お台場に「チームラボボーダレス」を見に行った(その185)
12月30日、その日の朝、9時ごろの総武快速線に乗って、新橋駅まで行き、そこで乗り換えてユリカモメで、青海駅まで行った。...
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12月30日、その日の朝、9時ごろの総武快速線に乗って、新橋駅まで行き、そこで乗り換えてユリカモメで、青海駅まで行った。
その日の朝は、快晴で、富士山がくっきり見えていた。しかも日中は、暖かく過ごしやすい陽気であった。
青海駅を降りてから少し迷ったが、トヨタのショーケースの中を通り、大観覧車の乗り口辺りに辿り着くと、長い列が出来ていた。
時計を見ると、10時を少し過ぎていた。
その列に並んで、中に入ると、係員の誘導により、電子音が鳴り響いている、暗い空間へと入り込んでいった。
すると、プロジェクションマッピングで、黄色いひまわりの花が咲き、怪しく動いている壁が、目の前に迫ってきた。
大人たちのざわめきと子供たちの歓喜の音色が耳に入ってきた。外国人の声もかなり混じっていた。
階段を上り、階上からメインステージを見降ろすと、光の滝に多くの人々が佇んでいるのが、暗がりの中の光で、良く見えた。
浮かんでは消える空間に別れを告げ、階段を下ると、先ほどのステージに辿り着き、万華鏡で覗いたような光の交差状況が目の前に展開された。
床にもマッピングの光があたり、立体的な光の世界が目の前に展開した。
目的もなく、暗がりを歩いていると、LEDの森に入ったり、細い光線で作られた空間に入ったりと、なかなかのバリアーションが用意されていた。
暗がりの中で、派手な光と音の世界は、人を興奮の世界に導くのか、多くの人の歓声を途絶えさせることが無かった。
ところどころに、美術品を飾るような窓があり、アクセントを付けていた。
暗がりの中、歩いているので、ふと気が付くと2度目の場所であることも度々あった。
巨大な暗がりの中、表現したいことをプロジェクトマッピングと光線やLEDで創作し、花や魚、自然の姿を具現化した興味深い試みであると感じた。
子供たちが喜ぶ広場も用意され、色風船の森もあり、光を使った新たな芸術空間の出現を感じた。
その中にいる人々も、既に参加する人となり、参加型の光芸術とでも定義できるのではないかと思った。その証拠に人物に色のついた光があたり、その対象が動くことも計算されている景色のようだった。
2時間ぐらいその空間にいたのであろうか、そろそろ疲れも感じてきたので、「EXIT」を探し、その施設の外へと出た。
青海駅の向こうには、海の上に汽船が見えて、晴れた空気の中に綺麗に感じた。
その日は、それから新橋に出て、JR総武快速線で市川駅まで帰った。
厚着をしていたので、少し汗ばんでいた。
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皇居前長蛇の列を横にみて、晩秋が残る北の丸公園へ(その184)
12月23日、その日9時半頃、総武快速線で東京駅地下ホームまで行った。...
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12月23日、その日9時半頃、総武快速線で東京駅地下ホームまで行った。
地下の行幸通りを歩いていると、突如長蛇の列が現れ、それが天皇誕生日の一般参賀の行列であることに気が付いた。
地上に上がると、その列が更に群衆の山と化していた。あっけにとられている顔に、ポツンポツンと雨粒があたった。
二重橋から右に折れて、北の丸公園へと足を伸ばした。
堀端には白鳥とカルガモが遊び、寒さもさほど感じない、この季節としては暖かい日和であった。
道かう人の多くは、ランニングをしており、それが皇居の景色となんとなく調和がとれていた。
ほどなく歩くと、北の丸公園に出た。入り口を入ると東京国立近代美術館の横の道に出た。
その細い道を進んでいくと、まだまだ晩秋が残っていた。
道には、無数の落ち葉が広がり、木々には見ごろの紅葉が色づいていた。
木立の中からは、鳥たちのさえずりが聞こえてきて、素晴らしい秋がそこにはあった。
更に歩いてゆくと、小川が流れ、小さな滝もあった。
ひたすら、動画を撮っていると、お堀の際に出た。
何か、新しい世界を発見したような気がして、心が躍動している自分に気が付いた。
「うーん、凄いな」と心の中で呟き、もう一度秋に出会えた喜びが湧いていた。
更に歩いてゆくと、武道館に出た。
そこから、靖国神社の横を通り、富士見町を抜け、東京大神宮からJR飯田橋駅西口に辿り着いた。
丁度、来た総武緩行線に乗り、その日は市川駅までの帰路に就いた。
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初冬の清澄庭園に開園時間と同時に入った(その183)
12月16日、今年もあと半月を残すだけとなった。...
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12月16日、今年もあと半月を残すだけとなった。
その日、午前8時半頃、市川駅から総武快速線に乗り、錦糸町駅で地下鉄半蔵門線に乗り換え、清澄平河駅で下車した。
案内板に従って歩くと、数分で「清澄庭園」に着いた。
門の案内には、「開園時間:午前9時」と書いてあった。
手元の時計を見ると、3分早かった。
かじかんだ手でスマホを掲げ、動画でその開門を撮ることにした。
9時ちょうどに係りの女性によって、その門は開かれ、中に入ることができた。
中へ入ると、既にボランティアと思われる人々が、既に動いていた。
小鳥たちのさえずりに導かれ、庭園内に入ると、自然豊かな世界で、松に囲まれた池の周りには、大きな石で作られた置物や橋が連なっていた。
池の中には、カルガモなどの鳥たちが、戯れていた。人の気配を感じたのか、「バサバサ」という大きな音を立てて、飛び立った。
財閥の主が丹精を込めた庭園らしく、その優雅な佇まいは、どこから見ても贅を尽くした印象であった。
特に、この庭園の特徴は、大きな石のあしらい方に特徴があると感じた。
大きな石と池、そして鳥、それを囲むように松やもみじの配置が、実に細やかにできていた。
今の時代にも、それが延々と続き、多くの人々が、朝早くから梯子や道具を持って、手入れの準備を始めていた。
一見して、ボランティアも結構いるように見えた。
良く手入れがされた、小綺麗な植木に、かなりの人手がかかっていることを覗わせた。
ふと目をやると、季節外れのつつじの花が数輪咲き、今年の異常気象の一端を感じさせた。
奥まった「自由の広場」付近では、まだ残ったもみじの紅葉が赤く染まっていた。
ふと目をやると、隣の「清澄公園」の赤いもみじの一帯が見えたので、後で行ってみることにした。
晩秋から、初冬に季節は、大股で進んでいるが、まだ秋の気配が、そこかしこに残っているように感じられた。
出口をでて、隣の「清澄公園」に入ると、若い男性が数人戯れていた。
隣の庭園から、見ることができた赤いもみじを求めて歩くと、一体にそれが広がり、まだ晩秋の残り香が感じられた。
ここでも、動画を撮っていたが、突如、スマホがフリーズしてしまった。
このスマホで初めての経験だったので、ぎょっとしてしまった。
同じことが、2度起きて、真っ暗な画面になったので、その日は、そのまま帰宅することにした。
途中、「深川江戸資料館」に寄ってから、半蔵門線の清澄平河駅に向かった。
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