【あの一言】
米国・オバマ大統領・来日へ
ナレーター 日本の威信をかけた東京大封鎖、1万6000人を投入した厳戒態勢はオバマ大統領が日本を飛び立つまで続く。今回2度目の来日となるが、2009年の1度目の来日は実務訪問賓客というランクだった。2005年ブッシュ大統領の時も同じランクで、96年のクリントン大統領が国賓だった。
2014/04/20 テレビ朝日[報道ステーションSUNDAY]
朝日新聞・星浩編集委員 国賓に必要な2泊3日がとれたということと、靖国参拝で米国が同盟国としては異例な失望を表明した直後なので、ここは日米同盟をきちんと再確認する為に国賓がふさわしいということなのだろう。それと年内に18年ぶりに日米ガイドラインを改定するという意味合いもありハイランクの公式訪問にした。あまり表には出ていないがケネディ大使の役割が非常に大きく、安倍総理が3月7日に河野談話を見直すつもりはないというフランクな気持ちをぜひオバマ大統領に伝えてほしいとケネディ大使に言ったが、ケネディ大使はすぐに米国に一時帰国して3月13日にホワイトハウスでオバマ大統領と2人だけで昼食を共にして、2時間話した。大統領と2時間食事を共にできる米国の大使はいない。大統領とのパイプはものすごく太い。日本にとっては非常にありがたい他国もうらやむような大使。今回、安倍総理はケネディ大使を通じていろいろな意味で、オバマ大統領にメッセージを伝えられるということがわかった。安全保障のスーザンライス補佐官のブリーフィングではTPPが(日米首脳会談の)最重要課題だ。これにより日本の市場を開放し、牛肉、自動車の問題もがんばっているということを米国国内の宣伝材料にし、12月の中間選挙を有利にしようという戦略。牛肉で9%という情報が流れているが米国にだけサービスするのかということでそう簡単ではない。アメ車を日本に買えと言って来ているがそこをどうするかだ。
2014/04/20 テレビ朝日[報道ステーションSUNDAY]
政治ジャーナリスト・後藤謙次 今回、ミシェル夫人は来日しないが、ケネディ大使が代役を務めるといわれている。日米首脳会談ではTPPは結論が出にくく新聞の見出しで言えば2本目の見出しになる。先送りになるだろう。むしろオバマ大統領はウクライナ問題で安倍さんの支援を得たい。安倍さんはプーチン大統領に気持ちが6割から7割向いているが米国は安倍さんにウクライナ支援を明確に言ってもらいたい。「力による現状変更を断固容認しない」ということが日米双方のキーワードになり一番のトップ見出しになるだろう。
2014/04/20 テレビ朝日[報道ステーションSUNDAY]
|