更新を終了しています
チームジャパン一丸!小平奈緒、平昌への決意(1月25日)
平昌五輪まで残り二週間余りとなった24日、日本オリンピック委員会・JOCの主催による日本選手団の結団式が都内で執り行われた。
今回の日本選手団は総勢267人(選手123人、役員・コーチ144人)と、海外開催の冬季五輪としては史上最多の陣容だ。旗手を務めるスキージャンプの葛西紀明が海外遠征中のため、代理で団旗を受け取ったのは同じくスキージャンプ・高梨沙羅。続いて今大会日本選手団の主将を務めるスピードスケート・小平奈緒が決意表明を行った。...
全部読む
平昌五輪まで残り二週間余りとなった24日、日本オリンピック委員会・JOCの主催による日本選手団の結団式が都内で執り行われた。
今回の日本選手団は総勢267人(選手123人、役員・コーチ144人)と、海外開催の冬季五輪としては史上最多の陣容だ。旗手を務めるスキージャンプの葛西紀明が海外遠征中のため、代理で団旗を受け取ったのは同じくスキージャンプ・高梨沙羅。続いて今大会日本選手団の主将を務めるスピードスケート・小平奈緒が決意表明を行った。「皆様からのエールを勇気に変えて、日ごろからの厳しいトレーニングの経過を発揮し、ベストパフォーマンスができるよう全力を尽くしたいと思います」冬季五輪の女子主将はスピードスケートの先輩・岡崎朋美以来となる。小学生の時、地元長野五輪で岡崎の滑りを目の当たりにして感動したという小平。今度は彼女が“勇気と感動”を届ける番だ。
前回ソチ五輪での日本選手団の獲得メダル数は「8」(金1・銀4・銅3)。アメリカのデータ専門会社・グレースノートでは今回の平昌での各国のメダル数の予想を公表。それによれば日本は合計15個のメダルを獲得するとの見立てである。その内訳は金メダル「3」(フィギュア団体、スピードスケート・女子チームパシュート、小平奈緒)。銀メダルはノルディック複合の渡部暁斗、モーグルの堀島行真らで「7」。ここには怪我からの復活を目指すフィギュア・羽生結弦の名前も入った。さらに銅メダルはスノーボード・平野歩夢、フィギュア・宇野晶麿ほかで「5」としている。果たして過去最多だった長野五輪の「10」(金5、銀1、銅4)を上回ることができるか?開幕が待ちきれない。
閉じる
松坂大輔、ドラゴンズ入団へ・20年目の挑戦(1月24日)
松坂大輔の所属チームが決まった。23日、中日ドラゴンズの入団テストに参加。変化球も交えた30球ほどのピッチングを披露し、森繁和監督から「この時期にあれだけ投げられれば」と合格を与えられて、来シーズンからドラゴンズのユニフォームを着ることとなった。
球界で彼以上に栄冠を欲しいままにした選手はほかに存在しない。高校時代甲子園決勝でノーヒットノーランを達成。プロ入り後、高卒ルーキー1年目で最多勝を獲得した。...
