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日本産“カツオ“松元克央が日本人初の表彰台(7月24日)
韓国・光州で行われている世界水泳選手権(通称「世界水泳」)。23日の男子200m自由形決勝で松元克央がこの種目で5年ぶりに日本記録を更新。日本人初となる銀メダルを獲得した。これは世界選手権・五輪通じて初めての快挙である。
松元は福島県生まれ、東京・葛飾の下町育ちの22歳。水泳を始めたのは小学校5年生から。その速さから周囲には名前の克央(かつひろ)をもじって“カツオ”の愛称で呼ばれていたという。...
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韓国・光州で行われている世界水泳選手権(通称「世界水泳」)。23日の男子200m自由形決勝で松元克央がこの種目で5年ぶりに日本記録を更新。日本人初となる銀メダルを獲得した。これは世界選手権・五輪通じて初めての快挙である。
松元は福島県生まれ、東京・葛飾の下町育ちの22歳。水泳を始めたのは小学校5年生から。その速さから周囲には名前の克央(かつひろ)をもじって“カツオ”の愛称で呼ばれていたという。現在の身長は186cmと日本人選手としてはかなり大柄。2017年からは日本代表入りを果たしている。右肩の故障に苦しめられていた時期もあったが、4月に行われた日本選手権では200m自由形で2年連続の優勝。派遣標準記録を0秒12上回り、世界水泳の切符を手にした。レース後には「銀メダルまでいくことはできたので、あとはトップ目指して“頂点ガツオ”になりたいと思います」と満面の笑みがこぼれた。
ちなみにこのレースでは1着ゴールの選手がフライングで失格したため中国の孫楊が優勝。その孫楊は男子400m自由形も制して4連覇を果たしたが、表彰式では2位のオーストラリアのホートンが表彰台に上ることを拒否するというトラブルが発生した。これは孫のドーピング疑惑に抗議してのものだが、FINA・国際水泳連盟はホートンに対して警告を与えた。やや後味の悪さが残る結果となったのは残念だ。
一方で、女子100mバタフライのメダリスト3人が白血病で闘病中の池江璃花子に「NEVER GIVE UP」とのメッセージを手に記してエールを送るという感動的なシーンも生まれた。大会も残すところあと2日。400m個人メドレーの瀬戸大也らに金メダルの期待がかかる。
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バスケ・八村塁&車いすバスケの記者発表会(7月23日)
プロバスケットボールNBA・ウィザーズの八村塁が22日、食品会社のスポンサーシップ契約記者発表会に出席した。日本人初のNBAドラフト1巡目指名での入団を果たして以降、国内で初めての会見の場だ。会場には多くの報道陣が詰めかけ注目の高さをうかがわせた。
30台のカメラと約150人の記者を前に「こういう風に注目されるのは日本バスケ界にとってすごく良いですし」と心境を語る八村。スポンサー契約は自身初の経験。...
