3月18日、水温む頃とは良く言ったもので、朝起きてもさほどの寒さではなかった。 9時過ぎに、市川駅からJR総武緩行線に乗って、秋葉原で都営新宿線に乗り換え、「九段下」まで行った。 久しぶりに、九段下駅に降りると以前と様子ががらりと変わっていることに驚かされた。 それでも「靖国神社」の大鳥居まで、辿り着き、「春の訪れ」のバロメーターである『桜の開花』をスマホに収めた。 その神社の境内を抜けて、裏の池まで行くと、デカイ錦鯉の群れを見つけた。 そこから、千鳥ヶ淵に足を進めると、随所に満開になった桜の木が眼に入ってきた。 それにしても、ソメイヨシノではなく、「寒桜」「彼岸桜」といった早咲きの桜だった。 木蓮の花やキンモクセイの花なども随所に咲いていた。 暫らく歩いたところで、引き返し、「北の丸」公園へと歩を進めた。 武道館を過ぎた辺りに、様々な草木や花が咲いていた。 本格的な早春もまだ訪れていない季節の中で、際立つ花を見つけるのは、結構難しいが、色の鮮やかな花を探しながら、しばらく歩いた。 時折、色鮮やかな桜の木を見つけたが、やはり早咲きの桜であった。ソメイヨシノが咲き誇るには、まだ1~2週間先のようだった。 とはいうものの早春は目の前に迫っている雰囲気は、ありとあらゆる気配から感じ取れる季節にはなってきていた。 北の丸から、向かいの乾門が見えたが、そこから中に入れるのは、来週の土曜の24日からのようだった。 少し歩くと、東御苑への入り口があり、そこから皇居内に入っていった。 中に入ると、見晴らしの良い広場と時折、早咲きの桜や椿、そして雪柳などの木々が彩を放っていた。 その日は、そのまま大手門から出て、東京駅に向かい、JR総武快速で市川駅まで帰宅した。時計を見ると12時半頃であった。