全部読む
松坂大輔の所属チームが決まった。23日、中日ドラゴンズの入団テストに参加。変化球も交えた30球ほどのピッチングを披露し、森繁和監督から「この時期にあれだけ投げられれば」と合格を与えられて、来シーズンからドラゴンズのユニフォームを着ることとなった。
球界で彼以上に栄冠を欲しいままにした選手はほかに存在しない。高校時代甲子園決勝でノーヒットノーランを達成。プロ入り後、高卒ルーキー1年目で最多勝を獲得した。その後、MLB・レッドソックスに6年総額60億円の大型契約で移籍。その年にいきなりワールドシリーズを制覇。日本人初のWS勝利投手にもなった。国際大会でもその活躍は止まらず、第1回・第2回ワールドベースボールクラシックでは2大会連続でMVPに輝いている。高校野球、NPB、MLB、WBCの全てで優勝経験を持つ投手というのは二度と誕生しないかもしれない。
しかし、ここ3年間の彼の野球人生は苦渋に満ちたものだった。2014年オフにメジャーから国内に復帰したものの、登板試合はわずか1試合のみ。昨シーズンは一度もマウンドに立つことなくソフトバンクホークスを退団となった。3年12億円という破格の契約だっただけに、厳しい批判にも晒されていた。華やかな栄光を築いた野球人生の晩節を汚すべきではないと、引退を迫る厳しい意見すらあったほどだ。
それでも松坂は現役続行を貫いた。ドラゴンズとの契約の内容は推定年俸1500万円+出来高払の1年契約だという。新人1年目の年俸とほぼ同程度からのリスタートとなる。今年迎える20年目のシーズンに、37歳のオールドルーキーはもう一花咲かすことが出来るだろうか。
閉じる
球界に再び悲報…片平晋作氏、膵臓がんで逝去(1月23日)
プロ野球・西武ライオンズなどで活躍し、二軍監督やコーチとして手腕を発揮した片平晋作さんが亡くなった。まだ68歳という早過ぎる旅立ち。球界は今年に入って星野仙一氏に続き、またしてもかけがえのない指導者を失った。
片平さんは南海ホークスで10年間プレーしたのち、大型補強を進めていた黎明期の西武ライオンズに2対2の大型トレードで移籍。1982年から打線の中軸としてチームの初優勝に貢献し、常勝軍団の礎を築いた。...
全部読む
プロ野球・西武ライオンズなどで活躍し、二軍監督やコーチとして手腕を発揮した片平晋作さんが亡くなった。まだ68歳という早過ぎる旅立ち。球界は今年に入って星野仙一氏に続き、またしてもかけがえのない指導者を失った。
片平さんは南海ホークスで10年間プレーしたのち、大型補強を進めていた黎明期の西武ライオンズに2対2の大型トレードで移籍。1982年から打線の中軸としてチームの初優勝に貢献し、常勝軍団の礎を築いた。清原和博が入団するまで王者ライオンズの一塁手と言えばこの人だった。引退後も打撃コーチや二軍監督として若獅子たちを育て上げたが、2013年には女子プロ野球・イーストアストライア(現・埼玉アストライア)の初代監督に就任。女子野球の指導は初めてながら、娘以上に若い選手たちから厚い信頼を得て、見事リーグ優勝を果たした。優勝を決めた試合のインタビューでは歓喜の涙を流す彼女たちの姿に男泣き。「女子プロ野球はまだまだ発展途上です。暖かく見守って応援してあげてください」涙ぐみながら深々と頭を下げた姿がいまも忘れられない。温和で冗談好き、そして情に脆い。あたかも女生徒たちから愛されるベテラン教師のような存在であった。
片平さんの病名は膵臓がん。先日の星野仙一氏、そして一昨年は大相撲の元・千代の富士(本名・秋元貢さん)を襲った病魔である。発症率は約0.003%と低いが、非常に生存率が低いことで知られる。膵臓は“沈黙の臓器”と称されるほど自覚症状の出にくい器官。にもかかわらず、他のがんのような健康診断の指針がないことも発見を遅らせていると一因と言われる。いまはただただ、心よりご冥福をお祈りしたい。
閉じる
張本智和と伊藤美誠・14歳と17歳の初栄冠(1月22日)
卓球の聖地・東京体育館に歓喜の雄叫びが響く。卓球全日本選手権は男女ともに2020東京五輪を目指すニューカマーたちの独壇場となった。
一般女子の部では伊藤美誠が準決勝でエース・石川佳純を撃破。敗れた石川が「弱気の虫が出てしまった」と悔いたのと対照的に、伊藤は常に強気で攻め続けていく。一方、昨年最年少女王となった平野美宇は決勝まで3試合連続でフルゲームに追い込まれる苦しい闘いを続けながらも、耐えきって勝ち上がってきた。...
