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注目のボルダリング・野中生萌が年間総合優勝(8月20日)
東京五輪で新種目となっているスポーツクライミング。現地時間18日、ドイツのミュンヘンでボルダリングのW杯最終第7戦が行われ、21歳の野中生萌(みほう)が初の年間女王に輝いた。2位には野中と熾烈な首位争いを繰り広げた野口啓代が入り、日本人の1・2フィニッシュを決めた。一方、男子の総合2位には楢崎智亜が入り、この種目の日本勢の強さを示した。
複数の課題コースで壁に配置された様々なホールド(出っ張り)をいくつクリアしたかで競うボルダリング。...
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東京五輪で新種目となっているスポーツクライミング。現地時間18日、ドイツのミュンヘンでボルダリングのW杯最終第7戦が行われ、21歳の野中生萌(みほう)が初の年間女王に輝いた。2位には野中と熾烈な首位争いを繰り広げた野口啓代が入り、日本人の1・2フィニッシュを決めた。一方、男子の総合2位には楢崎智亜が入り、この種目の日本勢の強さを示した。
複数の課題コースで壁に配置された様々なホールド(出っ張り)をいくつクリアしたかで競うボルダリング。この日の決勝の課題は4つ。完登数とトライ数の少なさで順位を争った。野口は課題を着実に完登、ベテランの貫録を見せつける。一方の野中は第2から第4課題をいずれも1回で完登。4つ全ての課題をクリアして今大会2位に入り、自身初の年間優勝を果たした。今季野中は優勝1回に対し2位が6回という成績。あと一歩で頂点を逃して悔しい思いをしてきた。「最後の最後に年間優勝だけでも取れたのが本当に嬉しいです」と喜びを露わにした。来月6日に開幕する世界選手権(オーストリア・インスブルック)に向けて弾みをつける結果となった。また、5ポイントの僅差で野中を追っていた野口は惜しくも逆転はならなかったが、アジア大会の日本代表に選出されており、23日から3種目すべてを行う複合に出場する。
スポーツクライミングにはほかにも野口と共に日本代表としてアジア大会に臨む16歳の伊藤 ふたばや、日本と米国の両方の国籍を持つニューヨーク生まれの18歳・白石阿島ら若い世代が世界のトップで活躍している。日本でもクライミングジムが増えて手軽に経験できるようになった。五輪に向けて益々人気が高まりそうだ。
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ジャカルタアジア大会開幕!注目の競技を紹介(8月19日)
インドネシアの首都・ジャカルタで、第18回アジア大会の開会式が行われた。過去最高の762人が参加する日本選手団は、旗手のソフトボール・上野由岐子を先頭に12番目に入場行進を果たした。
既にサッカーなど一部の競技がスタートしているが、初日の19日からは先日パンパシフィック選手権を終えたばかりの男女競泳陣が登場する。前回の中国杭州大会でMVPを獲得した萩野公介のほか、メダル量産が期待できそうだ。...
