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迷わず突き進め!貴景勝、試練を越えた初優勝(11月25日)
「弱い自分が何回も出そうになりましたが、諦めずにやってきて良かったと思います(貴景勝)」土俵下の優勝インタビューで寡黙な22歳の青年は訥々とその胸の内を明かした。大相撲一年納めの九州場所は、小結の貴景勝の初優勝で幕を下ろした。初土俵から26場所目での賜杯は史上4位タイのスピード記録である。
十四日目に大関・高安に敗れ、二敗で並ばれた貴景勝。千秋楽では錦木を退けて白星を重ね、控室で高安の相撲を待った。...
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「弱い自分が何回も出そうになりましたが、諦めずにやってきて良かったと思います(貴景勝)」土俵下の優勝インタビューで寡黙な22歳の青年は訥々とその胸の内を明かした。大相撲一年納めの九州場所は、小結の貴景勝の初優勝で幕を下ろした。初土俵から26場所目での賜杯は史上4位タイのスピード記録である。
十四日目に大関・高安に敗れ、二敗で並ばれた貴景勝。千秋楽では錦木を退けて白星を重ね、控室で高安の相撲を待った。横綱不在の場所、高安は大関として何としても賜杯は渡したくないところ。関脇・御嶽海に立合いで押し込まれたものの、徐々に体勢を立て直し攻めに転じていく。左四つに組み合い、何とか胸を合わせたが、そこで強引な下手投げに出て墓穴を掘ってしまった。土俵際に投げられた後、そのまま起き上がらずに中を仰ぎ、しばらく両目を閉じていたのが印象的だった。大関陣ではただ一人二桁勝利を挙げながらまたもV逸。かつての兄弟子・稀勢の里同様、優勝運に恵まれない大関になりつつあるのは些か気懸かりなところだ。
それにつけても場所前の急な師匠の廃業&部屋の移籍という環境の激変に見舞われながら土俵を務め、最高の結果を出した貴景勝は実に見事なものである。思えば小結初昇進の場所でも、貴乃花親方不在の中たった一人での記者会見という異例の経験をした。嵐のような騒動を乗り越え、手にした賜杯の重みはいかほどのものか。常人にはとても計り知れない。優勝パレードでは移籍先の部屋頭だった隆の勝が旗手を務めた。繰り返された試練と逆境のその先にはきっと確かな栄光の道が広がっている。その相撲の型の如く真っ直ぐに突き進んで行って欲しい。
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【速報】GPシリーズ仏杯・紀平梨花がV2!!(11月25日)
これがまだ16歳の少女とは思えない堂々の演技だった。日本時間25日早朝に終了したフィギュアスケートGPフランス大会。今季からシニア参戦の紀平梨花が、SP2位からの逆転でNHK杯に続くV2を達成し、グランプリシリーズへの出場を決めた。
ショートプログラムでは得点源のトリプルアクセルを失敗。しかし、動揺することなくデビュー戦と同様そこからの挽回を見せる。演技後半の3連続ジャンプを見事に決め、138・28点をマーク。...
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これがまだ16歳の少女とは思えない堂々の演技だった。日本時間25日早朝に終了したフィギュアスケートGPフランス大会。今季からシニア参戦の紀平梨花が、SP2位からの逆転でNHK杯に続くV2を達成し、グランプリシリーズへの出場を決めた。
ショートプログラムでは得点源のトリプルアクセルを失敗。しかし、動揺することなくデビュー戦と同様そこからの挽回を見せる。演技後半の3連続ジャンプを見事に決め、138・28点をマーク。NHK杯で出した日本女子歴代最高点には及ばなかったものの1位に躍り出て、合計205・92点で逆転優勝を果たした。
SPをノーミスの完璧な演技で1位だった三原舞依は、今大会での優勝に自身初のファイナル進出がかかっていたが、僅か3.01点差で2位。惜しくも手が届かなかった。
一方、優勝候補に挙げられていたロシアのメドベージェワはSPで3位と出遅れ、フリーでも着氷で手をつくミスを犯してしまう。自己ワーストとなるまさかの4位で、シニアデビュー以来初めて表彰台を逃した。
これにより女子のGPファイナル進出6名が全員決定。日本選手は4季連続で出場権を獲得した宮原知子と初出場の坂本花織。ロシアは平昌金メダリストのザギトワ、トゥクタミシェワ、サモロドゥロワと、日ロで独占する形となった。
男子は宇野昌麿とけがの回復が気になる羽生結弦の2名がファイナル進出。日本時間の12月7日、カナダ・バンクーバーで幕を開ける最終決戦の舞台で、日本勢が頂点を目指す。
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プロ野球FA動向・浅村栄斗は楽天、丸佳浩は?(11月23日)
プロ野球はストーブリーグ真っ盛り。今年もFA・移籍市場に多くの大物選手の顔が並んでいるが、注目のその去就が確定し始めている。
「この1カ月間本当に悩みました」と心境を明かしたのは今季のパリーグ打点王・浅村栄斗(西武)。複数球団が獲得に乗り出したが、20日楽天イーグルスへ4年20億円(推定)の契約で入団が決定した。「浅村選手がプレーしている間に若手を2軍でじっくり育てることができる」と楽天の石井一久新GMもご満悦だ。...
