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日本人メジャーに緊急事態・大谷翔平の決断は(6月12日)
大谷翔平に大きな試練が訪れている。7日のロイヤルズ戦に先発したものの途中降板。その後の検査で右ひじのじん帯損傷が発覚して、故障者リスト入り(DL)となった。球団は三週間程度のリハビリに入ることを発表している。
ところが一部米メディアが「大谷が腱移植手術(トミージョン)を受ける見込み」だと報じたため全米が騒然となった。手術に踏み切った場合は通常1年以上の休養が必要となり、復帰は2020年シーズンになってしまう。...
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大谷翔平に大きな試練が訪れている。7日のロイヤルズ戦に先発したものの途中降板。その後の検査で右ひじのじん帯損傷が発覚して、故障者リスト入り(DL)となった。球団は三週間程度のリハビリに入ることを発表している。
ところが一部米メディアが「大谷が腱移植手術(トミージョン)を受ける見込み」だと報じたため全米が騒然となった。手術に踏み切った場合は通常1年以上の休養が必要となり、復帰は2020年シーズンになってしまう。エンゼルス側は即座にこれを否定。現在は多血小板血漿(PRP)と幹細胞注射による治療でのノースロー調整中で、その後の再検査で方針が決まる。
大谷の肘の損傷はどの程度のものなのか?診断結果によると怪我の深刻度は「グレード2」。これは靭帯の部分断裂の状態だ(グレード3は完全断裂)。実は大谷は渡米前の昨年末に受けたメディカルチェックでも靭帯の故障を指摘されていて、この時はグレード1(腱が伸びている状態)との診断だった。
MLBに挑戦した日本人投手が苦しむ公式球の違い。重く滑りやすいメジャーの球は肘を痛める原因になりやすいと言われる。これまでも松坂、藤川、和田らが腱移植手術に追い込まれた。その一方でヤンキースの田中将大のように右肘靭帯の部分断裂でも、PRP療法によってメスを入れることを回避して短期復帰している例もある。
現在、その田中をはじめダルビッシュ有、前田健太も含め日本人投手陣は軒並みDL入りし、戦線離脱している。残念な状況ではあるが、いまは静かにその療養の行方を見守りたい。
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卓球JOで快挙!張本智和&伊藤美誠が初優勝(6月11日)
「たくさんの人に恩返しできて本当に嬉しいです(張本智和)」「いまとても幸せです(伊藤美誠)」日本卓球界の明日を担う14歳と17歳がまた快挙達成だ。北九州で開催されていたジャパンオープン荻村杯で、男女シングルスを日本人選手が独占した。
今年日本選手権を制した張本智和。男子シングルス準々決勝ではリオ五輪金の中国・馬龍と激突。「一番憧れていた選手」との接戦をものにして4強に進出すると、続いて韓国のイ・サンスにも勝利。...
