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“Go for broke”スピリット・マサ斎藤、逝く(7月17日)
プロレス界のレジェンドがこの世を去った。70年代から90年代にかけて日米のマットで活躍したプロレスラー・マサ斎藤(75)が14日に亡くなっていたことが明らかになった。
1964年の東京オリンピックではレスリング日本代表(フリースタイル)としてヘビー級に出場。直後にプロレスデビューし渡米。アメリカマットを転戦してNWA、WWF、AWAの主要3団体で人気を博した。帰国後主戦場を新日本プロレスに移すと、海外での経験を生かし外国人レスラーの参謀役として存在感を発揮する。...
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プロレス界のレジェンドがこの世を去った。70年代から90年代にかけて日米のマットで活躍したプロレスラー・マサ斎藤(75)が14日に亡くなっていたことが明らかになった。
1964年の東京オリンピックではレスリング日本代表(フリースタイル)としてヘビー級に出場。直後にプロレスデビューし渡米。アメリカマットを転戦してNWA、WWF、AWAの主要3団体で人気を博した。帰国後主戦場を新日本プロレスに移すと、海外での経験を生かし外国人レスラーの参謀役として存在感を発揮する。新日マットでは“地獄の看守”の異名を誇り、得意技はその名も監獄固め(ジェイルロック)。旧UWA勢が参戦した際には正規軍の一員として迎え撃ち、関節技とキックが主体のUスタイルと真っ向から対決。エースの前田日明から監獄固めでギブアップ勝ちを奪ったこともある。だが彼の名勝負では何と言ってもアントニオ猪木との一戦“巌流島の戦い”が有名だ。時間無制限、ノーレフェリー、ノールールの無観客試合で行われた2時間5分14秒の死闘は日本のプロレス史に永遠に残るに違いない。
90年代以降はテレビ朝日のワールドプロレスリングの解説者として、歯に衣着せぬトークがお馴染みに。若手からは鬼軍曹コーチとして恐れられたが、誰からも慕われる存在だった。 “Go For Broke(当たって砕けろ)”が彼の信条。引退後はパーキンソン病に苦しみながら、2020東京五輪の聖火ランナーを目指し厳しいリハビリに励んでいたという。先週コースが発表されたばかりの聖火リレーのニュースも目にしていたのだろうか。さぞ無念であったことだろう。ご冥福をお祈りしたい。
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復活!!2人の女性アスリート・奥原希望と有村智恵(7月16日)
15日、国内外から二人の女性アスリートの嬉しいニュースが入ってきた。バドミントンのバンコク・タイオープン決勝。昨年の韓国OP以来となる決勝進出となった日本の奥原希望は、リオ五輪でも激闘を繰り広げたプサルラ(インド)と対戦。ライバルを2-0で降し、国際大会で11ヵ月ぶりの優勝を果たした。「3週間の長い遠征でしたが、いい締めくくりが出来ました!(奥原のツイッターより)」。今月30日から始まる世界バドミントン選手権(中国・南京)に向けて弾みをつける最高の結果となった。...
