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渋野日向子、日本人42年ぶりのメジャー制覇(8月5日)
今朝は明け方までテレビ中継にかじりついていた方も多かったのではなかろうか。4日の記事で途中経過をお伝えしていた全英女子オープンだが、最終ラウンドの結果、単独首位スタートの渋野日向子がトータル18アンダーで優勝。男女を通じて日本人42年ぶりとなる海外メジャーのタイトルを獲得した。
ここまで笑顔を絶やさずに自分のゴルフを展開してきたスマイル・シンデレラ。しかし最終日はやはり計り知れない重圧があったのだろうか。...
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今朝は明け方までテレビ中継にかじりついていた方も多かったのではなかろうか。4日の記事で途中経過をお伝えしていた全英女子オープンだが、最終ラウンドの結果、単独首位スタートの渋野日向子がトータル18アンダーで優勝。男女を通じて日本人42年ぶりとなる海外メジャーのタイトルを獲得した。
ここまで笑顔を絶やさずに自分のゴルフを展開してきたスマイル・シンデレラ。しかし最終日はやはり計り知れない重圧があったのだろうか。前半9ホールで2つのバーディーを奪ったものの、1ボギー・1ダブルボギーとスコアを1つ落とし、猛追してきたアメリカのリゼット・サラスに抜かれ、一時は3位にまで後退した。だが、今大会初めてダブルボギーを叩いた第3Hについても「怒るというより笑けちゃって」と彼女の心は決して乱されることはなかった。
後半に入るとバーディーを量産。再びトップに立つとサラスと抜きつ抜かれつの展開となり、迎えた最終H。最後に勝負を決めたのはやはり今大会冴えわたった得意のロングパットだった。強気で打った7mのバーディーパットを沈めて1打差で勝利。海外初参戦でいきなりメジャー制覇の偉業を成し遂げた。「鳥肌立ち過ぎて、いますごく緊張して…言葉にできないです」試合後は現地で解説していた樋口久子から祝福を受け、レジェンドと歓喜の抱擁を交わした。
1998年度生まれの渋野はアマ三冠を達成した勝みなみ、日本人選手史上最年少でのLPGAツアー出場の畑岡奈紗らと同学年。長らく低迷が続いた日本女子ゴルフ界に現れた“黄金世代”に、また一人ニューヒロインが誕生した。
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渋野日向子・海外メジャー初挑戦で栄冠目前!(8月4日)
海外女子ゴルフメジャー最終戦・第43回全英女子オープンで20歳のニューヒロインが躍動中だ。初出場の渋野日向子が現在単独首位で最終日を迎えている。1977年に全米女子プロゴルフ選手権を制した樋口久子以来42年ぶりの快挙が目前に迫ってきた。
一体どれだけの人がこの快進撃を予想しただろうか。渋野は1年前の7月にプロテストに合格したばかり。今シーズンはルーキーながら5月にサロンパスカップを大会史上最年少で初優勝。...
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海外女子ゴルフメジャー最終戦・第43回全英女子オープンで20歳のニューヒロインが躍動中だ。初出場の渋野日向子が現在単独首位で最終日を迎えている。1977年に全米女子プロゴルフ選手権を制した樋口久子以来42年ぶりの快挙が目前に迫ってきた。
一体どれだけの人がこの快進撃を予想しただろうか。渋野は1年前の7月にプロテストに合格したばかり。今シーズンはルーキーながら5月にサロンパスカップを大会史上最年少で初優勝。先月のアネッサレディスも制し、すでに2勝。賞金ランキングは2位に入っている。初の大舞台にも「来たからにはしっかり上位に食い込めるように頑張って、笑顔でプレーできるようにしたいと思います」と笑顔で抱負を語っていた。
本番を迎えたウォーバンGC。海外メジャーデビューとなった大会初日から渋谷得意の正確なパッティングが冴えわたる。イーブンパーで折り返すと、9mのロングパットを沈めた10番Hから3連続バーディー 。トータル-6で暫定2位に躍り出る。2日目もさらにスコアを伸ばし-9で首位のアシュリー・ブハイ3打差で追走し2位をキープしたまま決勝ラウンドに進出。3日目にもバーディーラッシュを見せ、遂に単独首位となり最終日を迎えた。
両親の教えの「苦しい時こそ笑顔を絶やさない」そのプレースタイルは現地イギリスのメディアも称賛。“スマイリング・シンデレラ“の名で彼女の快進撃を伝えている。記者の質問に「この位置にいると、優勝を狙わないといけないですね」とほほ笑む。その名の由来となった向日葵のような大輪の笑顔を咲かすことができるか?
