1月22日、その日の朝も冷えていた。9時過ぎ頃に市川駅から「国分操車場」行きのバスに乗り、「じゅんさい池」に向かった。
ガラガラのバスは、国府台病院を過ぎると、バス一台がやっと通れるような一方通行路を通り抜け「じゅんさい池」の停留所で止まった。
じゅんさい池に入ると、空気は一変し、水と緑に覆われた一帯となっていた。
水の上には、カルガモが思い思いに水中を遊泳し、餌を探していた。
お目当ての梅の花は、残念ながらちらほらしか咲いていなかった。
白鷺が餌をついばみ、時には羽を広げて空中を飛んでいた。
しばらく行くと小さな橋があり、そこにはに錦鯉が固まって泳いでいた。
池は日本庭園風に、良く整備され、和風の雰囲気を醸し出していた。
梅林まで行ったが、やはり花は開いていなかった。
その代り、椿の花が咲いているのを見つけた。
萎れ加減ではあったが、それでも真っ赤なゴージャスな花弁はまだ残っていた。
白鷺が、置物の様に微動だにせず、沼地に止まっていた。
カルガモが傍で、2羽しきりに餌を探していた。水面に白い軌跡を残して、泳ぐカルガモの水中の足を見るとゆっくりと水をかいでいた。
太陽の光が水に反射していた。
帰り道、国府台病院まで歩いてみると、その駐車場に白梅と紅梅が咲いていた。
足元には、銀杏の葉が堆積していた。
そこからバスに乗り、市川駅まで戻った。
ウォッチを見ると11時半になっていた。温度は7℃であった。
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