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菅野智之、日本人歴代最高年俸の6億5000万に(12月18日)
プロ野球ストーブリーグの注目の一つは契約更改だろう。2年連続沢村賞のジャイアンツ・菅野智之が17日契約更改し、記者会見を行った。「すごくいい評価をしていただきました(菅野)」契約年俸は推定で4億5000万円から2億円UPの6億5000万円。日本球界で6人目となる6億円プレーヤーの誕生だ。
6億5000万円は「ハマの大魔神」佐々木主浩に並ぶ日本人歴代最高年俸。松井秀喜の6億1000万円を抜きジャイアンツの日本人でも過去最高になった。...
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プロ野球ストーブリーグの注目の一つは契約更改だろう。2年連続沢村賞のジャイアンツ・菅野智之が17日契約更改し、記者会見を行った。「すごくいい評価をしていただきました(菅野)」契約年俸は推定で4億5000万円から2億円UPの6億5000万円。日本球界で6人目となる6億円プレーヤーの誕生だ。
6億5000万円は「ハマの大魔神」佐々木主浩に並ぶ日本人歴代最高年俸。松井秀喜の6億1000万円を抜きジャイアンツの日本人でも過去最高になった。今シーズンの成績は15勝8敗。奪三振200、防御率2.14と最多勝、最優秀防御率、奪三振王の盗取三冠に加えベストナイン、ゴールデングラブのタイトルを手中に収めた。しかし、菅野は更なる高みを目指すと宣言。「満足は何一つしていませんし。もっとできるという思いも自信もあるので」来季の目標に20勝と5年間遠ざかっているチームの優勝を挙げた。
各タイトルを独占したかに思える菅野だが、これまで唯一獲得できていない主要タイトルが「最高勝率」だ。今季は.652とリーグ4位。対戦相手の投手との巡り合わせや打線の援護に恵まれなければ難しいタイトルとはいえ、内心忸怩たる思いもあるはずだ。丸の獲得など打線の大型補強を行ったジャイアンツ。来季は「18」の新背番号を背負うチームの大黒柱に“勝ち運”をもたらすことが出来るだろうか。
さて、余談だが前述の6億円プレーヤーにはほかにもこれまでに阿部慎之助、黒田博樹、金子千尋の3人がいる。このうち金子は今オフNPBの規定を上回る減額提示を受け、自由契約に。日本ハムファイターズへの移籍を決断した。登録名も本名の千尋から「弌大」へ変更したパ最強右腕の復活がなるかにも注目したい。
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バドミントン&卓球・日本人選手の熾烈な優勝争い(12月17日)
東京五輪でメダルの期待のかかるバドミントンと卓球。この週末、その両競技で今年の年間王者を決める世界ツアーファイナルの大会が開催され、多くの日本の選手たちが優勝を争った。
まず中国・広州で行われたバドミントンのワールドツアーファイナルズから。全5種目中で日本勢は史上最多の4種目の決勝に進出という快挙を達成した。女子シングルス決勝は準決勝で山口茜との日本人対決を制した奥原希望が登場。男子シングルスは桃田賢斗が1次リーグから1ゲームも落とさずに決勝進出し、3年ぶりの優勝を狙った。...
