総武快速に乗って稲毛駅へ、そしてブルーサルビアや秋桜を・・・(その115)
9月3日、その日の早朝は快晴だった。...
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9月3日、その日の早朝は快晴だった。
9時ごろの総武快速線下り電車に乗り、稲毛駅で下車した。
南口の2番停車場からバスに乗り、稲毛の海岸まで行った。
海岸の入り口に「三陽メディアフラワーミュージアム」があり、足を入れると「ブルーサルビアの花」が目に入ってきた。
見慣れない深い紫ブルーのその花の集団に、しばし足を止めざるを得なかった。
目を移すと、白いサルビアも咲き、隣には黄色いコスモスの花も咲いていた。
そこには、赤、白、黄色の草花が、ほど良く配置され、可憐な美しさを感じさせる広い花園が展開されていた。
花ビラには、補給された水の水滴が光っていて、手入れの良さが際立っていた。
しかも、その配置は驚くほど、色彩感やバランスが良く、花の美しい集合体を形成していた。
枝に小さな白い花をつけた集合や小菊ぽい集まりは目に心地よい刺激を与えてくれた。
その花々の上を、蝶や蜂が飛び回っており、「花と昆虫」の園を形成していた。
しばらくスマホで、その花園を撮っていると、白くかわいい子犬を2匹主人公に、背景を可憐でカラフルな花々で堅め写真を撮っているカップルがいた。
何か、童話の中にいるような不思議な感覚を覚えた。
段々空に雲が増えて、曇ってきたが、それでも童話の世界は続いていた。
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中央総武線で国営昭和記念公園へ(その114)
8月27日、その日の朝は、どんよりした曇りの日であった。...
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8月27日、その日の朝は、どんよりした曇りの日であった。
8時半頃、市川駅から総武線に乗り、お茶の水駅で中央線の快速に乗った。
初めは、立川駅で降りる予定であったが、電車の中で調べる内に、青梅線の西立川駅の方が、便利なことを知った。
快速線の車内アナウンスで、タイミングよく国分寺で「青梅特快」が追い抜くとの情報が入った。
順調に、「西立川」の駅に着くとドアサイドのボタンを押して、ドアを開け、そこから駅のホームへと降りた。
その駅と公園は直結しており、チケットを買うとすぐに公園の中に入れた。
時計を見ると9時40分頃だったが、僅か10分前に開門したその入り口付近は、既に多くの入園者で溢れていた。
中に入ると、子供連れの多くは、左手のプールサイドの方に向かっていった。
私は、目前の「サギソウ」を注目しつつ、右手から「水鳥の池」を眺めるようにぐるっと回り込むことにした。
10分ほど歩き、花木園に着くと後ろから、「パークトレイン」と呼ぶ赤い汽車のような乗り物がやってきた。
巨大なこの公園内を徒歩だけで、回ることは難しいと考えていた私は、すぐさまそのトレインに乗った。
運転手と車掌が、5連結ほどのそのトレインの安全を確かめてから、走り出した。
車内では時折、見どころをアナウンスしてくれた。
しかし、少し戸惑った。花の園が見えないのであった。
その公園は、ただ広く、木々に囲まれていたが、想像していた秋桜畑や秋の七草が咲いているようには見えなかった。
それでも、20分ぐらい乗り、予定の「こもれびの里」辺りで、降りてきょろきょろしながら歩くと、黄色の秋桜畑(黄花秋桜)を見つけることが出来た。
その後、蓮池に行き、大輪のピンクと白の蓮の花にお目にかかった。
また少し、歩くとケイトウの花や色の違った秋桜など、とにかく広大な公園の片隅に、しっかりと季節の花は咲いていた。
そうした草花をスマホに収めながら、日本庭園を経て、そろそろと西立川駅の方に帰り支度をしていった。
出口の辺りで、思いがけず白百合が可憐に咲いていた。
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JRとバスを乗り継ぎ「泉自然公園(千葉市)」へ、そこには・・・(その113)
8月20日、その日の朝、JR市川駅から8時50分ごろの快速電車に乗り、千葉まで乗車した。...
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8月20日、その日の朝、JR市川駅から8時50分ごろの快速電車に乗り、千葉まで乗車した。
千葉に着いたのが9時少し過ぎた頃であった。僅か20分足らずの所要時間だったことに少し驚いた。
しかし、そこからが大変であった。やっと東金行きのバスを見つけ、乗り込んだが、目的地の泉自然公園までは、40分以上かかった。
千葉までが、遠いと考えていたが、実際はそこからバスに乗って目的地に辿り着く方がもっと時間がかかることがやっとわかった。
さらにそこから、15分ほど歩いた。
この辺りを訪れる人々は、おおよそ車でくるようだ。
兎に角、入り口の広い駐車場からパンフレットを手に取って、自然公園の中へと入っていった。
曇ってはいたが、夏の気候の中では、汗がじわっと感じた。
山道のような傾斜面を下ってゆくと、菖蒲田に出た。左回りにその公園内を巡ってみようとした。
結構広いと思われるその公園は、深い木々に覆われて、「自然公園」という名に恥じない趣が感じられた。
足元には、苔も生息しており、湿感も伝わってきた。
深い山道風の大木に包まれたその一角に、その日のお目当てである「キツネのカミソリ」の群生している場所があった。
数人がカメラ片手に、盛んに写真を撮っていた。
なるほど、かなり広い範囲に群生しており、見ごたえを感じた。
「キツネのカミソリ」という奇妙な名前のその植物は、彼岸花の一種であるらしい。
濃いオレンジ色の細身のその花は、なかなか絵になりにくい代物だった。
動画にしてみる方が、なんとなくその良さを伝えることができるような気がした。
暫らくその群生地でスマホをかざして、その生態を捉えた。
そこから、少し歩くと、大きな池に差し掛かった。少し沼地のような水辺の中を板張りの橋を渡ってゆくと、白鷲が餌を探している様に出会った。
沢山の蝉の声が、その自然の中に染みて聞こえた。
しばらくその池の周りの山道風の森を歩き、心の中に自然が宿った頃には、入った時の場所に帰っていた。
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