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W杯まで1か月・代表選考に見えた西野カラー(5月19日)
ロシアワールドカップ開幕まであと26日。今月30日に行われるW杯前国内最後の試合・ガーナ戦の日本代表メンバー27名が発表された。あのハリルホジッチ前監督の電撃解任からまだ1か月ほどしか経っていないが、西野朗新監督初の選手選びは如何なるものだっただろうか?
今回の招集メンバーでのサプライズは3年ぶりの選出となったサンフレッチェ広島・青山敏弘だ。現在広島はリーグ戦の首位を独走中。青山は開幕からここまで全試合に出場している。...
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ロシアワールドカップ開幕まであと26日。今月30日に行われるW杯前国内最後の試合・ガーナ戦の日本代表メンバー27名が発表された。あのハリルホジッチ前監督の電撃解任からまだ1か月ほどしか経っていないが、西野朗新監督初の選手選びは如何なるものだっただろうか?
今回の招集メンバーでのサプライズは3年ぶりの選出となったサンフレッチェ広島・青山敏弘だ。現在広島はリーグ戦の首位を独走中。青山は開幕からここまで全試合に出場している。「今のチーム事情は彼が作っていると言っても過言ではない(西野監督)」と新指揮官から高い評価を得た。ちなみに今回の代表には青山も含め10名の選手がJリーグクラブから選出された。
また、3月の遠征で代表を外れた岡崎慎司や、長谷部誠が復帰。その一方昨年Aマッチに9試合に出場したFW久保裕也(ヘント)や、3月に日本代表デビューを飾った中島翔哉(ポルティモネンセ)の名前は無かった。ガーナ戦後の31日にはいよいよ代表23選手が発表となる。「基本的には今回の27人の中から、という考え(西野監督)」との方針ではあるが、所属クラブがプレーオフ中で招集が見送られた久保は監督が追加招集の可能性を示唆したので、まだ最終メンバー入りの可能性は残されているようだ。
一方で、中島のW杯出場はかなり厳しくなった。初招集で臨んだマリ戦でいきなりゴールを奪い鮮烈な印象を残しただけに、サポーター内からは惜しむ声も多く聞かれている。全体的には実績に重きを置いた感のある選手選考。試合運びでは如何に辣腕を振るってくれるのだろう。ガーナ戦の西野采配に期待したい。
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五月場所序盤戦・絶好調、栃ノ心と遠藤の成長(5月18日)
大相撲五月場所は五日目を終えた。ここまで全勝は白鵬、栃ノ心、正代。この3人らを中心に序盤戦の土俵を振り返ってみよう。
まず休場明けの横綱・白鵬。初場所は六日目で途中休場。春場所も全休して臨んだ今場所。御嶽海戦などでは体勢を崩し若干危ない場面も見られたが、復調ぶりをうかがわせている。数々の記録を打ち立てて来た大横綱もここ二年ほどは故障に苦しむようになってきた。さらに初場所は横綱審議委員会から、荒っぽいかち上げに苦言を呈されて封印。...
