更新を終了しています
NPB交流戦で明暗…ジャイアンツがセ首位奪還
プロ野球セ・パ交流戦も残すところ各球団2カードずつ。他リーグとの試合で波に乗るチームと急降下するチーム、極端に明暗が分かれるのも交流戦の特徴だが、今年もペナントの行方を大きく左右するような展開になってきている。
セ球団で最も交流戦を得意としているのはリーグ最多、過去2度の優勝を誇るジャイアンツだ。今季もここまで4カード全てで勝ち越しを決め9勝4敗。18日のオリックス・バファローズとの試合では初回にいきなり丸佳浩が先制アーチをかけた。...
全部読む
プロ野球セ・パ交流戦も残すところ各球団2カードずつ。他リーグとの試合で波に乗るチームと急降下するチーム、極端に明暗が分かれるのも交流戦の特徴だが、今年もペナントの行方を大きく左右するような展開になってきている。
セ球団で最も交流戦を得意としているのはリーグ最多、過去2度の優勝を誇るジャイアンツだ。今季もここまで4カード全てで勝ち越しを決め9勝4敗。18日のオリックス・バファローズとの試合では初回にいきなり丸佳浩が先制アーチをかけた。バファローズも8回に中川圭太の2点タイムリーで同点に追いつき、試合を振り出しへと戻す。その裏、ジャイアンツは得点圏にランナーを置いた好機に陽岱鋼を代打に送ると、この起用がズバリ的中。勝ち越しに成功しジャイアンツがホーム初戦を勝利で飾った。
一方、交流戦開始から急ブレーキがかかってしまったのが広島カープである。対照的にここまでのパ4球団相手に勝ち越しはなく3勝8敗。まさかの12球団中最下位に沈んでいる。この日のマリーンズとの試合も4回に逆転に成功したものの、7回から登板した中村恭平がマリーンズ打線に捉まり同点に。延長11回に、この日バティスタの本塁打性の打球をジャンピングキャッチしたマリーンズ選手会長・鈴木大地にダメ押しのタイムリーを浴び2-6で敗れた。この結果、カープはジャイアンツに約1か月ぶりにセリーグ首位の座を明け渡すことになった。
ここまで交流戦2位のジャイアンツ。最終カードは現在首位のソフトバンクホークスとの決戦となる。交流戦を7度制し圧倒的な強さを誇るセリーグキラーとの優勝争いにも注目が集まる。
閉じる
【速報】久保建英、南米選手権チリ戦で初先発(6月18日)
南米大陸王者を決める選手権、コパアメリカ・ブラジル2019。大会に20年ぶりに招待されている日本代表が初戦のチリ代表との試合を先ほど終えた。この試合でファン注目の久保建英が初のスタメン、フル出場を果たしている。
久保のポジションはトップ下。前半6分には早くも左脚からのシュートを放ったがここは枠を捉えきれない。前半12分、再び久保に見せ場がやってくる。左サイドをドリブルで駆け抜けるとすかさず久保は素早いアーリークロスを上げて好機を演出。...
