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ダルビッシュ移籍先決定・他の日本人選手は…(2月12日)
日本を代表する大型右腕の去就がようやく決定した。MLB・ドジャースを自由契約になり、今シーズンの所属先を探していたダルビッシュ有投手の新天地は、シカゴ・カブスとなる。複数の米メディアによると6年・1億2600万ドル+出来高(総額約163億2000万円)での契約で合意したとのこと。今後、メディカルチェックを経て、近日中には正式契約の見通しだ(正式な日時は未定)。
昨季はワールドシリーズ最終戦で先発を果たしたダルビッシュは現在31歳。...
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日本を代表する大型右腕の去就がようやく決定した。MLB・ドジャースを自由契約になり、今シーズンの所属先を探していたダルビッシュ有投手の新天地は、シカゴ・カブスとなる。複数の米メディアによると6年・1億2600万ドル+出来高(総額約163億2000万円)での契約で合意したとのこと。今後、メディカルチェックを経て、近日中には正式契約の見通しだ(正式な日時は未定)。
昨季はワールドシリーズ最終戦で先発を果たしたダルビッシュは現在31歳。37歳までの長期契約となったことは期待の高さの表れだろう。カブスは2016年のWSチャンピオン。昨年もナショナルリーグ中地区で優勝を果たし、リーグチャンピオンシップシリーズに進出している。先発での活躍が期待できそうだ。
このストーブリーグは今年のオフにFA予定のビッグネームが多いことなどから各球団とも新戦力の獲得に二の足を踏み、稀にみる停滞状況となった。その煽りを受け日本人選手も移籍先の決まらない状態が続いている。キャンプインにもかかわらず、11月にマーリンズを退団したイチローの移籍先もまだ定まっていない。
今回ダルビッシュを獲得するカブスから昨年末FAしている上原浩治もまだ契約球団を探している最中だ。今年43歳になる上原。昨年はシーズンを通し中継ぎとして49試合に登板していぶし銀の存在感を示したが、もしこのまま獲得に手を挙げる球団がなければ最悪引退という可能性もある。日米通算134勝、128セーブのベテラン。まだまだ実力はメジャー級の折り紙つきだ。その雄姿を見続けたいが…。
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平昌五輪開会式・日本の入場行進で初の試み(2月10日)
標高約700メートルの平昌郡は、韓国内で最も寒冷の気候地帯である。8日の平昌五輪スタジアム内の気温は氷点下。予想最低気温はー19度と予想されていた。まさに “史上最も極寒の地での五輪開会式”。平昌オリンピック開会式は冬季五輪史上最多史上最多92の国と地域の参加する華やかなものとなった。
韓国選手団と北朝鮮選手団は合同入場行進で統一旗を掲げ、観客の大きな声援に応えた。ドーピング問題で個人資格での参加となったロシアの選手たちはオリンピック旗での入場を行い笑顔を見せた。...
