【あの一言】
「自衛隊明記」へ本格始動・安倍流改憲は何のため…
国連PKO元幹部・東京外国語大学・伊勢崎賢治教授(VTR) 2項で戦力を否定しておいて3項で戦力である自衛隊を明記したら完全に矛盾した憲法になり、過失なのに故意犯として自衛官が責任を負わなければいけなくなる。これは非常に理不尽なこと。ポピュリズムによって憲法を変えるべきではない。
2017/06/21 テレビ朝日[報道ステーション]
ジャーナリスト・後藤謙次 憲法改正には2つの高いハードルがある。今回の一連の国会の経過で安倍総理の支持率が急落したが、この支持率を回復できるかどうかという政治的問題がある。野党側は自民党案にのってこないので発議も強行採決になる上、来年は天皇陛下の退位の問題もあるので、それを乗り切るだけの体力が政権側にあるのかどうかが政治的リスク。あらたに9条の3というのを作るのが保岡さんの考えだが、これは余計な混乱を憲法論に持ち込むことにもなりかねない。発議したものの国民投票で否定された場合、自衛隊の存在がさらに危ういものになる可能性もある。急ぐのではなく野党を巻き込んだ発議に持っていくのが基本。
2017/06/21 テレビ朝日[報道ステーション]
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