全部読む
卓球の聖地・東京体育館に歓喜の雄叫びが響く。卓球全日本選手権は男女ともに2020東京五輪を目指すニューカマーたちの独壇場となった。
一般女子の部では伊藤美誠が準決勝でエース・石川佳純を撃破。敗れた石川が「弱気の虫が出てしまった」と悔いたのと対照的に、伊藤は常に強気で攻め続けていく。一方、昨年最年少女王となった平野美宇は決勝まで3試合連続でフルゲームに追い込まれる苦しい闘いを続けながらも、耐えきって勝ち上がってきた。だが、17歳同士の対決となった決勝戦でも伊藤の勢いは止まらない。ゲームカウント4-1でライバルを下し、女子ダブルス・混合と合わせて史上最年少での三冠を達成した。リオ五輪団体で銅メダルを獲得後は、補欠だった平野が躍進。海外で次々と優勝を決め、いつしか伊藤が追う立場になっていた。試合後は「思い切っていった」と伊藤に以前の会心の笑顔が戻った。二人のライバルストーリーは続いていくことだろう。
一方男子シングルスは、3日前にジュニアを史上最年少で制したばかりの張本智和が失セット0の余勢を駆って、一般の部でも快進撃を続けてきた。決勝の相手は大会4連覇中のエース・水谷隼。史上最多10度目の優勝に挑む水谷は、今年で12年連続となる日本選手権決勝の舞台だ。彼が初めて日本選手権を制したのは2007年の1月。そのとき、仙台で卓球を始めたばかりの張本はまだ就学前の4歳児であった。
ジュニアと一般の王者の対決は、最後まで気迫のプレーで攻めきった張本に軍配。全日本の頂点に立った。「中国の選手と比べて遜色ない」試合後、水谷が感服する程の成長をみせた恐るべき14歳。日本卓球の新たな時代を予感させた。
閉じる
U-23代表、ベスト8で散る…2020へ向けて(1月20日)
中国の江陰で行われているAFC・U-23選手権で準々決勝に進んだ日本代表は19日、ウズベキスタンと対戦した。
試合は前半からウズベキスタンの猛攻に遭い、31分に先制ゴールを許してしまう。さらにその直後にも一瞬の隙を突かれ、バックパスを奪われて追加点を許す。こうなると負の連鎖が止まらない。39分にはウズベクのMFヤフシボエフに3点目を喫して前半は0-3で終了した。
流れを変えるべく森保一監督は2枚の交代カードを切る。...
全部読む
中国の江陰で行われているAFC・U-23選手権で準々決勝に進んだ日本代表は19日、ウズベキスタンと対戦した。
試合は前半からウズベキスタンの猛攻に遭い、31分に先制ゴールを許してしまう。さらにその直後にも一瞬の隙を突かれ、バックパスを奪われて追加点を許す。こうなると負の連鎖が止まらない。39分にはウズベクのMFヤフシボエフに3点目を喫して前半は0-3で終了した。
流れを変えるべく森保一監督は2枚の交代カードを切る。後半からは3日前の北朝鮮戦でゴールを決めた旗手怜央(順天堂大)と、コンサドーレの三好康児を投入。だが、無情にも後半開始早々に、再びヤフシボエフにこの日2ゴールとなる4点目を献上。これで完全に勝負ありだった。その後も決定機を作ることができず0-4で敗戦。ベスト8で大会を去ることとなった。
今大会は2020東京五輪を睨み、あえて2年後の主力となる21歳以下のメンバーで挑んだ森保ジャパン。ウズベキスタンは昨年12月、初陣となったM-150CUP2017の決勝でPK戦の末に敗れた相手。それだけに好勝負が期待されたが、残念ながら雪辱を果たすことは出来ず、思わぬ大敗となってしまった。
2年後を見据えた布陣ではあったが、「リーグ戦で疲弊している選手は選考から外した(森保監督)」ということで、今回は昨年5月に大けがを負ったU-20のエース小川航基(ジュビロ)や、昨年J最年少ゴールを決めたFC東京・久保建英は招集されていなかった。小川は怪我から復帰。久保も今季は更なる成長が期待される。2020TOKYOに向け飛躍に期待したい。
閉じる
「スポーツの神様」内の検索