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九州場所前夜祭・白鵬、鶴竜の二横綱は休場へ(11月9日)
一年納めの九州場所初日まであと3日。福岡国際センターで8日、恒例の前夜祭が開催された。本場所では見られない力士のど自慢や初っ切り、トークショーのほか、郷土出身力士の紹介などに九州のファンは熱い歓声を送っていた。
この日は残念なお知らせも。今場所、東の正横綱に返り咲いた白鵬が右膝と足首を手術した影響で休場することが午前中に発表された。秋場所では15戦全勝と圧倒的な強さを見せて復活優勝を遂げたが、故障を抱えていた膝の痛みで秋巡業を途中離脱。...
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一年納めの九州場所初日まであと3日。福岡国際センターで8日、恒例の前夜祭が開催された。本場所では見られない力士のど自慢や初っ切り、トークショーのほか、郷土出身力士の紹介などに九州のファンは熱い歓声を送っていた。
この日は残念なお知らせも。今場所、東の正横綱に返り咲いた白鵬が右膝と足首を手術した影響で休場することが午前中に発表された。秋場所では15戦全勝と圧倒的な強さを見せて復活優勝を遂げたが、故障を抱えていた膝の痛みで秋巡業を途中離脱。骨片摘出と遊離軟骨の除去手術に踏み切った。だが、まだ傷口が癒えず、師匠の宮城野親方と相談の結果、初日からの休場に踏み切ったという。これで、白鵬は今年の6場所中5場所を休場することになる。
さらに午後に入って、横綱・鶴竜も休場を発表。6日の出稽古でも平幕相手に17勝2敗と元気な姿を見せていたのだが、「右足首付近に水がたまり、炎症を起こしている(井筒親方)」とのことで、場所を務められないと判断したようだ。今年前半の鶴竜は二場所連続優勝と、5場所を休場した昨年から完全復活を遂げたかに思えたが、名古屋場所以来2度目の休場に。射程圏内だった自身初の年間最多勝獲得は幻と消えた。
結局、前夜祭の横綱土俵入りを務めたのは稀勢の里のみ。九州では初めて一人横綱の重責を負うことになる。「やれることはしっかりとやってきたし、しっかりと初日へやっていきたい」と意気込みを語る。優勝争いは年間最多勝候補の大関・栃ノ心に加え、再び大関獲りを目指す関脇・御嶽海も気合十分。本命不在のなか、賜杯を獲得するのは果たして誰になるのだろうか。
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プロ野球オフ・FA市場とドラフト1位の動向(11月8日)
日本シリーズも終わり、球界はストーブリーグに突入。今オフ最大の目玉・ライオンズ・菊池雄星のメジャー移籍交渉にも注目が集まるが、大物選手のFA動向も大きく動き始めた。
7日にFA権の行使を表明したのは3名。セリーグでは今季リーグ3連覇を果たした広島カープの丸佳浩が、残留も念頭に国内限定のFAを宣言した。今季打率はチームトップの.306、キャリアハイの39本塁打もマークした。「プロ野球選手である以上、他球団の評価を聞いてみたいという思いも当然ある」とその胸中を明かす。...
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日本シリーズも終わり、球界はストーブリーグに突入。今オフ最大の目玉・ライオンズ・菊池雄星のメジャー移籍交渉にも注目が集まるが、大物選手のFA動向も大きく動き始めた。
7日にFA権の行使を表明したのは3名。セリーグでは今季リーグ3連覇を果たした広島カープの丸佳浩が、残留も念頭に国内限定のFAを宣言した。今季打率はチームトップの.306、キャリアハイの39本塁打もマークした。「プロ野球選手である以上、他球団の評価を聞いてみたいという思いも当然ある」とその胸中を明かす。長打力のある外野手を補強したい巨人、ロッテが獲得に興味を示しているようだ。
一方、パ王者西武の浅村栄斗も国内FA。残留が最優先で、球団側も2年連続打点王の慰留に懸命だ。こちらはソフトバンク、オリックス、楽天が獲得交渉に乗り出すとみられる。「どれだけ自分を必要としてくれるのか期待したい」と語るのは今季10勝をマークしたオリックス・西勇輝。チームの勝ち頭が抜けると大打撃だが、球団はエースの期待に応えられるだろうか?
