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J1残留争い最終節・まさかの劇的決着に…(12月2日)
サッカーJ1は1日が最終節。すでに前節までに最下位・長崎と17位の柏はJ2への自動降格が決定済み。16位のクラブは8日に残留をかけたプレーオフに臨まなければならないが、この時点で5つのクラブ(横浜、磐田、湘南、鳥栖、名古屋)がライン上にいるという近年稀に見る大混戦となっていた。
16位の名古屋は14位の湘南との直接対決。ともに絶対に負けられない闘いとなったが、ホームの名古屋は前半に2点のリードを奪われてしまう。...
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サッカーJ1は1日が最終節。すでに前節までに最下位・長崎と17位の柏はJ2への自動降格が決定済み。16位のクラブは8日に残留をかけたプレーオフに臨まなければならないが、この時点で5つのクラブ(横浜、磐田、湘南、鳥栖、名古屋)がライン上にいるという近年稀に見る大混戦となっていた。
16位の名古屋は14位の湘南との直接対決。ともに絶対に負けられない闘いとなったが、ホームの名古屋は前半に2点のリードを奪われてしまう。それでも2つのPKのチャンスをものにし、何とかドローに持ち込むことに成功。あとは他会場の結果を待つこととなった。
もしこのまま全試合が終了となれば、得失点差で名古屋の16位が決定する状況。各地のサポーターが懸命に祈るなか、大きな動きがあったのは川崎の等々力競技場だった。前節13位の磐田は首位の川崎相手に1-1でアディショナルタイムに突入しようとしていた。ところが89分台にDFのオウンゴールで失点。そのまま試合終了となり磐田は一気に16位に転落。名古屋が土壇場で残留を決めることとなった。
この試合引き分け以上で残留が決まるはずだった磐田はまさかまさかのプレーオフ行きに。名波監督は「残酷なこの結果をいま受け止めるのに必死」と痛恨の表情で語りながらも入れ替え戦での勝利を誓った。
一方、J2では横浜FCと東京Vの勝者がプレーオフ進出となる。8日に行われる運命の最終決戦。歓喜の瞬間を迎えるのは果たしてどちらのサポーターか。目が離せない。
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羽生結弦GPファイナル欠場も高視聴率に期待?(11月30日)
18日のフィギュアGPシリーズ第5戦・ロシア大会終了後の記者会見。松葉杖姿で登壇した羽生結弦は「右足首自体がすごくもろいので、ちょっとしたことでも怪我になってしまう。事故みたいなもの」と、さばさばした表情で語っていた。右足首は1年前の11月にも痛めた箇所だ。そこから懸命のリハビリにより今年の平昌五輪で連覇を果たした王者を襲った再びの悪夢。王者は冷静に受け止めていたが、今回の負傷の度合いもやはり深刻だったようだ。...
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18日のフィギュアGPシリーズ第5戦・ロシア大会終了後の記者会見。松葉杖姿で登壇した羽生結弦は「右足首自体がすごくもろいので、ちょっとしたことでも怪我になってしまう。事故みたいなもの」と、さばさばした表情で語っていた。右足首は1年前の11月にも痛めた箇所だ。そこから懸命のリハビリにより今年の平昌五輪で連覇を果たした王者を襲った再びの悪夢。王者は冷静に受け止めていたが、今回の負傷の度合いもやはり深刻だったようだ。
29日、羽生は来週開幕のグランプリファイナルを欠場することを発表。右足関節外側靱帯損傷などで3週間の安静と1か月のリハビリを要する見込みという。来月20日開幕の全日本選手権の出場も厳しい状況のようだ。羽生の欠場により男子で日本勢唯一の出場となる宇野昌麿は「練習してきたことを発揮する、結果がついてくれば嬉しい」と決戦の地・カナダへ発った。
ここで、少し今季のフィギュア中継の視聴率について見てみたい。羽生が優勝を飾ったGPシリーズロシア大会フリーは16.2%の高視聴率をあげた(SPは13.5%)。また、紀平梨花が鮮烈なデビューを飾ったNHK杯が、夕方の放送にもかかわらず14.2%と、演技の点数同様、非常に高い数字をマークしている。
GPファイナルの模様は12月7日(金)夜7時30分から3夜連続で放送予定だ。放映権を持っているテレビ朝日としては羽生の欠場は痛いところだが、一方で女子のファイナル初出場を果たした紀平の活躍には大きな期待を寄せていることだろう。浅田真央の全盛期には20%超の平均視聴率を誇ったフィギュア中継。新ヒロインの誕生で、女王ザギトワとの高次元での闘いともなれば、久々の大台突破もあるかもしれない。そちらにも注目してみたい。
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来日中のIOCバッハ会長から日本へのエール(11月29日)
現在、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が来日中である。28日は港区の東京五輪・パラリンピック組織委員会を訪問。職員200人を前に「まだ2年前なのにもかかわらず、大会が成功するためのすべての要素が揃っている」と称賛し、「ガンバレ!TOKYO2020」と日本語でエールを送った。
今回のバッハ会長の来日は28日から都内で行われる各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会と30日から開催されるIOC理事会出席のためのものだ。...
