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プロ野球・異例の寒さも吹き飛ぶファンの熱狂(4月3日)
29日に開幕したプロ野球も2球団目の対戦に移り、それぞれの本拠地のファンも球場で贔屓の選手たちに声援を送っている。2日は全国的に季節外れの冷え込みとなり、イーグルスとファイターズの試合が行われた楽天生命パーク宮城では真冬並みの2度前後まで気温が下がった。1回裏にはボールが見えなくなるほどの大雪に見舞われ、20分あまりも中断するハプニングもあった。
東京ドームで行われたジャイアンツの今季ホーム初戦には嬉しいサプライズが。...
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29日に開幕したプロ野球も2球団目の対戦に移り、それぞれの本拠地のファンも球場で贔屓の選手たちに声援を送っている。2日は全国的に季節外れの冷え込みとなり、イーグルスとファイターズの試合が行われた楽天生命パーク宮城では真冬並みの2度前後まで気温が下がった。1回裏にはボールが見えなくなるほどの大雪に見舞われ、20分あまりも中断するハプニングもあった。
東京ドームで行われたジャイアンツの今季ホーム初戦には嬉しいサプライズが。去年6月、胆石を患い闘病を続けていた長嶋茂雄終身名誉監督が来場。およそ10か月ぶりに球場のファンの前に姿を見せ、スタジアムは興奮に包まれた。スポーツキャスターの次女・三奈に付き添われたミスターは久々の観戦に「やっぱり球場はいいね。わくわくするよ」と喜びを表していた。
話題のルーキーたちもこの日ファンに初お目見えを果たした。プロ初登板したベイスターズのドラフト1位・上茶谷大河は今年の新人投手で先発登板一番乗り。東都大学野球で東洋大を優勝に導いた高速右腕は2回までに4つの三振を奪う新人離れしたピッチングを披露する。4回に青木宣親にソロアーチを浴びるも、許した失点はこの1点のみ。7回110球を投げて被安打6、奪三振7という素晴らしい内容だった。後続が打たれたためプロ初勝利こそならなかったものの、上々のデビューを飾った。
ドラ1ルーキーではここまでマリーンズ高卒ルーキー・藤原恭太とタイガースの近本光司がすでに一軍デビューし、プロ初安打を放っている。ニューフェイスの活躍が楽しみだ。
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「令和時代」到来・次代を担うアスリートたち(4月2日)
列島が新元号の発表に沸き立った4月1日。この日、スポーツ界でも多くのアスリートたちが新たな時代に思いを馳せ、更なる飛躍を誓った。
卓球・日本代表はカタールオープンから成田空港に帰国。平成15年生まれで現在15歳の張本智和は「『令和』に自分の『和』があったので嬉しかった」と頬を緩ませた。平成を代表する松坂選手のように、自分も令和を代表する選手を目指したい」と、“平成の怪物”の異名を誇ったプロ野球の松坂大輔の名を出し、新時代へかける意気込みを語った。...
