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【速報】稀勢の里休場へ・白鵬に続き二横綱が(1月19日)
大相撲の横綱・稀勢の里が初場所六日目からの休場を決定した。1勝3敗で迎えた五日目の嘉風との一番、体勢を入れ替えられ青房下に転落した瞬間、国技館には悲鳴とため息が充満した。これで2場所連続の途中休場。横綱昇進後の6場所で実に5度目の休場となってしまった。
当の稀勢の里は「最後までやり抜く」と出場に意欲を見せていたが、師匠の田子の浦親方は「これ以上悪化させてもファンや協会に迷惑をかける。しっかりもう一度治して出場させる」と決断を下した。...
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大相撲の横綱・稀勢の里が初場所六日目からの休場を決定した。1勝3敗で迎えた五日目の嘉風との一番、体勢を入れ替えられ青房下に転落した瞬間、国技館には悲鳴とため息が充満した。これで2場所連続の途中休場。横綱昇進後の6場所で実に5度目の休場となってしまった。
当の稀勢の里は「最後までやり抜く」と出場に意欲を見せていたが、師匠の田子の浦親方は「これ以上悪化させてもファンや協会に迷惑をかける。しっかりもう一度治して出場させる」と決断を下した。場所前の横審による稽古総見で精彩を欠き、出稽古でも平幕力士に苦戦していたことからコンディションが不安視されていたが、その危惧が現実のものとなってしまった。
一方、連覇を目指す東の正横綱・白鵬も五日目からすでに休場を決めている。左足親指の靱帯を損傷したとのことで、場所前に痛めた右足親指と合わせて治療に専念することになった。
場所前に横審から立合いの「張り差し」「かち上げ」について苦言を呈され、封印して臨んだ場所だったが、明らかに相撲に迷いが見られていたように感じる。五日目に敗れた相手・嘉風は、一昨年かち上げで左目を負傷させ流血させた因縁の相手。嘉風戦では他にも土俵下に駄目押しで投げ捨て、井筒審判長が骨折の大けがを負ったこともあった。白鵬がかち上げを多用し始めたのは、つま先の故障以降だと記憶している。自身はその理由を、踏み込み不足を改善するためだと語っていた。禁じ手を下されたことで相撲に影響があるのは確かだと思うが、そこは天下の大横綱。そのハンデを乗り越えてこそ“日下開山“の称号に相応しい。両横綱には苦難を乗り越え、土俵に戻って来ることを信じたい。
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ルーキーとベテラン・球春に向けて自主トレ中(1月18日)
自主トレに突入しているプロ野球。各チームの新人選手たちもチームに合流し、いよいよキャンプインも秒読みとなってきた。
この春一番熱い視線を集めそうなルーキーはやはりこの男か。ファイターズの清宮幸太郎は来月10日にスタートする1軍のアメリカ・アリゾナキャンプに帯同することが決定した。これはファイターズの高卒ルーキーでは中田翔以来10年ぶりのこととなる。現在二軍本拠地のある千葉県鎌ヶ谷市の鎌ヶ谷スタジアムで合同自主トレに参加中の清宮。...
