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原ジャイアンツV奪還に向けて超大型補強推進(12月7日)
ストーブリーグでジャイアンツが大型補強に乗り出している。7日には元マリナーズ・岩隈久志との契約に合意したと発表した。大胆にチーム再建を推し進める原辰徳監督。4年ぶりの復帰以降、大物の新戦力獲得はこれで既に5人目だ。岩隈は日米通算170勝(NPB106・MLB63)。原監督は自身が指揮を執った2009年の第2回WBCで連覇に貢献した右腕に「非常に強い味方がチームに加わった」と強い期待を寄せる。
今オフではFA市場最大の目玉だった丸佳浩を5年総額35億円とも言われる破格の条件で獲得。...
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ストーブリーグでジャイアンツが大型補強に乗り出している。7日には元マリナーズ・岩隈久志との契約に合意したと発表した。大胆にチーム再建を推し進める原辰徳監督。4年ぶりの復帰以降、大物の新戦力獲得はこれで既に5人目だ。岩隈は日米通算170勝(NPB106・MLB63)。原監督は自身が指揮を執った2009年の第2回WBCで連覇に貢献した右腕に「非常に強い味方がチームに加わった」と強い期待を寄せる。
今オフではFA市場最大の目玉だった丸佳浩を5年総額35億円とも言われる破格の条件で獲得。リーグMVPを獲得した選手が、その年のオフに移籍するのはメジャー挑戦した田中将大の例などがあるが、国内では2006年の小笠原道大以来12年ぶりのこと(ファイターズ→ジャイアンツ)。同一リーグ内での移籍は日本プロ野球68年の歴史上初となる。
これだけの巨大戦力を獲得できる資金力には圧倒されるばかり。他球団は全くのお手上げ状態だ。以前から原監督は戦力補強には貪欲で躊躇がないが、潤沢な資金力ばかりでなくその交渉力の高さにも特筆すべきものがあるのだろう。
ただ、新戦力の顔ぶれは37歳の岩隈をはじめピークを過ぎたベテランが多いのも確か。丸や今季パドレスで20HRのビヤヌエバはともかく、中島宏之、炭谷銀仁朗といった30代の選手がどこまでシーズンを通して活躍できるかは気懸かりなところだ。第2次監督時代の2011年、大型補強で挑みながらV逸。シーズン終了時に「戦力が足りなかった」と総括した発言が物議を醸したこともある。巨額契約の大物選手がベンチウォーマーとならぬことを祈りたい。
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角界激震…貴ノ岩が付け人に暴行発覚・詳細は?(12月6日)
本当に耳を疑うようなニュースだ。5日夕方に飛び込んできた大相撲前頭6枚目・貴ノ岩の暴行に関する詳細が徐々に明らかになってきた。
日本相撲協会が明らかにしたところによると4日夜、福岡・行橋市にあるホテルで、冬巡業に参加中だった貴ノ岩が付け人の顔面を平手と拳で4~5発殴る暴行を加えたとのこと。貴ノ岩は協会の事情聴取に対して、暴行の事実を認め謝罪。理由については付け人が忘れ物の言い訳をしたことに腹を立てたと話しているらしい。...
