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新番付発表・注目力士と八村塁との意外な接点(6月25日)
来月7日に初日を迎える大相撲名古屋場所の新番付が発表された。令和初優勝を飾った朝乃山は自己最高位の東前頭筆頭に昇進。「やっとここまで来られたので切り替えて場所に挑みたい」と熱く意気込みを語る。
地元富山で16日に行われた優勝パレードで沿道に詰めかけた2万5000人から熱烈な祝福を受けた朝乃山。記者会見の席上では意外な人物に話題が及んだ。先週日本人初NBAドラフト1巡目指名を受けた八村塁も同じ富山県出身。...
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来月7日に初日を迎える大相撲名古屋場所の新番付が発表された。令和初優勝を飾った朝乃山は自己最高位の東前頭筆頭に昇進。「やっとここまで来られたので切り替えて場所に挑みたい」と熱く意気込みを語る。
地元富山で16日に行われた優勝パレードで沿道に詰めかけた2万5000人から熱烈な祝福を受けた朝乃山。記者会見の席上では意外な人物に話題が及んだ。先週日本人初NBAドラフト1巡目指名を受けた八村塁も同じ富山県出身。「僕の優勝(の話題)は消されたので」と笑いを誘った後「同じ富山県民として負けたくない」「挑戦者の気持ちをもって稽古していきたい」と語り、強い刺激を受けた様子だった。
実は八村と縁のある力士がもう一人いる。先場所十両優勝で新入幕を果たした貴源治は、バスケットボール部に所属していた中学時代に八村と対戦した経験の持ち主だ。「仲良く喋る仲だった。八村にうちの学校に来て『一緒に全中を獲ろう』と言ってもらえた」というエピソードを披露。別のフィールドで頂点を目指す同学年の級友とともに、自らも飛躍を誓った。
名古屋場所に特別な思いを持つのは4場所ぶりの東関脇に復帰した御嶽海だ。一年前の名古屋で涙の初優勝。だが、その後負け越しも経験し足踏みが続くなか、年下の貴景勝や朝乃山の世代が台頭してきた。木曽郡出身の御嶽海にとって名古屋は準ご当所。場所前には初めて故郷の町民相撲場で合宿も行い気合は十分だ。「恥ずかしい成績は取れない」と飛躍を誓う。そのほか新小結・阿炎など若手の活躍が期待される。新時代の旗手となるのは果たして誰だろうか?
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圧巻の強さ・交流戦優勝はまたしてもホークス(6月24日)
交流戦優勝争いは最終カードでの直接対決。東京ドームで行われたジャイアンツvsホークスの3連戦は1勝1敗とたがいに一歩も譲らぬ熱戦となり、最終戦で勝利した方が優勝というドラマティックな展開となった。
5年ぶりの優勝がかかるジャイアンツは先発マウンドに菅野智之を送り出す。菅野は交流戦中の今月9日、25日ぶりに1軍登板して以降、パ球団相手に2連勝中だ。しかしこの日は立ち上がりから不安定。初回この日先頭打者に起用された福田秀平にいきなり先制のソロアーチを浴びてしまう。...
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交流戦優勝争いは最終カードでの直接対決。東京ドームで行われたジャイアンツvsホークスの3連戦は1勝1敗とたがいに一歩も譲らぬ熱戦となり、最終戦で勝利した方が優勝というドラマティックな展開となった。
5年ぶりの優勝がかかるジャイアンツは先発マウンドに菅野智之を送り出す。菅野は交流戦中の今月9日、25日ぶりに1軍登板して以降、パ球団相手に2連勝中だ。しかしこの日は立ち上がりから不安定。初回この日先頭打者に起用された福田秀平にいきなり先制のソロアーチを浴びてしまう。その後も制球が定まらず満塁のピンチを招くと、今度は坂本勇人が内野安打を悪送球。この回4失点と大量リードを許してしまう。2回も先頭打者を歩かせ、菅野はここでまさかの降板に。自身最短となる1回0/3でのKOとなった。試合はホークス先発・和田毅が5回1失点の好投。一昨年9月以来、実に651日ぶりの白星を上げた。これでホークスは2年ぶりの交流戦制覇。交流戦開始後15年間で8度も12球団の頂点に立ったことになる。
一方、ジャイアンツを抜いて交流戦の2位に上がったのが現在パ最下位のオリックス・バファローズだ。実はバファローズは開幕以来日曜の試合で2分け10敗と勝ちに見放されていた。この日のカープとの最終戦も無得点のまま延長戦に突入。10回ようやく打線が爆発し、連敗の鬱憤を晴らすような1イニング4本の三塁打(プロ野球新記録)と一挙9得点で勝利。悪夢のような長いトンネルからようやく抜け出した。
24日予定の残り2試合で幕を閉じる今年の交流戦。結局今年もパリーグの勝ち越しで終わり、セ球団にとっては苦しい闘いとなってしまった。28日から各球団は再び同一リーグでの公式戦に復帰する。ペナントレースの行方はどう変化するだろうか?