一方で、先月ドラフト指名を受けたばかりの期待の新人にも動きが。広島ドラ1・小園海斗は7日、報徳学園で指名挨拶を受けた。高校№1内野手は「目標は日本を代表する様なショートになること」と高らかに宣言する。日本ハムのドラ1、金足農・吉田輝星はダルビッシュ、中田、大谷らを育て上げた鎌ヶ谷の2軍施設を訪問。球界一の設備を誇る室内練習場に目を輝かせていた。チームを移る者、新たに加わる者。果たして来季の戦力がどうなるのか。ファンにとっては期待と不安の入り混じる季節である。
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甲斐キャノンvsMLB「2018日米野球」(11月7日)
野球の日本代表・侍ジャパンが7日に福岡ドームで行われる台湾代表との試合に向けて現地入り。前日練習を行った。台湾戦に続き8日からは東京ドームで「2018日米野球」が開幕、MLB軍団との夢の対決が行われる。
日米野球の歴史は古く、1908年(明治41年)にMLBの選手たちが来日して早稲田大学と試合を行ったのがその起源。今年はちょうど110年目に当たるメモリアルイヤーでもある。1980年代以降は、ほぼ2年に1回のペースで単独チームやMLB選抜と日本プロ野球のオールスターチームが熱戦を繰り広げてきた。...
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野球の日本代表・侍ジャパンが7日に福岡ドームで行われる台湾代表との試合に向けて現地入り。前日練習を行った。台湾戦に続き8日からは東京ドームで「2018日米野球」が開幕、MLB軍団との夢の対決が行われる。
日米野球の歴史は古く、1908年(明治41年)にMLBの選手たちが来日して早稲田大学と試合を行ったのがその起源。今年はちょうど110年目に当たるメモリアルイヤーでもある。1980年代以降は、ほぼ2年に1回のペースで単独チームやMLB選抜と日本プロ野球のオールスターチームが熱戦を繰り広げてきた。1990年には初めて日本側が勝ち越しを修めたが、WBCの開催開始などで過密日程となったこともあり06年以降は一時中断。2014年に野球日本代表・侍ジャパンの強化試合という形でMLB選抜との対戦が復活した。今回は4年ぶり、この形式では2度目の開催である。
7日にはMLBオールスターチームも来日。今回はヤンキースのGM特別アドバイザーを務める松井秀喜もコーチとして帯同する。MLBチームにはWSで力投を見せたドジャースの前田健太も参加する予定だ。注目選手は今季のアリーグ最多安打・メリフィールド(ロイヤルズ)。メジャーが誇る2年連続盗塁王の俊足と、さきの日本シリーズでMVPを獲得した甲斐拓也の強肩との対決は最大のみどころの一つだ。
さらに2013年のWBCで日本を破ったプエルトリコ代表捕手・カージナルズのモリーナ。ゴールドグラブ賞9回受賞。日本の足を封じた「ロケットランチャー」はいまも健在だ。「甲斐キャノン」との競演も楽しみである。(「2018日米野球」は15日まで全6試合開催予定)
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なでしこリーグ30周年に思う女子サッカー界の課題(11月6日)
5日、「2018プレナスなでしこリーグ表彰式」が都内で行われた。日本女子サッカーの30周年を祝して、式には澤穂希や女子日本代表・なでしこジャパン・高倉麻子監督なども出席。トークイベントも行われ、レジェンド達が自身の思い出の場面を語り合った。
リーグは日テレベレーザが4連覇を達成。今季も圧倒的な強さを見せた。MVPはベレーザのキャプテン・田中美南が初選出。3年連続得点王とベストイレブンを合わせて三冠に輝いたなでしこのエースは「来年のW杯、再来年の東京五輪で良い結果を残すことが、今後の女子サッカーの未来につながる」と熱く目標を語る。...