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本当に耳を疑うようなニュースだ。5日夕方に飛び込んできた大相撲前頭6枚目・貴ノ岩の暴行に関する詳細が徐々に明らかになってきた。
日本相撲協会が明らかにしたところによると4日夜、福岡・行橋市にあるホテルで、冬巡業に参加中だった貴ノ岩が付け人の顔面を平手と拳で4~5発殴る暴行を加えたとのこと。貴ノ岩は協会の事情聴取に対して、暴行の事実を認め謝罪。理由については付け人が忘れ物の言い訳をしたことに腹を立てたと話しているらしい。
周知のように貴ノ岩は去年10月元横綱・日馬富士から暴行を受け頭部を負傷した事件の当事者。日馬富士は責任を取って引退し、その後も貴ノ岩側は損害賠償を求めて提訴していたが、その訴えを10月に取り下げたばかりだった。
貴乃花親方の引退により、現在貴ノ岩は千賀ノ浦部屋の所属。6日の各メディアの報道によれば暴行を受けたのは三段目の貴大将と判明。つまり、旧貴乃花部屋時代からの付け人である。貴大将はスポーツ紙の取材に対して、「自分が悪かった」と語ったと報じられている。
だが、旧貴乃花部屋では今年3月場所にも当時十両の貴公俊が支度部屋で別の付け人に暴行し、出場停止処分を受けた不祥事があった。これが貴乃花親方の協会を去る一因になっているとみる関係者も多い。また、相撲協会が10月下旬に暴力との決別を宣言し再発防止策を発表した矢先の暴力事件は全くあり得ない事態で、まったく弁解の余地はない。理事会で貴ノ岩の処分を検討するとのことだが、協会のガバナンスへの厳しい批判も予想される。事態を注視したい。
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村田諒大、再びリングへ・狙うは未知の階級?(12月5日)
「あのボクシングで自分のボクシングを終えたくない」ラスベガスでの屈辱の敗戦から45日。去就が注目された前WBA世界ミドル級王者・村田諒大が現役続行を宣言した。
10月20日にロブ・ブラント(同級1位)との2度目の防衛戦に敗北。試合直後は真っ赤に腫れた顔で完敗を認め、再戦には言及しなかったが、この日行われたジムでの会見では「もう一回世界の舞台に立ちたい」と力強く抱負を語った。ロンドン五輪で金メダルを獲得し、27歳でプロへの転向を果たした村田。...
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「あのボクシングで自分のボクシングを終えたくない」ラスベガスでの屈辱の敗戦から45日。去就が注目された前WBA世界ミドル級王者・村田諒大が現役続行を宣言した。
10月20日にロブ・ブラント(同級1位)との2度目の防衛戦に敗北。試合直後は真っ赤に腫れた顔で完敗を認め、再戦には言及しなかったが、この日行われたジムでの会見では「もう一回世界の舞台に立ちたい」と力強く抱負を語った。ロンドン五輪で金メダルを獲得し、27歳でプロへの転向を果たした村田。竹原慎二に続き日本人ボクサーでは最重量級のミドル級の世界王者に輝いた彼も来月には33歳を迎える。だが、過去の日本の名チャンプ達の戦歴と比べても、まだまだ十分やれる年齢と言えるだろう。
会見ではブラントとの再戦にはこだわらないとして、階級の変更も視野においていることを明かした。一階級上はスーパーミドル級。プロボクシングの全階級中4番目に重い日本人にとって未知の階級だ。村田は「ワクワクするような試合を提供できればいいですね」とほほ笑んだ。
今年はボクシング界にとって国内外ともに大きく揺れた一年だった。IOCは国際ボクシング協会のガバナンスを問題視し、2020年東京オリンピックからのボクシング競技除外を示唆している。日本ボクシング連盟の助成金不正流用疑惑などをめぐる一連の騒動も記憶に新しい。村田が積極的に前会長への批判を公言していたのも、この状況に人一倍危機感を持っていたからだろう。今度の新たな挑戦。日本人史上最もヘビー級に近い闘いの舞台で、再び村田のあの大迫力のファイトが見られることに感謝したい。
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バスケ日本代表・W杯出場へ向けまた一歩前進(12月4日)
来年北京で行われるバスケットボールのワールドカップアジア2次予選。日本代表は4連敗の崖っぷちから這い上がり、ここまで5連勝。3日、ホームでのカザフスタン戦を迎えた。
アメリカでプレーする八村塁と渡邊雄太は現在シーズン中で不在。先発メンバーは最年少の馬場雄大をはじめとするBリーグ勢4名にオーストラリア・ブリスベンブレッツ所属の比江島慎という陣容で試合を戦った。第1Qはカザフスタンに6点のリードを許したものの、第2Qで逆転して1点差で試合を折り返すと、その後もリードを広げ86-70で勝利。...