全部読む
南米大陸王者を決める選手権、コパアメリカ・ブラジル2019。大会に20年ぶりに招待されている日本代表が初戦のチリ代表との試合を先ほど終えた。この試合でファン注目の久保建英が初のスタメン、フル出場を果たしている。
久保のポジションはトップ下。前半6分には早くも左脚からのシュートを放ったがここは枠を捉えきれない。前半12分、再び久保に見せ場がやってくる。左サイドをドリブルで駆け抜けるとすかさず久保は素早いアーリークロスを上げて好機を演出。これはチリDFにスライディングでクリアされてしまい、得点には結びつかなかったものの非凡なセンスをうかがわせた。
日本は前半41分にCKから先制を許すも0-1の最少失点で試合を折り返す。しかし後半に入ると大会2連覇中のチリが本領を発揮。立て続けに得点を重ね0-4で試合終了。昨年9月に森保監督就任後初の対戦相手として試合が予定されていながら、北海道胆振東部地震の影響で中止となった因縁の相手に完敗を喫した。
久保は後半21分にも左サイドからDF2人を突破してゴールを狙うも惜しくもサイドネット。試合終了まで非凡なセンスを見せたが、残念ながら史上最年少ゴールはまたもお預けとなった。
今月4日に18歳の誕生日を迎え、スペインの名門・レアルマドリードへの移籍も決まったばかり。ヨーロッパチャンピオンズリーグで最多13回の頂点に輝いた世界最強・銀河系軍団で一体如何なる進化を遂げてくれるのだろうか。若きサムライ・久保建英の黄金の時代はまだ始まったばかりだ。
閉じる
伊調馨と川井梨紗子・女王対決は来月最終決着(6月17日)
東京五輪での多数のメダル獲得が期待される日本のお家芸・レスリング。今年9月に行われる世界選手権でメダルを獲得すれば五輪代表に内定となるが、その世界選手権出場をかけた熾烈な闘いが各階級で繰り広げられた。東京駒沢体育館で3日間にわたり行われた全日本選抜選手権最終日。そのなかでも最も厳しい争いとなったのが伊調馨と川井梨紗子、リオの五輪金メダリスト同士の対決となった女子57キロ級だ。
世界選手権出場は天皇杯と全日本選抜の優勝が条件。...
全部読む
東京五輪での多数のメダル獲得が期待される日本のお家芸・レスリング。今年9月に行われる世界選手権でメダルを獲得すれば五輪代表に内定となるが、その世界選手権出場をかけた熾烈な闘いが各階級で繰り広げられた。東京駒沢体育館で3日間にわたり行われた全日本選抜選手権最終日。そのなかでも最も厳しい争いとなったのが伊調馨と川井梨紗子、リオの五輪金メダリスト同士の対決となった女子57キロ級だ。
世界選手権出場は天皇杯と全日本選抜の優勝が条件。昨年12月の天皇杯では決勝戦で伊調が川井に残り10秒で大逆転勝利し、世界選手権出場に王手をかけていた。運命の決勝戦。お互いに慎重に試合を運んだ前半とは打って変わり、後半は川井から仕掛けていく。一瞬頭を押さえながらの高速タックルで伊調に尻もちをつかせるとそのままローリングで一挙に4得点。5-1と大きくリードを広げた。だが、ここまで終盤に猛烈な追い込みをかけて勝利をもぎ取ってきた伊調もスパートをかける。2点差の残り2秒から怒涛の突進。試合終了のブザーとほぼ同時に川井を場外に押し出した。ビデオ検証の審議の結果、試合終了後として伊調のポイントは認められず6-4で川井の勝利となり全日本選抜優勝を決めた。「気持ちの余裕が今思えば出てしまったのかな(伊調)」「後悔したくない気持ちの方が強く、自分のレスリングがしたいと思った(川井)」もう絶対に負けられないという川井の気迫が勝った形だ。天皇杯と日本選抜で優勝を分け合った二人は、来月6日にプレーオフで再び対戦し、代表権を争うことになった。
62キロ級では川井の妹・川井友香子が世界選手権の切符を獲得。その一方でリオ五輪48キロ級金の登坂絵莉は決勝で須崎優衣に敗れ、五輪出場が非常に厳しくなった。同じくリオ金メダリストの68キロ級・土性沙羅は試合終了間際の逆転勝利で世界選手権代表の座を手にしている。世界最強のレベルを誇る日本の女子レスリング。五輪や世界選手権の女王ですら国内の代表を獲得するのは容易ではない。川井と伊調、7月のプレーオフでの2人の世界女王のリマッチは果たしていかなる決着となるのであろうか。
閉じる
大谷翔平ほか日本人メジャーのここまでの成績(6月16日)
日本時間の14日、日本人メジャーリーガー史上初めてとなるサイクル安打を成功させた大谷翔平。翌日のレイズ戦でもヒットを放ち、6打席連続安打を継続した。16日の試合はノーヒットに終わったものの、ここまで早くも8本の本塁打を放っている。「どの球が来ても対応できる準備ができている(大谷)」という言葉が示す通り所謂“ゾーン”に入りつつある状態ではないだろうか。メジャーリーグは全162試合の日程のうちおよそ70試合を消化しようとしているところだが、大谷を筆頭に日本人選手の成績を点検してみたい。...