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プロバスケットボールNBA・ウィザーズの八村塁が22日、食品会社のスポンサーシップ契約記者発表会に出席した。日本人初のNBAドラフト1巡目指名での入団を果たして以降、国内で初めての会見の場だ。会場には多くの報道陣が詰めかけ注目の高さをうかがわせた。
30台のカメラと約150人の記者を前に「こういう風に注目されるのは日本バスケ界にとってすごく良いですし」と心境を語る八村。スポンサー契約は自身初の経験。先週19日に帰国したその日の内にCM撮影が行われたという。会場で披露された完成映像を目にして「映画のようですごく楽しかったです」と相好を崩した。
先週まで行われていたサマーリーグでは3試合に出場。平均19得点を挙げる活躍で実力の高さを示した。来月12日からは日本代表として親善試合に出場する予定だ。その後には、いよいよ2019ワールドカップ中国大会が開催される(8/31~9/15)。「来年の東京オリンピックにいい方向でつなげられたらいい(八村)」予選ラウンドでは世界最強のアメリカと同グループ。八村を擁した日本代表「AKATSUKI FIVe」は大きな試金石となる戦いへ臨む。
東京五輪と共にパラリンピックでもバスケへの注目度は高い。先月日本財団が若者向けに行ったアンケート調査では「パラリンピックで見たい競技」の1位に車いすバスケが選ばれている。22日、日本代表国際強化試合(8/29~)の開催記者発表会が行われ、エースの香西宏昭が「メダルを獲得するという大目標に向かって突き進んで行く」と力強く抱負を語った。こちらも来年に向け、大いに盛り上がっていってほしい。
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大相撲名古屋場所・鶴竜復活と期待の三賞力士(7月22日)
久々に横綱同士の優勝争いが展開された大相撲名古屋場所。千秋楽での東西の横綱、鶴竜と1差で追う白鵬の49回目の対戦は40秒に及ぶ熱戦となった。巻き替えの応酬で二転三転する展開の末、最後はもろ差しとなった鶴竜が白鵬を寄り切り、7場所ぶり6度目となる賜杯を手にした。
これまで名古屋場所での優勝は無かった鶴竜。しかもこの3年連続で途中休場と苦手にしていただけに感慨もひとしおだろう、「名古屋のファンの皆さんに申し訳ないという思いがあったので。...
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久々に横綱同士の優勝争いが展開された大相撲名古屋場所。千秋楽での東西の横綱、鶴竜と1差で追う白鵬の49回目の対戦は40秒に及ぶ熱戦となった。巻き替えの応酬で二転三転する展開の末、最後はもろ差しとなった鶴竜が白鵬を寄り切り、7場所ぶり6度目となる賜杯を手にした。
これまで名古屋場所での優勝は無かった鶴竜。しかもこの3年連続で途中休場と苦手にしていただけに感慨もひとしおだろう、「名古屋のファンの皆さんに申し訳ないという思いがあったので。今日は良い報告が出来て本当に最高です(鶴竜)」この日は鶴竜にとって奇しくも幕内出場1000回となるメモリアルデー。怪我に苦しんできた横綱の復活優勝に花を添えた。
昭和以降初めて四人の大関が全て休場となった今場所。両横綱以外の三役力士も早々に優勝争いから脱落するなど物足りなさを感じさせたところもあったが、観客にそれを忘れさせる熱気を与えたのは平幕の力士達だ。三賞表彰力士は久々に四名が選ばれた。
殊勲賞は鶴竜に唯一の黒星をつけた友風が受賞。入幕四場所連続の勝ち越しで実力をつけてきた。その友風を千秋楽に電車道で下したのが小兵の照強。こちらも初の敢闘賞だ。豪快な塩まきパフォーマンスも人気。外連味の無い正攻法の相撲で幕尻ながら終盤まで優勝争いに絡む12勝の白星を挙げたのは素晴らしかった。技能賞の関取最軽量・炎鵬は念願の幕内初勝ち越しを決めた。照強よりさらに軽量の99キロの身体で、変幻自在の相撲を繰り広げ前半戦の土俵を盛り上げた。さらに8場所ぶりに三賞を獲得したのは元祖人気力士の遠藤だ。今場所は持ち前の柔らかい粘り腰が蘇っていたが、特に千秋楽の北勝富士との一番は今場所一番の大相撲だった。秋場所は二度目となる三役復帰の可能性が高い。元気な三賞力士と上位陣の顔合わせが楽しみだ。
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陸上100m・小池祐貴が日本人3人目の9秒台(7月21日)
日本スプリント界に“第三の男”が名乗りを上げた。20日行われた陸上ダイヤモンドリーグ・ロンドン大会の100m決勝で小池祐貴が4位入賞。9秒98のタイムをマークした。日本選手が10秒の壁を突破したのは2017年の桐生祥秀(9秒98)と、今年5月と先月のサニブラウンアブデルハキーム(9秒99/9秒97)に続く3人目の快挙達成である。
「嬉しいですけど日本記録を更新したかったので、もうひと伸びできればよかったと思います」レース後、小池は自らの走りを冷静に振り返った。...
