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各地でファン感謝祭・女子プロ野球も地元と交流(11月24日)
例年プロ野球各球団はこの時季にファン感謝デーのイベントを行っている。勤労感謝の日の23日はセ・パ6球団がファン感謝祭を開催。日ごろの感謝をこめて選手たちがトークショーや歌、仮装などのパフォーマンスを披露した。選手とファンが一体となり、勝敗を忘れて楽しむ一年に一度のお祭り。集まった老若男女は憧れの選手たちと貴重な触れ合いを満喫していた。
様々なイベントが行われたなか、印象的だったのが東京ヤクルトスワローズの「ファン感謝DAY」(神宮球場)での一コマだ。...
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例年プロ野球各球団はこの時季にファン感謝デーのイベントを行っている。勤労感謝の日の23日はセ・パ6球団がファン感謝祭を開催。日ごろの感謝をこめて選手たちがトークショーや歌、仮装などのパフォーマンスを披露した。選手とファンが一体となり、勝敗を忘れて楽しむ一年に一度のお祭り。集まった老若男女は憧れの選手たちと貴重な触れ合いを満喫していた。
様々なイベントが行われたなか、印象的だったのが東京ヤクルトスワローズの「ファン感謝DAY」(神宮球場)での一コマだ。今年NPBではリーグ戦での通算本塁打数が10万号の大台に到達。それを記念してスワローズでは「プロ野球通算10万号企画・憧れの選手と1打席対決」のイベントを企画した。マウンドに上がったのは抽選で選ばれた少年野球チームに所属する小学5年生の女の子。物怖じせずトリプル3男・山田哲人相手に力強い投球を披露した。プロの一流選手との対戦は、かけがえのない財産となったことだろう。また、全国の野球少女たちにも大きな夢を与えてくれたに違いない。
この日ファンとの交流を行ったのはNPBだけではない。女子プロ野球の埼玉アストライアは、球団史上初めて、さいたま市内で優勝パレードを敢行した。今季年間女王とジャパンカップの二冠に輝いたアストライア。チームの四番・川端友紀はスワローズ選手会長・川端慎吾の妹としても知られる。国内には3つの独立リーグと女子プロ野球が存在するが、NPB以外のリーグで優勝パレードを行うのは極めて珍しい。沿道に集まったファンや、チームを支えてきた商店主から熱い声援が送られた。NPBと共にこれからも野球人気を盛り上げていってほしい。
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北海道からアメリカへ・大谷翔平争奪戦本格化(11月23日)
「この5年間、北海道の皆さんにお世話になったのでこういう形で皆さんにお会いできてよかったです」今オフにメジャー移籍を目指すプロ野球・北海道日本ハムファイターズの大谷翔平が、道内の市町村を応援するプロジェクトで小中学校を訪れた。人口3400人ほどの小さな町・北海道月形町はスーパースターの訪問に沸き返った。
ファイターズの「北海道179市町村応援大使」は、毎年チームナインが道内の市町村を担当して応援しようというプロジェクト。...
