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日本選手団、平昌へ続々到着・競技日程をチェック(2月6日)
いよいよ3日後に開幕する平昌五輪。すでに4日には132人の日本選手団が韓国に到着している。日本勢のメダルが期待される注目競技を中心に18日間の日程について確認してみよう。
スキージャンプ男子陣も5日、韓国に向け出発した。冬季五輪出場最多8回目の葛西紀明は空港で「韓国料理を食べたい」と第一声。やはり狙うのはただ一つだ。「目標は毎回同じ。金メダルを獲りたいという気持ちです」45歳のレジェンドは、マイナス10度以下の極寒の気候が予想されている9日夜の開会式で旗手の大役を果たす。...
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いよいよ3日後に開幕する平昌五輪。すでに4日には132人の日本選手団が韓国に到着している。日本勢のメダルが期待される注目競技を中心に18日間の日程について確認してみよう。
スキージャンプ男子陣も5日、韓国に向け出発した。冬季五輪出場最多8回目の葛西紀明は空港で「韓国料理を食べたい」と第一声。やはり狙うのはただ一つだ。「目標は毎回同じ。金メダルを獲りたいという気持ちです」45歳のレジェンドは、マイナス10度以下の極寒の気候が予想されている9日夜の開会式で旗手の大役を果たす。防寒対策はばっちりとのことで、「日本の選手みんなが最高のパフォーマンスを出せるようにボクも旗を振ってエールを送りたい」と意気込みを語ってくれた。
開会式の前日の8日夜8時から男子のジャンプ個人・ノーマルヒルが各競技の先陣を切ってスタートする。
最もメダルへの期待が高まっているスピードスケート日本代表も試合会場で初練習を行った。およそ30分の調整で短距離のエース小平奈緒は「動きをコントロールしやすい氷だなと感じた」と好感触。「ずっと滑っていたいくらい」と笑顔を見せた。一方、中・長距離と団体パシュートで金メダルが期待される高木美帆は「自分の感じがあまり良くなかった」としながらも、氷の感触を「もうちょっと自分の体が戻ってきたときにもっと強く感じると思う」と印象を語った。
スピードスケートは10日から女子3000mが始まり、18日が女子500mの決勝の予定だ。ほかにもフィギュアスケート男子単が16日(SP)、17日(フリー)。女子は21日(SP)、23日(フリー)と控えている。テレビの前から離れられない夜が続きそうだ。
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ウチナンチュー(沖縄出身)の若き世界王者・比嘉大吾(2月5日)
沖縄の夜が熱く燃えた。那覇市の奥武山公園にある沖縄県立武道館で行われたプロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ。地元・沖縄の浦添市出身の若きチャンピオンが、豪快なKO防衛で故郷に凱旋を果たした。
前回沖縄でボクシング世界戦が行われたのは1981年のこと。それは沖縄が生んだ英雄・具志堅用高の14度目の防衛戦。無敗のカンムリワシがまさかのKO負けを喫し、引退に追い込まれた最後の試合だった。...