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女子W杯・なでしこGLの3戦をプレイバック(6月23日)
予選リーグを終えたサッカー女子W杯。日本は1勝1敗1分けの2位通過で3大会連続となる決勝トーナメント進出を決めた。25日にベスト8進出をかけオランダと対戦するなでしこジャパン。ここまでの闘いを振り返ってみよう。
まずはグループリーグ初戦のアルゼンチン戦。前回大会より3歳以上若返った日本代表は格下の相手にまさかのスコアレスドローに持ち込まれた。W杯初戦で勝利できなかったのは2007年以来3大会ぶりのことだ。...
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予選リーグを終えたサッカー女子W杯。日本は1勝1敗1分けの2位通過で3大会連続となる決勝トーナメント進出を決めた。25日にベスト8進出をかけオランダと対戦するなでしこジャパン。ここまでの闘いを振り返ってみよう。
まずはグループリーグ初戦のアルゼンチン戦。前回大会より3歳以上若返った日本代表は格下の相手にまさかのスコアレスドローに持ち込まれた。W杯初戦で勝利できなかったのは2007年以来3大会ぶりのことだ。ボール保持率は6割を超えたが、最後まで攻撃がちぐはぐなままアルゼンチンの堅い守備を崩せなかった。高倉麻子監督は「大きな舞台の雰囲気や観客に飲まれたのか腰が引けていた」と反省を口にした。
続く第2戦のスコットランドでは前半23分、遠藤純のDFの股を抜くパスからから岩渕真奈が先制ゴール。初戦は途中出場で「チームの力になれなくて悔しい」と唇をかんだ岩渕だが、見事にスタメン起用に応えてみせた。35分にも菅澤優衣香がPKを決めるなどFW陣が3人とも活躍し、2-1で大会初勝利。この後、他のチームの試合結果でGL突破が確定した。
最終第3戦は世界ランク3位の強敵イングランド。1位通過のためには何としても倒しおきたい相手だったが前半14分、自陣でパスを奪われて先制を許す。先発復帰した横山久美は直接ゴールを狙う25mのFKを放つもGKの好セーブで惜しくも初得点ならず。菅澤も再三の決定機を活かしきれず、日本は0-2で敗れた。
「全員が全てを出し切ってやらない限り勝てない(高倉監督)」指揮官は決勝トーナメントを前に各選手の危機感を煽る。GL3戦全勝で突破したオランダとの試合は厳しいものになることが予想される。だが、優勝を果たした2011年大会でも日本はイングランドに敗れてのGL2位通過だった。そこから優勝候補の地元ドイツを撃破して快進撃を果たしていったのだ。あの奇跡の再現を見せてくれることを信じてエールを送りたい。咲き誇れ、なでしこたち!
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【速報】八村塁、NBAドラフトでウィザーズ指名(6月21日)
「とても興奮しています。自分の家族、自分、そして日本にとっても色々な意味を持っています」八村は流暢な英語でのコメントに続き、日本語でも喜びを語った。「みなさんやりました、(1巡目指名の)日本人初NBAです」20日NYで行われたNBAのドラフト会議でゴンザガ大学の八村塁が、ワシントン・ウィザーズの指名を受けた。日本人初の1巡目指名が確実視されていたが、予想通り1巡目9位という上位での指名だった。
これまでに日本人のNBAプレーヤーはパイオニアとなった2004年の田臥勇太(サンズ)、そして2WAY契約で昨年デビューを果たした渡邊雄太(グリズリーズ)の2人がいる。...
