更新を終了しています
100m新記録のサニブラウン・桐生と対決へ(6月9日)
8日(日本時間)に桐生祥秀の持つ100m走の日本記録を更新した陸上のサニブラウン・ハキーム。その偉業を改めて振り返ってみたい。
この日サニブラウンは100m以外にも4×100mリレー、200mの3種目で決勝レースを走った。過酷なスケジュールのなか、200mでも20秒08と日本歴代2位の好タイムをマーク。4×100mリレーでは所属するフロリダ大学の優勝に貢献している。
日本新記録が生まれた全米大学選手権は過去にカール・ルイスらも優勝した歴史ある大会だ。...
全部読む
8日(日本時間)に桐生祥秀の持つ100m走の日本記録を更新した陸上のサニブラウン・ハキーム。その偉業を改めて振り返ってみたい。
この日サニブラウンは100m以外にも4×100mリレー、200mの3種目で決勝レースを走った。過酷なスケジュールのなか、200mでも20秒08と日本歴代2位の好タイムをマーク。4×100mリレーでは所属するフロリダ大学の優勝に貢献している。
日本新記録が生まれた全米大学選手権は過去にカール・ルイスらも優勝した歴史ある大会だ。今回の100m走でもファイナリスト8名中、サニブラウンを含む4名が9秒台経験者という世界大会レベルのレースとなった。優勝はナイジェリア出身のD・オドゥドゥル。タイムは今季世界最高記録となる9秒86である。陸上大国アメリカという環境に身を置いてハイレベルな研鑽を続けてきたことがサニブラウンの大きな成長を生んだといえよう。ちなみに今回の記録はアジアでは中国の蘇炳添らの9秒91に次ぐ史上2番目の好タイムとなる。「まだ速いタイムが出ると思うので、その都度更新していければなと(サニブラウン)」まだ20歳という若さを考えればアジア記録更新も夢ではないだろう。
次なる舞台は桐生祥秀、山縣亮太らが待ち受ける27日開幕の日本選手権だ。記録を更新された桐生は5月の大会では10秒01をマーク。2日の布勢スプリントでも大会新記録で優勝し調子を上げてきている。「次はチャレンジャーとしてハキーム君の日本記録に挑戦していきます」とコメントを発表した。日本短距離界の熱い闘いは未体験ゾーンへと突入することとなる。
閉じる
復活目指し萩野公介、池江璃花子が笑顔で宣言(6月7日)
“キング・オブ・スイマー”が帰ってくる。「お久しぶりです」待ち受けた記者団に開口一番交わしたのは満面の笑顔での挨拶だった。競泳の萩野公介が6日会見を行い、先月から東洋大学で練習を再開したことを自身の口から明かした。
今年に入り極度の不振に陥っていた萩野。1月の浜名湾長水路選手権では瀬戸大也に6秒以上の大差で敗れ、続く2月のコナミオープンでも日本記録から17秒以上遅れて決勝を棄権するという思いもよらぬ結果に。...
全部読む
“キング・オブ・スイマー”が帰ってくる。「お久しぶりです」待ち受けた記者団に開口一番交わしたのは満面の笑顔での挨拶だった。競泳の萩野公介が6日会見を行い、先月から東洋大学で練習を再開したことを自身の口から明かした。
今年に入り極度の不振に陥っていた萩野。1月の浜名湾長水路選手権では瀬戸大也に6秒以上の大差で敗れ、続く2月のコナミオープンでも日本記録から17秒以上遅れて決勝を棄権するという思いもよらぬ結果に。「モチベーションを保つことがきつくなった」と不調の原因を明かした彼が無期限の休養に入ったのは今年3月のことだ。4月の日本選手権も欠場したため、今年の世界水泳への出場は果たせなかった。
萩野が東京五輪に出場するには、来年4月の日本選手権がラストチャンスとなる。「心の中では2020年の東京五輪が僕の頭の中にあって。やっぱり水泳が好きだし、“もっと泳ぎたい、もっと高みを目指したい”そう思った時に“(引退は)今じゃないな”と(萩野)」リオに続く東京五輪での複数種目での金メダル獲得が「最後の目標」だと、笑みを浮かべて宣言した。
もう一人、逆境からの復帰を目指す天才スイマーのことも忘れてはいけない。白血病で闘病中の池江璃花子は5日、自身のHPで約1か月ぶりに近況報告を行っている。家族と笑顔で収まった闘病公表後初となる写真とともにメッセージを公開した。「もう病院には戻りたくない!と思う時もありますが、人生の中のたった数カ月間だと思って自分を奮い立たせています(HPより)」自らと闘う二人の天才スイマーの姿は日本中に大きな力を与えてくれることだろう。
閉じる
サッカー日本代表・課題残るスコアレスドロー(6月6日)
「チームでの戦い方、戦術浸透をさらに深めていけるようにということと、W杯予選に向けて準備になる2試合になればいい」そう大会前に森保一監督が意気込みを語っていたキリンチャレンジカップ2019。サムライブルーの令和初戦となるトリニダードトバコ戦はスコアレスドローの課題の残る試合となった。
ゲームを支配していたのは間違いなく日本だった。スタメン出場の中島翔哉はドリブルで圧倒。42分にはフリーキックのチャンスを得たが、直接ゴールを狙ったシュートはポストを直撃してしまい、惜しくも先制ならず。...
