JCCテレビすべて
特集 隅田川シーズンズ
2024年04月19日(金)
最新TV速報
【隅田川シーズンズ】
薔薇咲き誇る(その206)

5月19日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武線に乗って、西船橋駅で、東葉高速線に乗り換え、八千代緑が丘駅まで行った。
空はどんよりしていたが、薄日がさしており、カジュアルなシャツを羽織って丁度良い気候であった。

駅から15分ほど歩くと、「京成バラ園」に着いた。
入り口がかなり混雑しており、満開の薔薇の園への期待が膨らんでいた。

中に入ると、甘いバラの香りが漂い、色とりどりの大輪の薔薇が目の前に展開された。
その園の中は、まさに「満開」の薔薇で埋め尽くされていた。

先ずは、ビデオカメラを回しながら、園内の目立つ薔薇を探して、歩き始めた。
それにしても凄い人出だった。できるだけカメラに人が映らないようにしたが、それでも映像の中に多くの人が写ってしまった。







薔薇とヨーロッパの王家の関係は深く、名前からもその由来が容易に感じとれる。
しかも大輪の派手な薔薇の花は、王朝文化の頂点にある時代の遺産であることが分かる。



その園では、新種の花も育てていて、専門家が、来園者を連れて、園内の薔薇の案内や蘊蓄を傾けてくれる。
その日は、男女二人が、掛け合いでコーディネーターを務め、その説明の声が時折、カメラの中にも入ってきた。

二人連れの中年女性は、「薔薇学」に精通していると見えて、薔薇の名前やその由緒等を盛んに会話していた。
なるほどと、ある時は耳を傾け、その知識を楽しんだ。
それにしても凄い人出だ。もう少し早く来て撮影すれば、これほどの人込みの中を歩かなくても済み、しかも早朝の新鮮な映像も撮れたかもしれないと思った。




手にカメラを持ち、しばらく園を巡ると、眺めの良い定位置から撮れる場所をやっと見つけた。
三脚を立てて、じっくりと「薔薇の鑑賞」を行った。












後ろを通る人々は異口同音に、「綺麗」と嘆息を漏らした。
中には、その美しさと、伴にスマホの写真の中に自分の姿を残そうと、様々な挑戦をしている声が聞こえてきた。

夢中になっている内に、空からポツポツと雨の雫が降り始めてきた。
まずいと思い、その日は、三脚をたたみ、帰路に就くことにした。

幸運にも、本格的な雨にもたたられず、時折、頭に雨粒があたる程の状態で、「八千代緑が丘」の駅までたどり着いた。
頭の中には、妖麗な薔薇の花々の残像とその香りがくっきりと残っていた。







戻る
ランキング 注目パーソン
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
人気ランキング