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安打製造機再び・青木宣親、古巣へ電撃復帰!(1月31日)
プロ野球・東京ヤクルトスワローズが現役メジャーリーガーを獲得することが明らかになった。昨シーズン110試合出場、MLB通算774安打という実績は申し分ない。その野手こそ誰あろう、かつて燕軍団のリードオフマン・首位打者3回獲得の安打製造機・青木宣親である。
昨年は青木にとって目まぐるしく環境の変化したシーズンだった。6月には史上7人目となる日米通算2000本安打を達成。充実のメジャー6年目となるかに思われたが、7月に交換トレードでアストロズからブルージェイズに移籍。...
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プロ野球・東京ヤクルトスワローズが現役メジャーリーガーを獲得することが明らかになった。昨シーズン110試合出場、MLB通算774安打という実績は申し分ない。その野手こそ誰あろう、かつて燕軍団のリードオフマン・首位打者3回獲得の安打製造機・青木宣親である。
昨年は青木にとって目まぐるしく環境の変化したシーズンだった。6月には史上7人目となる日米通算2000本安打を達成。充実のメジャー6年目となるかに思われたが、7月に交換トレードでアストロズからブルージェイズに移籍。出場機会は大幅に減り、その後9月にはメジャー契約の40人枠から外され、自身7つ目の所属球団・ニューヨークメッツに入団するもチャンスには恵まれなかった。オフに自由契約となり、新たな移籍先を交渉していたが進展がなく、7年ぶりの日本球界復帰の道を選ぶこととなった。青木は以前から「日本でやるならヤクルト」と古巣への愛着を明言しており、小川淳司監督も「戦力として考えられるし、期待感は高まる」と歓迎。3年で10億円の契約、背番号はヤクルトで新人のときから6年間つけていた「23」になる見込みだという。
青木は今月誕生日を迎えたばかりで36歳となった。どうしても年齢的な衰えは否めないが、昨年は自身3度目となるWBCにも出場。MLBの両リーグ全地区に所属した初めての日本人選手でもあり、その豊富な経験はチーム再建を目指すスワローズにとって貴重な存在となるだろう。近く正式契約を結び沖縄・浦添市での春季キャンプに合流する見込みだ。日本に帰ってきた“大物メジャーリーガー”の活躍に期待したい。
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渡部暁斗、平昌への弾みとなるW杯3連勝!(1月30日)
オーストリアで行われたノルディックスキーW杯複合で、日本のエース・渡部暁斗が優勝を果たし今シーズンの勝利数を4勝まで伸ばした。「今週全てのパフォーマンスを上手く調整できて本当にうれしい。本当に信じられないです(渡部)」日本勢の3連勝は荻原健司以来23シーズンぶりのこと。3日間連続で行われる“トリプル“で3連勝したのは史上2人目の快挙だった。
まず27日に行われた第10戦では後半のクロスカントリーで21秒差を逆転。...