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15日、国内外から二人の女性アスリートの嬉しいニュースが入ってきた。バドミントンのバンコク・タイオープン決勝。昨年の韓国OP以来となる決勝進出となった日本の奥原希望は、リオ五輪でも激闘を繰り広げたプサルラ(インド)と対戦。ライバルを2-0で降し、国際大会で11ヵ月ぶりの優勝を果たした。「3週間の長い遠征でしたが、いい締めくくりが出来ました!(奥原のツイッターより)」。今月30日から始まる世界バドミントン選手権(中国・南京)に向けて弾みをつける最高の結果となった。
この日復活を果たしたもう一人は女子ゴルフの有村智恵。サマンサタバサ・レディース最終日。トップと2打差の8位でスタートした有村智恵は前半3連続を含む6バーディ・ノーボギー。2012年9月以来の優勝を果たした。試合後、有村の眼には光るものが。「すごい苦しかったんですけど、やっとその日々が終わったなと思って…皆さんの姿を見渡すと堪え切れませんでした」2006年のプロデビュー以来、有村の活躍は目覚ましいものがあった。3年目で早くも生涯獲得2億円を超え、12年までに13回の優勝を飾る。順風満帆ななか翌年、アメリカツアーに参戦。だがアメリカでは手首の故障などもあり大スランプに陥る。結局初勝利を挙げられないまま4年で撤退。大きな挫折を味わった。
自身「心が死んでいる時期」があったと明かすほど苦悩した米ツアー参戦。6年ぶりの勝利はその苦労が無駄ではなかったことの証だ。「ベテランとして壁になりたい」。大きく両手をあげ喜びのVサインポーズをとった有村。30歳になった円熟味のあるゴルフで日本勢をリードしてくれる姿が見られそうだ。
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新大関栃ノ心も…三横綱一大関休場の緊急事態(7月14日)
序盤戦を終えた大相撲七月場所。連日満員御礼が続く盛況振りだが、横綱・白鵬、鶴竜に続いて新大関の栃ノ心までも七日目から途中休場することが決まった。初日から無傷の五連勝で迎えた六日目、小結・玉鷲との一番。踏ん張った際に痛めた右足親指は「多分外れている(栃ノ心)」とのこと。病院での診察の結果、靭帯が切れているという。師匠の春日野親方も「相撲が取れる状態ではない」として休場に踏み切った。
猛暑の名古屋で行われる七月場所は体調管理が難しいと言われる。...
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序盤戦を終えた大相撲七月場所。連日満員御礼が続く盛況振りだが、横綱・白鵬、鶴竜に続いて新大関の栃ノ心までも七日目から途中休場することが決まった。初日から無傷の五連勝で迎えた六日目、小結・玉鷲との一番。踏ん張った際に痛めた右足親指は「多分外れている(栃ノ心)」とのこと。病院での診察の結果、靭帯が切れているという。師匠の春日野親方も「相撲が取れる状態ではない」として休場に踏み切った。
猛暑の名古屋で行われる七月場所は体調管理が難しいと言われる。大関昇進で様々な祝賀イベントが続き、十分な稽古時間を取れなかった栃ノ心にとってコンディションを整えるのは大変だったと思う。優勝争いの先頭を走ってきたなかでの休場は悔やまれるが、ここは無理をせずに治療に専念してもらいたい。
一方、二横綱については些か事情が違うかもしれない。正直もう少し頑張って欲しかったところだ。かつて貴乃花に異例の長期休場を容認したことで、もう一人の横綱の武蔵丸が追随して同じように休場を繰り返してしまったことがあった。稀勢の里の度重なる休場表明に、ほかの二横綱も「ならば自分も」と思ったとしても仕方ない。だが、横綱は大関以下の力士とは責任の重さが違う。今回のケースがそうとは言わないが、安易に休場を選択するようなことは慎んでもらわなければいけない。三横綱共に綱の重さを改めて自覚してもらう必要があるだろう。
上位陣不在で優勝争いは、幕内唯一の勝ちっ放しとなった関脇の御嶽海が単独トップに立った。二敗の高安、豪栄道にもまだ挽回のチャンスは十分にある。土俵を盛り上げていって欲しい。
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希望をつなぐ・東京五輪2020の聖火リレー(7月13日)
54年前、日本初開催となった夏季オリンピック・東京五輪。聖火リレーはまだアメリカ統治下だった沖縄県から始まり、全国4つのコースに分かれたランナーたちが一路東京を目指した。リレー総距離6,755km、参加走者は10万713名を数える一大プロジェクトであった。
そして復興五輪を掲げた2020年東京五輪の聖火がやってくる。13日に東京五輪パラリンピック大会組織委員会が聖火リレーのルートを発表。東日本大震災の被災県である福島県をスタート地点に、全国を回る全日程が明らかにされた。...
