【あの一言】
米国は日本を100%支持・日米の温度差は…
ジャーナリスト・後藤謙次 ホワイトハウスとして準備が整っていないことが(トランプ大統領の短い発言の)背景にあった。トランプさんは北朝鮮の微妙な問題について深入りしたくないし今の段階では方針を明らかにできないとなれば、安倍さんを100%支持すると表明するしかなかった。トランプさんはオバマさんがやってきた政策を全部否定しており、それは外交面にも当然及ぶが、明確な次のシナリオができていないというところで今回のミサイル発射が行われた。北朝鮮のミサイル発射によって日本は結果的にトランプさんから100%支持との言葉を引き出した。安倍さんの訪米の最大の目的は日米同盟の強化を国際社会全体に発信することだっただけに、図らずもその最優先事項が満たされた形。
2017/02/12 テレビ朝日[報道ステーション SUNDAY]
ジャーナリスト・後藤謙次 マティスさんが来日した時に拉致問題の話が出て、マティスさんの方から拉致被害者の家族に会った。その意味ではトランプ政権は拉致問題についても日本に寄り添うとのメッセージを送っている。その意味では安倍さんにとっては非常に心強い政権。
2017/02/12 テレビ朝日[報道ステーション SUNDAY]
拓殖大学大学院・武貞秀士特任教授(電話) 距離は意図したものだった。北朝鮮から1300キロ飛ばせば日本に着弾してしまう。北朝鮮はムスダンとノドン両方発射する時には非常に注意して距離を調節している。去年のノドン発射で狙いの1キロ以内に誤差を減らしてきている。北朝鮮の大量破壊兵器を軽く見ていると米国も損をするというメッセージを送るために日米首脳会談の時期に合わせてミサイルを発射したとみることができる。
2017/02/12 テレビ朝日[報道ステーション SUNDAY]
山下達也記者 トランプ大統領のコメントが短くて不十分だったとメディアで指摘されている。トランプ政権の準備不足、内部でのコミュニケーション不足がある模様。現在のホワイトハウスはどうもトランプさんに安全運転をさせたいということで込み入ったコメントや案は上げにくくなっているという現状がある。そういうトランプさん側の準備不足が垣間見えた。共同会見をやろうというのは米国側の提案だがそれにしてはトランプさんのコメントが短すぎてよくわからない部分もある。
2017/02/12 テレビ朝日[報道ステーション SUNDAY]
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