【あの一言】
落合陽一の発言まとめ
2021大回復への道 今、止まっているのはフィジカルなものを要求する文化ばかり。ある種の社会における祝祭性をどうやって維持し続けていくのかを考えていかないといけない。ITテクノロジーが進化して例えば会議システムはうまくなってきたが、盛り上がって叫んだりするようなお祭りや音楽フェスティバルで解放される人の衝動的な性質はどうなるのか。フィジカルから来る野生をどのように解放するというところは無視してはいけない。
2021/01/03 Eテレ[ズームバック×オチアイ 新春SP]
私がテレビに期待すること 教育と報道という考え方はすごく重要。その情報を知りえない人というのをどれだけ減らすことができるかということであり、報道は例えばどんなニュースがあったということを知ることだし、教育はそういうことを学ばないといけないということを教えることだし、どっちもアプリでやろうと思えば簡単にできるのだが、テレビというちょっと枠が大きいもので誰の家にもあるもののひとつとして、テレビをつければゼロ円で見れるみたいなものであればすごく価値があるのではないか。テレビは新しいパブリックとも言え、全員で同じ1個のものを使っているというようなものが価値になるような扱いかたをしていくべきものではないか。
2019/03/22 NHK総合[放送記念日特集]
テレビならではのパーソナル化とは? 全員で同じコンテンツを見ようとしても、どうしても自分の言葉に翻訳してこないと興味を持たないし、隣の人が何に興味をもっているかわかってくれないし、その時にお互いにわかるところはどこなのかというところをコンピュータが探してくれたり、そういったことができるよう(AIテレビ)になるとそれはそれで全員で共有可能なものになるのではないか。徐々に歩み寄らせられるような使い方もある。
2019/03/22 NHK総合[放送記念日特集]
激論!・平成30年・バブル崩壊と日本経済 日本はハードウェアはわりと得意だが、ソフトウェアが苦手。自動運転自動車などはほとんどソフトウェアの問題。日本の会社は品質保証の問題とか大量生産時のマーケティングとか、マネージメントしたりとか、工程管理をしたりとかで全員で同調して同質に教育されていることが大前提だった。ソフトウェアは別に全員が同調していなくても一人が作ったものは全員にコピーが可能であり、100人に1人ぐらいすごいものが作れる人がいれば、生産性としてはものすごく高くなる。もしかしたら日本の教育の仕組みとか今の生産体制とか、あるいはマスメディアの仕組みそのもののせいで日本はソフトウエア作りに向いていない国になっているのかもしれない。
2018/01/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!元旦スペシャル]
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