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54年前、日本初開催となった夏季オリンピック・東京五輪。聖火リレーはまだアメリカ統治下だった沖縄県から始まり、全国4つのコースに分かれたランナーたちが一路東京を目指した。リレー総距離6,755km、参加走者は10万713名を数える一大プロジェクトであった。
そして復興五輪を掲げた2020年東京五輪の聖火がやってくる。13日に東京五輪パラリンピック大会組織委員会が聖火リレーのルートを発表。東日本大震災の被災県である福島県をスタート地点に、全国を回る全日程が明らかにされた。2020年3月26日に福島県をスタートした聖火は栃木、群馬、長野、岐阜、滋賀の旧東山道を経由して近畿地方に到達。その後四国を経由して九州地方に渡り、沖縄まで南下してから再び熊本に上陸。関門海峡を越えて中国地方・北陸地方を日本海沿いに青森まで北上していく。そして北海道を回った後、今度は太平洋側から被災地・岩手、宮城両県内に聖火が走る。最後は静岡から関東地方を巡回してゴールの東京を目指す予定になっている。
コンセプトは「希望の道をつなごう」。出発地点が福島県になったのは、地震・津波と原発事故で現在も多くの避難者が生活していることが理由に挙げられた。聖火は移動日も含め121日をかけて全ての都道府県を回る。皆さんのお住まいの街にも聖火がやって来るかも知れない。
ちなみに前述の1964東京五輪の聖火コースについては東京・駒沢オリンピック公園内のメモリアルギャラリーで詳しく解説されている。実際に使われた聖火トーチを手に取って、重さを体感することも可能だ(入場無料)。お近くにお越しの際は是非ご覧になっては如何だろう。
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サッカー日本代表の次期監督に森保一氏が浮上(7月12日)
2018FIFAワールドカップ・ロシア大会も準決勝を終え、残すは決勝戦のみとなった。12年ぶりの決勝進出で自国開催の98年大会以来の優勝を目指すフランスと、史上初3戦連続で延長戦を戦って勝ち上がってきたクロアチアとの対決に大きな注目が集まる。
そんななか日本代表の次期監督選びも進展を見せている。メディアの報道で最有力候補に浮上して来たのが森保一、現U-21監督だ。一時、有力視されていた元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン氏について日本サッカー協会の田嶋幸三会長が「99%無い」と否定。...
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2018FIFAワールドカップ・ロシア大会も準決勝を終え、残すは決勝戦のみとなった。12年ぶりの決勝進出で自国開催の98年大会以来の優勝を目指すフランスと、史上初3戦連続で延長戦を戦って勝ち上がってきたクロアチアとの対決に大きな注目が集まる。
そんななか日本代表の次期監督選びも進展を見せている。メディアの報道で最有力候補に浮上して来たのが森保一、現U-21監督だ。一時、有力視されていた元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン氏について日本サッカー協会の田嶋幸三会長が「99%無い」と否定。スポーツ各紙には一面に“森保一新監督”の名前が躍った。前述のとおり森保氏は昨年10月に2020東京五輪を目指すU-21代表監督に就任している。現役時代は日本リーグ時代のマツダからプレーし、サンフレッチェの主力メンバーとして広島一筋で活躍。オフトJAPANで代表に初選出され、あの“ドーハの悲劇”をピッチ上で経験した一人だ。引退後は12年からサンフレッチェ初の生え抜き監督に就任し、就任1年目で優勝。翌シーズンも連覇を果たした。一方で、U-19とU-20代表でコーチを経験。今回のロシアW杯にもコーチとして参加している。
協会側からはU-21との監督兼任案も出ているとの情報もある。森保氏は現在49歳。日本が銅メダルを獲得したあのメキシコ五輪の年の生まれだ。自身も就任後のインタビューなどでもオリンピックへの強い思い入れを口にしている。いずれにせよ次期監督について、日本人監督という方向性は確定的のようだが、果たして如何なる人事となるだろうか。26日の理事会に向け最終の詰めの交渉が行われることとなる。
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