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東京2020公式アートポスターの制作者決定(8月2日)
残り1年を切った東京五輪・パラリンピック。大会組織委員会は公式アートポスターを制作するアーティストを発表した。これは「東京2020公式アートポスター・プロジェクト」の一環で、“国内外のアーティストがオリンピックまたはパラリンピックをテーマとした芸術作品を制作し”“ポスターとして活用していくもの”(大会組織委員会HPより)である。
オリンピックをテーマとする作品の制作者は国内からは大会エンブレム(組市松紋)を作成した野老朝雄氏を含め8名、海外からも3名が選出された。...
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残り1年を切った東京五輪・パラリンピック。大会組織委員会は公式アートポスターを制作するアーティストを発表した。これは「東京2020公式アートポスター・プロジェクト」の一環で、“国内外のアーティストがオリンピックまたはパラリンピックをテーマとした芸術作品を制作し”“ポスターとして活用していくもの”(大会組織委員会HPより)である。
オリンピックをテーマとする作品の制作者は国内からは大会エンブレム(組市松紋)を作成した野老朝雄氏を含め8名、海外からも3名が選出された。顔ぶれもグラフィックデザイナーから写真家、書家に至るまで多彩なメンバーで構成されている。注目は「MASTERキートン」「MONSTER」「20世紀少年」などの大ヒット作で知られる漫画家の浦沢直樹氏。コミックスの売り上げは国内累計1億2700万部を超え、海外での人気も非常に高い。近年はシリアスなミステリー作品が多いが「YAWARA!」ではバルセロナ五輪などを舞台に柔道に打ち込む溌剌としたヒロインを描いている。
対してパラリンピックの作品制作者は8名(うち野老氏は五輪と兼任)。写真家・映画監督の蜷川実花氏のほか、国内外から熱狂的な支持を集める漫画家・荒木飛呂彦氏の名前も。代表作「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは100巻を超えるロングセラーで、現在も続編を執筆中。その比類なきデザインセンスと圧倒な存在感を誇るビジュアルのパワーはジャケットやカバーイラストなどでも有名だ。五輪・パラのポスターは世界に向け、日本初のカルチャーの魅力を発信する強力なアイテムである。大会終了後も貴重な芸術レガシーとして残っていくことだろう。
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メルカリが鹿島アントラーズの経営権を取得(8月1日)
鹿島アントラーズの経営権をフリマアプリのメルカリが取得するという衝撃的なニュースから一夜。31日行われたJリーグ第16節・浦和対鹿島の試合はメルカリ・小泉文明社長が観戦する“御膳試合“となった。試合は1-1のドローだったが、アントラーズは3位に浮上した。
国内屈指の名門クラブであるアントラーズ。その前身は住友金属工業のサッカー部だ。Jリーグ発足と同時に鹿島アントラーズに改名。5自治体と43企業からの出資から運営法人は設立されたが、その後も住友金属はチーム運営に関わり、国内外20タイトルを獲得する常勝軍団を支え続けてきた。...