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現在、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が来日中である。28日は港区の東京五輪・パラリンピック組織委員会を訪問。職員200人を前に「まだ2年前なのにもかかわらず、大会が成功するためのすべての要素が揃っている」と称賛し、「ガンバレ!TOKYO2020」と日本語でエールを送った。
今回のバッハ会長の来日は28日から都内で行われる各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会と30日から開催されるIOC理事会出席のためのものだ。23日に羽田空港に降り立ってから精力的に五輪関連施設を視察に訪れており、翌24日には安倍首相と共に福島県内を訪問。野球・ソフトボールの会場となる福島市の県営あづま球場で関係者や高校球児たちと交流した。この際握手を求めた少年たちが将棋倒しになりかかったが、会長が駆け寄って手を差し伸べて支える一幕も。「スポーツがこのような復旧・復興に大きく貢献したということの一つの頂点に達しました」と被災地での分散開催の意義を強調してくれたことは地元の方にとっても大きな励みになったことだろう。
無論IOC側から大会運営への要請も多い。都庁では小池都知事との会談に臨み、課題となっている暑さ対策の検討を求めた。27日に都内のホテルで行われたJOC主催の歓迎レセプションで、組織委員会の森喜朗会長は会長から「経費削減」を強く求められたことを明かした。
今回メディアのインタビューで、聖火リレーの際に広島市を訪問したいとの意向を示したバッハ会長。IOCの期待に応えるためにも委員会、都、大臣の連携のみならず、大会成功へと導くオールジャパンでの結束力が問われている。
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プロ野球平成最後の年間表彰・MVPはあの人(11月28日)
28日、一般社団法人日本野球機構が開催する「NPB AWARD2018」がグランドプリンスホテル新高輪「飛天」の間で盛大に執り行われた。この例年恒例のプロ野球年間表彰式は一般のファンにも開放され観覧が可能。BS-TBSでも録画中継されている。
式典では各部門のタイトルホルダーの表彰に続き、両リーグの新人王が発表。セはチーム最多11勝をあげたDeNAの東克樹。パからは楽天のセンターに定着した田中和基が選出された。...
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28日、一般社団法人日本野球機構が開催する「NPB AWARD2018」がグランドプリンスホテル新高輪「飛天」の間で盛大に執り行われた。この例年恒例のプロ野球年間表彰式は一般のファンにも開放され観覧が可能。BS-TBSでも録画中継されている。
式典では各部門のタイトルホルダーの表彰に続き、両リーグの新人王が発表。セはチーム最多11勝をあげたDeNAの東克樹。パからは楽天のセンターに定着した田中和基が選出された。東は新人では唯一の二桁勝利。防御率はリーグ2位と申し分のない活躍だ。田中も今季は侍JAPANにも選出され、貴重なスイッチヒッターとしての地位を確立した飛躍の一年だった。
さて、注目のMVPだがセが丸佳浩、パが山川穂高と、ともにリーグ制覇したチームからの選出となった。丸はカープでは初となる2年連続のMVP。山川は嬉しい初受賞だ。ちなみに記者による投票の上位3名がいずれも広島(丸・大瀬良・鈴木)、西武(山川・浅村・秋山)で占められる結果に。今季ペナントの主役はやはりこの2球団だったと言えよう。来季について「当然今季よりも全項目良い数字を残したい(丸)」「50本以上打てるように今年の倍以上練習したい(山川)」と両者とも力強く抱負を語った。
また、長年にわたる球界発展への貢献を讃える功労賞では新井貴浩、岩瀬仁紀、松井稼頭夫ら6名が表彰を受けた。いずれも今季限りでの現役引退を表明した名プレイヤー。平成の終了と共に一つの時代が幕を下ろした。その雄姿はファンの脳裏から色褪せることは無いだろう。長い間感動をありがとう、本当にお疲れ様でした。
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ベストナイン決定・顔ぶれから見える台所事情(11月27日)
今年のプロ野球の顔「ベストナイン」が発表された。各チームを代表する恒例のメンバーに加えて、初受賞者も多い新鮮な顔ぶれとなっているようだ。特にパ・リーグでは初選出の選手が10名中5名を数えた(捕手:西武・森友哉、一塁手:西武・山川穂高、三塁手:ソフトバンク・松田宣浩、遊撃手:西武・源田壮亮、オリックス・吉田正尚)まずはそのパ・ベストナインから詳しく見ていくとしよう。
リーグ制覇した西武ライオンズからは12球団最多の6選手が名を連ねている。...
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今年のプロ野球の顔「ベストナイン」が発表された。各チームを代表する恒例のメンバーに加えて、初受賞者も多い新鮮な顔ぶれとなっているようだ。特にパ・リーグでは初選出の選手が10名中5名を数えた(捕手:西武・森友哉、一塁手:西武・山川穂高、三塁手:ソフトバンク・松田宣浩、遊撃手:西武・源田壮亮、オリックス・吉田正尚)まずはそのパ・ベストナインから詳しく見ていくとしよう。
リーグ制覇した西武ライオンズからは12球団最多の6選手が名を連ねている。前述の初選出3人に加えて、エースの菊池雄星と秋山翔吾が2年連続受賞。そして3年連続受賞となった浅村栄斗だ。1つのチームから6人のベストナイン選出は16年ぶりのこと。しかし浅村はFA移籍、菊池もMLB移籍が確実でこの2人が来季の戦力から抜けるのは手痛い損失といえる。秋山も来オフにはメジャー挑戦の意向を固めており、常勝軍団再建への青写真は安泰とは言い難い。逆にベストナイン選出が0だった楽天にとって浅村の入団は大きな補強となった。
セでは3連覇を達成した広島が最多の3人(曾澤翼、丸佳浩、鈴木誠也)。こちらも3年連続受賞、不動のセンター・丸がFA移籍交渉の真っ只中。2年連続ベストナイン選出のないロッテと共に球界の盟主・巨人が猛アタックを仕掛けている。ジャイアンツも外野手の選出は13年の長野以降途絶えたまま。スター選手の獲得が命題だろう。それぞれの台所事情が垣間見える。
一方、セで唯一受賞者のいなかった阪神が、現在さほど熱心に新戦力獲得に動いていないのが不思議だ。ドラフト戦略もファンから消極的だとの批判もあっただけに気になるところではある。
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