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「この5年間、北海道の皆さんにお世話になったのでこういう形で皆さんにお会いできてよかったです」今オフにメジャー移籍を目指すプロ野球・北海道日本ハムファイターズの大谷翔平が、道内の市町村を応援するプロジェクトで小中学校を訪れた。人口3400人ほどの小さな町・北海道月形町はスーパースターの訪問に沸き返った。
ファイターズの「北海道179市町村応援大使」は、毎年チームナインが道内の市町村を担当して応援しようというプロジェクト。担当する市町村は毎年18ずつで、2013年からスタートし、10年かけて全道を一巡する大掛かりな企画となっている。対象の市町村は「ドラフト会議形式」で選手たちがくじを引き決定するというユニークな企画も実施されていて、今年は大谷がこの道央に位置する月形町の担当となっていた。小学校ではキャッチボールやトークショーに参加して交流を深めたが、子供たちにとってかけがえのない思い出となったことだろう。
その大谷が大リーグに移籍のために利用するポスティングシステムが更新され、いよいよメジャー球団による争奪戦が本格化する。このオフ、メジャーの移籍市場でも最大の目玉ともいわれる大谷。各球団の選手獲得動向にも影響を与えることが予想されるため、交渉期間を通常の1か月間より短縮し、21日間とする特別ルールも適用されることとなった。
大谷の獲得に名乗りを上げるのは16球団ともいわれる。北の大地で育まれ愛されてきたヒーローを獲得するのは果たしてどの球団になるのだろうか。
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稀勢の里、再び休場・横綱を悩ます二つの苦悩(11月22日)
大相撲九州場所十日目、前日まで四勝五敗と不振が続いていた横綱・稀勢の里の休場が発表された。診断書によれば「腰部挫傷、左足前距腓靭帯損傷」とのこと。これで稀勢の里は鶴竜と並び四場所連続での休場となってしまった。
今場所は初日の玉鷲に始まり、五つの黒星はすべて平幕力士に喫したもの。所謂「金星」の配給である。若手成長株の貴景勝、北勝富士に敗れたでなく、これまで14連勝中だった宝富士に土俵際で下手投げを食らった九日目の取組などをみるとかなり深刻な状態だ。...
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大相撲九州場所十日目、前日まで四勝五敗と不振が続いていた横綱・稀勢の里の休場が発表された。診断書によれば「腰部挫傷、左足前距腓靭帯損傷」とのこと。これで稀勢の里は鶴竜と並び四場所連続での休場となってしまった。
今場所は初日の玉鷲に始まり、五つの黒星はすべて平幕力士に喫したもの。所謂「金星」の配給である。若手成長株の貴景勝、北勝富士に敗れたでなく、これまで14連勝中だった宝富士に土俵際で下手投げを食らった九日目の取組などをみるとかなり深刻な状態だ。まるで晩年の横綱のようと言ったら言い過ぎか。横綱昇進を決めた初場所の力強い相撲からまだ十ヶ月足らず。いまの状況を誰が予想できたであろう。
最近の稀勢の里を見ていて気がかりなことがある。初優勝を決めた初場所は174kg。それが今場所の計量では184kgと10kgも増えているのだ。無論、負傷で稽古が足りていないのは致し方ない。だが、体に張りがなく筋力が落ちているのは明らか。体重増にも関わらず圧力はなく、むしろ「軽い」ようにさえ見える。
もう一つは再三指摘されている精神面の問題だ。スポーツ界には“イップス”という言葉がある。元はゴルフ用語で、パッティング等で思い通りのプレーが出来なくなる症状をいう。主に球技で見受けられるが、強い集中力が求められる相撲の立合などはこの状況に近い。以前から大一番での立合が合わず、自分の相撲が取れないことも多い稀勢の里。今場所も会心の立合が出来た一番はない。角界でイップスについて検証された例は殆ど聞かれないが、肉体だけでなく、メンタル面でのケアも必要なのではなかろうか。
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年間表彰式開催・MVPの栄冠はサファテと丸(11月21日)
日本列島各地もすっかり冬模様だ。年の瀬が近付き、スポーツ界にも年間表彰のシーズンがやってきた。20日にグランドプリンスホテル新高輪で「NPB AWARDS2017」が開催。今年の球界を代表する名プレーヤーたちが一堂に会した。
各部門の表彰選手とともにベストナインもこの日表彰。そして、栄えある最優秀選手・MVPが発表された。パ・リーグはホークスのデニス・サファテ。54セーブのプロ野球新記録樹立で3年連続のセーブ王を獲得。...