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オーストリアで行われたノルディックスキーW杯複合で、日本のエース・渡部暁斗が優勝を果たし今シーズンの勝利数を4勝まで伸ばした。「今週全てのパフォーマンスを上手く調整できて本当にうれしい。本当に信じられないです(渡部)」日本勢の3連勝は荻原健司以来23シーズンぶりのこと。3日間連続で行われる“トリプル“で3連勝したのは史上2人目の快挙だった。
まず27日に行われた第10戦では後半のクロスカントリーで21秒差を逆転。続く第11戦は最長不倒の106mをマークし、そのまま逃げ切った。圧巻だったのは29日行われた第12戦。ジャンプで2本ともK点越えを決めてクロスカントリーで2位に48秒ものタイム差をつけると、2位に1分以上をつける独走で圧勝。自身初となる3連勝を決めた。これで個人総合でもトップに立ち、今週末、地元・長野の白馬で開かれる五輪前最後のW杯に出場することとなっている。三連戦の疲れを癒す間もなく、現地時間の翌朝8時には日本へとUターンする。
一方、スロベニアではスキージャンプ女子の高梨沙羅が、W杯個人第9戦・第10戦に出場。9戦は3位と健闘。10戦は4位に終わったが、1位イラシュコとの差は今季最少の5.8点差で、本人は手応えを感じているようだ。「混戦の中で試合ができたので、五輪でも同じような試合になると思いますし、収穫の多かった良い経験ができた試合かなと思います」一方、伊藤有希は11位と7位と振るわなかったものの、第8戦では3位の高梨を抑え、今季最高の2位に食い込んでいる。開始まで秒読みとなった平昌五輪。ノルディック複合は14日からジャンプが開始。ジャンプ女子は12日の深夜の開始だ。
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逆境からの復活劇!・栃ノ心、感動の平幕優勝(1月29日)
「本当に応援ありがとうございます」「本当に幸せです」本当に、という言葉を何度も繰り返した大相撲前頭三枚目・栃ノ心。千秋楽では後半戦最初の取組で実力者・遠藤と対戦。今場所見せ続けた力強い相撲で押し出し、見事14勝1敗で締めくくり初優勝に花を添えた。
グルジアから来日し、わずか2年・13場所での新入幕というスピード出世を果たした栃ノ心。小結にまで昇進し、琴欧洲以来の欧州出身大関も視野に入ってきた平成25年名古屋場所、悲劇が訪れる。...
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「本当に応援ありがとうございます」「本当に幸せです」本当に、という言葉を何度も繰り返した大相撲前頭三枚目・栃ノ心。千秋楽では後半戦最初の取組で実力者・遠藤と対戦。今場所見せ続けた力強い相撲で押し出し、見事14勝1敗で締めくくり初優勝に花を添えた。
グルジアから来日し、わずか2年・13場所での新入幕というスピード出世を果たした栃ノ心。小結にまで昇進し、琴欧洲以来の欧州出身大関も視野に入ってきた平成25年名古屋場所、悲劇が訪れる。取組中に相手を吊り出した時に右ひざの十字靱帯断裂、右膝内側側副靱帯断裂という重傷を負ってしまったのだ。胸を合わせた強烈な寄りや吊り技は足腰に多大な負荷を与えていたのだろう。後遺症は深刻で三場所連続の休場。番付は幕下55枚目まで落ちた。
だが、そのどん底から栃ノ心は這い上がって見せる。二場所連続で十両優勝を決めて再入幕。ちょうど母国グルジアがジョージアと国名表記を改めたのと時を同じくして、幕内での番付をぐんぐんと上げていく。そして、初土俵から58場所目での賜杯獲得。史上4番目という時間をかけ、頂点に上り詰めたのだった。平幕力士の優勝は、平成24年夏場所の旭天鵬(モンゴル出身・日本国籍)以来6年ぶりのこととなる。
この優勝で栃ノ心は三賞もW獲得(殊勲賞・技能賞)。敢闘賞はともに新入幕の阿炎、竜電というフレッシュな顔ぶれが受賞した。実はこの竜電も将来を嘱望されながら、幾度も大きな骨折を負い、苦しんだ経験を持つ。挫折を味わい逆境を乗り越えて掴んだ栄冠。今場所も多くの休場者が出た。この両名の復活劇は再起を期す力士たちにとって大きな励みとなることだろう。
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【速報】日本勢躍動!四大陸選手権表彰台独占(1月27日)
平昌オリンピック前、フィギュアスケートの最後のビックイベント「四大陸選手権」。ヨーロッパ地域以外の国々による氷上の熱き戦いがいま、台湾で行われている。
26日の女子フリーの演技で最後に登場した日本勢3人のトップバッターは坂本花織だ。SPでは宮原知子と0.4ポイントの2位。フリーの演技では全てのジャンプを成功させ、合計214.21点をマーク。自己ベストを更新した。3大会連続の210点台で好調さを示した。...
