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大相撲秋場所直前・注目力士を総チェック!(8月29日)
東北から北海道までの夏巡業を終え、大相撲の各力士たちはいま所属部屋で稽古に励んでいる。来月8日の初日を前に、新番付と共に秋場所の土俵を占ってみたい。
「体調面は全く問題ない」と好調さをうかがわせるのは、連覇を目指す東横綱・鶴竜だ。先場所は7場所ぶり6度目の賜杯を手にした。場所後も様々なイベントに引っ張りだこで、24日にバスケット日本代表男子の強化試合へゲスト出演した際には3ポイントシュートを成功させ、場内の大喝采を受けていた。...
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東北から北海道までの夏巡業を終え、大相撲の各力士たちはいま所属部屋で稽古に励んでいる。来月8日の初日を前に、新番付と共に秋場所の土俵を占ってみたい。
「体調面は全く問題ない」と好調さをうかがわせるのは、連覇を目指す東横綱・鶴竜だ。先場所は7場所ぶり6度目の賜杯を手にした。場所後も様々なイベントに引っ張りだこで、24日にバスケット日本代表男子の強化試合へゲスト出演した際には3ポイントシュートを成功させ、場内の大喝采を受けていた。今月34歳の誕生日を迎え、ベテランの域に入って来たが今場所も優勝争いの先頭を走ってくれそうである。
もう一人の横綱も賜杯奪還に意欲は十分だ。白鵬は26日、毎年恒例となっている石川県小松市でのファン交流に参加。部屋に戻った28日からはウェイトトレーニングをスタートさせている。まだ土俵に上がっての本格的な稽古は再開させていないが、最近はマイペース調整で本場所に間に合わせてきているので全く焦りはなさそうだ。
大関からの陥落となった貴景勝にも注目が集まる。番付は西関脇となるが特例で二桁勝利を上げれば大関への復帰はかなう。26日に国技館で行われた赤ちゃん撮影会でも貴景勝は一番人気。ファンからの声援を背に試練の土俵に臨む。今場所の新入幕力士は一人のみ。剣翔は期待されながら腰痛などの故障を抱え、長らく十両の土俵が続いた。新十両から22場所目でようやく優勝を果たし、念願の幕内の土俵に臨む。体調不調のころは不本意な相撲内容が多かったが、持ち前の速攻相撲で観客を沸かせてもらいたい。
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清原に並ぶ10代本塁打最多記録・村上宗隆(8月28日)
70年近い日本プロ野史のなかでも、デビュー1年目から主力で活躍する高卒ルーキーは極めて稀である。そんななかでも桁外れな記録を達成した新人選手と言えば、21勝の稲尾和久(西鉄・1956年)と31本塁打の清原和博(西武・1986年)が筆頭にあげられるだろう。更に特筆すべきことは両名とも新人ながらチームの主力として日本シリーズに出場し、翌年以降も2年目のジンクスなどどこ吹く風で活躍。チームの3連覇に大いに貢献したということだ。...