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「たくさんの人に恩返しできて本当に嬉しいです(張本智和)」「いまとても幸せです(伊藤美誠)」日本卓球界の明日を担う14歳と17歳がまた快挙達成だ。北九州で開催されていたジャパンオープン荻村杯で、男女シングルスを日本人選手が独占した。
今年日本選手権を制した張本智和。男子シングルス準々決勝ではリオ五輪金の中国・馬龍と激突。「一番憧れていた選手」との接戦をものにして4強に進出すると、続いて韓国のイ・サンスにも勝利。決勝ではロンドン五輪金メダリスト・張継科との対戦となった。ゲンを担いで馬龍に勝利した際に着用していた黄色のユニホームで試合に臨んだ張本は、最終第7ゲームまで熱戦を繰り広げ4-3で勝利。日本男子としては4人目、そして大会最年少での優勝を決めた。
一方の女子シングルスでも大熱戦が展開。伊藤美誠は準決勝で世界ランク10位・陳幸同に先に3セットを連取され絶体絶命のピンチに。第4ゲームも4-9とマッチポイントまであと1点に迫られた。しかし伊藤はここから驚異の粘りを見せる。強烈な回転のかかったバックハンドレシーブ、通称“みまチキ”がさく裂。7連続ポイントで一気に逆転を果たすと、そのまま4ゲーム連続で取り返し大逆転勝利。その勢いそのままに決勝でも、過去5回闘って1度も勝てなかった王曼イクを撃破し初優勝を果たした。
今大会で授与された金メダルは地元企業が家電などから抽出した“都市鉱山”の金を使用したものだ(6月7日記事参照)。同様の試みが予定されている東京五輪でもぜひ、日本の若い二人がその光り輝くメダルを手にする姿を見たい。
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小平奈緒と羽生結弦・究極の滑りを目指す二人(6月9日)
感動と興奮に彩られた昨シーズンのスポーツ界。その主役たちが一堂に会する平成29年度のJOCスポーツ賞表彰式が、8日都内で執り行われた。まだ記憶に平昌オリンピック。今回は過去最多のメダルを獲得した冬季競技から受賞者が多く選ばれる結果となった。
最優秀賞はスピードスケートの小平奈緒。平昌では選手団の主将を務め、500mで日本女子初の五輪金メダル獲得の偉業を成し遂げた。「アスリートを代表する存在であるということに、とても身が引き締まる思いです」と述べ、今後は“究極の滑りを磨く”と誓った。...
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感動と興奮に彩られた昨シーズンのスポーツ界。その主役たちが一堂に会する平成29年度のJOCスポーツ賞表彰式が、8日都内で執り行われた。まだ記憶に平昌オリンピック。今回は過去最多のメダルを獲得した冬季競技から受賞者が多く選ばれる結果となった。
最優秀賞はスピードスケートの小平奈緒。平昌では選手団の主将を務め、500mで日本女子初の五輪金メダル獲得の偉業を成し遂げた。「アスリートを代表する存在であるということに、とても身が引き締まる思いです」と述べ、今後は“究極の滑りを磨く”と誓った。かねてより「スピードスケートの魅力を滑りで表現すること」を自らの使命に科す彼女は、これからも氷上でより一層の輝きを放ち続けてくれることだろう。
66年ぶりとなる五輪連覇を果たした羽生結弦には特別栄誉賞が贈られた。「自分自身挑戦したいことがまだまだフィギュアスケートで残っていますし。まだ磨き続けないといけないなあと、改めて思っています」この表彰式でも究極の目標としている4回転アクセルへの挑戦を口にしたが、来シーズンに向けてはフリー演技の構成を一から練り直すとしている。今週スペインで開催された国際スケート連盟の総会で、フリーでは連続で繰り返し跳べる4回転ジャンプが1種類に限定されることが決まった。高得点を狙うためにはより多くの種類の4回転ジャンプが要求されることになる。複数の4回転ジャンプを跳べる選手が増加している男子フィギュア。より一層高度なジャンプの習得が不可欠となっていきそうだ。求道者のように理想を追う小平と羽生。その挑戦はまだまだ終わらない。
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交流戦に異変?ヤクルトスワローズ快進撃!(6月8日)
プロ野球交流戦も折り返しを過ぎ、8日から後半戦へと突入する。6月7日終了時点での勝敗はセ・リーグの20勝に対し、パ・リーグが29勝と今季も大きく差が開く結果となってしまっている。12球団の交流戦での順位を見ると2位から6位までがパの球団が占め、セ5球団が7位から11位に位置している状況だ。ところが、相変わらずのセ低パ高が続くなかで首位に躍り出たのが東京ヤクルトスワローズである。
交流戦開始前までのスワローズの成績は16勝26敗。...