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沖縄の夜が熱く燃えた。那覇市の奥武山公園にある沖縄県立武道館で行われたプロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ。地元・沖縄の浦添市出身の若きチャンピオンが、豪快なKO防衛で故郷に凱旋を果たした。
前回沖縄でボクシング世界戦が行われたのは1981年のこと。それは沖縄が生んだ英雄・具志堅用高の14度目の防衛戦。無敗のカンムリワシがまさかのKO負けを喫し、引退に追い込まれた最後の試合だった。実は今回リングに上がった王者・比嘉大吾は具志堅の愛弟子である。挑戦者は元世界王者のフェンテス。3階級制覇を狙う強敵を相手に比嘉は試合開始と同時に積極的に攻めかかり、1R2分32秒・ノックアウト勝ちで2度目の防衛に成功。師匠が勝てなかった沖縄の地で37年ぶりに雪辱を果たしてみせた。沖縄県内では過去3回世界戦が行われたが、日本人ボクサーの勝利はこれが初めてのこと。また、比嘉はこれでデビューからの15連続KO勝利で日本タイ記録となった。
これまで具志堅をはじめ渡嘉敷勝男、浜田剛史、平仲明信らの世界王者を輩出してきた沖縄県。比嘉は四半世紀ぶりとなるウチナンチュー・チャンプだ。トランクスとグローブはド派手なピンク。試合後に自分のことを「倒すと言って試合に臨んできたので…やっぱ、かっこいいなと思いました」と笑わす茶目っ気のある明るいキャラクターも好感が持てる。常日頃から、人気のあるチャンピオン、価値のあるチャンピオンを身上とする沖縄の星。「特別なチャンピオンになるためにもKO勝ちを続けます」その言葉が実現する日も遠くない。
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相撲協会注目の選挙終わる・改革待ったなし(2月3日)
かつて日本相撲協会の理事候補選挙がこれほど連日メディアで取り上げられたことはなかったのではないか。定員10人に対して、11人が立候補して行われた選挙は投票の結果、貴乃花親方の落選という結果に終わった。
かつて日本相撲協会の理事は2年の任期。かつてその選出は無投票で決定するのが通例だった。角界には「一門」と呼ばれる各部屋の派閥が存在し、そのなかで親方株の譲渡も行われる。それぞれの一門で事前に調整をしていたため、理事の選出もすんなり決定していた(これは理事長選出も同様)長い相撲の歴史で選挙が行われ始めてからは、まだ僅か20年に過ぎない。...
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かつて日本相撲協会の理事候補選挙がこれほど連日メディアで取り上げられたことはなかったのではないか。定員10人に対して、11人が立候補して行われた選挙は投票の結果、貴乃花親方の落選という結果に終わった。
かつて日本相撲協会の理事は2年の任期。かつてその選出は無投票で決定するのが通例だった。角界には「一門」と呼ばれる各部屋の派閥が存在し、そのなかで親方株の譲渡も行われる。それぞれの一門で事前に調整をしていたため、理事の選出もすんなり決定していた(これは理事長選出も同様)長い相撲の歴史で選挙が行われ始めてからは、まだ僅か20年に過ぎない。2014年に公益財団法人への移行に伴い、選挙では“理事候補“を選出し、その後の評議員会で正式に理事に任命するという形をとっている。
今回、貴乃花親方が当選していても、理事からの降格処分を下したばかりの評議員会で果たしてどのような判断をしていたかは断定できないだろう。なお、同日に行われた副理事選では、錣山親方(元・寺尾)が選に漏れている。錣山部屋は現在無所属でどこの一門にも加わっていないが、錣山親方自身は貴乃花親方に近いとされていた。そのことから一部には“貴乃花派“の求心力の減少を指摘する声もあがっている。
今回の協会内紛に対しては様々な分析が飛び交っているが、これを以て改革が進むとか停滞するとかいう分析は余り意味を成さぬように感じる。いま求められているのは暴行や不祥事の根絶であり、それが組織の人間関係とか親方の人格などに左右されてはならない筈だ。協会一丸となり、ガチンコで問題に取り組んで欲しい。
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厳寒を吹き飛ばす球春・プロ野球キャンプイン(2月2日)
列島各地で厳しい冷え込みが続き、近畿から関東にかけても再び広範囲で降雪が予想されているこの週末。そんな気候とは裏腹に、プロ野球では九州・沖縄地方でキャンプインが始まった。いよいよ2018球春の到来である。
今季のキャンプ地は宮崎県内が昨シーズンの覇者・ホークスほか5球団。カープやジャイアンツ、ライオンズなどは沖縄や高知などにも一軍メンバーを分散している。ホークスは2年ぶりに宮崎に戻ってきた。...
