【あの一言】
英国の危うさとしたたかさ
寺島実郎 英国が歴史から学び蓄積してきていることは、例えば中東のオイルマネーをドバイなどを入口にしてシティがひきつける。ポートフォリオを組み、世界の有望地域、インドのIT産業だとか、豪州の資源産業とかにぶちこんでいく。そこに英国のエンジニアリング会社とかシティの果たしている役割りを現実に見て感じてきた。国家としての英国はかってと比較すると見るべくもないが、英語を話す英語圏や英国法を共有しているリーガル面での共有制とか、ソフトパワーという意味において英国の持つ影響力やしたたかさには無視できない部分がある。
2017/06/16 BS11[報道ライブ INsideOUT]
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