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プロ野球交流戦も折り返しを過ぎ、8日から後半戦へと突入する。6月7日終了時点での勝敗はセ・リーグの20勝に対し、パ・リーグが29勝と今季も大きく差が開く結果となってしまっている。12球団の交流戦での順位を見ると2位から6位までがパの球団が占め、セ5球団が7位から11位に位置している状況だ。ところが、相変わらずのセ低パ高が続くなかで首位に躍り出たのが東京ヤクルトスワローズである。
交流戦開始前までのスワローズの成績は16勝26敗。二けたの借金を抱え最下位に沈んでいた。それが交流戦開始とともに連勝スタート。交流戦最高勝率を誇るソフトバンクも撃破し、その勢いは本物だ。特に好調なのが打線。ホークス戦ではバレンティンらの一発攻勢で、2試合で6ホーマー16得点をあげて重量打線の鷹打線に打ち勝った。他のセ球団が苦しむなか、あれとあれよという間に順位を上げ、気が付けばリーグ3位。借金も3にまで減らしている。
この急変の理由はなぜだろうか。元々スワローズは決して交流戦を得意とするチームではない。昨季はパ球団相手に10連敗を喫する屈辱を味わった。しかし、今季の成績をよく分析すると大きく負け越した4月に比べ5月は10勝12敗1分けと徐々にチーム状況が上向いてきているのが分かる。昨季と異なり打線の主軸に故障者が少ないことも大きな要因だろう。過去、セ・リーグで交流戦優勝を果たしたチームはジャイアンツ1球団しかない。今季もホークスのほか、パ首位を走るライオンズも好調。果たしてこのまま勝ち星を重ね、優勝を果たせるだろうか?セの復権のため、そして交流戦の盛り上げのためにも何とか頑張ってほしいところだ。
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2020東京・若手躍進の卓球界に高まる期待(6月7日)
卓球界からまた新たなスーパー小学生が誕生だ。6日開幕したジャパンオープン荻村杯に11歳の松島輝空(そら)がシニア初出場を果たした。日本卓球界のレジェンド・荻村伊智朗の名を冠したこの大会は国際卓球連盟主催のワールドツアー最上位のスーパーシリーズに相当する。
現在小学5年生。2歳からラケットを握り、全日本選手権小学生以下の部では張本智和以来となる4連覇を達成している。予選でリオ五輪の香港代表選手と対戦し、0-4で敗れたものの「1セット目は緊張したけれど2セット目から自分の良いプレーが発揮できたので良かった」と収穫を語り、目標を「オリンピックで金メダルを獲ることです」と語った。...
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卓球界からまた新たなスーパー小学生が誕生だ。6日開幕したジャパンオープン荻村杯に11歳の松島輝空(そら)がシニア初出場を果たした。日本卓球界のレジェンド・荻村伊智朗の名を冠したこの大会は国際卓球連盟主催のワールドツアー最上位のスーパーシリーズに相当する。
現在小学5年生。2歳からラケットを握り、全日本選手権小学生以下の部では張本智和以来となる4連覇を達成している。予選でリオ五輪の香港代表選手と対戦し、0-4で敗れたものの「1セット目は緊張したけれど2セット目から自分の良いプレーが発揮できたので良かった」と収穫を語り、目標を「オリンピックで金メダルを獲ることです」と語った。今後が楽しみだ。
今大会は市政55周年を記念して北九州市立総合体育館で開幕した。授与されるメダルは地元の金属関連企業が小型家電などから抽出した金と銀を利用したもので、表面のデザインには小倉城があしらわれている。東京五輪でもこのような“都市鉱山“の貴金属をリサイクルする方針が示されており、先進的な取り組みと言える。
そして地元出身の選手も闘志を燃やす。北九州出身の早田ひな(17)は4月の世界選手権団体戦にも出場。「自信を持って臨みたい」と意欲を示した。存在感を示す絶好の機会だろう。
2020東京の代表入りを目指してサバイバルを繰り広げる選手たち。日本オリンピック委員会・JOCは5日の理事会で、東京五輪での獲得金メダル30個の目標を設定した。世界大会での躍進が目覚ましい卓球にも期待が集まることだろう。成長株の若手にも注目していきたい。
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