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70年近い日本プロ野史のなかでも、デビュー1年目から主力で活躍する高卒ルーキーは極めて稀である。そんななかでも桁外れな記録を達成した新人選手と言えば、21勝の稲尾和久(西鉄・1956年)と31本塁打の清原和博(西武・1986年)が筆頭にあげられるだろう。更に特筆すべきことは両名とも新人ながらチームの主力として日本シリーズに出場し、翌年以降も2年目のジンクスなどどこ吹く風で活躍。チームの3連覇に大いに貢献したということだ。
その清原の記録に並ぶ31本塁打を高卒2年目で達成する選手が出てきたことに驚きを禁じ得ない。27日のスワローズvsベイスターズの一戦で、スワローズの村上宗隆が2回表の第1打席でバックスクリーンに飛び込む先制アーチを放った。村上は早生まれ(2000年2月2日)のため、今シーズンは19歳のまま。10代での最多本塁打記録に並んだことになる。
村上はこれで本塁打王争いのトップを行く坂本(巨人)、ソト(DeNA)に1本差に迫っている。さらに打点も86に伸ばし、セ・リーグ単独トップに躍り出た。もしこのままタイトルを獲得すれば初の10代での打点王誕生となる。戦後には達成者がいない10代での100打点も十分視野に入ってきたように思う。
2017年のドラフトでは清宮・安田・中村の高校BIG3に大きな注目が集まった。だが、当時から村上の長打力に高い評価を付けるスカウトは多かった。高校時代は捕手だったが入団後、即座に内野手へコンバートされたことも打撃を開眼させることにつながったかもしれない。今季どこまで記録を伸ばすか、非常に楽しみだ。
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大激闘の代表争い!・丸山城志郎と阿部一二三(8月27日)
9年ぶりに日本での開催となった世界柔道選手権。柔道の聖地ともいえる日本武道館で初めて柔道世界一を決める戦いが繰り広げられている。
日本のお家芸・柔道は東京2020に向け金メダル量産が至上命題。だが大会初日に60kg級2連覇中の高藤直寿が準々決勝で敗れる波乱があり日本選手団に緊張が走った。女子も48kg級で渡名喜風南が惜しくも準優勝となり、この日は金メダルなしという想定外のスタートとなった。
大会2日目には共に大会連覇に期待がかかる阿部一二三・阿部詩兄妹が登場。...
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9年ぶりに日本での開催となった世界柔道選手権。柔道の聖地ともいえる日本武道館で初めて柔道世界一を決める戦いが繰り広げられている。
日本のお家芸・柔道は東京2020に向け金メダル量産が至上命題。だが大会初日に60kg級2連覇中の高藤直寿が準々決勝で敗れる波乱があり日本選手団に緊張が走った。女子も48kg級で渡名喜風南が惜しくも準優勝となり、この日は金メダルなしという想定外のスタートとなった。
大会2日目には共に大会連覇に期待がかかる阿部一二三・阿部詩兄妹が登場。その男子66kg級は26歳で世界選手権初出場を決めた丸山城志郎が阿部と準決勝で激突。日本人対決は両者一歩も引かぬ熱戦となり、決着は延長戦へもつれ込んだ。丸山は阿部の仕掛けた背負い投げを堪えた際に痛めた右脚を引き摺りながら、得意技の内股を仕掛け続ける。対する阿部も3回戦で負傷した右目が黒く腫れ上がり視界が遮られた状態で闘った。満身創痍の二人の死闘は7分半の延長の末に丸山の技ありで決着。この対戦で2連勝中の勢いを見せつけた。阿部の三連覇に待ったをかけた丸山は決勝では韓国の選手相手に合わせ技一本勝ち。見事初出場の大舞台で優勝を勝ち取った。試合後には「今後僕の柔道人生にとって大きく良い方向に影響していくのかな」と勝利をかみしめていた。一方の阿部は3位決定戦で勝利し銅メダルを獲得している。
女子52㎏級では阿部詩が快進撃。準決勝でリオ金メダリストのケルメンディを破ると、決勝はロシアの選手相手に僅か30秒で一本勝ちを収め大会2連覇を決めた。これで対外国人選手相手に45連勝と国際試合で無類の強さを発揮している。東京五輪代表枠は各階級1人のみ。11月のグランドスラム大阪まで熾烈な代表争いが続くこととなる。
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日本のお家芸バドミントン・初めての世界連覇(8月26日)
スイス・バーゼルで行われていたバドミントンの世界選手権最終日。男子シングルスと女子ダブルスで日本勢が史上初の2連覇を達成した。
女子ダブルス決勝戦は前回大会と同じ顔合わせだ。永原和可那・松本麻佑ペアと福島由紀・廣田彩花ペアの日本人対決は、互いに1ゲームずつを奪い合う一歩も引かない展開に。迎えた最終第3ゲーム。先にマッチポイントを奪ったのはナガマツペアだったが、悲願の初優勝を目指すフクヒロペアがそこから6連続ポイントでMPを取り返す。...