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自主トレに突入しているプロ野球。各チームの新人選手たちもチームに合流し、いよいよキャンプインも秒読みとなってきた。
この春一番熱い視線を集めそうなルーキーはやはりこの男か。ファイターズの清宮幸太郎は来月10日にスタートする1軍のアメリカ・アリゾナキャンプに帯同することが決定した。これはファイターズの高卒ルーキーでは中田翔以来10年ぶりのこととなる。現在二軍本拠地のある千葉県鎌ヶ谷市の鎌ヶ谷スタジアムで合同自主トレに参加中の清宮。15日には、ファイターズタウンで行われた新入団選手7名の歓迎式典に出席。鎌ケ谷市長へ市への転入届を提出したが、彼が今シーズン鎌ヶ谷にいる期間はさほど長くはないかもしれない。活躍を待望する地元ファンとしては複雑な心境だろう。
清宮のライバルたちも負けてはいない。マリーンズ・安田尚憲、カープ・中村奨成も合同自主トレ参加中。社会人ナンバー1投手のバファローズ・田嶋大樹は早くも今週末にブルペン入り。2月11日は紅白戦に登板する予定だ。即戦力左腕の先発ローテ入りが期待される。
大物ルーキーたちの動向に注目が集まる中、ベテラン選手たちの去就にも注目しておきたい。ジャイアンツから戦力外通告を受けた村田修一。一時は獲得に前向きと報じられた球団もあったが、オファーは未だにないという。現役続行を目指し村田は、黙々と自主トレを続けている。
さらにMLBからは未だ移籍先の決まらないイチローが18年ぶりの日本球界復帰の可能性もあるとの噂も届いてきた。球春間近。新人もベテランも“サクラサク“の報を待つ日々が続く。
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冬季五輪主将&旗手決定・ジンクスを蹴散らせ(1月17日)
ピョンチャン冬季五輪まで3週間余りとなり、聖火リレーには日本からも芸能人らが参加して機運盛り上げに一役買っている。そんななか日本オリンピック委員会・JOCは平昌五輪の日本選手団主将にスピードスケート女子の小平奈緒、旗手にはノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明の起用を発表した。
冬季史上最多の8回目の出場となる葛西はソチ五輪での主将に続く大役を任された。主将と旗手両方を務めるのは冬季五輪ではスピードスケート女子の岡崎朋美以来。...
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ピョンチャン冬季五輪まで3週間余りとなり、聖火リレーには日本からも芸能人らが参加して機運盛り上げに一役買っている。そんななか日本オリンピック委員会・JOCは平昌五輪の日本選手団主将にスピードスケート女子の小平奈緒、旗手にはノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明の起用を発表した。
冬季史上最多の8回目の出場となる葛西はソチ五輪での主将に続く大役を任された。主将と旗手両方を務めるのは冬季五輪ではスピードスケート女子の岡崎朋美以来。男子では初となる。
3度目の五輪出場となる小平は今回初めての抜擢。女子選手の主将は一昨年のリオ五輪のレスリング・吉田沙保里に続き2大会連続だ(冬季五輪では橋本聖子、岡崎朋美に次いで3人目)。これは一層の女性の社会進出が求められる日本で、女性アスリートの活躍とともに非常に喜ばしいことといえるだろう。そこで一つ気になるのは選手団主将に関するある“ジンクス“だ。
夏季・冬季ともに主将を務めたのは実績もあり、メダルを期待される選手が選ばれるのが慣例。だが、これまで主将は思うような成績を挙げられていないことが多いため、「主将は活躍できない」という迷信めいた話が囁かれている。その背景には期間中に関連行事への出席が多く、自身の調整に専念できないなどの背景もあるといわれる。冬季五輪の女性主将2人も、風邪をひいてしまったり、レースで転倒するなどして、それまでの成績を上回ることは出来なかった。
しかし今季の小平のレースは圧倒的な強さを示してきている。嫌なジンクスを吹き飛ばす快走を見せて、杞憂に終わらせてくれると信じたい。
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顕彰・「野球殿堂」入りした名選手&名将たち(1月16日)
「野球殿堂」とは1959年から創設された日本の野球の発展に貢献した人物を讃えて表彰するものである。15日、報道関係者やプロ・アマ野球の役員・学識経験者らによる投票で、今年も新たな殿堂入りメンバーが決定した。
プロ野球が対象の競技者表彰は原辰徳、金本知憲、松井秀喜の3名。特別表彰では愛知・中京商業高校を率いて二度甲子園大会を制した故・瀧正男が選出されている。
競技者表彰はプロ引退後20年までの「プレーヤー部門」と、21年以上の「エキスパート部門」とがあるが、前者の表彰を受けた松井秀喜はジャイアンツで首位打者1回、本塁打王3回、打点王3回獲得。...
