10月10日、その日は朝9時15分に出発し、彩湖を目指して荒川を遡った。
荒川の河原のサイクリングロードは、横幅が10メートル位あり、広く整備されている。
空は一面どんよりして、秋の爽快さはどこにも感じなかった。
以前も戸田橋まで行ったことがあったので、途中までの道筋には記憶があった。...
全部読む
10月10日、その日は朝9時15分に出発し、彩湖を目指して荒川を遡った。
荒川の河原のサイクリングロードは、横幅が10メートル位あり、広く整備されている。
空は一面どんよりして、秋の爽快さはどこにも感じなかった。
以前も戸田橋まで行ったことがあったので、途中までの道筋には記憶があった。
東北線の下をくぐると、川向うには比較的高いビル群が見えた。地図から言うと川口あたりだろうかと思った。
岩淵水門の赤いゲートを過ぎると、河原で大勢の人々がバーべキューなど楽しんでいる広場が見えた。
そこからは、田園風景が広がっていった。
戸田橋を越えると更に、田園色が強くなってきた。
荒川に沿って、葛飾区、墨田区、足立区、北区、板橋区、練馬区と走り、荒川を渡らないのに、地名はなぜか「埼玉県」和光市になっていた。
東京都と埼玉県の県境はどこなんだろうかと考えてみたが、はっきりしなかった。
一つ発見があった。隅田川は岩淵水門で、荒川から分流して下流に流れるものと考えていたが、実は朝霞辺りの上流にも続いていたのだ。
ただし名称が「新河岸川」に変わり朝霞辺りで、土手の上を走ると並行して細い水脈が流れていたが、それではないかと推察した。
実は、行く前にグーグルマップで、「彩湖」について少し調べてみた。直感でなんとなく明媚なところだろうと感じていた。
ところが、朝霞水門を渡っても、荒川を彩湖側に渡る橋が見当たらなかった。
手元のスマホで、国道40号線を渡れば、何とかなりそうかと思ったが、その日は帰りの予定時刻が迫っていたので、彩湖は次回にお預けとした。
帰路は荒川沿いの土手の上の見晴らしが良いところで、リコーのシータを初めて取り付けてみた。
360度撮影できるというものだが、撮影してみると、すぐに電源がなくなったので、もう一度アクションカメラに戻した。どんな映像が取れているのか、楽しみだ。
(360度で撮影した映像。YouTubeに移動します。)
帰りは、向かい風が吹き、気温も低くなり、体力が消耗したので、ゆっくりしたペースで走った。
自宅には午後2時ごろ着いたが、その日はかなり疲弊した。
秋の気候は、変わりやすく、一定しない。その日は一面どんよりした空だった。
閉じる