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スイス・バーゼルで行われていたバドミントンの世界選手権最終日。男子シングルスと女子ダブルスで日本勢が史上初の2連覇を達成した。
女子ダブルス決勝戦は前回大会と同じ顔合わせだ。永原和可那・松本麻佑ペアと福島由紀・廣田彩花ペアの日本人対決は、互いに1ゲームずつを奪い合う一歩も引かない展開に。迎えた最終第3ゲーム。先にマッチポイントを奪ったのはナガマツペアだったが、悲願の初優勝を目指すフクヒロペアがそこから6連続ポイントでMPを取り返す。ともに一歩も譲らぬ死闘は、最後に3連続ポイントを奪ったナガマツペアに軍配が上がった。永原は「2連覇は出来ると思っていなかったので本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と松本とともに喜びを露わにした。
男子シングルスは桃田賢斗の独壇場だった。急きょテレビ朝日系列で生中継された決勝戦でもショットが冴えわたり、圧倒的な強さを見せつけた。1月の大会で敗れた相手・アントンセンに全く付け入る隙を与えず、女子ダブルスと並んで日本人初の連覇を成し遂げた。「こんなにスムーズに優勝できるとは思っていなくて。たくさんの方に支えられて、たくさんの応援のお陰で頑張ることが出来ました」と感謝の言葉を述べた桃田。今大会全試合ストレート勝ちと、世界ランク1位の貫録を見せた格好だ。
一方、同じく決勝に駒を進めていた女子シングルスの奥原希望と男子ダブルスの保木卓朗、小林優吾ペアは惜しくも敗れて銀メダルに。2年ぶりの優勝を目指した奥原は試合後「色んな思いが込み上げてきて涙が出てきた」と唇を噛んだ。だが、既に24日に混合ダブルスの渡辺勇大・東野有紗ペア(世界ランク3位)が同種目では日本選手初の3位で表彰台に立っており、日本勢は世界選手権で史上初めてとなる全5種目全てでのメダル獲得を果たした。完全に日本のお家芸となったバドミントン。東京2020でもその強さを世界に示してくれることだろう。
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U-18侍ジャパン・佐々木朗希が初お目見え(8月24日)
「実戦でしか得られないものを感じながら投げた(佐々木朗希)」高校最速右腕が侍ジャパンデビューを飾った。30日から開幕する野球のU-18野球ワールドカップに向け国内で合宿中の高校日本代表が都内で大学生チームを相手に練習試合を行った。注目の高校史上最速163キロの大船渡・佐々木朗希の登板は最終回に訪れた。
登板のチャンスの無かった岩手大会決勝。敗退後、佐々木は「自分のペースでゆっくり調整してきた」という。...
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「実戦でしか得られないものを感じながら投げた(佐々木朗希)」高校最速右腕が侍ジャパンデビューを飾った。30日から開幕する野球のU-18野球ワールドカップに向け国内で合宿中の高校日本代表が都内で大学生チームを相手に練習試合を行った。注目の高校史上最速163キロの大船渡・佐々木朗希の登板は最終回に訪れた。
登板のチャンスの無かった岩手大会決勝。敗退後、佐々木は「自分のペースでゆっくり調整してきた」という。侍Jデビュー戦の相手は東都大学リーグの雄・駒澤大学だ。最終回5点リードの場面。プロ球団のスカウトの熱視線のなか、150キロのストレートで追い込むと、最後はフォークで三振に切って取った。その後も無安打無失点に抑える完璧リリーフで、U-18代表は5-0で1・2年生主体の駒大に勝利した。この日の佐々木は打者4人に15球を投じた。最速は153キロをマーク。「70%くらいの力」というこの日のピッチングに対し、自己採点は「60点」と辛目だ。佐々木にとっては中学以来だというクローザーだが、U-18代表・永田裕治監督は佐々木の起用について先発か抑えか「まだ決めていない」と明言を避けた。
この日完封リレーを果たした投手陣では先発の宮城大弥(興南)が3回を投げ3奪三振のほか、5奪三振の創志学園・西純矢、近江・林優樹と4人とも好投。打線では先制タイムリーの水上桂(明石商)が存在感を放っていた。なお、先日甲子園で決勝戦を戦ったばかりの星稜・奥川恭伸とキャッチャーの山瀬慎之助はこれから代表チームに合流する。世界一を目指すU-18の若きサムライたちの活躍に期待したい。
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