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スケート連盟表彰式・宇野、高木、紀平の抱負(4月26日)
25日、都内で日本スケート連盟表彰式が行われ、昨シーズンのフィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラックで活躍した総勢28人が一堂に会した。
最優秀選手賞にあたるJOC杯はフィギュアスケートからは宇野昌麿が初の選出。18/19シーズンはGPシリーズで2勝をあげ、ファイナルでは銀メダル獲得という活躍を見せた。まだ、全日本選手権3連覇を果たしたほか、四大陸選手権で初優勝を果たしたことが評価され今回の受賞となった。...
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25日、都内で日本スケート連盟表彰式が行われ、昨シーズンのフィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラックで活躍した総勢28人が一堂に会した。
最優秀選手賞にあたるJOC杯はフィギュアスケートからは宇野昌麿が初の選出。18/19シーズンはGPシリーズで2勝をあげ、ファイナルでは銀メダル獲得という活躍を見せた。まだ、全日本選手権3連覇を果たしたほか、四大陸選手権で初優勝を果たしたことが評価され今回の受賞となった。“シルバーコレクター”を返上し、念願の国際主要タイトル制覇を成し遂げたシーズン。しかし「結果は良くないものの方が多かった」と反省の弁が口をつくのは3月の世界選手権で表彰台を逃したことへの思いもあるのだろう。“挑戦”をキーワードに、今年は新しい環境で合宿をスタートする予定となっている。
一方、スピードスケートからは高木美帆が昨年に続く2年連続の受賞を果たした。3月10日のW杯最終戦では1500mの世界記録を更新している。受賞の喜びと共に高木は「少しずつ詰めて重ねてレベルをあげていきたいなと思っています」と改めて気持ちを引き締めていた。
また、記者が選ぶスケーター・オブ・ザ・イヤーはシニアデビューを飾ったフィギュアの紀平梨花が受賞。国際大会で7戦6勝という華々しい結果を残した紀平。世界選手権こそ不本意な結果に終わったが、「課題も見つかった、成長したシーズンだった」と語るように充実した内容であったと言えるだろう。来季は演技構成に4回転ジャンプを取り入れることを明言。更なる飛躍を目指し2シーズン目へ挑むこととなる。
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世界卓球で波乱・伊藤美誠と水谷隼が3回戦で姿を消す(4月25日)
24日、ハンガリーで行われている世界卓球選手権で東京五輪でのメダル獲得が期待される水谷隼と伊藤美誠が3回戦で相次いで敗れる波乱があった。
伊藤の相手は同い年の中国の新鋭・孫穎莎。世界ランキングは7位の伊藤に対し孫は29位だが、一昨年の世界ジュニア選手権で優勝している中国が誇る次世代のエースだ。試合は立ち上がりから孫の一方的なペースになり、伊藤は3ゲームを連取されてしまう。後がなくなった伊藤は第4ゲームで必死の粘りを見せてマッチポイントからの逆転で何とか1ゲームをものにする。...
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24日、ハンガリーで行われている世界卓球選手権で東京五輪でのメダル獲得が期待される水谷隼と伊藤美誠が3回戦で相次いで敗れる波乱があった。
伊藤の相手は同い年の中国の新鋭・孫穎莎。世界ランキングは7位の伊藤に対し孫は29位だが、一昨年の世界ジュニア選手権で優勝している中国が誇る次世代のエースだ。試合は立ち上がりから孫の一方的なペースになり、伊藤は3ゲームを連取されてしまう。後がなくなった伊藤は第4ゲームで必死の粘りを見せてマッチポイントからの逆転で何とか1ゲームをものにする。しかし、第5ゲームは再びワンサイドゲームとなり、伊藤はなす術なくこのゲームを奪われ1-4で敗れた。昨年のユース五輪では平野美宇にも勝利している孫。東京五輪に向けまた新たな強敵が台頭してきた。
一方、今回が最後の世界卓球出場と明言している水谷隼。目の不調を告白して不安を抱えた中での戦いだったが、3回戦で韓国の鄭栄植と対戦した。過去の成績は3勝2敗だが、直前の2大会で連敗を喫しており水谷にとって厳しい相手。第1第2ゲームは水谷が積極的に攻めて鄭を圧倒し、3ゲーム目も4-1とリード。一気に押し切るかに思われたが、ここから鄭の反撃が始まる。「レシーブが鍵」と話していた鄭の強烈なサービスに揺さぶられ失点を重ね、このゲームを落とすと第4・第5ゲームは完全に圧倒されてしまう。迎えた第6ゲームではやや後方に下がり、立て直しを図った水谷が主導権を奪還。激しいラリーを制してタイに持ち込み熱戦の決着は最終ゲームへ。だが、水谷の反撃はここまでだった。最後は勢いに乗る鄭に押し切られゲームセット。試合後、水谷は「もう1試合はしたかったですね。ベスト16まで行きたかったけど悔やまれます」と唇を噛む。水谷最後の世界卓球シングルスはここで終わりを迎えた。