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東京五輪でメダルの期待のかかるバドミントンと卓球。この週末、その両競技で今年の年間王者を決める世界ツアーファイナルの大会が開催され、多くの日本の選手たちが優勝を争った。
まず中国・広州で行われたバドミントンのワールドツアーファイナルズから。全5種目中で日本勢は史上最多の4種目の決勝に進出という快挙を達成した。女子シングルス決勝は準決勝で山口茜との日本人対決を制した奥原希望が登場。男子シングルスは桃田賢斗が1次リーグから1ゲームも落とさずに決勝進出し、3年ぶりの優勝を狙った。両名ともに残念ながらストレートで敗れたものの「突破口は見えた(奥原)」「自分のプレーを出せるように対策を考えたい(桃田)」と課題は見えたようだ。なお、男子複の遠藤大由/渡辺勇大組も地元中国の世界選手権王者組に善戦したものの、あと一歩届かなかった。
ここまで銀メダルが3つ続いた日本勢。最終種目の女子複・高橋礼華/松友美佐紀に大きな期待がかかった。その期待に応えタカマツペアは韓国ペアを終始圧倒、世界ランク2位の貫録を見せつける。危なげなくストレートで勝利し4年ぶりの年間女王に返り咲いた。世界ランク上位を独占し日本勢同士の競争も熾烈な女子ダブルス。タカマツペアはリオ金以来のビッグタイトル獲得で来季に向け弾みをつけた格好だ。
一方、韓国・仁川で開かれた卓球のツアーファイナル決勝では、女子ダブルスと男子シングルスに日本人選手が進出。女子ダブルス決勝では伊藤美誠/早田ひな組が初優勝を飾った。昨年準優勝からのリベンジとなった“みまひなペア”。伊藤はシングルスでまさかの初戦敗退となっていたが、「今年最後の試合だったので優勝できてすごく嬉しかった」と喜びを露わにする。
さらに男子シングルスでは張本智和が史上最年少15歳6か月での初優勝。「実力をもっと増していけば、東京五輪の金メダルをとれる可能性ももっと増えると思う」と抱負を語った。バド・卓球とも来シーズンは五輪代表をかけた闘いが始まる。選手たちの更なる成長に期待したい。
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クラブW杯・アントラーズ、再びレアルと激突(12月16日)
全世界30万のクラブの頂点を決める闘い、サッカークラブW杯が開幕した。15日深夜、アジア王者の鹿島アントラーズが登場。北中米カリブ王者・グアダラハラとの初戦を戦った。
今季初のアジア王者のタイトルを獲得し国内外20冠となったアントラーズ。かたやメキシコリーグ最多12回の優勝を誇るグアダハラも屈指の名門中の名門だ。試合は開始早々3分台に、一瞬の隙を突いたFWアンヘルのヘディングで鹿島が先制を許す展開に。...
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全世界30万のクラブの頂点を決める闘い、サッカークラブW杯が開幕した。15日深夜、アジア王者の鹿島アントラーズが登場。北中米カリブ王者・グアダラハラとの初戦を戦った。
今季初のアジア王者のタイトルを獲得し国内外20冠となったアントラーズ。かたやメキシコリーグ最多12回の優勝を誇るグアダハラも屈指の名門中の名門だ。試合は開始早々3分台に、一瞬の隙を突いたFWアンヘルのヘディングで鹿島が先制を許す展開に。前半はその後もグアダハラペースで進む。正確なパスワークで攻めかかる相手に対し、パスミスが続く鹿島はなかなか攻撃の形を作れない。だが、後半開始5分、速攻から永木亮太がクロスに合わせて同点弾を決める。さらに20分後、PKの好機が到来。これをセルジーニョが決めてついに勝ち越しに成功する。84分には2日前Jリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞したばかりの19歳・安部裕葵が3点目を奪い起用に応えた。鹿島はATに逆にPKを与え1点差に迫られたが、しっかり守り切って準決勝進出を決めた。
アントラーズは記憶にも新しいレアルマドリードとの激闘を繰り広げた2016年大会以来のクラブW杯出場。延長で敗れたものの、日本のクラブ史上最高の準優勝となったあの時は開催国枠での出場だった。今回はACLの死闘を勝ち上がってきての出場。選手たちが胸に秘める思いはより重い。準決勝は史上初の3連覇を狙うレアルが待ち受ける。キャプテンの昌子源は語る。「皆さんレアルにリベンジを、と言うけれど僕らは前回準優勝。リベンジするというのは当然優勝することです」常勝軍団を破り、再び決勝の舞台へ。世界の頂点まであと2つだ。
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ラグビー日本選手権・復活の神戸製鋼王座奪還(12月16日)
「日本一のアタックとディフェンスが出来た。自分たちのラグビーが出来たのが点差につながったんじゃないか(神戸製鋼・橋本大)」ラグビーのトップリーグ決勝を兼ねた日本選手権決勝戦が秩父宮ラグビー場で行われ、神戸製鋼が三連覇を狙うサントリーを大差で破り、平成最後のチャンピオンの座を獲得した。
平成の30年間を振り返ると、日本ラグビーは神戸製鋼の7連覇という黄金時代で幕を開けた。その後、2010年代はサントリーが王者に君臨する時代が続いてきた。...
