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夢舞台へ向けて…スピードスケート最後の滑走(12月28日)
列島を強い寒波が襲った年の瀬。平昌冬季オリンピックも、いよいよあと40日余りに迫ってきている。27日、先週のフィギュアに続いてスピードスケートでも代表選考会が長野市のオリンピック記念アリーナでスタートした。
実はスピードスケートの出場枠は6月の国際スケート連盟による決定で、前回ソチ大会に比べ、複数種目で出場枠が減らされたため、これまで以上にシビアな代表争い。W杯500mで15連勝中の小平奈緒や、1500m4連勝中の高木美帆らは、すでに「シーズンで表彰台3回以上」の基準をクリアしている。...
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列島を強い寒波が襲った年の瀬。平昌冬季オリンピックも、いよいよあと40日余りに迫ってきている。27日、先週のフィギュアに続いてスピードスケートでも代表選考会が長野市のオリンピック記念アリーナでスタートした。
実はスピードスケートの出場枠は6月の国際スケート連盟による決定で、前回ソチ大会に比べ、複数種目で出場枠が減らされたため、これまで以上にシビアな代表争い。W杯500mで15連勝中の小平奈緒や、1500m4連勝中の高木美帆らは、すでに「シーズンで表彰台3回以上」の基準をクリアしている。小平はこの日も圧巻の滑りを見せて優勝。国内最高記録を更新した。「しっかり自分のチャレンジすべきことに集中していきたい(小平)」高木も得意の3000mで2位以下に大差をつけて正式に代表を決めた。
一方の男子は熾烈な代表争いとなった。3名の出場枠の500mでは長谷川翼が優勝。今季W杯スタバンゲル大会で銀メダルに輝いた山中大地が2位。そして、トリノから3大会連続で五輪出場中の加藤条治が3位に入った。3位までのタイム差はわずか0.083秒だ。「五輪に向けていいステップを踏めたのではないか」膝の故障など幾度も逆境に苦しんだ元世界記録保持者が4たび夢の大舞台へと挑む。
一方、今大会で現役引退を決めた選手も。再起をかけたベテラン・長島圭一郎のレース結果は14位。「これで気持ち良くスケートをやめることができるかな」その言葉にはどこか爽快さも漂う。バンクーバー大会の銀メダリストは晴れやかな面持ちでリンクに別れを告げた。
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貴乃花部屋とモンゴル出身・角界の未来を担う二人(12月27日)
1月14日から始まる初場所の新番付が発表された。途中休場が続いている稀勢の里の出場や、大関・高安のけがの回復具合などは詳しい状況が分からないが、場所の展望を考えてみたい。
先場所優勝の白鵬は東の正横綱に復帰。横綱在位63場所となり、北の湖と並ぶ史上1位タイとなる。日馬富士の引退もあり、優勝候補の最右翼であることは間違いないだろう。まだ当分在位記録は更新されそうだ。
白鵬独走時代に挑む新世代として期待したいのは、共に平成8年生まれの二人、貴景勝と阿武咲だろう。...
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1月14日から始まる初場所の新番付が発表された。途中休場が続いている稀勢の里の出場や、大関・高安のけがの回復具合などは詳しい状況が分からないが、場所の展望を考えてみたい。
先場所優勝の白鵬は東の正横綱に復帰。横綱在位63場所となり、北の湖と並ぶ史上1位タイとなる。日馬富士の引退もあり、優勝候補の最右翼であることは間違いないだろう。まだ当分在位記録は更新されそうだ。
白鵬独走時代に挑む新世代として期待したいのは、共に平成8年生まれの二人、貴景勝と阿武咲だろう。先場所11勝を挙げ殊勲賞獲得の貴景勝は東小結に昇進。自身初の三役となった。所属する貴乃花部屋初となる役力士の誕生である。貴乃花親方は部屋を興した当初から高卒の力士の育成にこだわり続け、大学相撲出身や外国人力士の弟子は取らなかった。それが初めてモンゴルから迎え入れ、部屋初の関取となったのがアディヤ・バーサンドルジこと貴ノ岩だった。その貴ノ岩は十両降格となったが、暴行事件による負傷という事情を参酌して、春場所はそのまま番付が据え置かれることとなっている。
十両に目を移すと、新たなモンゴル出身の注目株・水戸龍(本名:バーサンスレン・トゥルボルド)が初土俵から5場所目での新十両を決めている。高校時代から日本に留学し、日本大学に進学。相撲部で学生横綱も含め8つのタイトルを獲得し、幕下15枚目格でデビューした。こちらも若手注目株の朝乃若と同年代で、まだ若干取り口に粗いところもあるものの、大いに期待がかかる新鋭だ。貴乃花親方の愛弟子の貴景勝も、モンゴル出身力士の水戸龍も、土俵外で巻き起こった逆風で辛い思いをするかも知れない。しかし、そんな逆境をものともせず、ファンを魅了する相撲を見せてもらいたい。
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大谷翔平のラストボール…そして清宮幸太郎へ(12月26日)
入団会見は5年前のクリスマスだった。そして再び聖なる夜に、スーパースターは北の大地のファンに別れを告げた。「きょうはお別れではなく、ファンの皆さんと楽しい時間を共有したい」日本ハムファイターズからエンゼルスに移籍する大谷翔平が、5年間慣れ親しんだ札幌ドームで、お別れ会見を行った。無料開放された札幌ドームには平日にもかかわらず朝から長蛇の列ができ、スタンドを埋め尽くした。
5年前、初めてファイターズのユニフォームに袖を通した札幌ドーム。...