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インドネシアの首都・ジャカルタで、第18回アジア大会の開会式が行われた。過去最高の762人が参加する日本選手団は、旗手のソフトボール・上野由岐子を先頭に12番目に入場行進を果たした。
既にサッカーなど一部の競技がスタートしているが、初日の19日からは先日パンパシフィック選手権を終えたばかりの男女競泳陣が登場する。前回の中国杭州大会でMVPを獲得した萩野公介のほか、メダル量産が期待できそうだ。スーパー女子高生・池江璃花子は8種目に出場予定。「日本記録をたくさん出してMVPを獲得したい」と意気込んでいる。
同じく初日からバドミントンの試合も始まる。インドネシアでのバドミントン熱は非常に高く、最も人気のあるスポーツである。金メダルが期待される男子バドミントンのエース・桃田賢斗は「責任を持って試合したい」と抱負を語った。女子のエース・奥原希望は「今回はリベンジする場」と世界選手権で苦杯を喫したライバル・プサルラ(インド)への雪辱を誓う。
一方でアジア大会ならではの競技も見どころの一つ。足や頭を使ってネット越しに対戦する東南アジア発祥のセパタクロー。籐製のボールをアクロバティックなキックで打ち合う姿は迫力満点だ。インドの国技カバディは相手陣内の選手にタッチして得点を競う。ユーモラスな印象を持つかもしれないが守備側のタックルは正に格闘技のそれ。如何に点数を得るかの駆け引きはチェスのように高度な頭脳戦でもある。各競技の熱戦の模様はTBS系列とNHKで放送される。スポーツの奥深さに触れる絶好の機会だ。
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岩佐亮佑、王座陥落・試合後に元王者の乱入も(8月17日)
「まあ難しいですね。やっぱり大きな壁でした。自分は乗り越えられる人間ではなかった」試合後の控室で岩佐亮佑はさばさばした表情で振り返った。16日後楽園ホールで行われたボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。前日計量では「勝てば周りにもっと認めてもらえる大きい試合だと思う。しっかり完璧な形で勝ちたいですね」と抱負を語っていた岩佐。このところ計量を巡るトラブルが続いた世界戦だが王者、挑戦者のドヘニーともに一発クリア。...
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「まあ難しいですね。やっぱり大きな壁でした。自分は乗り越えられる人間ではなかった」試合後の控室で岩佐亮佑はさばさばした表情で振り返った。16日後楽園ホールで行われたボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。前日計量では「勝てば周りにもっと認めてもらえる大きい試合だと思う。しっかり完璧な形で勝ちたいですね」と抱負を語っていた岩佐。このところ計量を巡るトラブルが続いた世界戦だが王者、挑戦者のドヘニーともに一発クリア。万全の形で2度目の防衛戦に臨んだ。
一昨年9月に小國以載との日本人対決でベルトを奪取。今年3月、両国国技館で行われた「ワールドプレミアムボクシング27」で挑み、判定勝ちで初防衛に成功した。この時は山中慎介とネリの再戦にメディアの注目が集中し、現役王者の扱いを勝っていた。“神の左”の豪快なKO劇で防衛記録を積み上げた山中に対し、練習環境も決して恵まれていなかった苦労人の岩佐。彼がプロ入り後、初黒星を喫した相手が山中だった。今度こそKO決着で。その思いでリングに上がった岩佐。試合の模様は全米に生中継され、WBA王者との統一戦も視野に入れた闘い。王者らしいボクシングが期待されたが、試合は19戦無敗の挑戦者ペースで進み、岩佐は苦手とするサウスポーを最後まで攻略できなかった。12R終了で0-3のジャッジを聞いたとき、岩佐は納得したように小さくうなずいていた。
試合後には元WBO世界王者の亀田和毅がリング上に乱入するハプニングも。次期挑戦をアピールするパフォーマンスだったが、勝利に水を差された新王者のドヘニーが激怒する事態に。後味の悪さが残る結末になったのは悔やまれる。
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夏の甲子園ベスト16出揃う・注目の選手たち(8月16日)
第100回記念の全国高校野球大会11日目。終戦記念日のレジェンド始球式には56年前、アメリカ統治下にあった沖縄県から夏の甲子園に出場した沖縄高等学校の安仁屋宗八さんが登場。第2試合では正午に試合を中断して黙祷が行われ、沖縄代表の興南ナインも祈りを捧げた。
この日の試合で2回戦がすべて終了。ベスト16校が出揃った。勝ち進んだチームの中からプロも注目の選手を何名かピックアウトしてみたい。23年振り16強進出の秋田代表の金足農業。...
