【あの一言】
ICPOに初の中国人総裁・習主席・反腐敗運動にも効果
神田外語大学教授・興梠一郎 孟宏偉をICPO総裁につけた当時の中国は、習近平国家主席を取り巻く環境が比較的よかったが、今は変わってきた。ひとつ大きくあるのは米国との貿易戦争。米国はロシア製の武器を買ったということを名目にしてある人民解放軍高官の資産を凍結したが、これなどは米国は禁じ手をついに使ってしまったといえる。この事件がすべての高官に対する見せしめに行われたものではないかと中国側はみている。海外に資産を持つ高級幹部もかなり多くおり、その子供も米国に留学していたりしている。中国にとっては相当なダメージであり、インターポールにいるとみなの情報を知ることができるが、そのポジションに周永康の子分である孟宏偉がおり習主席は要人らの情報流出を恐れて、拘束に踏み切ったのではないか。
2018/10/09 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
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