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22年ぶり金星!日本代表、ウルグアイに勝利(10月17日)
ここまで強化試合2試合を3-0で連勝した森保ジャパン。但しコスタリカ、パナマはランキング37位と70位。正直、新生サムライブルーの実力はまだ計りかねると感じていた。3戦目の相手に迎えたウルグアイはロシアW杯ベスト8の誰もが認める強豪国。FWスアレスを欠いているもののW杯メンバーを揃えての来日だ。堅い守備に定評のある世界ランク5位をどう攻略するか?注目の一戦が埼玉で幕を開けた。
結論から言えば日本の攻撃陣は本当に素晴らしかった。...
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ここまで強化試合2試合を3-0で連勝した森保ジャパン。但しコスタリカ、パナマはランキング37位と70位。正直、新生サムライブルーの実力はまだ計りかねると感じていた。3戦目の相手に迎えたウルグアイはロシアW杯ベスト8の誰もが認める強豪国。FWスアレスを欠いているもののW杯メンバーを揃えての来日だ。堅い守備に定評のある世界ランク5位をどう攻略するか?注目の一戦が埼玉で幕を開けた。
結論から言えば日本の攻撃陣は本当に素晴らしかった。とにかく前へ、前へと常にゴールを求める貪欲さが際立っていた。3試合連続得点となる先制ゴールを決めたのは南野拓実。絶好の位置でパスを受けると、焦らずにコースを探して逆サイドを突いた。後半20分過ぎにも得点を重ね、鉄壁のウルグアイDFを翻弄した。
20歳の堂安律も嬉しい代表初ゴール。2度まで追いついてきたウルグアイの闘志を挫く価値ある勝ち越し弾だった。また、中島翔哉の存在感も特筆に値する。決して簡単にボールを奪われない球際の強さ、得点感覚の鋭さは目を見張るものがある。2点目の大迫勇也のゴールに結びついたミドルシュートは個人的にこの日一番の印象を残したと言ってよい。ロシアW杯代表入りも囁かれていた南野・堂安・中島。これからの日本代表が、この3人を核として形成されていくことはもはや疑う余地はないだろう。
一方で3失点を喫した守備面については大きな課題が残る。特に同点に追いつかれる2失点目の引き金となった不用意なバックパスは、通常なら命取りになりかねないプレーで大いに反省が必要だろう。しかし、それを差し引いてもなお胸躍るファンタスティックなゲームだったのは確か。新しい時代の到来を確信させる夜であった。
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世界バレー・日本メダル逃すも連日の高視聴率(10月16日)
「選手たちは今持っている力を十分に発揮してくれたと思います(中田久美監督)」連日熱戦が繰り広げられている4年に1度のバレーボール世界選手権(世界バレー)。3次ラウンドに進出していた全日本女子は16日、ここまで無敗のイタリアと対戦。フルセットまで持ち込んだものの2-3で惜敗し、2大会ぶりのメダル獲得を逃した。これにより日本は前回優勝の強豪・アメリカとの5位決定戦に回ることとなる。
TBS系列で全国にゴールデン生中継されている世界バレー。...