全部読む
日本時間の14日、日本人メジャーリーガー史上初めてとなるサイクル安打を成功させた大谷翔平。翌日のレイズ戦でもヒットを放ち、6打席連続安打を継続した。16日の試合はノーヒットに終わったものの、ここまで早くも8本の本塁打を放っている。「どの球が来ても対応できる準備ができている(大谷)」という言葉が示す通り所謂“ゾーン”に入りつつある状態ではないだろうか。メジャーリーグは全162試合の日程のうちおよそ70試合を消化しようとしているところだが、大谷を筆頭に日本人選手の成績を点検してみたい。
まず大谷翔平は前述のとおりの存在感を放っている。これまでにMLB出場を果たした日本人野手は15人を数えるが、うち10人がサイクル安打まであと1本に迫ったものの一人も達成することは出来なかった。メジャー2年目、140試合足らずでの成功というのが、如何に規格外なものかおわかりいただけるだろう。オールスター戦(7月9日)ファン投票の第1回中間発表ではDHで4位に入る得票を集めている
投手陣で最も好成績なのは前田健太。防御率は3.89と決して良くはないものの、ここまで7勝3敗とナ・リーグで4位の勝利数を上げている。一方、そのほかの先発陣は田中将大が4勝5敗、1年目の菊池雄星は3勝4敗など黒星が先行する苦しいマウンドが続いている状況だ。現在2勝3敗のカブスのダルビッシュ有は16日に古巣ドジャース戦で先発。ここまで8試合連続で勝ち負けが付いていないが、最近の試合では粘り強いピッチングも復活しつつある。4月27日以来遠ざかっている白星を手にすることができるか注目したい。
閉じる
フェンシングアジア選手権で敷根崇裕が快挙!(6月14日)
日本フェンシング期待のホープが殊勲の栄冠を手にした。13日、フェンシングアジア選手権が千葉市のポートアリーナで開幕。初日、男子フルーレ決勝で21歳の敷根崇裕が格上の香港の選手に勝利し初優勝。この種目日本勢として太田雄貴以来4年ぶりのアジア制覇を果たした。
敷根は大分県出身。父親が日本代表、母親が国体選手というフェンシング一家に生まれた。法政大学に在籍中で、2017年のフェンシング世界選手権ではフルーレ個人の銅メダルを獲得。...
全部読む
日本フェンシング期待のホープが殊勲の栄冠を手にした。13日、フェンシングアジア選手権が千葉市のポートアリーナで開幕。初日、男子フルーレ決勝で21歳の敷根崇裕が格上の香港の選手に勝利し初優勝。この種目日本勢として太田雄貴以来4年ぶりのアジア制覇を果たした。
敷根は大分県出身。父親が日本代表、母親が国体選手というフェンシング一家に生まれた。法政大学に在籍中で、2017年のフェンシング世界選手権ではフルーレ個人の銅メダルを獲得。さらに同年の夏季ユニバーシアード男子フルーレ団体で金メダルに輝いている注目選手だ。現在世界ランキングは42位。決勝の相手、張家朗は世界ランク9位の強敵で、敷根にとって3年前のアジア選手権で敗れた相手でもあった。試合は途中リードを許したものの、敷根が終盤に連続ポイントをあげて逆転勝利。見事に雪辱を果たした。「自分の技を信じようと思ってチャレンジしたことが良かったのかなと思います(敷根)」アジア選手権は東京五輪の出場枠を争う重要な大会。目標とする五輪での金メダル獲得へ向け大きな実績を作った。
一方の女子サーブル決勝では田村紀佳が準優勝。惜しくも頂点にはあと一歩届かなかったが、前回大会の銅メダルを上回る成績をあげている。
日本フェンシングは先月、男子エペの見延和靖がこの種目で日本人初のグランプリ2勝目を挙げるなど大きな飛躍を見せている。昨年末には太田雄貴が日本フェンシング協会の会長に就任し、先進的な大会運営手法の導入など様々な改革に着手しているところだ。アジア選手権は18日まで開催中。優勝が期待される見延が出場する男子エペや女子フルーレにも注目したい。
閉じる
「スポーツの神様」内の検索