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大相撲五月場所は五日目を終えた。ここまで全勝は白鵬、栃ノ心、正代。この3人らを中心に序盤戦の土俵を振り返ってみよう。
まず休場明けの横綱・白鵬。初場所は六日目で途中休場。春場所も全休して臨んだ今場所。御嶽海戦などでは体勢を崩し若干危ない場面も見られたが、復調ぶりをうかがわせている。数々の記録を打ち立てて来た大横綱もここ二年ほどは故障に苦しむようになってきた。さらに初場所は横綱審議委員会から、荒っぽいかち上げに苦言を呈されて封印。立合いを修正しているが、張り差しは今場所も多用している。五日目には恒例の横審の委員による観戦があったが、北村委員長は大栄翔を問題にせず退けた相撲に「立派だ」と賛辞を送っていた。
大関獲りを目指す関脇の栃ノ心の相撲は快調だ。特に四日目の御嶽海を電車道で下した一番は圧巻。持ち前のかいな力を生かした豪快な取り口に加えて、安定感も増してきている。五日目はこれまで対戦成績で互角だった魁聖も難なく退けて格の違いを見せつけた。当日のラジオ解説だった北の富士勝昭氏からは早くも「大関当確だ」との太鼓判も押された。
平幕で元気なのは正代。幕内昇進してきたころの力強さが戻って来ている。意外なダークホースとなるかもしれない。そして、今場所最も館内を沸かせているのは自身初の三役となった小結・遠藤だろう。五日目の幕内最重量・逸ノ城との相撲は大熱戦。これまで体の裁き方の巧さは定評があったものの前に出る圧力に課題を残していた遠藤だが、215キロの巨体を正面から寄り切った。中盤戦に向けて大きな期待が高まる。
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鹿島アントラーズ10年ぶりACL8強進出!
今年もアジア各地で激戦が繰り広げられているアジアチャンピオンズリーグ(ACL)。4月までのグループステージの戦いを経て、14日から16日にかけ16強によるホーム&アウェイ形式のノックアウトステージが行われた。
昨年はJリーグから出場した4チーム中3チームがグループリーグを突破したが、今年はトーナメント戦に駒を進めたのはアントラーズ1チームのみ。セレッソ大阪、柏レイソルはともにあと一歩のところでグループ3位に終わり、初のJリーグ王者としてACLに臨んだ川崎フロンターレは白星を挙げることが出来なかった。...
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今年もアジア各地で激戦が繰り広げられているアジアチャンピオンズリーグ(ACL)。4月までのグループステージの戦いを経て、14日から16日にかけ16強によるホーム&アウェイ形式のノックアウトステージが行われた。
昨年はJリーグから出場した4チーム中3チームがグループリーグを突破したが、今年はトーナメント戦に駒を進めたのはアントラーズ1チームのみ。セレッソ大阪、柏レイソルはともにあと一歩のところでグループ3位に終わり、初のJリーグ王者としてACLに臨んだ川崎フロンターレは白星を挙げることが出来なかった。
アントラーズ1回戦の対戦相手は中国の上海上港。3年連続でACL出場の強豪だ。先週ホームのカシマスタジアムでの第一戦を3-1で勝利したアントラーズは16日、厳しい敵地での戦いに乗り込んだ。ホームでは圧倒的な強さを誇る上海。試合は日本でもおなじみの元ブラジル代表フッキに1点を先制される苦しい展開。しかし前半終了間際に、土居聖真が左からのクロスに絶妙のタイミングで飛び込み、ヒールで合わせ同点に追いつく。後半81分に再びフッキにPKを決められ1-2と敗れたものの、2戦合計4-3で見事難敵を鬼門のアウェイで退けた。アントラーズにとっては2008年大会以来、10年ぶりのACL8強進出となった。
昨年ACLを制覇した浦和レッズ同様、王座奪取に向けて並々ならぬモチベーションで臨んでいるアントラーズ。過密日程で今季のJリーグでは苦しい試合が続いているが、是非ともJクラブ史上3チーム目となるアジアの盟主を目指して邁進してもらいたい。
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今年はバレーボールイヤー・新国際リーグ開幕(5月16日)
先月全日本メンバーが発表された男女バレーボール。今年の初陣となる新しい国際大会「ネーションズリーグ」が今月16日から開幕する。
バレーボールは国際大会が非常に盛んに行われている競技だ。まず4年周期で行われる世界大会がある(世界選手権、ワールドカップ、オリンピック、グラチャン)。それとは別に国際バレーボール連盟(FIVB)の主催で90年代から毎年各国ナショナルチームによる国際公式リーグ戦を開催してきた。...