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「選手たちは今持っている力を十分に発揮してくれたと思います(中田久美監督)」連日熱戦が繰り広げられている4年に1度のバレーボール世界選手権(世界バレー)。3次ラウンドに進出していた全日本女子は16日、ここまで無敗のイタリアと対戦。フルセットまで持ち込んだものの2-3で惜敗し、2大会ぶりのメダル獲得を逃した。これにより日本は前回優勝の強豪・アメリカとの5位決定戦に回ることとなる。
TBS系列で全国にゴールデン生中継されている世界バレー。1次ラウンドから軒並み二桁視聴率をマークし、11日の2次ラウンド最終戦・ブラジルとの試合はなんと18.4%の高視聴率となった。試合は日本が2セットを連取し、ストレート勝ちとなれば1位通過となる展開。その後第3、第4セットをブラジルに取り返されフルセットに突入。放送時間は大幅に延長された。予想外の目が離せない展開に視聴者が釘付けになったことが視聴率上昇の要因だと思われるが、ボールを必死につなぐ、新生・火の鳥NIPPONの選手たちのプレーが胸を熱くさせたのは間違いないだろう。
昨今地上波のスポーツ中継が減るなか、12日間にも渡るゴールデン生中継と、局を挙げての放送態勢を取っているTBS。バレー中継と言えばW杯や春高などフジの得意分野だが、放映権を得た20年前に平均13%の視聴率を獲得したことで恒例化。いまや世界バレーはTBSのキラーコンテンツとなっている。ちなみにブラジル戦は同時間帯の世帯視聴率1位で、裏番組でテレ朝が満を持して放送したこの秋最大の目玉ドラマの初回放送の数字を上回った。バレーボールが日本国内において数字の取れる存在であることを改めて証明した格好となったと言えよう。
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異次元の投球!!菅野智之の成し遂げた大記録(10月15日)
「最高の気分。途中から完全に狙っていたのでフォアボールはもったいなかったけど良かった」正に異次元のピッチング。セリーグCS1st第2戦。初戦を落とし絶対負けられないスワローズと、一気に決めたいジャイアンツの対決。神宮球場は完全に菅野智之の独り舞台となった。
ジャイアンツ4点リードの4回裏、反撃に移りたいスワローズの上位打線が三者連続内野ゴロに切って取られると、徐々に球場内も異変に気付き始める。...
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「最高の気分。途中から完全に狙っていたのでフォアボールはもったいなかったけど良かった」正に異次元のピッチング。セリーグCS1st第2戦。初戦を落とし絶対負けられないスワローズと、一気に決めたいジャイアンツの対決。神宮球場は完全に菅野智之の独り舞台となった。
ジャイアンツ4点リードの4回裏、反撃に移りたいスワローズの上位打線が三者連続内野ゴロに切って取られると、徐々に球場内も異変に気付き始める。中盤以降も凡打の山を築き一人のランナーも出さない菅野のピッチング。2巡目の攻撃が終わり、18個のアウトを奪った時には殆どの観客が完全試合を意識していただろう。
7回裏、2死ランナーなしで迎えた打者はプロ野球史上初の3度目のトリプルスリーを達成した山田哲人。4度のファウルで粘った山田にフルカウントから投じられた白球がワンバウンドとなった瞬間、場内は大きなどよめきとため息が漏れた。だが、菅野はその後も全く動じることなく快投を続け113球の完封勝利。CS史上初のノーヒットノーランゲームが実現した。
今季、菅野はあの稲尾和久(西鉄)以来プロ野球史上2人目となる3年連続で最優秀防御率の偉業を成し遂げた。3年とも2.00前後という途轍もない数字である。さらに投手の1イニング当たりに許したランナー数を表すセイバーメトリクス・WHIPも0.85から1.00と3年連続リーグ1位。他球団からすれば1回の攻撃で1人出塁させるのがやっとということになる。これで広島とのファイナルステージに進出したジャイアンツ。絶対的エース・菅野の登板をあと何試合見ることが出来るか楽しみだ。
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心のバリアフリー・アジアパラ大会と福井国体(10月14日)
ジャカルタアジア大会に続きインドネシアで8日間にわたり行われてきた2018アジアパラ競技大会が幕を下ろした。13日に行われた閉会式では美しい花火が会場を彩り、選手と観客は一体となって幻想的な光景に酔いしれた。
アジア地域における最大の障害者総合競技開会であるアジアパラ競技大会は今回で3回目の開催。全17競技に出場した日本選手団は45個の金メダルを獲得。前回仁川大会の38個から大きく躍進した。...