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日本スプリント界に“第三の男”が名乗りを上げた。20日行われた陸上ダイヤモンドリーグ・ロンドン大会の100m決勝で小池祐貴が4位入賞。9秒98のタイムをマークした。日本選手が10秒の壁を突破したのは2017年の桐生祥秀(9秒98)と、今年5月と先月のサニブラウンアブデルハキーム(9秒99/9秒97)に続く3人目の快挙達成である。
「嬉しいですけど日本記録を更新したかったので、もうひと伸びできればよかったと思います」レース後、小池は自らの走りを冷静に振り返った。北海道出身の24歳。立命館慶祥高校から慶應義塾大学を経て、昨年春に全日空陸上部に所属している。小池が著しい成長を見せたのは社会人になってからのことだ。入社直後の織田記念陸上大会で4年ぶりに100mの自己ベストを0.12短縮(10秒20)させると、その後も着実に記録を伸ばしていく。9月に行われたジャカルタアジア大会では200mに出場し、日本に12年ぶりの金メダルをもたらした。
日本史上最高レベルといわれた先月の日本陸上競技選手権大会の100m走ではサニブラウン、桐生に次ぎ3位に食い込む健闘を見せていた。今シーズンは10秒0台を何度もマークして好調をキープしていたが、今回一気に自己ベストを0秒19も縮めて9秒台スプリンターへの仲間入りを果たしたのだった。
決勝レースでは桐生も小池の隣のレーンで出場していたが10秒13の7位に終わった。桐生にとっても高校・大学を通じ競い合った同い年の好敵手の台頭は大きな発奮材料となった筈だ。日の丸スプリンター達の更なる研鑽が楽しみだ。
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日米スカウトが熱視線・高校最速右腕、佐々木朗希(7月19日)
“令和の怪物“が本格始動だ。大船渡高校3年の佐々木朗希(ろうき)が夏の高校野球・岩手大会3回戦に先発した。試合は10-0で6回コールド勝ちとなったため6イニングながら無安打無得点のピッチング。集まった日米13球団のスカウトたちを唸らせた。
「コントロールを意識した6割の力」だったという初戦の遠野緑峰戦では最速は147キロ。2イニング19球の投球だったが、この日の佐々木は155キロを記録し、先頭打者から4者連続を含め毎回の合計13個の三振を奪ってみせた。...
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“令和の怪物“が本格始動だ。大船渡高校3年の佐々木朗希(ろうき)が夏の高校野球・岩手大会3回戦に先発した。試合は10-0で6回コールド勝ちとなったため6イニングながら無安打無得点のピッチング。集まった日米13球団のスカウトたちを唸らせた。
「コントロールを意識した6割の力」だったという初戦の遠野緑峰戦では最速は147キロ。2イニング19球の投球だったが、この日の佐々木は155キロを記録し、先頭打者から4者連続を含め毎回の合計13個の三振を奪ってみせた。「少し球速というか、ギアを上げました。これからどんどん強い相手が待っていると思うので、全員で勝ちにいきたいと思います(佐々木)」その秘めたポテンシャルは未だ底知れない。
昨年2年生の夏から佐々木は150キロ台半ばをマークしてきた。当初は投打二刀流として同郷である大谷翔平の再来と注目を集めていたが、今年4月にはU-18日本代表候補合宿の紅白戦で高校生史上最速となる163キロを計測。花巻東高校時代の大谷の持っていた最速記録(160キロ)を上回り、一躍球界全体にセンセーショナルを巻き起こしている。
すでにMLBも含めスカウト陣の評価はうなぎのぼり。気の早い球団は「今すぐにでもプロで通用する」と太鼓判を押す。卒業後の去就には大きな注目が集まるであろうが、いまは大船渡にとって35年ぶりの夏の甲子園出場という大目標がある。昨年旋風を巻き起こした秋田・金足農業はすでに3回戦で敗退したが、東北6県の悲願である深紅の優勝旗奪取に向けて、令和の怪物を擁する県立高校の快進撃に期待したい。
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