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「とても興奮しています。自分の家族、自分、そして日本にとっても色々な意味を持っています」八村は流暢な英語でのコメントに続き、日本語でも喜びを語った。「みなさんやりました、(1巡目指名の)日本人初NBAです」20日NYで行われたNBAのドラフト会議でゴンザガ大学の八村塁が、ワシントン・ウィザーズの指名を受けた。日本人初の1巡目指名が確実視されていたが、予想通り1巡目9位という上位での指名だった。
これまでに日本人のNBAプレーヤーはパイオニアとなった2004年の田臥勇太(サンズ)、そして2WAY契約で昨年デビューを果たした渡邊雄太(グリズリーズ)の2人がいる。NBAからドラフト指名を受けたのは1981年にウォリアーズから8巡目で指名を受けた元日本代表の岡山恭崇の例があったが、今回八村の入団が決まれば日本人初めてのケースとなる。
八村は1998年、富山県でベナン人の父と日本人の母の間に生を受けた。少年時代は陸上の短距離のほか野球部で活躍。バスケを始めたのは意外にも中学校の途中からだった。「まずは中学のコーチに感謝したい」英語での記者会見でも、自身に道を拓いてくれた恩師への感謝の言葉を忘れなかった。高校時代は宮城県の名門・明成高校の全国制覇に貢献。その後渡米し、ゴンザガ大学に進学すると、今シーズンは全米の大学でポジション別のMVPを獲得する活躍を見せていた。
ウィザーズはワシントンDCが根拠地の名門。あのマイケル・ジョーダンも在籍したチームで、八村のプレーが見られるとは。期待に胸が躍る。
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“ラストチャンス“4階級制覇・井岡一翔激勝(6月20日)
「復帰してから僕以上に期待をしてくださった方々にこの勝利を捧げたい」新チャンピオンの口から真っ先に出たのはこの感謝の気持ちだった。ボクシングの元WBA世界フライ級王座・井岡一翔が19日に幕張メッセで行われたWBOスーパーフライ級王座決定戦で勝利。日本人男子では史上初の4階級制覇を達成した。
元2階級制覇の世界王者・井岡弘樹の甥。父親も元プロボクサーというボクシングエリート・井岡一翔の戦績は数々の記録に彩られてきた。...
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「復帰してから僕以上に期待をしてくださった方々にこの勝利を捧げたい」新チャンピオンの口から真っ先に出たのはこの感謝の気持ちだった。ボクシングの元WBA世界フライ級王座・井岡一翔が19日に幕張メッセで行われたWBOスーパーフライ級王座決定戦で勝利。日本人男子では史上初の4階級制覇を達成した。
元2階級制覇の世界王者・井岡弘樹の甥。父親も元プロボクサーというボクシングエリート・井岡一翔の戦績は数々の記録に彩られてきた。当時国内最速記録だったデビューから7戦目での世界タイトル奪取(WBC世界ミニマム級)。八重樫東との王座統一戦に勝利すると、階級を一つ上げて2012年に今度はWBA世界ライトフライ級王座に就く。さらにフライ級に転向して、2度目の挑戦で同級の世界王座も手中におさめ(WBA世界フライ級)、最速での3階級制覇を達成した。
だが、井岡は2017年に王座返上を表明して一時リングを去る。7か月の休養期間を挟み再び現役復帰。日本人初の4階級制覇に向けて始動し始めた。昨年大晦日にアウェーの地でドニー・ニエテスとのWBO世界Sフライ級王座決定戦に臨んだが、1-2のスプリット判定で敗れていた。そのニエテスの王座返上で巡ってきた2度目の挑戦。「ラストチャンス」との決意で臨んだ試合は身長で4cm、リーチでも6cmも上回るパリクテのコンビネーションに苦しめられるが、7Rでは足を止めての打ち合い。ここから一気に流れを引き寄せていく。最後は10Rに右カウンターから猛ラッシュ。ニエテスはなす術なく棒立ちとなり、レフェリーストップに。井岡はTKO勝ちでついに4階級目のベルトを腰に巻いた。リング下からは対戦を熱望する現WBO世界フライ級王者の田中恒成も熱視線を送る。井岡自身は他団体王者との対戦も希望しており、WBC世界Sフライ級王者エストラーダらとの統一戦も現実味を帯びてきた。井岡伝説はまだその終わりを見せない。
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