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来年北京で行われるバスケットボールのワールドカップアジア2次予選。日本代表は4連敗の崖っぷちから這い上がり、ここまで5連勝。3日、ホームでのカザフスタン戦を迎えた。
アメリカでプレーする八村塁と渡邊雄太は現在シーズン中で不在。先発メンバーは最年少の馬場雄大をはじめとするBリーグ勢4名にオーストラリア・ブリスベンブレッツ所属の比江島慎という陣容で試合を戦った。第1Qはカザフスタンに6点のリードを許したものの、第2Qで逆転して1点差で試合を折り返すと、その後もリードを広げ86-70で勝利。W杯自動進出となるグループFの3位に浮上した。チーム最多の41得点を挙げたのはニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)。元NBAプレイヤーの彼が今年4月に日本国籍を取得して代表チームに合流して以降、負け知らずの6連勝だ。
残り2試合はアウェーでの戦い。強豪イランとカタールとの対戦となるが、いずれもホームでは勝利した相手だけに連勝で終えたい。試合後、比江島は「厳しい戦いなのでしっかりと準備をしたい」と抱負を語った。8月のアジア大会では不祥事で代表4選手が謹慎となった日本バスケ男子。人気に水を差す大変残念な出来事だったが、この日試合会場となった富山市総合体育館はチケットが完売。5000人近い観客を集めた。今年で3シーズン目を迎えたBリーグも日本各地でさらにブースターを拡大している。
現在世界ランキング49位の日本。W杯出場を勝ち取れば、東京五輪の出場国枠獲得も現実味を帯びてくる。国内のバスケ人気を定着させるためにも、是非とも結果を出したいところだ。
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日本マラソン界期待の新星・服部勇馬が駆ける(12月3日)
「練習の成果が実って良い結果が出たと思う(服部勇馬)」日本マラソン界に新たなヒーローの誕生だ。2日行われた福岡国際マラソンで、服部勇馬が2時間7分27秒(日本歴代8位)で初優勝を飾った。この大会日本人選手の優勝は14年ぶりの快挙である。
この日のレースには、2月の東京マラソンで16年ぶりに日本新記録を更新した設楽悠太や、4月にボストンマラソンで優勝した市民ランナー・川内優輝らも出場。フルマラソン4度目の挑戦の服部は36キロ地点でスパートをかけると独走状態に。...
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「練習の成果が実って良い結果が出たと思う(服部勇馬)」日本マラソン界に新たなヒーローの誕生だ。2日行われた福岡国際マラソンで、服部勇馬が2時間7分27秒(日本歴代8位)で初優勝を飾った。この大会日本人選手の優勝は14年ぶりの快挙である。
この日のレースには、2月の東京マラソンで16年ぶりに日本新記録を更新した設楽悠太や、4月にボストンマラソンで優勝した市民ランナー・川内優輝らも出場。フルマラソン4度目の挑戦の服部は36キロ地点でスパートをかけると独走状態に。ここまでひと月の走行距離が1000キロという猛練習を積んできた25歳は、鍛え上げられた駿馬さながらにそのまま先頭でゴールテープを切った。
一方、服部とは東洋大学の先輩に当たる設楽は30キロ過ぎまで先頭集団を形成していたが、全体4位に終わった。「体が思うように動かずペースダウンしてしまった」とレースを振り返る川内は11キロ過ぎに先頭集団から脱落。この日の福岡は最高気温20度超という例年にない異常な温かさ。暑さが苦手の川内にとっては不利なコンディションだったかもしれない。
いよいよ来年は東京五輪の代表選考が行われる。来年9月15日のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)では、代表3人のうち2名が決定することになる。福岡を制したことで、服部はMGC出場権を確保した。男子のMGC出場権をかけたレースは来年3月の東京マラソンなどあと3大会が残っている。設楽が更新した日本記録を10月に大迫傑がさらに20秒以上縮め、記録ラッシュとなった今年の日本男子マラソン界。王国復活に向けて期待が高まる。
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