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平昌オリンピック前、フィギュアスケートの最後のビックイベント「四大陸選手権」。ヨーロッパ地域以外の国々による氷上の熱き戦いがいま、台湾で行われている。
26日の女子フリーの演技で最後に登場した日本勢3人のトップバッターは坂本花織だ。SPでは宮原知子と0.4ポイントの2位。フリーの演技では全てのジャンプを成功させ、合計214.21点をマーク。自己ベストを更新した。3大会連続の210点台で好調さを示した。
2番手は昨年の大会女王・三原舞依。今季は不振が続き、本来のパフォーマンスがなかなか発揮できずにいた彼女。逆転での平昌行きを狙った全日本選手権では5位に終わり、オリンピック代表の座には手が届かなかった。しかし、この日の演技はノーミスのほぼ完ぺきな内容。こちらもシーズンベストを更新して、キス&クライでは大親友の坂本と喜びを分かち合った。
大トリを務めたのは日本女子のエース・宮原知子。左足の炎症による痛みを抱えながらもSPではトップをキープ。フリーでは最後の3回転サルコウで軸がずれ転倒してしまったが、表現力は群を抜いていた。最終結果は坂本が逆転で初優勝。三原が2位に入り、宮原は3位と日本勢が1・2・3フィニッシュに。5大会ぶりの表彰台独占となった。2週間後に迫った平昌に向けて弾みをつけた格好だ。前日にはアイスダンスで村元哉中&クリス・リード組が3位。日本勢として初めての表彰台という快挙を成し遂げた。オリンピックでも活躍が期待できそうだ。
27日には男子のフリーが行われる。SP1位の宇野晶麿と僅差で追う中国のボーヤン・ジンとの対決が控える。こちらからも目が離せない。
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初場所も終盤戦・優勝争いの陰でまたしても…(1月26日)
一連の不祥事後に始まった大相撲初場所も終盤戦を迎えた。白鵬、稀勢の里両横綱が途中休場となるなか、優勝争いを先導したのは一人横綱の鶴竜。進退のかかる場所で序盤から十連勝し、引退説を一掃する復活を見せたが11日目から連敗。一躍トップに躍り出たのは平幕の栃ノ心だ。大きな怪我から復活し、持ち前の強力な腕力が戻ってきた。優勝争いはほぼこの二人に絞られたといっても過言ではないだろう。結局今場所も活躍が目立つのは外国出身力士。...
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一連の不祥事後に始まった大相撲初場所も終盤戦を迎えた。白鵬、稀勢の里両横綱が途中休場となるなか、優勝争いを先導したのは一人横綱の鶴竜。進退のかかる場所で序盤から十連勝し、引退説を一掃する復活を見せたが11日目から連敗。一躍トップに躍り出たのは平幕の栃ノ心だ。大きな怪我から復活し、持ち前の強力な腕力が戻ってきた。優勝争いはほぼこの二人に絞られたといっても過言ではないだろう。結局今場所も活躍が目立つのは外国出身力士。日本人力士には一層の奮起を期待したいところである。
一方で、新たな暴行事件についての報道も。2014年9月に、春日野部屋所属力士(当時)が弟弟子を殴り、顎の骨折で全治1年6ヵ月の重傷を負わせ、傷害罪での有罪判決が確定していたことが判明。当事者は共にすでに引退して角界を離れているが、昨年3月には被害者側が損害賠償を求めて、東京地裁に春日野親方と加害者の兄弟子を提訴した。被害者の元弟弟子は現在も味覚消失など後遺症が残っているという。
春日野親方は協会理事で現在広報部長などを務めている。この事件では不起訴処分になったとはいえ、協会のコンプライアンス上の姿勢が問われるところだろう。さらに春日野親方は2011年に弟子をゴルフクラブで殴打し、けがを負わせたとして警視庁の事情聴取を受けた経緯もあった。そしてその時に被害に遭ったのが、いま初優勝に向けて邁進している栃ノ心である。
信頼回復が問われる場所で、各力士は本当に真摯に相撲に取り組み、近年ない充実した土俵が続いていると感じる。折角の白熱した優勝争いに水を差すようなことにならないよう、協会の不断の改革が求められる。
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