一つ気になることがある。この試合、リードしていた第1ゲームで水谷が主審に何か申し出をしている場面があった。ゲームを中断してまで何度も審判に会場内の様子について訴えるのは異例のことだ。水谷の口からは試合後もその件についての言及はないが、おそらくは試合会場の照明のことではないか?前日には伊藤からも「コートによって照明が違う」という話が出ていた。水谷は2回戦まではサングラスを着用していたが、この日は「きょうのコートはかえって見づらくなる」ということでサングラス無しで試合に臨んでいた。この日張本智和、平野美宇はベスト16へ進出。大会ではまだこれから熱戦が続く。願わくば選手たちが苦労しなくてよいような配慮を求めたいところだ。
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大迫傑、推薦規定に関して陸連に苦言・広がる波紋(4月24日)
男子マラソンの日本記録保持者・大迫傑の発言が波紋を呼んでいる。ことの発端は23日に発信された自身のツイッターでの日本陸連への痛烈な批判だ。来月19日に行われる日本選手権10000mに強化委員枠での出場申請をしたところ日本陸連側から拒否された際の理由について不満を述べたものだ。
“陸連強化委員からの[大迫君が日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから]という理由でした”(原文ママ)さらに、強化委員枠での推薦の規定について“おそらく強化委員所属のお気に入りの選手を出場させたいから”であろうと指摘。...
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男子マラソンの日本記録保持者・大迫傑の発言が波紋を呼んでいる。ことの発端は23日に発信された自身のツイッターでの日本陸連への痛烈な批判だ。来月19日に行われる日本選手権10000mに強化委員枠での出場申請をしたところ日本陸連側から拒否された際の理由について不満を述べたものだ。
“陸連強化委員からの[大迫君が日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから]という理由でした”(原文ママ)さらに、強化委員枠での推薦の規定について“おそらく強化委員所属のお気に入りの選手を出場させたいから”であろうと指摘。過去にも強化委員所属チームの選手が合宿や遠征に優先参加できたことを挙げ“そろそろ陸連を私物化するのはやめた方がいいと思う”と思いの丈を露わにした。
これに対して陸連側は反論。河野長距離マラソンディレクターは伝わり方に誤解があったのではとしながら、「大迫選手より記録上位の選手がいる限り実績があっても推薦という形にはなり得ない」と判断の正当性を主張している。なお、この発言に対して大迫選手は24日にもツイッターを更新。持論を述べて再反論を行っている。ネット上での反応は「スポーツ団体のあり方が問われている」というものから「五輪出場を目指していない種目で推薦枠を求めるのは間違っている」といった意見などはっきり賛否が分かれているようだ。
ちなみに大迫選手はマラソンのほか3000m、5000mでも日本記録を保持している。10000mでの自己ベスト記録はこの大会参加資格は有していない選手中6番目に早い記録とのこと。前出の河野ディレクターは参加標準記録突破者が30人に満たなかった場合は記録上位者から追加されるとして大迫が入る可能性は否定しなかった。過去にも箱根駅伝でのTV局報道などについても、歯に衣着せぬ苦言を呈してきた大迫選手だが…今回の一件、果たしてどのような決着になるのか気がかりなところだ。
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【速報】桐生祥秀、アジア選手権優勝・注目の100m代表争い(4月23日)
カタールで行われている陸上のアジア選手権で日本人初の快挙だ。男子100m決勝で桐生祥秀が10秒10のタイムで優勝。この種目で初めて日本に金メダルをもたらした。
今回のハリファ競技場は9月の世界陸上で使われる会場だ。この世界陸上への前哨戦に日本から桐生と山縣亮太が臨んだ。前日の準々決勝は桐生が全体の6位タイ、山縣が8位で突破した。「まだまだ上げられる余裕はあると思う。さらにギアを上げていきたい」と語る桐生に対し、山縣は「緊張して思うようなスタートが切れなかった」と準決勝に向けて修正を図っていく。...
