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進むかプロ野球改革・監督会議と選手会の要望(1月23日)
キャンプイン前のプロ野球。注目選手らの自主トレの話題などが連日スポーツ紙面やテレビをにぎわせているが、22日に監督側・選手側の双方で新しい動きがあった。
12球団の前監督が出席した監督会議で、日本野球機構(NPB)から今シーズンのルール変更などについての説明と意見交換が行われた。主な変更点は昨年から導入が始まった「リクエスト制度」に関するもの。アウト・セーフの判定に対しては監督がビデオ検証を申し立てることが出来るようになっているが、今季から新たにホームのクロスプレーでの危険な衝突を防ぐためのコリジョンルール適用の可否についても対象となった。...
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キャンプイン前のプロ野球。注目選手らの自主トレの話題などが連日スポーツ紙面やテレビをにぎわせているが、22日に監督側・選手側の双方で新しい動きがあった。
12球団の前監督が出席した監督会議で、日本野球機構(NPB)から今シーズンのルール変更などについての説明と意見交換が行われた。主な変更点は昨年から導入が始まった「リクエスト制度」に関するもの。アウト・セーフの判定に対しては監督がビデオ検証を申し立てることが出来るようになっているが、今季から新たにホームのクロスプレーでの危険な衝突を防ぐためのコリジョンルール適用の可否についても対象となった。また、本塁だけでなく2塁上などでの野手への併殺崩しを狙った危険なスライディングもリクエストが可能になる。コリジョンルール自体はMLBでは本塁以外にも適用されており、ラフプレーを防ぎ選手の安全を守る意味でも大きな前進だと言える。
さらに検証後の判定に抗議した選手および監督は退場処分となる規定も設けられた。MLBなどに比べると審判の権威が低いとされる日本の野球界。かつては監督・コーチや選手らによる審判への非常に悪質な暴行事件もあった。今回の決定が“抗議”からスポーツマンシップに則った円滑な“申し立て”に変わっていくきっかけとなることを願いたい。
また同日、プロ野球選手会(選手会長・西武・秋山翔吾)とNPBの事務折衝も開催。選手会側からは、出場機会が得られない所謂“飼い殺し“状態の選手を救済する「現役ドラフト」導入について申し入れが行われた。これも海外のリーグではすでに導入が始まっているものだ。日本プロ野球の発展のため、機構・球団・選手らが協力して、より良い改革を進めていってもらいたい。
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特別編:大相撲初場所、天覧相撲(1月23日)
自慢のショットより
国技館の初場所中日、マス席を譲ってもらったので、両親と観戦。
稀勢の里の途中引退などがありつつも、席は満員、大盛況。あまり力士に詳しくない私でも、相撲を生で間近で見られて、 すごく迫力のある試合に思わず熱くなり"豪栄道ー!""貴景勝ー!"と力士の名前を叫ぶという…笑
しかもこの日は天覧相撲。平成天皇皇后両陛下最後の観戦に立ち会うことが出来て、さらに感動!
この機会をくれて相撲観戦の楽しみ方を教えてくれた方々に感謝です。
アジア杯決勝トーナメント・日本初戦を突破!(1月22日)
AFCアジアカップ2019はいよいよ決勝トーナメントの闘いに突入した。森保ジャパンは1回戦でサウジアラビアと対戦。1-0の最少スコアで勝利を収め、ベスト8進出を決めた。
「嬉しかったですけど…あんまりゴールを取れる選手じゃないんで喜び方とかもわからなかったです」試合後のインタビューで決勝ゴールを決めた冨安健洋がはにかむ。新成人になったばかりの20歳2カ月16日での初ゴールは同じ二十歳の堂安律がグループリーグ・トルクメニスタン戦で決めたゴールを上回るスピード達成。...
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AFCアジアカップ2019はいよいよ決勝トーナメントの闘いに突入した。森保ジャパンは1回戦でサウジアラビアと対戦。1-0の最少スコアで勝利を収め、ベスト8進出を決めた。
「嬉しかったですけど…あんまりゴールを取れる選手じゃないんで喜び方とかもわからなかったです」試合後のインタビューで決勝ゴールを決めた冨安健洋がはにかむ。新成人になったばかりの20歳2カ月16日での初ゴールは同じ二十歳の堂安律がグループリーグ・トルクメニスタン戦で決めたゴールを上回るスピード達成。DFとしては代表史上最年少記録となった。
日本はGL3試合を含め、ここまですべて1点差での勝利。このサウジ戦では圧倒的にボールを試合され、何本もシュートを浴びるというアジアのチームとの試合では最近あまり見なかったような苦しい試合展開だった。「毎回やるごとに難しい試合になっている」とキャプテンの吉田麻耶。「アジアの差はどんどん縮まっている。僕らももっともっと伸びていかなければいけない。世界に近づいていくためにも今日の勝ち方は大きいと思います(吉田)」想定以上のタフな試合だったのは確か。しかし何にしても次戦まで中2日のタイトなスケジュールのなか、しっかり90分で勝ちきったことは大きい。
準々決勝で待ち受けるのはベトナム。GLでは1勝のみだがグループB首位のヨルダンを延長・PKで破り勢いに乗っている。昨年のアジア大会ではU-23代表が日本に勝利するなど急成長しており決して侮れない相手と言える。日本は武藤が累積警告で出場停止になったほか、大迫も出場できる状態か不透明。油断は大敵だ。
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都道府県対抗駅伝で福島が東北初の優勝(1月21日)
今年で24回目を迎える全国都道府県対抗男子駅伝で、初めて東北勢に天皇杯が渡された。広島の平和記念公園と宮島の厳島神社の区間を往復してタスキが渡されるこのレース。全48キロは中学生から社会人までの7人のランナーの担当区間で構成されている。それぞれ出身地や学校・企業の所在地のあるゆかりの都道府県で順位を競う郷土色の強い駅伝だ。
レース展開はめまぐるしく首位が入れ替わった。まず最多優勝回数7回を誇る長野県が第2区でトップに立つ。...