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プロ野球はストーブリーグ真っ盛り。今年もFA・移籍市場に多くの大物選手の顔が並んでいるが、注目のその去就が確定し始めている。
「この1カ月間本当に悩みました」と心境を明かしたのは今季のパリーグ打点王・浅村栄斗(西武)。複数球団が獲得に乗り出したが、20日楽天イーグルスへ4年20億円(推定)の契約で入団が決定した。「浅村選手がプレーしている間に若手を2軍でじっくり育てることができる」と楽天の石井一久新GMもご満悦だ。西武にとっては12球団中最多17人目のFA流出。菊池雄星のメジャー移籍も確実視されるなか大きな痛手となる。なお、楽天を上回る高年俸を用意したソフトバンクと、ほぼ同条件で交渉に臨んだオリックスは共に獲得ならず。特にオリックスはこのところFA市場で苦戦が続いている。
そのオリックスを退団した中島宏之は巨人が獲得。推定1億5000万円の1年契約で入団合意した。原辰徳監督とは2009WBCで共に戦った間柄。新指揮官は「“ナカジ”という選手のスタイルを貫いて、中心選手として戦ってくれることを期待する」と熱いエールを送った。
その巨人とロッテが獲得に本腰を入れているのが、リーグ3連覇を果たした広島からFA宣言した丸佳浩だ。22日のロッテとの初交渉には井口資仁監督が直々に参戦。地元出身の大物外野手に「若い選手たちのリーダーとなり、地元千葉出身の選手として優勝するための力になってほしい」と複数年契約でラブコールを繰り出す。一方の巨人はロッテを上回る5年40億円という破格の条件提示とも噂されている。広島も残留を強く求めており、動向が注目される。
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東京五輪施設オープンとマラソンの時刻変更案(11月22日)
2020東京五輪開幕まであと600日あまり。東京・千代田区の日比谷公園にスポーツをテーマにしたカフェが完成し、21日にオープングセレモニーが行われた。
「SPORTS STATION & CAFE」は東京都公園協会がアシックスジャパンと提携して開設。「公園から心身ともに健康的なライフスタイルをサポートする」ことをコンセプトとしており、東京オリンピック・パラリンピックに向けてスポーツに親しみやすい環境を提供するものだ。...
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2020東京五輪開幕まであと600日あまり。東京・千代田区の日比谷公園にスポーツをテーマにしたカフェが完成し、21日にオープングセレモニーが行われた。
「SPORTS STATION & CAFE」は東京都公園協会がアシックスジャパンと提携して開設。「公園から心身ともに健康的なライフスタイルをサポートする」ことをコンセプトとしており、東京オリンピック・パラリンピックに向けてスポーツに親しみやすい環境を提供するものだ。カフェスペースは自然食品や健康・美容を重視したメニューを提供。また、日比谷公園周辺は東京大会のマラソンコースになることから、ランニンングなどで一般市民が利用できるロッカールームを整備した。内部にはメキシコ大会マラソン銀メダリストの君原健二に関するギャラリーも設けられている。イベントに参加したシドニー五輪女子マラソン金メダリスト・高橋尚子は「1年半後も盛り上がる場所になること間違いありません」と太鼓判を押した。
その東京五輪のマラソン開始時間について21日、大会組織委員会は計画の午前7時から更に早める方向で調整を始めていることを明かした。今週、日本医師会と東京都医師会が熱中症の危険性が高いとし、午前5時半スタートの要望書を提出したばかりだが、委員会では午前6時スタートなど複数の案が検討されているという。
なお、東京五輪で検討されていた「サマータイム導入案」について、自民党の研究会は同日「準備期間が足りない」として、今国会への法案提出を見送る方針を決定した。東京の真夏の猛暑からランナーをいかにして守るか、競技実施の時間帯も含め大きな課題となっている。
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日本代表年内最終戦・森保JAPAN&高倉JAPAN(11月21日)
ワールドカップイヤーだった2018年も残すところあと40日あまり。現在ウルグアイでU-17女子W杯が開催中だが、今年のサッカー日本代表の試合もそろそろ見納めとなってきた。
20日、男子フル代表の森保ジャパンは年内最終戦となるキルギスとの一戦に臨んだ。世界ランク90位とかなり格下の相手ではあるが、日本は4-0で勝利。デビュー戦となった山中亮輔が、試合開始2分で代表最速初ゴールとなる先制点を決めるなど見せ場を作った。...
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ワールドカップイヤーだった2018年も残すところあと40日あまり。現在ウルグアイでU-17女子W杯が開催中だが、今年のサッカー日本代表の試合もそろそろ見納めとなってきた。
20日、男子フル代表の森保ジャパンは年内最終戦となるキルギスとの一戦に臨んだ。世界ランク90位とかなり格下の相手ではあるが、日本は4-0で勝利。デビュー戦となった山中亮輔が、試合開始2分で代表最速初ゴールとなる先制点を決めるなど見せ場を作った。
ロシアW杯直前のハリルホジッチ監督解任劇、物議を醸したW杯本戦での西野采配。様々な動きのあった日本サッカー界激動の一年に、森保一オリンピック代表監督はバドンを引き継いだ。ここまで5戦を戦い、コスタリカ、パナマ、ウルグアイ、キルギスに勝利。ベネズエラに引き分けと4勝1分けの申し分ない戦果を修めてきた。来年に向け、新指揮官の起用に応えた中島翔哉・堂安律・南野拓実といった新しい世代への期待が膨らむ。「より高いレベルを目指して戦っていく(森保監督)」と、来年1月9日に行われるアジアカップ初戦に向け士気も高い。
一方、女子代表・なでしこジャパンは11日に行われたノルウェーとの親善試合で、すでに年内最後の試合を終えている。エース横山久美の先制弾などで4-1と完勝を修めた。今年のなでしこジャパンは公式戦20試合を戦い13勝2分け5敗。3月のアルガルヴェカップは6位に終わったが、ヨルダンで行われたアジア杯の連覇とジャカルタアジア大会で優勝を果たしたのは大きな成果だった。「世界に日本のサッカーを。全員がハードワークして輝いて勝っていく試合を披露できるように努力していきたい(高倉麻子監督)」なでしこの新たな挑戦が始まる。
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