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「野球殿堂」とは1959年から創設された日本の野球の発展に貢献した人物を讃えて表彰するものである。15日、報道関係者やプロ・アマ野球の役員・学識経験者らによる投票で、今年も新たな殿堂入りメンバーが決定した。
プロ野球が対象の競技者表彰は原辰徳、金本知憲、松井秀喜の3名。特別表彰では愛知・中京商業高校を率いて二度甲子園大会を制した故・瀧正男が選出されている。
競技者表彰はプロ引退後20年までの「プレーヤー部門」と、21年以上の「エキスパート部門」とがあるが、前者の表彰を受けた松井秀喜はジャイアンツで首位打者1回、本塁打王3回、打点王3回獲得。メジャー移籍後はニューヨーク・ヤンキースなどで中軸を務めた。現在43歳7カ月で、史上最年少での殿堂入りを果たした。それもあり今回の競技者表彰3者の平均年齢は昨年のメンバー(伊東勤、星野仙一、平松政次)に比べると14歳近くも若くなっている。
もう一人のプレーヤー部門表彰はカープ・タイガースで世界記録1492試合連続フルイニング出場の金本現阪神監督。原辰徳は昨年僅差で規定の得票数に届かなかったが、晴れてエキスパート部門での殿堂入りとなった。リーグ優勝7回、日本一3回に加え、2009年WBCでは侍ジャパンを率いて優勝と文句なしの功績だ。
表彰者のレリーフは東京ドーム脇にある野球殿堂博物館に展示される。原・金本の両名は先日急逝した星野仙一のレリーフに献花を行った。先週には新人選手研修会で清宮・安田らルーキーもここを訪れている。偉大な先人たちに恥じぬ野球道を歩んで行ってほしい。(文中敬称略)
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初場所初日・暴行問題の余波とインターネット中継(1月15日)
昨年末にかけて暴行問題による現役横綱の引退という激震に見舞われた大相撲。協会の信頼回復かかかる新年初場所が両国国技館で始まった。
初日は満員御礼。当日券も即時売り切れという上々の滑り出しをみせたが、一連の問題発覚による影響が出るのは寧ろこれから。一方で、注目された八角理事長による協会ご挨拶はいつも通りのテンプレ文章。天覧相撲の辞退に陥ったなか、謝罪の言葉はなかった。更に巡業中の立行司のセクハラ問題もあり、最高位の行司が不在となった異例の場所でもある。...
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昨年末にかけて暴行問題による現役横綱の引退という激震に見舞われた大相撲。協会の信頼回復かかかる新年初場所が両国国技館で始まった。
初日は満員御礼。当日券も即時売り切れという上々の滑り出しをみせたが、一連の問題発覚による影響が出るのは寧ろこれから。一方で、注目された八角理事長による協会ご挨拶はいつも通りのテンプレ文章。天覧相撲の辞退に陥ったなか、謝罪の言葉はなかった。更に巡業中の立行司のセクハラ問題もあり、最高位の行司が不在となった異例の場所でもある。そのことに言及の無かったことへは異論も出るかもしれない。
その立行司・式守伊之助には初場所も含め三場所の出場停止処分が発表された。本人からは辞職願も出されており、処分の終わる夏場所後に引退となる見込みだ。その煽りを食らったのが今場所結びの一番を裁くことになった三役格行司・式守勘太夫。結び前の稀勢の里-貴景勝で、それ程際どい一番ではなかったものの縺れた土俵際で敗れた横綱に軍配を上げてしまった。休場明けの横綱と、貴乃花部屋のホープの対決。重圧のかかる注目の一番であったことも、軍配差し違えを犯してしまった一因かもしれない。
さて、もう一つ特筆すべきはこの場所から始まったインターネットテレビ・AbemaTVによる生中継だろう。序ノ口から結びの一番まで見れるサービスは初の試み(しかも完全無料放送)。ネットの反応を見る限り、取組間のBGM使用などへの注文も目に付いたが、初心者に向けた丁寧な解説もあり、好意的な意見も多く見受けられた。NHKとは一味違う中継スタイルが定着するか、相撲ファンならずとも気になるところだ。
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