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標高約700メートルの平昌郡は、韓国内で最も寒冷の気候地帯である。8日の平昌五輪スタジアム内の気温は氷点下。予想最低気温はー19度と予想されていた。まさに “史上最も極寒の地での五輪開会式”。平昌オリンピック開会式は冬季五輪史上最多史上最多92の国と地域の参加する華やかなものとなった。
韓国選手団と北朝鮮選手団は合同入場行進で統一旗を掲げ、観客の大きな声援に応えた。ドーピング問題で個人資格での参加となったロシアの選手たちはオリンピック旗での入場を行い笑顔を見せた。そして日本選手団は前日にジャンプノーマルヒルの予選を突破したばかりの葛西紀明が日本国旗を大きく振って先導していく。今回の平昌五輪では史上初めての試みがあった。実は選手団が役員の前を行進したのはこれが初めてのことなのである。これはリオ五輪の入場行進で大人数の役員が先に行進し、選手団がその後ろになったことに批判が集中したことに配慮したものだ。長年の慣例となっていたものだが、選手を先にしてほしいという要望は以前からあったもので、これが改められたことは歓迎したい。そもそも日本は選手団に占める役員数の偏重が指摘されてきた。前回ソチ五輪の選手団では選手の総数が113人に対して、役員が135人もいるという逆転現象も起きている。
ウインタースポーツはスポンサー集めもままならず、選手らは遠征費を稼ぐのにも涙ぐましい苦労をしている。五輪でメダルを獲得すれば協会などから報奨金も出るが、その前にはまず選手の練習環境を支え、待遇を整えることが不可欠である。たかが入場行進の順序というなかれ。これが“アスリートファースト”への意識改革の第一歩になってくれることを祈りたい。
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貴乃花親方インタビューと再発防止検討委員会(2月9日)
テレビ朝日が7日夜放送した貴乃花親方の独占インタビュー番組。平均視聴率は同時間帯の民放中で最高となる13・6%を記録したことが分かった。日馬富士の暴行問題発覚以降、メディアの前で事件について頑ななまでに沈黙を守り続けてきた貴乃花親方が何を語るのか?世間ではかなり関心が高かったようだ。インタビューでは「協会に事件を先に報告しなかった理由」「メディアの前で発言を行わなかった理由」などに答えた。その言い分には賛否が分かれるところだろうが、親方が「協会に不信感を持っている」と明言したことが印象的だった。...
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テレビ朝日が7日夜放送した貴乃花親方の独占インタビュー番組。平均視聴率は同時間帯の民放中で最高となる13・6%を記録したことが分かった。日馬富士の暴行問題発覚以降、メディアの前で事件について頑ななまでに沈黙を守り続けてきた貴乃花親方が何を語るのか?世間ではかなり関心が高かったようだ。インタビューでは「協会に事件を先に報告しなかった理由」「メディアの前で発言を行わなかった理由」などに答えた。その言い分には賛否が分かれるところだろうが、親方が「協会に不信感を持っている」と明言したことが印象的だった。
8日、相次ぐ暴力事件を受け相撲協会が設置した再発防止検討委員会が初会合を開いた。会合後の会見では同委員会が親方や力士を含めた全900人から実態把握に向けて直接聞き取りを行うことが発表された。引き続き9日も第2回の会合が開かれる。委員会メンバーは法曹界やスポーツ界の外部の有識者4人で構成されているが、集めた情報は協会に伝えず、再発防止策の提言に反映させるという。
元検事総長の但木敬一委員長は「実情を把握することが第一」とし、委員会から協会に対して懲戒を請求することはしないようだ。暴行問題については過去の事案も複数明らかになってきており、この調査で新たな重大案件が公表されれば更に論議を呼ぶかもしれない。それ以外にも追突事故を起こしたとされる十両の大砂嵐が今週書類送検されている。暴行問題だけでなく、各部屋に未だ隠ぺい体質が蔓延っているとすれば由々しき事態である。協会のみならず、親方衆にも説明責任と透明性が強く求められるところだ。調査の進展と協会の対応に注目したい。
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プロ野球キャンプ・復活を誓う各球団注目選手(2月8日)
列島は日本海側の大雪などまだまだ春の訪れは遠そうだが、プロ野球のキャンプ地では球春もたけなわ。今回は先日のキャンプインの話題で取り上げられなかったチームを見てみよう。
チーム再建に挑む東京ヤクルトスワローズ。注目は7年ぶり日本球界に復帰した青木宣親だ。6日の入団記者会見ではルーキー時代に付けていた背番号「23」を披露。「新人の入団会見みたい」とはにかんだ36歳のオールドルーキーは「やり残したことはヤクルトで優勝すること」と強い決意でシーズンに挑む。...