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「日本一のアタックとディフェンスが出来た。自分たちのラグビーが出来たのが点差につながったんじゃないか(神戸製鋼・橋本大)」ラグビーのトップリーグ決勝を兼ねた日本選手権決勝戦が秩父宮ラグビー場で行われ、神戸製鋼が三連覇を狙うサントリーを大差で破り、平成最後のチャンピオンの座を獲得した。
平成の30年間を振り返ると、日本ラグビーは神戸製鋼の7連覇という黄金時代で幕を開けた。その後、2010年代はサントリーが王者に君臨する時代が続いてきた。2000年には史上初の両チーム優勝を果たした両雄。6年ぶりとなる日本選手権決勝での対決は、終わってみれば55-5と50差のワンサイドゲームに。前半だけで17点のリードを奪われたサントリーは今季最多失点に加え、わずか1トライに抑え込まれるという屈辱的な敗北だ。沢木監督は「サントリーらしくないプレーが続き、自分たちのペースに持ち込めなかった」と声を詰まらせた。
かたや15大会ぶりに王者に返り咲いた神戸。トップリーグでの優勝は今回が初となる。その躍進の原動力はなんといっても今季加入した元ニュージーランド代表、「DC」ことダン・カーターによるところが大きい。キック、タックル、走力いずれも超一流の正に世界最高レベルのスーパースター。この試合でも司令塔としてだけでなく八面六臂の大活躍だった。試合後には「きょうの結果を誇りに思っている。神戸は本当に特別なチーム」と仲間を讃えた。
いよいよ来年はワールドカップが日本で開催される。かつて神戸製鋼が輝いていたあの時代のようなラブビー熱が列島を覆うのを期待したい。
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2018年「毎日スポーツ人賞」が発表・大賞は…(12月14日)
年の瀬が迫りスポーツ界でも一年を総括して活躍した人物への各種表彰が行われている。今年活躍した個人や団体に贈られる「毎日スポーツ人賞」の表彰式が13日行われ、MLBエンジェルスの大谷翔平が大賞のグランプリに輝いた。
「僕にとっては挑戦ということだけの1年だったんですけども、最初から最後までそういう気持ちで頑張れたのが良かったかなと(大谷)」ベーブ・ルース以来およそ100年ぶりにMLBで二刀流を実現。...
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年の瀬が迫りスポーツ界でも一年を総括して活躍した人物への各種表彰が行われている。今年活躍した個人や団体に贈られる「毎日スポーツ人賞」の表彰式が13日行われ、MLBエンジェルスの大谷翔平が大賞のグランプリに輝いた。
「僕にとっては挑戦ということだけの1年だったんですけども、最初から最後までそういう気持ちで頑張れたのが良かったかなと(大谷)」ベーブ・ルース以来およそ100年ぶりにMLBで二刀流を実現。日本人選手4人目のリーグ新人王にも選ばれた。気になるトミージョン手術の経過も良好とのことで「練習の強度が徐々に上がってくると思う」と、打者での開幕戦出場に向けリハビリに励むこととなる。
「ベストアスリート」はテニスの大坂なおみが受賞。日本人初のグランドスラム制覇は歴史を大きく変えた。ちなみに二人三脚で栄冠を掴んだサーシャ・バインコーチも10日、WTAが選定する年間最優秀コーチ賞に選出されている。
「文化賞」には平昌五輪カーリング男子代表のSC軽井沢クラブが選ばれた。12月11日の記事で紹介した通り、五輪メンバーの両角兄弟らはチームを離れたが、今後も地域に根差したスポーツ振興に力を尽くしてくれることだろう。
「功労賞」で表彰を受けたのは4月に亡くなった元広島カープの衣笠祥雄氏。2215試合連続出場の“鉄人”の雄姿は永遠にファンの脳裏に刻まれるに違いない。今年プロ野球界では1月に星野仙一氏が死去。大相撲の元横綱・輪島大士氏もこの世を去った。昭和を代表する大スターの逝去が相次いだ一年でもあった。改めてお悔やみすると共にその功績を忍びたい。
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