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入団会見は5年前のクリスマスだった。そして再び聖なる夜に、スーパースターは北の大地のファンに別れを告げた。「きょうはお別れではなく、ファンの皆さんと楽しい時間を共有したい」日本ハムファイターズからエンゼルスに移籍する大谷翔平が、5年間慣れ親しんだ札幌ドームで、お別れ会見を行った。無料開放された札幌ドームには平日にもかかわらず朝から長蛇の列ができ、スタンドを埋め尽くした。
5年前、初めてファイターズのユニフォームに袖を通した札幌ドーム。打席に立った栗山監督相手にピッチングを披露して話題を読んだのもついこの前のことのような気がする。今回は真っ赤なエンゼルスのユニフォームをまとい、キャッチャー役の栗山監督にラストボールを投げ込むセレモニーを実施。「僕はアメリカでもっと強く成長できるような気がしています」最後は万雷の拍手に包まれ、一礼してグラウンドを去った。その後、オーロラビジョンにはロッカールームに戻った大谷の姿が映し出されるサプライズ演出が。大谷はカメラ越しにマジックで「ありがとう」と書き込み、感謝の気持ちを表した。心温まる粋なクリスマスプレゼントだった。
往く人があれば新しく来たる者もある。年明け1月14日には千葉の鎌ヶ谷球場で新入団選手歓迎式典が行われる。これまでは当日券のみだったが、スーパールーキー・清宮幸太郎フィーバーで前売り販売したチケット2000枚が完売。当日は室内練習場に入りきれないファンのために、球場内野席を開放して初のパブリックビューイングを行う予定だという。大谷から投げ込まれたラストボール。それを受け継ぐスーパースターが再び誕生するのか、期待は高まる。
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天皇杯&皇后杯決勝・ベテラン勢からの贈り物(12月25日)
各地で全日本選手権が行われた今年のクリスマスイブ。五輪代表争いで注目のフィギュアスケートは東京・調布で最終日を迎え、大阪では女子サッカー皇后杯と、日本ハンドボール選手権で決勝戦が繰り広げられた。その中から今年はバレーボール天皇杯・皇后杯を取り上げてみる。
東京・大田区立体育館で行われた全日本バレーボール選手権決勝。男子・天皇杯はパナソニックパンサーズと豊田合成トレフェルサの対決になった。天皇杯の期間中断中のVリーグでは1位と2位の両チーム。...
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各地で全日本選手権が行われた今年のクリスマスイブ。五輪代表争いで注目のフィギュアスケートは東京・調布で最終日を迎え、大阪では女子サッカー皇后杯と、日本ハンドボール選手権で決勝戦が繰り広げられた。その中から今年はバレーボール天皇杯・皇后杯を取り上げてみる。
東京・大田区立体育館で行われた全日本バレーボール選手権決勝。男子・天皇杯はパナソニックパンサーズと豊田合成トレフェルサの対決になった。天皇杯の期間中断中のVリーグでは1位と2位の両チーム。リーグ戦でも現在1勝1敗と拮抗している対戦は、第1セットを豊田合成が先取するが、パナソニックがすかさず逆襲。福澤達哉、清水邦広らの活躍で第3、第4セットを奪い返し、第5セットでも追いすがる豊田をねじ伏せ5年ぶりの栄冠を手にした。昨シーズンは故障者続出でリーグ5位に沈んだパナソニック。元全日本主将・清水も右足疲労骨折で戦線を離脱し、ファイナルでは戦うことができなかった。それが彼らベテラン陣の復活で、チーム内のムードも一新。川村慎二監督体制になってから初めてのタイトル獲得で、4季ぶりのVリーグ制覇に向け大きな弾みがついた。
女子皇后杯では5連覇中の絶対女王・久光製薬が準々決勝でデンソーエアリービーズにフルセットの末敗れる波乱が。さらにトヨタ車体クインシーズが昨年Vリーグ女王のNECを破った。決勝に上がった両チームの試合はフルセットの激闘に。ここ数年でも最高の白熱した決勝戦を制したのはトヨタ車体。ベテラン荒木絵里香の奮闘などで、9年ぶりに王座を奪還した。男女共に円熟味のあるプレーヤーによる魂のプレーが、ファンへの最高のプレゼントとなった。
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現役最強馬・キタサンブラック有終の美飾る(12月24日)
現役最強馬・キタサンブラックは有終の美を飾飾った。
演歌歌手・北島三郎は「キタサンブラックは神様の贈り物だと思っている」とコメント。
キタサンブラックは、2015年菊花賞G1で勝利。北島オーナーは苦節52年でG1初勝利した。
その後、ジャパンカップと天皇賞で勝利し、今回でG1を7勝した。今回の有馬記念G1(中山競馬場)がラストランで、見事勝利を果たした。
JRA史上5頭目のG1最多7勝となった。...
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現役最強馬・キタサンブラックは有終の美を飾飾った。
演歌歌手・北島三郎は「キタサンブラックは神様の贈り物だと思っている」とコメント。
キタサンブラックは、2015年菊花賞G1で勝利。北島オーナーは苦節52年でG1初勝利した。
その後、ジャパンカップと天皇賞で勝利し、今回でG1を7勝した。今回の有馬記念G1(中山競馬場)がラストランで、見事勝利を果たした。
JRA史上5頭目のG1最多7勝となった。
武豊騎手は「この馬には僕自身も感謝しかない」とコメントした。
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