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カタールで行われている陸上のアジア選手権で日本人初の快挙だ。男子100m決勝で桐生祥秀が10秒10のタイムで優勝。この種目で初めて日本に金メダルをもたらした。
今回のハリファ競技場は9月の世界陸上で使われる会場だ。この世界陸上への前哨戦に日本から桐生と山縣亮太が臨んだ。前日の準々決勝は桐生が全体の6位タイ、山縣が8位で突破した。「まだまだ上げられる余裕はあると思う。さらにギアを上げていきたい」と語る桐生に対し、山縣は「緊張して思うようなスタートが切れなかった」と準決勝に向けて修正を図っていく。
そして迎えた準決勝。桐生は宣言通り予選の10秒29から10秒12にタイムを縮め決勝進出を決めると、山縣も後半に追い込みをかけて共に決勝へコマを進めた。ところが、ここで山縣に思わぬアクシデントが発生。右太もも裏に違和感を覚えて、無念の棄権となってしまった。日本勢唯一のファイナリストとしてレースに臨んだ桐生。スタートでは出遅れてしまったが、「落ち着けと自分に言い聞かせていた」と終盤に猛烈な追い上げをかける。ゴール手前で先頭選手を抜き去りフィニッシュ。準決勝より0.02タイムを上げて日本人初優勝を果たした。「この大きい会場でも自分の走りが出来たっていうのは今後のレースにつながると思います」と喜びを語った。
今回の優勝は世界陸上だけでなく来年の東京五輪代表獲得に向けても大きな前進となる。ライバルには共にリレーでメダルを獲得した山縣のほかケンブリッジ飛鳥、多田修平も控えている。ケンブリッジと多田は前日の21日に国内の出雲陸上競技大会に出場。ケンブリッジは予選で足を痛め棄権し、決勝では多田を同い年の白石黄良々(きらら)が10秒21で破るという波乱があった。また、フロリダ大学留学中のサニブラウン・ハキームもこの週末、ルイジアナ州の記録会で200mに出場している。先月は全米大学室内選手権で60mの室内日本記録タイをマークするなど、こちらも100m走での好記録が期待される。東京2020の代表争いも熾烈になりそうだ。
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天国へ届け!菊池雄星、価値あるMLB初勝利(4月22日)
5回を投げ被安打10、失点4、四球2、奪三振3。それは決して彼が満足のいく内容ではなかったかもしれない。しかし、菊池雄星にとって掛け替えのない価値あるピッチングだった。
東京ドームでのメジャー初登板以降5試合を投げ未勝利だったマリナーズ・菊池雄星が20日のエンジェルス戦に先発。ついに念願の初勝利をその手に収めた。
ここまでの5試合は後続のリリーフに泣かされてきた。初戦こそ勝ち投手の権利まであと1アウトでの交代だったものの、残り4試合の打ち3試合はリードしての降板。...
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5回を投げ被安打10、失点4、四球2、奪三振3。それは決して彼が満足のいく内容ではなかったかもしれない。しかし、菊池雄星にとって掛け替えのない価値あるピッチングだった。
東京ドームでのメジャー初登板以降5試合を投げ未勝利だったマリナーズ・菊池雄星が20日のエンジェルス戦に先発。ついに念願の初勝利をその手に収めた。
ここまでの5試合は後続のリリーフに泣かされてきた。初戦こそ勝ち投手の権利まであと1アウトでの交代だったものの、残り4試合の打ち3試合はリードしての降板。その後に同点打、逆転打を喫して菊池の勝ち星は消されてしまった。それでも「収穫はあった。次戦で結果を出したい」と菊池は常に前向きに捉え続けてきた。
ここまでの防御率は4点台後半。特に序盤の3イニングまでに失点するケースが多く、立ち上がりが課題だった。この日の菊池は3回まで1失点と上々の立ち上がり。だが、5回に1点差まで詰め寄られ、なおも2死3塁の窮地に陥る。勝利投手まであと1アウトでまたしても交代かと思われたが、菊池はこのピンチを内野ゴロに切って取り、5回を投げ切った。この日は4人をつぎ込んだマリナーズ投手陣が踏ん張り6-5で勝利。ようやく報われた形となった。
渡米後4月に父親の雄治さんが逝去。菊池は帰国せず天国へ一勝を捧げようと投げ続けた「最高の父親でした。良い報告ができる」今季先発した日本人投手4名中一番遅い初白星となったが、まだシーズンは始まったばかり。マウンドから天まで届く輝きを放ってくれることだろう。
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