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第100回記念の全国高校野球大会11日目。終戦記念日のレジェンド始球式には56年前、アメリカ統治下にあった沖縄県から夏の甲子園に出場した沖縄高等学校の安仁屋宗八さんが登場。第2試合では正午に試合を中断して黙祷が行われ、沖縄代表の興南ナインも祈りを捧げた。
この日の試合で2回戦がすべて終了。ベスト16校が出揃った。勝ち進んだチームの中からプロも注目の選手を何名かピックアウトしてみたい。23年振り16強進出の秋田代表の金足農業。身体をのけぞらせる校歌斉唱もお馴染みになってきた。エースの吉田輝星投手は2回戦の大垣日大戦では14奪三振の154球完投。終盤に入るにつれてギアを上げていくピッチングは圧巻だ。2試合連続13奪三振以上は現・タイガースの藤浪晋太郎(大阪桐蔭)以来。公立高校では16日のレジェンド始球式に登板した板東英二(徳島商)以来60年ぶりという快挙だ。公立の農業系高校の快進撃に注目したい。
その金足農業と大会13日目(17日)に対戦するのが南神奈川代表の横浜。4番を務める万波中正は190㎝の大型スラッガー。南神奈川大会では横浜スタジアムであわや場外の特大弾を放ち、ファンの度肝を抜いた。甲子園に来てここ2試合ではまだ本来の打撃が見られないが金足農・吉田との対決が楽しみだ。
そして多くのドラフト候補が名を連ねる史上初2度目の春夏連破を目指す北大阪代表の大阪桐蔭。特に4番の根尾昴は投打ともに規格外だ。先発登板した沖学園戦(南福岡)では今大会第1号アーチも記録した。もう一人の主砲・藤原恭大や150㎞右腕・柿木蓮を擁するスター軍団の試合は片時も目が離せそうになさそうだ。
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投手・大谷翔平復活の狼煙・楽しみな対決も…(8月15日)
いよいよ二刀流復活が近づいてきた。MLBのエンゼルス・大谷翔平は13日、インターリーグのパドレス戦で試合前に68日ぶりにキャッチャーを座らせての投球練習を行った。
23球の軽いキャッチボールを行った故障後初のブルペンから中一日。今回はストレート27球のほか、カーブ・スライダーも交えて合計33球を投げ込んだ。まだ“8割から9割の力”とのことだが、「ひとつステップを踏めた感覚もよかった」と手応えをつかんだ様子。...
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いよいよ二刀流復活が近づいてきた。MLBのエンゼルス・大谷翔平は13日、インターリーグのパドレス戦で試合前に68日ぶりにキャッチャーを座らせての投球練習を行った。
23球の軽いキャッチボールを行った故障後初のブルペンから中一日。今回はストレート27球のほか、カーブ・スライダーも交えて合計33球を投げ込んだ。まだ“8割から9割の力”とのことだが、「ひとつステップを踏めた感覚もよかった」と手応えをつかんだ様子。「前回の感覚に戻すというよりは、より良い方向に進んでいくよう工夫しながらやりたい」と明るい表情で語った。9月中旬の先発マウンド復帰に向け、ブルペンでの投球練習を重ねて実戦形式の練習に進む予定だ。
この日の試合で打者・大谷は延長10回に代打出場。フォアボールで出塁し、チームが勝ち越した後スクイズでホームを踏んだ。一方、相手チームのパドレスでは昇格を果たした牧田和久が久々の登板。エンゼルスとの12日の試合で9回に4番手で無失点に抑え勝利に貢献した。もしかしたら15日には渡米前に熱望していた大谷との対決が実現するかもしれない。
また、同じナリーグのダイヤモンドバックス・平野佳寿も12日のレッズ戦で8回に登板して1イニングを無失点で抑え連敗ストップに貢献。26ホールド目を挙げた。22日からホームにエンゼルスを迎えるインターリーグでは平野の特性Tシャツが初お目見えする予定になっている。こちらでも打者・大谷との対戦が楽しみだ。昨季のパリーグでは平野が3打数ノーヒットに抑えているが軍配はどちらに上がるだろうか。
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