭部をビール瓶で殴ったという。情報が錯綜しており、経緯はまだ不明だ。貴ノ岩は今場所休場届を提出済み。...
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またしても角界に激震が走っている。大量の解雇者を出した八百長問題からまだ6年しか経っていないにも関わらず、再び大きな不祥事が明るみに出てしまった。それも現役横綱による暴行致傷という深刻な事態だ。
各社の報道によれば、先場所優勝を果たした横綱・日馬富士が先月26日、モンゴル出身力士が集まった宴席で貴ノ岩の頭部をビール瓶で殴ったという。情報が錯綜しており、経緯はまだ不明だ。貴ノ岩は今場所休場届を提出済み。その診断内容には脳震盪のほか前頭部裂傷や外耳道炎、頭蓋底骨折、髄液漏れの疑いとある。休場理由でここまで複数の症状が列記されるのはあまり記憶にない。発表時に違和感を覚えた。
渦中の日馬富士は3日目から休場を決定。理由は古傷の上腕部の炎症や神経痛だが、初日から連敗と精彩を欠いていた。2日目の対戦では貴景勝に全く力を出せぬままあっさり寄り切られた。むしろ貴ノ岩の弟弟子相手ということが、心理的な面で相撲に影響したのではなかろうか。
問題視されているのが協会の対応の遅さだ。事件があったのが26日。すでに貴ノ岩の師匠の貴乃花からは鳥取県警への被害届も出されているというが、場所が始まってからの問題発覚はあまりにも時間がかかり過ぎである。一方で、貴ノ岩自身は暴行のあったとされる翌日も巡業に参加しており、その際の映像を見る限りでは目立った外傷もなく普通に稽古を行っているようにも見える。一体何が起きていたのか?相撲人気に水を差したこの事件。まだ不明な点が多く、日馬富士への処分は場所後になる見込みだ。いまは静かに推移を見守りたい。
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監督のビデオ判定要求が可能に・その影響は?(11月14日)
際どいクロスプレーでアウトの判定。ベンチから飛び出した監督が猛抗議。暴言を吐いて退場処分に…プロ野球でこんなシーンは少なくなるかもしれない。日本プロ野球機構は13日、来シーズンから監督がビデオ映像によるリプレー検証を要求できる新制度の導入を決定した。
「リクエスト」と名付けられたこのシステム。すでにMLBで「チャレンジ」という名前で2014年から実施されているものとほぼ同じだ。日本のプロ野球でもホームランの判定やホームでのクロスプレーの判定などにビデオ映像での検証は導入済みだが、使用判断は審判団に委ねられていた。...
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際どいクロスプレーでアウトの判定。ベンチから飛び出した監督が猛抗議。暴言を吐いて退場処分に…プロ野球でこんなシーンは少なくなるかもしれない。日本プロ野球機構は13日、来シーズンから監督がビデオ映像によるリプレー検証を要求できる新制度の導入を決定した。
「リクエスト」と名付けられたこのシステム。すでにMLBで「チャレンジ」という名前で2014年から実施されているものとほぼ同じだ。日本のプロ野球でもホームランの判定やホームでのクロスプレーの判定などにビデオ映像での検証は導入済みだが、使用判断は審判団に委ねられていた。今回の新制度による要求回数は9回まで2回。延長ではさらに1回可能というもの。判定が覆った場合回数は減らない。対象はホーム以外のクロスプレーにも拡大される。
ビデオによる確認はテニスがいち早く取り入れており、選手本人がラインのイン・アウトの判定に対し、チャレンジを行うことができる。その結果はCG画像で会場内のスクリーンに映し出されるため、観客にも非常にわかりやすいものだ。日本国内でもバレーボールが昨年から導入して、現在行われているVリーグの試合ではライン判定だけでなく、ボールへのワンタッチやラインの踏み越しの有無にも適用されている。
ちなみにNPBによると「リクエスト」の呼称は「より柔らかい表現にした」とのこと。既に他競技やMLBでも浸透している「チャレンジ」を使ったほうがわかりやすいような気もするが…いずれにせよプレーを中断するシステム。課題である試合時間短縮の流れとは逆行することになるだけに円滑な運用が求められるだろう。
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稀勢の里・重圧の強さ感じさせる“ある兆候“(11月13日)
大相撲九州場所は12日が初日。「良い方に進めばいいと思うし、そのためにはしっかりやるべきことをやるということ(稀勢の里)」「15日間怪我なく、しっかり勤めることを目標に一生懸命頑張ります(日馬富士)」場所前のインタビューで、そう抱負を語っていた二横綱に土がつく波乱の幕開けとなった。
日馬富士は先場所不覚を取った成長株・阿武咲に連敗。だが、より相撲内容が悪かったのは稀勢の里だろう。過去8度対戦して負けなしの玉鷲相手に、立合で待ったを連発。...
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大相撲九州場所は12日が初日。「良い方に進めばいいと思うし、そのためにはしっかりやるべきことをやるということ(稀勢の里)」「15日間怪我なく、しっかり勤めることを目標に一生懸命頑張ります(日馬富士)」場所前のインタビューで、そう抱負を語っていた二横綱に土がつく波乱の幕開けとなった。
日馬富士は先場所不覚を取った成長株・阿武咲に連敗。だが、より相撲内容が悪かったのは稀勢の里だろう。過去8度対戦して負けなしの玉鷲相手に、立合で待ったを連発。ようやく4回目で成立したものの、押し込まれると脆くも土俵を割った。最初の待ったでは右からの張り差し。最後も同じような張り手を繰り出したが、中途半端に終わった。張り差しは横綱が使うには品格が無いとされる奇襲戦法なだけでなく、気取られると自分の脇に入られてしまうだけの悪手となる。最初の立合で手の内が割れているのにもかかわらず、何故この手にこだわったのか、首を傾げざるを得ない。
最近、指摘されているのは立合の際の稀勢の里の表情だ。大関時代から大一番では瞬きが急増すると、呆気なく敗れることが多かった。精神面での不安定さを心配されていたが、最近では不自然におどけた顔つきをする様子が見て取れる。本人は否定するが、大きなプレッシャーに対して、必要以上に冷静さを強調するような節が見受けられるようだ。この日の立合でもまた同じような表情をしており、極度の緊張状態がうかがえた。大相撲中継でこの日解説を務めた北の富士勝昭氏は「不安で相撲が取れる精神状態ではないのでは」と危惧。二日目の相手は勢いに乗る阿武咲。平常心で戦うことができるか。
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