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5日、「2018プレナスなでしこリーグ表彰式」が都内で行われた。日本女子サッカーの30周年を祝して、式には澤穂希や女子日本代表・なでしこジャパン・高倉麻子監督なども出席。トークイベントも行われ、レジェンド達が自身の思い出の場面を語り合った。
リーグは日テレベレーザが4連覇を達成。今季も圧倒的な強さを見せた。MVPはベレーザのキャプテン・田中美南が初選出。3年連続得点王とベストイレブンを合わせて三冠に輝いたなでしこのエースは「来年のW杯、再来年の東京五輪で良い結果を残すことが、今後の女子サッカーの未来につながる」と熱く目標を語る。
平成元年に開幕した日本女子サッカーリーグ。Lリーグ、なでしこリーグと名称を変えながら日本の女子サッカーを世界トップレベルに押し上げてきた。五輪やW杯での活躍によりファンも激増。この日のトークショーでも澤や川澄奈穂美が「1万人、2万人がスタジアムに来てくれて夢のようだった」と感慨を噛み締めていた。
一方で、ここ数年のなでしこリーグは観客動員の伸び悩みが課題となっている。V4を達成したベレーザは合計観客数が1万人を割り込み動員に苦戦中。チームの成績は好調なのにファンが増えないジレンマに陥っている。また、一部昇格以降2季連続で観客数1位を誇っていた長野パルセイロレディースも減少が止まらず、INAC神戸に抜かれ観客数2位に転落した。かつてはJ2に迫る勢いだったなでしこの観客動員力。いま国内の他競技も積極的な改革に打って出ておりライバルは多い。リーグの再興を図るための新たな取り組みが求められている。
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羽生結弦と高橋大輔・二人の王者のリスタート(11月5日)
「新しいスタートがやっと切れたなと思います」66年ぶりの連覇を達成した平昌五輪から9か月。氷上の王者が帰ってきた。フィギュアGPシリーズ第3戦フィランド大会で、羽生結弦が圧巻のスケーティングで優勝を果たした。
ショート1位で迎えたフリーの演技。冒頭の4回転ループはやや着氷が乱れたものの踏みとどまった。続く4回転サルコウを完璧に決めると波に乗り、後半には世界初となる4回転トウループ+トリプルアクセルを成功。...
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「新しいスタートがやっと切れたなと思います」66年ぶりの連覇を達成した平昌五輪から9か月。氷上の王者が帰ってきた。フィギュアGPシリーズ第3戦フィランド大会で、羽生結弦が圧巻のスケーティングで優勝を果たした。
ショート1位で迎えたフリーの演技。冒頭の4回転ループはやや着氷が乱れたものの踏みとどまった。続く4回転サルコウを完璧に決めると波に乗り、後半には世界初となる4回転トウループ+トリプルアクセルを成功。ショートプログラムに続きフリーでも今季世界最高得点をマークし、297.12で今季初戦をものにした。
「しっかりと滑り込むことが出来たので、この結果につながったかなと」と成果を感じつつも、ISU公認大会初の大技については高評価が得られなかったことへの反省も口にした。今季からルール改正で“出来栄え点“が7段階評価から11段階に細分化された。そのため、単に難易度の高い4回転の本数を増やすだけでは勝てない。ジャンプの美しさを研ぎ澄まし、5度目のGPファイナル制覇を目指す戦いが始まった。
一方同日、国内では4年ぶりに現役復帰した高橋大輔が西日本選手権に臨んでいた。最終滑走のフリーでは3アクセル+3トウループも披露。変わらぬ華麗なステップでも観衆を魅了していく。合計得点244.47で優勝を果たした高橋は、5年ぶりとなる全日本選手権の出場権を獲得。近畿選手権3位から始まり、肉離れなど故障にも見舞われながらも、ついに日本一を決定する舞台を勝ち取った。高橋は羽生の4連覇が始まった前年の2012/13シーズンのGPファイナル覇者。両雄が再び頂点で相見える。
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