【あの一言】
特集・どうなる?台湾情勢
神田外語大学教授・興梠一郎 1月10日付けの環球時報には、「もしポンペオ国務長官が台湾を訪問するようなことがあれば、人民解放軍の戦闘機が台湾の上空を飛び、戦争になる」との記事が出ている。これはバイデン政権がトランプの面をつけた政権にならないように戦争も辞さないとの脅しをかけているということ。
2021/01/16 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
早稲田大学教授・中林美恵子 中国が嫌がらせをしたり、圧力をかけているのは台湾。トランプ政権は民主主義を前面に打ち出してそのために行動するという政権ではなかったが、台湾に何かをすることで中国がそれを一番敏感に受け止めるということを十分わかっていた。そこはしっかりと見つつ中国の台湾に対する圧力を止めなくてはならないという認識もあった。台湾自体は独立宣言をしたわけではないし、ひとつの国として台湾を見るということを決めたわけではない。中国の一部である台湾をどこまで外国勢力が守ったり、ひとつの国として認めるような行動ができるのかといえば、国際法上もかなり微妙な部分がある。
2021/01/16 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
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