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先月全日本メンバーが発表された男女バレーボール。今年の初陣となる新しい国際大会「ネーションズリーグ」が今月16日から開幕する。
バレーボールは国際大会が非常に盛んに行われている競技だ。まず4年周期で行われる世界大会がある(世界選手権、ワールドカップ、オリンピック、グラチャン)。それとは別に国際バレーボール連盟(FIVB)の主催で90年代から毎年各国ナショナルチームによる国際公式リーグ戦を開催してきた。それが男子のワールドリーグと女子のワールドグランプリ。この二大会が昨年幕を下ろし、新たに男女を統合して発展させたのが、ネーションズリーグである。
先ず16日から女子のブラジルラウンドがスタート。日本はセルビア、ブラジル、ドイツと三連戦を行う。翌週からは日本に舞台が移り、世界ランク2位のアメリカらを迎え撃つ。その後、最終決戦となるポーランドラウンド(~6/14)まで各国を転戦するというハードな日程だ。
一方の男子は25日からのフランスラウンドを皮切りに6月24日まで行われる。日本ラウンドは6月8日から6月10日まで。いずれの大会もTBS系列の独占放送となり、地上波、BSで放送予定となっている(一部生中継)。
このネーションズリーグが終了すると8月にはジャカルタでのアジア大会が控えている。9月29日開幕の世界選手権まで息の抜けない非常にタイトなスケジュールだ。この世界選手権(世界バレー)は最も格式の高い大会。女子は8年ぶりの日本開催となる。男女ともに世代交代の進むバレーボール全日本。2020東京に向けて足掛かりを作れるか期待がかかる。
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大学スポーツの現場で起きた悪質行為に大非難(5月15日)
学生アメリカンフットボールの試合での危険な行為が波紋を呼んでいる。事の発端は6日に行われた日本大学と関西学院大学の定期戦。ボールを投げ終わって無防備な状態の関学大の選手に対し、日大の選手が猛烈な勢いでタックルを敢行。関学大の選手は全治三週間の重傷を負い負傷退場に追い込まれたというものだ。
SNSなどで問題の場面の動画がアップされるとネットを中心に大きな批判が巻き起こった。更にスポーツ紙の取材に対して、日大の監督が「あれぐらいやっていかないと勝てない」と容認とも取れる発言をしたことが非難に拍車をかけた。...
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学生アメリカンフットボールの試合での危険な行為が波紋を呼んでいる。事の発端は6日に行われた日本大学と関西学院大学の定期戦。ボールを投げ終わって無防備な状態の関学大の選手に対し、日大の選手が猛烈な勢いでタックルを敢行。関学大の選手は全治三週間の重傷を負い負傷退場に追い込まれたというものだ。
SNSなどで問題の場面の動画がアップされるとネットを中心に大きな批判が巻き起こった。更にスポーツ紙の取材に対して、日大の監督が「あれぐらいやっていかないと勝てない」と容認とも取れる発言をしたことが非難に拍車をかけた。日大アメフト部は昨年甲子園ボウルで優勝した名門。そこで起きたあまりに悪質な行為に対して、鈴木大地スポーツ庁長官も反応。自身のツイッターで「このタックルはいかがなものか」と疑問を投げかけ、翌日の記者会見で「大変危険なプレー」と怒りを露わにした。
被害を受けた側の関学大・鳥内秀晃監督も「スポーツを超えた範疇。あってはならない」と憤りを隠せない。危険行為を犯した日大の選手はその後もラフプレーを続けて退場処分となっているが、ラグビー経験者も首を傾げざるを得ないほどの執拗で異様な行動だった。2012年、アメフトの本場NFLでは、ニューオーリンズ・セインツが相手選手に故意に負傷を負わせるようなプレーに対して密かに多額の褒賞金を支払っていたことが発覚。大きな問題となった。今回のケースの背景に何があるかはまだわからない。しかし、仮に何らかの指示がなされていたとしたら由々しき事態だ。アメフトに限らず、大学スポーツ全体の信用に関わる問題として、徹底的な究明と再発防止が求められよう。
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