【隅田川シーズンズ】
江戸川・紅葉燃える「殿ヶ谷戸庭園」(その235) 12月8日、その日の朝、8時半ごろJR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅で中央線に乗り換え、国分寺駅まで行った。
園の中に入ると早速、紅葉したもみじの木々が迎えてくれた。 その情景を一目見ただけで、その庭園を選択してよかったと安堵の念がよぎった。 団体客をやり過ごして、紅葉したもみじの有様をじっくりと味わった。 今秋、出会った紅葉の中でも、コンパクトであるが、密度が高いと感じた。 丘があり、小さな滝があり、池があり、紅葉を巡る舞台がそろっていた。 カメラを持つ人々も、スマホだけではなく一眼レフを構える人が多かった。 その人々が、足を止め盛んにシャッターを切っていた。 しかも、留まっている時間が、結構長いことに気が付いた。 子供たちも、先生に連れられて集団で写生をしていたり、他では見られない光景が目についた。 休憩所があり、そこから見下ろすと、赤く燃える紅葉が、一面に広がった。 しかも、赤だけでは無く、茶色や焦げ茶、黄色、黄土色、というように色彩が豊富であった。 結構山谷があり、歩くのに注意が必要ではあったが、その分、高低差が出来、「秋の紅葉」は余計楽しめた。 一周回って見ると、1時間半ほどかかり、朝の散歩にはぴったりであった。 11時を少し回ったので、帰り支度をし、その庭園を後にした。 国分寺駅に着くと、西武鉄道とも交差して、かなり大きな駅であることに気が付いた。 丁度良く、特別快速「東京」行きが来たので、その電車に飛び乗り、その日は帰途に就いた。 市川駅に着き、時計を見ると、12時を少し回った頃であった。 中に着ていたTシャツが、汗に滲んだ感触であった。 戻る |