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今年で24回目を迎える全国都道府県対抗男子駅伝で、初めて東北勢に天皇杯が渡された。広島の平和記念公園と宮島の厳島神社の区間を往復してタスキが渡されるこのレース。全48キロは中学生から社会人までの7人のランナーの担当区間で構成されている。それぞれ出身地や学校・企業の所在地のあるゆかりの都道府県で順位を競う郷土色の強い駅伝だ。
レース展開はめまぐるしく首位が入れ替わった。まず最多優勝回数7回を誇る長野県が第2区でトップに立つ。その後、第6区で群馬県が首位に躍り出てそのまま最終区間に入った。続いて25秒差で長野と福島が追いかける展開に。福島のアンカーを託された相澤晃は今年の箱根駅伝を制した東洋大学のメンバーだ。相澤は箱根の往路で区間新記録をマークした走りでスパート。群馬を捉えそのまま独走でゴールテープを切った。「強調したかった」という“福島”のゼッケンで誇らしく胸を張って栄冠を手にしてみせた。まもなく東日本大震災から8年。「福島の人たちが力強く生きているとアピールすることが出来たと思います(福島県・安藤秀幸監督)」3.11を前に被災地の人々に勇気と誇りをもたらしてくれる韋駄天っぷりだった。
2位争いは一時長野に抜かれた群馬が再度抜き返し、過去最高の成績を修めた。また、地元広島県が4位に入る健闘を見せている。このほかにも3区を走った鳥取の岡本道己(中国電力)は17人抜きの激走。15回目の全国駅伝で初となる通算100人抜きの記録を達成となった(112人)。47都道府県のふるさとを代表するランナーたちがそれぞれの地域の思いを乗せてつないだ中国路。箱根駅伝や社会人駅伝とはまた一味違う感動を与えてくれるレースであろう。
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快進撃中の御嶽海も…休場者続出の初場所(1月20日)
横綱・稀勢の里の引退という激震が走った大相撲初場所も中日を迎える。四日目まで横綱大関陣のうち4人以上も連日敗れるという前代未聞の序盤戦。ここまで引退した稀勢の里のほかに大関・栃の心と横綱・鶴竜も休場という緊急事態になっていたが、ここにきて三役力士で白鵬と共に全勝を続けていた小結・御嶽海までもが六日目の取組で足を痛め途中休場となってしまった。
役力士に黒星が続くということはそれだけ平幕の上位力士が活躍しているということであり、必ずしも悪い面ばかりではない。...
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横綱・稀勢の里の引退という激震が走った大相撲初場所も中日を迎える。四日目まで横綱大関陣のうち4人以上も連日敗れるという前代未聞の序盤戦。ここまで引退した稀勢の里のほかに大関・栃の心と横綱・鶴竜も休場という緊急事態になっていたが、ここにきて三役力士で白鵬と共に全勝を続けていた小結・御嶽海までもが六日目の取組で足を痛め途中休場となってしまった。
役力士に黒星が続くということはそれだけ平幕の上位力士が活躍しているということであり、必ずしも悪い面ばかりではない。特に今場所金星・銀星をあげた幕内力士は良い相撲が多く、「俺もやってやる」と目の色を変えて思い切り上位陣に挑戦していっているように見受けられる。横綱・白鵬だけは依然強さを示しているが、何番も際どい相撲を続けており下位との力の差が詰まってきているのは確かだろう。長らく待たれていた世代交代の到来を実感させるターニングポイントとなりそうな場所だともいえる。
とはいえ、稀勢の里が去った土俵で次代を背負っていけるほどの若手が伸びてきているとはまだまだ言い難い。貴景勝、阿武咲らも切符のいい相撲を見せているが安定感には欠ける。さらに若手のリーダー格として二横綱・一大関を連破し快進撃を見せていた御嶽海の休場はあまりにも痛い。妙技龍との一番で痛めた左大腿四頭筋腱の部分損傷は2週間の安静科料が必要との診断だという。取組直後は痛みに顔を歪め、車いすで搬送された。だが御嶽海本人は場所途中からの再出場も仄めかしているという。今場所は小結に番付を下げての再スタート。このまま休場となれば平幕陥落を免れないことから何とかあと三番勝ち星を重ねたいという心情は無理からぬことだろう。しかし、そうやって稀勢の里も栃の心も完治せぬまま土俵を務めた結果、かえって故障個所は悪化し本来の相撲を失ってしまった。悲劇は繰り返してほしくはない。
かつて本場所中の取組での負傷には公傷制度が適用され、翌場所全休しても番付が維持されるという救済措置があった。故障者が続出する一方で巡業のスケジュールは年々過密日程になっている。次世代の角界を背負う人材をつぶさないためにも、いまこそ公傷制度の復活を望みたい。
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