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日本列島各地もすっかり冬模様だ。年の瀬が近付き、スポーツ界にも年間表彰のシーズンがやってきた。20日にグランドプリンスホテル新高輪で「NPB AWARDS2017」が開催。今年の球界を代表する名プレーヤーたちが一堂に会した。
各部門の表彰選手とともにベストナインもこの日表彰。そして、栄えある最優秀選手・MVPが発表された。パ・リーグはホークスのデニス・サファテ。54セーブのプロ野球新記録樹立で3年連続のセーブ王を獲得。球史に残る金字塔を打ち立てた。サファテは正力松太郎賞とのダブル受賞。さらにコミッショナーからの特別表彰も受けた。外国人投手のMVPは史上5人目。また、パで救援投手がMVPに選ばれたのは江夏豊以来のことだ。セリーグはカープの丸佳浩が受賞。リーグ最多の171安打、109得点をマークして優勝に大きく貢献した。共に独走でペナントを制したホークスとカープ。日本シリーズでの対決は実現しなかったが、サファテと丸は交流戦で1打席だけ対戦している。この時は交流戦首位者の丸を三振に打ち取ったサファテに軍配が上がった。来季両雄は再び会いまみえることがあるだろう。対決が楽しみだ。
最優秀新人賞に輝いたのはドラゴンズ・京田陽太とライオンズ・源田壮亮の両ルーキー。京田は球団新人安打記録を58年ぶりに更新する149安打をマーク。源田も新人選手では56年ぶりとなる全試合フルイニング出場を達成している。ともに前日までアジアプロ野球チャンピオンシップでスタメン出場を果たし存在感を見せた。ニューヒーローもレジェンドも誕生した今年のプロ野球。143試合のペナントレースを戦い抜いた各選手たちに賞賛を送りたい。
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再びアジア№1へ!稲葉監督と若き侍初陣を飾る(11月20日)
「野球界のために頑張ろうという気持ちが非常に嬉しかった」初陣を最高の形で終えた指揮官は若きサムライたちに、そう感謝の気持ちを表す。3つのプロ野球リーグ代表チームで争われたアジアプロ野球チャンピオンシップ決勝戦。日本は韓国に7-0で勝利し、初代王者に輝いた。2年前のプレミア12で大逆転負けを喫した相手に雪辱を果たしての優勝だ。
日本は連勝で決勝に進出。一方の韓国は台湾との息詰まるような投手戦を1-0で制し、日本との再戦に臨んできた。...
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「野球界のために頑張ろうという気持ちが非常に嬉しかった」初陣を最高の形で終えた指揮官は若きサムライたちに、そう感謝の気持ちを表す。3つのプロ野球リーグ代表チームで争われたアジアプロ野球チャンピオンシップ決勝戦。日本は韓国に7-0で勝利し、初代王者に輝いた。2年前のプレミア12で大逆転負けを喫した相手に雪辱を果たしての優勝だ。
日本は連勝で決勝に進出。一方の韓国は台湾との息詰まるような投手戦を1-0で制し、日本との再戦に臨んできた。初戦では延長タイブレークでの劇的なサヨナラ勝ちを収めた侍JAPANだったが、守備の乱れや雑な攻めも多く、急増チーム故の脆さも露呈させていた。決勝でもバント失敗や三塁走者の牽制死など、勝敗に大きく関わるようなミスも出てしまった。結果的に打線が繋がり大量得点を収めたが、命取りともなるこうしたプレーは今後の課題だ。
今回最大の収穫としては投手起用を挙げたい。プレミア12に象徴されるよう小久保前監督体制でのウィークポイントは投手継投、即ちコーチ陣との連携が十分ではなかったように感じられた。今回の決勝戦では先発の田口から石崎・山崎への完封リレーを達成。投手交代のタイミングに関してはほぼ完璧だったといえるだろう。
侍JAPANとしては今年10月に台湾で行われた社会人代表チームのBFAアジア選手権優勝(2年ぶり)に続くアジア制覇である。フル代表での戦いは2019年の第2回プレミア12、そして2020東京五輪が待っている。今回初陣を飾った若き侍たちは、フル代表でも投打の柱となって活躍してくれるに違いない。
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