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列島各地で厳しい冷え込みが続き、近畿から関東にかけても再び広範囲で降雪が予想されているこの週末。そんな気候とは裏腹に、プロ野球では九州・沖縄地方でキャンプインが始まった。いよいよ2018球春の到来である。
今季のキャンプ地は宮崎県内が昨シーズンの覇者・ホークスほか5球団。カープやジャイアンツ、ライオンズなどは沖縄や高知などにも一軍メンバーを分散している。ホークスは2年ぶりに宮崎に戻ってきた。31日には市民5万人が歓迎パレードに集結。さらに宮崎県庁近くの特設ステージでは、歓迎セレモニーが行われるという賑々しいスタートとなった。工藤公康監督は「宮崎で1年戦える体づくりをして、もう一度心を1つにして日本一を目指します」と誓う。
セリーグを連覇したカープも宮崎に到着。こちらも熱烈な歓迎を受け、緒方孝市監督が宮崎空港で花束を手渡された。翌1日、キャンプ地の日南市は雨模様。12球団屈指の練習量を誇るカープも室内での初日となった。16日からは沖縄市での2次キャンプへと移動する予定だ。
沖縄に陣を構えるのはベイスターズ、タイガース、イーグルスほか8球団に上る。かつては春季キャンプといえば九州が定番だったが、2月の平均気温が17度の温暖な沖縄地方に人気が集中している。沖縄県内で初めてキャンプを行ったのは1979年のファイターズだった。そのファイターズは今年もアメリカ・アリゾナ州で一足早くキャンプをスタートさせている。ビッグルーキー清宮幸太郎も新人唯一の一軍キャンプで調整を図る。列島に寒さを吹き飛ばす選手たちの熱い球音が届くことを期待したい。
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角界に新たな期待のホープ誕生・貴公俊と炎鵬(2月1日)
大相撲にまた新しい世代が台頭してきた。31日午前11時から番付編成会議が行われ、二名の新十両力士が誕生することとなった。
まず一人目は初場所で5勝2敗の好成績を上げた幕下七枚目の貴乃花部屋・貴公俊(たかよしとし)。貴乃花部屋からは4人目の関取だが、昨年新十両の双子の弟・貴源治も今場所勝ち越しており角界初の双子関取が実現した。ともに20歳という若さ。「嬉しいのが三割で来場所から(取組数が)十五日間になるので今までよりも頑張らなくちゃなっていう気持ちがあります」と昇進記者会見でも初々しい表情を見せていた。...
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大相撲にまた新しい世代が台頭してきた。31日午前11時から番付編成会議が行われ、二名の新十両力士が誕生することとなった。
まず一人目は初場所で5勝2敗の好成績を上げた幕下七枚目の貴乃花部屋・貴公俊(たかよしとし)。貴乃花部屋からは4人目の関取だが、昨年新十両の双子の弟・貴源治も今場所勝ち越しており角界初の双子関取が実現した。ともに20歳という若さ。「嬉しいのが三割で来場所から(取組数が)十五日間になるので今までよりも頑張らなくちゃなっていう気持ちがあります」と昇進記者会見でも初々しい表情を見せていた。
同席した貴乃花親方も「相撲未経験で入門して五年でよく上がれたなというのが第一印象です」と、久々に記者団の前で笑顔を綻ばせた。中学時代は、バスケットボールで茨城選抜に選ばれ、全国3位に入った経歴を持つ貴公俊。どんな力士に育ってほしいかとの質問に親方は、昔の関取衆が何十番も稽古をしていた伝統に触れ、そこを目指してほしいと期待を込めた。
もう一人の新入幕は・幕下6枚目の炎鵬(えんほう)。世界ジュニア相撲選手権軽量級で2連覇の輝かしい実績を持つ23歳。横綱・白鵬の内弟子として宮城野部屋に入門し、初土俵からは21連勝も記録した。初土俵から6場所での昇進は年6場所制となった1958年以降では最速タイのスピード出世となる。懐に入って繰り出すキレのある下手捻りには定評がある。
185cm143㎏の貴公俊に比べ、炎鵬は身長169㎝体重94㎏と関取では最軽量。この初場所での対戦では貴公俊が勝利している。対照的な新星の今後の活躍が楽しみだ。
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