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列島が新元号の発表に沸き立った4月1日。この日、スポーツ界でも多くのアスリートたちが新たな時代に思いを馳せ、更なる飛躍を誓った。
卓球・日本代表はカタールオープンから成田空港に帰国。平成15年生まれで現在15歳の張本智和は「『令和』に自分の『和』があったので嬉しかった」と頬を緩ませた。平成を代表する松坂選手のように、自分も令和を代表する選手を目指したい」と、“平成の怪物”の異名を誇ったプロ野球の松坂大輔の名を出し、新時代へかける意気込みを語った。
富士通の陸上競技部新入団発表に臨んだのは競歩の荒井広宙(ひろおき)だ。リオ五輪では50km競歩で日本初の銅メダルを獲得し、現在世界ランキング2位。今年1月に所属していた自衛隊体育学校を退職し、新天地で東京五輪を目指すこととなった。昭和63年10月生まれで現在30歳の荒井は、まさに平成の時代とともに人生を歩んできたといえる。新元号の発表と重なったリスタートの日に「新しい時代に乗っていけるように頑張りたい」と抱負を述べた。今年9月の世界陸上出場をかけ、14日に行われる全日本50キロ輪島大会に出場する予定だ。
春巡業が始まった大相撲では1日、「日本書紀」に相撲発祥の地と記される奈良県で五條場所が執り行われた。会場では立行司第41代式守伊之助が「令和」と筆で書かれた垂れ幕を向正面の壁に掲げた。新大関に昇進した貴景勝はサイン色紙に新元号を記し「高貴というか、きれいなイメージ」と感想を語った。平成8年生まれ、幕内最年少の22歳は「新しい時代を代表する力士になりたい」と決意を新たにしていた。
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日本バスケ新時代・東京五輪へ男女とも出場へ(4月1日)
コートジボワールで開かれた国際バスケットボール連盟の理事会で、日本の男女に東京五輪の開催国枠が与えられることが決まった。「5対5の男女、OKです」現地入りしていた三屋裕子日本バスケットボール協会(JBA)会長からの吉報が入ったのは日付が変わろうとしている深夜。JBAのオフィスでかたずを飲んで待ち受けていた西井歳晴副会長や元全日本女子代表の大神雄子らは喜びに沸いた。女子は2大会連続、男子は5人制ではモントリオール五輪以来44年ぶりの五輪だ。...
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コートジボワールで開かれた国際バスケットボール連盟の理事会で、日本の男女に東京五輪の開催国枠が与えられることが決まった。「5対5の男女、OKです」現地入りしていた三屋裕子日本バスケットボール協会(JBA)会長からの吉報が入ったのは日付が変わろうとしている深夜。JBAのオフィスでかたずを飲んで待ち受けていた西井歳晴副会長や元全日本女子代表の大神雄子らは喜びに沸いた。女子は2大会連続、男子は5人制ではモントリオール五輪以来44年ぶりの五輪だ。
長らく低迷気が続いた日本のバスケットボール。最初に復活への扉を開けたのは女子代表だった。北京五輪の出場権を逃したものの、その後大神雄子らの活躍で世界選手権の切符を掴み、リオ五輪ではアメリカWNBAでもプレーする渡嘉敷来夢らが躍進。8強入りを果たした。
一方の男子は2014年にFIBAが国内リーグの分裂状態を問題視。日本協会のガバナンス能力が欠如しているとして資格停止処分にするなど危機的な状況にあった。その後、リーグ統一によるプロバスケットボールリーグ・Bリーグを発足。国内のバスケ人気は急激に上昇した。
しかし東京五輪での出場国枠は12。現在世界ランク48位の日本が開催国枠を得るためには競技レベルの向上が求められていた。日本代表は日本国籍を取得したファジーカス、NBAドラフト候補の八村塁とNBAグリズリーグ・渡邊雄太の加入で大きく生まれ変わる。そしてついに2019年のワールドカップ出場権を獲得することに成功。今回の承認にこぎつけた。三屋会長は決意を新たにする。「日本のゴールが五輪ではない」日本バスケの新たな歴史が始まる。
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MLB田中、菊池、ダルビッシュ3人の初登板(3月31日)
日米ともに開幕を迎えた今年のプロ野球。日本国内では6球場合計で約211,000人もの観客を集めた。12球団トップは札幌ドームで北海道日本ハムファイターズの41,138人で、2位の福岡ソフトバンクホークス(ヤフオクドーム)とともに2球団が4万人の大台を超え、6球場とも3万人以上の観客を集める盛況ぶりだった。
一方、MLBではヤンキースの田中将大がオリオールズとの開幕戦に先発(日本時間29日)。...