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ジャカルタアジア大会に続きインドネシアで8日間にわたり行われてきた2018アジアパラ競技大会が幕を下ろした。13日に行われた閉会式では美しい花火が会場を彩り、選手と観客は一体となって幻想的な光景に酔いしれた。
アジア地域における最大の障害者総合競技開会であるアジアパラ競技大会は今回で3回目の開催。全17競技に出場した日本選手団は45個の金メダルを獲得。前回仁川大会の38個から大きく躍進した。特に活躍が目立ったのは競泳陣だ。前回の16個を大きく上回る23個の金メダルに輝いた。10月4日の記事で取り上げた日本選手団主将の鈴木孝幸は最多の5個の金メダルを獲得している。50メートル自由形(運動機能障害)では自己ベストをマークし、「世界記録樹立」を次なる目標に掲げた。
車いすテニス男子シングルス世界ランキング1位の国枝慎吾は貫録の金メダル。2020東京パラリンピック代表を確定させた。「出場権が決まったので、ゆっくり調整できる」と安どの表情。同じく女子シングルス金メダルの上地結衣とともに2年後に向けて視界良好だ。
一方同じ13日に日本国内では第18回全国障害者スポーツ大会「福井しあわせ元気大会」が開幕した。今大会では、「福井しあわせ元気国体」との一体運営がなされている。国体との融合化に向けた初の試みとして、全国障害者スポーツ大会の競技を一部前倒しし、国体の競技と同時に行っているのである。これは正に「心のバリアフリー化」への第一歩だ。五輪とパラリンピックが一体化し、同期間内に開催される…それはそんな遠い未来の話ではないのかもしれない。
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金本監督辞任へ…2018オフシーズンの監督動向(10月12日)
セ・パともにシーズン残り1試合となった今年のプロ野球。順位も確定し各球団悲喜こもごものなか、監督人事を巡る動きが活発化している。
「私の力足らずのためこういう結果に終わってしまい心より謝罪とお詫びを申し上げたい」今季甲子園球場最終戦、ファンの前で頭を下げた阪神タイガース・金本知憲監督。その翌日、自ら辞任を表明したとの報が飛び込み、衝撃が走った。関西では号外も配られたがファンの受け止めは「辞任が妥当」「まだ続投を」と様々だ。...
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セ・パともにシーズン残り1試合となった今年のプロ野球。順位も確定し各球団悲喜こもごものなか、監督人事を巡る動きが活発化している。
「私の力足らずのためこういう結果に終わってしまい心より謝罪とお詫びを申し上げたい」今季甲子園球場最終戦、ファンの前で頭を下げた阪神タイガース・金本知憲監督。その翌日、自ら辞任を表明したとの報が飛び込み、衝撃が走った。関西では号外も配られたがファンの受け止めは「辞任が妥当」「まだ続投を」と様々だ。
しかしチームは17年ぶりの最下位に転落。5位とのゲーム差は小さいものの、本拠地でのワースト借金記録を更新するなどフロント側から見れば印象は良くない。CS進出をかけたベイスターズとの1日のホーム戦では、1安打かつ二桁失点という球団史上初の屈辱も喫した。12日のスポーツ紙には「事実上の解任」との分析も。後任監督としては矢野二軍監督や岡田元監督の名前が挙がっている。ジャイアンツの高橋監督と同じ3年前に監督に就任した際は、セ6球団の監督中4人が40代という大幅な若返りとなり、世代交代を感じさせた。その2人がともに短期間で地位を退くのは大変残念である。
その一方、ドラゴンズは森監督の後任にOBの与田剛の就任が決定。パ・リーグではバファローズが西村徳文新監督の就任会見を行った。’10年の日本シリーズではリーグ3位から“史上最大の下剋上”を達成した西村新監督。「日本一になることの喜びを伝えたい」と強い意気込みを語る。日本シリーズ制覇経験を持つ監督の起用や、フレッシュな新人監督の登用に賭ける各チーム。勝るのは果たして「実績」か、それとも「期待」か?それぞれの判断に注視したい。
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