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鹿島アントラーズの経営権をフリマアプリのメルカリが取得するという衝撃的なニュースから一夜。31日行われたJリーグ第16節・浦和対鹿島の試合はメルカリ・小泉文明社長が観戦する“御膳試合“となった。試合は1-1のドローだったが、アントラーズは3位に浮上した。
国内屈指の名門クラブであるアントラーズ。その前身は住友金属工業のサッカー部だ。Jリーグ発足と同時に鹿島アントラーズに改名。5自治体と43企業からの出資から運営法人は設立されたが、その後も住友金属はチーム運営に関わり、国内外20タイトルを獲得する常勝軍団を支え続けてきた。7年前に住友金属が新日鉄に吸収合併され、日本製鉄に改組されて以降も、現在までメインスポンサーとなっている。
一方のメルカリは急成長中のITベンチャー。スマートフォン向けのフリマアプリサービスで業績を拡大し、昨年には東証マザーズに上場を果たした。アントラーズとは2年前からスポンサー契約を結んでおり、ユニフォームには企業ロゴが掲載されている。今回新日鉄らが保有していたアントラーズ全体の株式61.6%を取得、子会社化することになるが、メルカリにとって16億円と言われる買収費用は極めてリーズナブルなものだったかもしれない。
ちなみに31日のメルカリの株価は前日終値より値上がりし、投資家サイドからは好感されているようだ。とはいえ、何より一番肝心なのはサポーターからの信用。住金時代から築き上げてきた鹿島ブランドのDNAを維持・発展できるかどうか。「メルカリと鹿島と地域の三位一体でスポーツビジネスを進化させたい」と意気込みを語る小泉社長のお手並み拝見だ。
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夏の甲子園全代表決定・注目は星稜・奥川恭伸(7月31日)
令和初の夏の甲子園・第101回全国高校野球選手権の代表49校が出揃った。30日行われた愛媛県大会決勝では宇和島東が今年の選抜出場校・松山聖陵を7-3で破り優勝。ノーシードから9年ぶり9回目の出場を決めた。徳島大会決勝は鳴門が富岡西との決勝を制し2年連続13回目の代表校となった。では地方予選結果を受けて、今年の注目選手の動向を見てみよう。
今年の高校四天王と目されていたのは4人の投手。...
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令和初の夏の甲子園・第101回全国高校野球選手権の代表49校が出揃った。30日行われた愛媛県大会決勝では宇和島東が今年の選抜出場校・松山聖陵を7-3で破り優勝。ノーシードから9年ぶり9回目の出場を決めた。徳島大会決勝は鳴門が富岡西との決勝を制し2年連続13回目の代表校となった。では地方予選結果を受けて、今年の注目選手の動向を見てみよう。
今年の高校四天王と目されていたのは4人の投手。そのうち横浜の及川雅貴、岡山の創志学園の西純矢は共に県予選で姿を消した。神奈川県で3年連続出場中と優勝候補本命だった横浜は準々決勝でノーシードの相模原に5点差をひっくり返されて逆転負け(横浜が公立校に敗れたのは22年ぶりのこと)急きょ7回から登板した及川も相模原の勢いを止められず、初夏連続の出場を逃した。西は5試合連続で先発登板。準決勝では8回を2失点と好投したがチームは零封され涙をのんだ。そして今年最大の話題を集めていた岩手・大船渡の163キロ右腕・佐々木朗希は花巻東との決勝戦で登板機会が無いまま3年最後の夏を終えた(7月26日記事参照)
BIG4で唯一夏の甲子園切符を勝ち取ったのは石川県代表・星稜の奥川恭伸だ。奥川は決勝戦で先発。試合は8回に奥川が小松大谷の打線につかまり同点となる厳しい局面に。しかし星稜は最終回2死から満塁弾を放ち勝ち越しに成功。その裏の攻撃を奥川が3者凡退で抑えて4年連続の甲子園出場を決めた。奥川にとっては春夏通じて2年連続4度目の甲子園のマウンドとなる。秋のドラフト1位指名も予想される右腕に期待が高まりそうだ。組み合わせ抽選は8月3日。6日から熱戦の火ぶたが切られる。
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