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列島は日本海側の大雪などまだまだ春の訪れは遠そうだが、プロ野球のキャンプ地では球春もたけなわ。今回は先日のキャンプインの話題で取り上げられなかったチームを見てみよう。
チーム再建に挑む東京ヤクルトスワローズ。注目は7年ぶり日本球界に復帰した青木宣親だ。6日の入団記者会見ではルーキー時代に付けていた背番号「23」を披露。「新人の入団会見みたい」とはにかんだ36歳のオールドルーキーは「やり残したことはヤクルトで優勝すること」と強い決意でシーズンに挑む。ともに黄金期を支えた宮本慎也新ヘッドコーチのもと、厳しい練習が続く燕軍団の逆襲が始まろうとしている。
一方で昨シーズン球団史上初めてクライマックスシリーズ進出を逃した読売ジャイアンツの宮崎キャンプには頼もしい助っ人が。2年ぶりに臨時コーチとして参加中の松井秀喜が小林誠司に徹底的に個人指導を行った。正捕手の打撃開眼はV奪還の必須条件。飛躍に期待したい。
一方で残念なニュースが飛び込んできたのは埼玉西武ライオンズ。二軍の高知キャンプに参加中の2年目・今井達也投手(19)が、先月埼玉県内で自主トレ中に喫煙をしていたことが判明。厳重注意処分を受け、4月末まで対外試合への出場停止処分となった。今井は一昨年のドラフト1位ルーキー。16年夏の甲子園ではMAX152キロをマーク。作新学園に54年ぶりの全国制覇をもたらした。ライオンズは高卒投手の育成に力を入れており、菊池雄星や高橋光成など若い投手が先発ローテを支えている。今井も将来を期待される若獅子だけに、これを教訓に模範となる選手に成長してもらいたい。
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羽生結弦の決断・66年ぶり五輪連覇への飛翔(2月7日)
平昌五輪に向けて調整中のフィギュアスケート・羽生結弦の最新情報が入ってきた。6日、会見に応じたブライアンオーサーコーチによると、ケガの痛みはほぼなく、練習では4回転ジャンプも跳んでいるという。
現在フィギュア界で実現されている4回転ジャンプには5つの種類がある。そのなかでも最高難度の一つなのが「ルッツ」だ。まだトップスケーターの中でも習得している選手が少ないこの大技。羽生は去年10月にロシアでの国際大会で初めて成功させた。...
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平昌五輪に向けて調整中のフィギュアスケート・羽生結弦の最新情報が入ってきた。6日、会見に応じたブライアンオーサーコーチによると、ケガの痛みはほぼなく、練習では4回転ジャンプも跳んでいるという。
現在フィギュア界で実現されている4回転ジャンプには5つの種類がある。そのなかでも最高難度の一つなのが「ルッツ」だ。まだトップスケーターの中でも習得している選手が少ないこの大技。羽生は去年10月にロシアでの国際大会で初めて成功させた。だが、翌11月のNHK杯の練習中、4回転ルッツ(4Lz)の着氷で転倒。右足関節外側靱帯損傷の重傷を負ってしまった。その後、腱と骨にも炎症が見つかりリハビリが長引いていたが、年明けから氷上練習を再開し、慎重に平昌への準備を進めていた。
注目されていたのはプログラムに4Lzを組み込むかどうか。男子フィギュア66年ぶりの五輪連覇。その実現のためにも4Lzの高い基礎点は魅力的である。現在のトップ選手はフリーで4~5本の4回転ジャンプを入れた演技構成にしている。4大陸選手権で優勝した金博洋(ボーヤン・ジン)は世界で唯一4Lzと3トーループのコンビネーションを決める。ネイサン・チェンは5種類の4回転全てを演技に入れている。だが、羽生はこの最高難易技をあえて封印する決断をした。残る4種類の4回転のうち「フリップ」以外の3種での構成を考えているようだ。
復帰戦の大舞台。果たして羽生は連覇を達成できるのだろうか?オーサーコーチは記者団に笑顔でこう答えた。「もちろん。羽生選手を見くびらないでください」。決戦の幕は9日後に開く。
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