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日米ともに開幕を迎えた今年のプロ野球。日本国内では6球場合計で約211,000人もの観客を集めた。12球団トップは札幌ドームで北海道日本ハムファイターズの41,138人で、2位の福岡ソフトバンクホークス(ヤフオクドーム)とともに2球団が4万人の大台を超え、6球場とも3万人以上の観客を集める盛況ぶりだった。
一方、MLBではヤンキースの田中将大がオリオールズとの開幕戦に先発(日本時間29日)。5回を2失点に抑える好投で勝利投手となった。田中はこれでメジャーでは日本人最多となる4回目、日本を合わせて5度目の開幕投手の栄誉を手にしたが、実はこれまで勝利投手になったことはなかった。試合後は「初回の味方の援護が大きかった」と感謝の言葉を述べた。
イチローの引退試合となった日本での試合で、MLBデビューを飾ったマリナーズの菊池雄星は、29日(日本時間30日)地元シアトルで2度目の先発。2回にメジャー初ホームランを喫した菊池は、6回にも被弾したもののいずれもソロで6回3失点(自責点)と、まずまずのピッチング。勝利投手の権利を得て降板したが、最終回に抑えが炎上し、マリナーズは6-7で敗れた。初登板の東京ドームでもリードのまま勝利投手の権利まであと1人というところで無念の交代となっているが、次戦こそメジャー初勝利を掴んでくれることだろう。
また、日本時間31日にはカブスのダルビッシュが初先発。4点の援護を得たものの3回裏、2ランを浴び降板(3失点)。4奪三振を奪ったもの、ほろ苦い314日ぶりの復帰戦となった。
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星稜・奥川2回戦敗退…試合後は異例の事態も(3月29日)
平成最後の春のセンバツは28日から2回戦に突入した。今大会注目の右腕・奥川恭伸を擁する石川・星稜高校は10年ぶり出場の習志野(千葉)と対戦。強豪同士の対決に注目が集まった。
習志野は全日本吹奏楽コンクールで23回金賞を誇る吹奏楽部による応援が有名だ。「美爆音」の名称で知られるその演奏は大音量のド迫力。吹奏楽部はプロ野球公式戦にも招待されており、オリジナル曲「レッツゴー習志野」はOBの福浦和也の声援で披露された。...
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平成最後の春のセンバツは28日から2回戦に突入した。今大会注目の右腕・奥川恭伸を擁する石川・星稜高校は10年ぶり出場の習志野(千葉)と対戦。強豪同士の対決に注目が集まった。
習志野は全日本吹奏楽コンクールで23回金賞を誇る吹奏楽部による応援が有名だ。「美爆音」の名称で知られるその演奏は大音量のド迫力。吹奏楽部はプロ野球公式戦にも招待されており、オリジナル曲「レッツゴー習志野」はOBの福浦和也の声援で披露された。この日、SNSでは「美爆音」がHOTワードに急浮上した。
一方の星稜・奥川は初戦の履正社戦で17奪三振の圧巻のピッティングを披露。習志野打線も3回までパーフェクトピッチングに抑える上々の滑り出しを見せる。しかし、4回表に「美爆音」の大声援に後押しされた習志野が同点に追いつくと、7回に1死から送りバントでランナーを進められ、三塁線を襲った打球をサードがそらしてしまうエラーで勝ち越し点を与えてしまった。最終回にはレフトスタンドにソロホームランを浴び勝負あり。3-1で習志野がセンバツでは初のベスト8進出を決めた。奥川は「この悔しさをしっかりと次に生かして、夏はまた絶対に帰って来て次は優勝できるように頑張りたいと思います」とリベンジを誓った。
なお試合後には、星稜の林和成監督がサイン盗みに関し習志野の小林徹監督に直接抗議するという極めて異例の事態に発展。これを受けて大会本部が会見を開き「審判団が協議したがサイン盗みをしている判断には至らず」と説明した。サイン盗みは大会規定では禁止されているが罰則はない。29日からは各試合の前に「フェアプレーの精神を忘れず紛らわしい行為はやめてください」とのアナウンスが流されるという。過去の甲子園大会でも二塁走者が打者にサインを伝えているという疑惑を受けた高校があった。大会関係者には真摯に受け止めてもらいたい。
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