JCCテレビすべて
特集 隅田川シーズンズ
2024年04月24日(水)
最新TV速報
【隅田川シーズンズ】
秋深く、錦秋の「高尾山」に集う(その179)

11月18日、その日午前7時14分に、JR市川駅から総武緩行線に乗り、「高尾山口」駅へと向かった。
途中、JR中央線から京王電鉄に乗り換え、更に高尾登山鉄道のケーブルカーに乗った。


高尾駅や高尾山口駅では、大勢の人々がリックを背負い、急いで高尾山に向かっている様子であった。
なるほど、秋本番の高尾山を楽しもうとする多くの人々が、群れを成しているようであった。

ケーブルカーに乗車するにも、窓口で切符を購入してから、列に並ぶ等、スイカが使えず、昔ながらの厚紙による切符システムであった。
京王線の電車が、その駅に着くと、あっという間に、その列が膨らんだ。

ケーブルカーの改札口では、電光掲示板で「7分間隔で運転しています」という表示がくるくる回っていた。

いよいよ改札する番が回ってくると、1台のケーブルカーに100人ぐらいの人々が乗り込む姿が目に入ってきた。
「結構多くの人が乗れるのだな」と驚いた。乗車できる順番になり、次のケーブルカーを待っていると、外国人の観光客が多いのに改めて驚いた。



運良く、ケーブルカーの先頭の場所が取れたので、そのままずっとスマホ動画を撮り続けることにした。


左右に紅葉した景色を見ながら、ケーブルカーはどんどん登ってゆき、トンネルを過ぎて、反対側からやってくる電車と見事にすれ違い、突然登り勾配がきつくなった。
その瞬間、少しよろけたが、左手で前にあった鉄の手すりを掴み、何とか態勢を維持することができた。

更に勾配がきつくなり、隣に座っている運転手が、「日本一勾配が急のケーブルカーです」と車内にアナウンスした。
やがて、高尾山駅に到着し、展望台を目指し、歩き始めると、頬に雨の水滴が落ちてきた。
早速、コートの帽子を被り、展望台に着く頃には、空は少し明るくなり、空からの水滴も止まっていた。




緑と紅の山から、東京の中心部の白い街並みが箱庭のように見え、子供たちの歓声が聞こえていた。空には重い灰色の雲が立ち込めていた。

赤く紅葉した風景を探し、少し歩きまわると、ところどころにその美しさに出っくわすことができた。

団体として群れなす多くの登山客が、まだ9時頃の時間に、ひっきりなしに押し寄せていた。


中には、数人のグループで、楽しく語らいながら、その景色を堪能していた。

東京から1時間ほどで、この季節を楽しめる高尾山には、こんなにも多くの人が早朝から、押し寄せるものだと心中感心した。

その日は、山頂まで登らず、帰路はリフトに乗った。
そこでも、スマホ動画で、その様子を撮り続けたが、4分43秒で、バッテリー切れとなり画面が消えてしまった。
急遽、予備のスマホを手に取って、その続きを何とか撮り続けた。


高尾山口に降りると、そこは、更に登山客で溢れかえっていた。
11月中旬の、日曜日、天気予報では「晴れ」のマークがついていた、この日、これほど多くの人々が、この山に集まってきたのかと、内心驚いていた。



その日は、電車のタイミングに恵まれ、12時少し前には、JR市川駅に帰って来れた。
深まってゆく秋の景色をそれなりに楽しみ、味わい、東京の利便性に感謝をした。




戻る
ランキング 注目パーソン
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
人気ランキング