全部読む
「チームでの戦い方、戦術浸透をさらに深めていけるようにということと、W杯予選に向けて準備になる2試合になればいい」そう大会前に森保一監督が意気込みを語っていたキリンチャレンジカップ2019。サムライブルーの令和初戦となるトリニダードトバコ戦はスコアレスドローの課題の残る試合となった。
ゲームを支配していたのは間違いなく日本だった。スタメン出場の中島翔哉はドリブルで圧倒。42分にはフリーキックのチャンスを得たが、直接ゴールを狙ったシュートはポストを直撃してしまい、惜しくも先制ならず。日本は前半までに11本のシュートを放ったもののなかなか得点を奪うことができない。後半も猛攻を仕掛けるも中島と交代した南野拓実や昌子源のシュートを相手GKがファインセーブを連発し、最後まで得点を許させなかった。結局トリニダードトバコの5倍以上の21本のシュート数ながら世界ランク93位の相手にスコアレスドローに終わってしまった日本代表。中島は「決めることができなかったのでこれをしっかりと見て、改善して次は決められるようにしたい」と反省を口にした。9日のエルサルバドル戦では鬱憤を晴らす快勝を期待したいところだ。
さて、その他のサッカー日本代表の動向にも触れておきたい。ポーランドで行われているU-20W杯は決勝トーナメントに進出した日本は4日、韓国と1回戦で激突。終了間際にクロスからのヘディングで失点を許し0-1で敗れ、残念ながら16年ぶりの8強進出は果たせなかった。また、女子・なでしこJAPANはいよいよ7日からW杯2019フランス大会が開幕する。初戦(11日)で過去の対戦では負けなしと得意にしているアルゼンチンを破って弾みをつけたいところだ。試合の模様はフジテレビとNHK-BSほかで生中継される。
閉じる
セ・パ交流戦開幕!初戦から劇的展開が続出に(6月5日)
15年目となるプロ野球のセ・パ交流戦が開幕した。初日から最終回の逆転劇あり、サヨナラゲームありとドラマティックな試合が続出。今年も熱戦を期待させてくれそうだ。
パ・リーグ本拠地からスタートした今年の交流戦。埼玉・メットライフドームは昨シーズンの優勝チーム同士の対決が。ライオンズがクライマックスシリーズでホークスに敗れたため両者の日本シリーズは実現しなかったが、8か月遅れで真剣勝負の場が巡ってきた。...
全部読む
15年目となるプロ野球のセ・パ交流戦が開幕した。初日から最終回の逆転劇あり、サヨナラゲームありとドラマティックな試合が続出。今年も熱戦を期待させてくれそうだ。
パ・リーグ本拠地からスタートした今年の交流戦。埼玉・メットライフドームは昨シーズンの優勝チーム同士の対決が。ライオンズがクライマックスシリーズでホークスに敗れたため両者の日本シリーズは実現しなかったが、8か月遅れで真剣勝負の場が巡ってきた。互いに集中打でビッグイニングをつくり4-4のまま延長戦に突入。12回裏、満塁の好機に中村剛也が適時打を放ち4時間24分の熱闘に決着をつけた。この殊勲打で中村は歴代トップタイの交流戦通算183打点に並んでいる。昨オフにライオンズでは浅村、カープでは丸と打線の主軸が移籍した両チームだが、戦力の低下を感じさせない鮮やかな試合運びだった。
仙台で行われたイーグルスとジャイアンツの試合も1点を争う白熱したシーソーゲームになった。8回裏に浅村の14号ソロで勝ち越したイーグルスは最終回、1点差で満を持して守護神・松井裕樹を投入した。ところが先頭の岡本和真にセンター前に運ばれると、続くここまで2三振のビヤブエバが逆転の2ラン。ジャイアンツが鮮やかな逆転勝利を収めた。
フィギュアスケート・本田紗来が始球式を務めた千葉では猛虎打線が大爆発。2ランを含む猛打賞の糸井嘉男をはじめ16安打、11得点でマリーンズ投手陣を粉砕した。この試合では大腸がんから復帰した原口文仁が最終回に代打出場。見事タイムリー2ベースを放ちファンの前に復活の雄姿を届けている。
初戦はセ・パともに3勝ずつとがっぷり四つのスタートとなった今年の交流戦。全国各地で全108試合が行われる。両リーグの意地も賭けたガチンコの舞台で、また数々の名場面が生み出されることだろう。
閉じる
ラグビーW杯・日本代表合宿メンバーを発表(6月4日)
今年9月に開幕するラグビーW杯日本大会。3日、日本ラグビーフットボール協会は都内で会見を行い、今月9日から宮崎市で合宿に臨む日本代表候補を発表した。
「9月にピークを迎えたいと思って計画してきました(ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ)」今回選考された代表メンバーは42人。これまでの60人から絞り込んできた。キャプテンのルーチマイケル、田中史朗、堀江翔太、松島幸太朗といったおなじみのメンバーに加え、2年ぶりにトンプソン・ルーク(近鉄ライナーズ所属)が代表に返り咲いている。トンプソンはニュージーランド出身の38歳。2010年に日本に帰化済で、日本の海外出身選手のうちで日本代表キャップ(代表試合への出場回数)の最多保持者である。ポジションは空中戦を展開するロックだ。196cmの長身を生かしたW杯3回連続出場のベテランの活躍が期待される。
その一方で代表キャプテン経験者の立川理道や、15年のW杯での“忍者トライ”で話題となった山田章仁らは残念ながら落選となった。日本代表は15日まで合宿を行い、7月にはW杯前哨戦となるパシフィック・ネーションズカップでフィジー代表やトンガ代表、米国代表との対戦が予定されている。
また、今月16日には東京駅前でW杯2019日本大会100日前イベントが開催される予定だ。東京以外にも大分市などの開催都市で大規模なカウントダウンイベントが行われることも発表された。アジアでは初の開催となるラグビーW杯。成功に向けて大会の気運をさらに盛り上げていってもらいたい。
「スポーツの神様」内の検索