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2024年04月19日(金)
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【あの一言】
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増田剛解説委員
豹変するPKOと日本の役割
強化されたPKOも現代の紛争地における厳しい現実に直面し、国連クルーズレポートでは現代PKOは平和的解決を前提にした思考を改め、訓練や装備を強化し、必要なときには武力行使も辞さないより強いPKOに成るべきだと提言している。日本は1992年以降27回、1万2500人以上をPKOなどのミッションに要員として派遣してきたが、1年前陸上自衛隊の施設部隊が南スーダンPKOから撤収したことで、現在は司令部要員4人を南スーダン・ジュバに残すのみで部隊派遣は行っていない。積極的平和主義を掲げる安倍政権は、PKOへの部隊派遣を日本の国際貢献の象徴としてアピールしてきたため、南スーダンからの撤収後、政府は新たな派遣先を模索しているが、外務省や防衛省の幹部は適当な派遣先は見当たらないと口をそろえている。
2018/05/30 NHK総合[時論公論]

龍谷大学・李相哲教授(VTR)
金正恩党委員長の“執事”・シンガポールへ
(電撃的に開かれた二度目の南北首脳会談が開かれた背景は)最後まで要求を吊り上げて相手に譲歩を迫るという北朝鮮のいつもの瀬戸際外交をやっただけ。トランプ大統領が南北首脳会談をやめると言ったことに北朝鮮がびっくりして本音を出したのが今回の一連の流れ。北朝鮮の以前の常とう手段が通じなくなった。
2018/05/29 フジテレビ[とくダネ!]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>米朝首脳会談の行方
トランプ大統領に会うことが一義的な目的かもしれないが、建国70周年で初めて米国の大統領と会える。(米国との)国交正常化に向けた道のりが見えてこなければ、ここまで強くやる気は見せないだろう。それに相応した措置を自分たちもやる用意を考えている可能性はある。
2018/05/27 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信論説委員長・杉田弘毅
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>米朝首脳会談の行方
6月12日にやる可能性は7割ぐらいあると思う。一連の騒動で一週間ぐらい無駄遣いしてしまったが、中身を詰めない会議なので会って握手をしてそれなりのセレモニーをやることがトランプ大統領の元々の目的。
2018/05/27 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>米朝首脳会談の行方
金桂冠第1事務次官は30年近く前からクリントン政権の時の、カートマン朝鮮半島担当大使とずっとミサイル交渉を二国間でやってきた。それから4者協議、6者協議に至るまでの米国ウォッチャーだったが、本当はもう過去の人。ただ、あれだけフットワークよく米国に声明を出したことは今までの北朝鮮では考えられなかった。それだけ米朝交渉をやりたいという意識が金正恩委員長の中にある。これから非核化に向けてのプロセスの行程表を短い間にきちんと話し合うことができるのかどうかがポイント。
2018/05/27 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>米朝首脳会談の行方
北朝鮮はトップの率直に言いたい本音を個人の談話として出してくる。間違いやすいのは金桂冠第1事務次官は外務省の第1次官となっているが、この人物は1年以上活字メディア、労働新聞にも出てこない人物で、ほとんど引退していたと考えられていた。彼のようなレベルの人が米国を批判するような談話を出しても政府声明でも外務省声明でも外務省談話でもない。あくまでも個人論評ということがメッセージとして米国に伝わると北朝鮮は思い込んでいたが、トランプ政権のまわりにはそれがきちんと読めるような研究者がいなかったということ。
2018/05/27 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信論説委員長・杉田弘毅
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>米朝首脳会談の行方
金第1外務次官の声明の下段の方にトランプ式と表現している部分がある。最終的に朝鮮半島に平和をもたらすにはトランプ式が一番いいのではないかという考えを金正恩委員長も共有しているとしている。トップが出ていき手を打つやり方を北朝鮮が非常に評価していることはトランプ大統領にしてみればぐぐっとくる部分で、この声明以来動きが変わってきた。
2018/05/27 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

山下達也記者
中止一転・会談へ加速?米朝関係水面下で何が…
ワシントンでは北朝鮮のお株を奪うトランプ大統領の瀬戸際戦術を評価する声も出ている。中止というのはあくまでも脅しで、会談を行って歴史に名前を残したいという思いもトランプ大統領は鮮明にしている。会談の中止で一転して腰が低くなった北朝鮮だが、今後の事前協議で完全な非核化の時期など具体的な譲歩を見せてくれば予定通りの会談に進むとみられる。見せなければトランプ大統領がまたハードルを吊り上げて会談中止の脅しをかけてくる可能性もある。今はトランプ大統領が主導権を握っており、まだ一波乱ありそう。
2018/05/27 テレビ朝日[サンデーステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
中止一転・会談へ加速?米朝関係水面下で何が…
北朝鮮と米国の戦略が異なっている。北朝鮮は入口戦略で様々な条件を入口でとって交渉に入っていく。一方トランプ大統領は出口戦略で、出口をどうするのかということを迫って北朝鮮から非核化の言質をとるという方法。今回の揺さぶりはいかにもトランプらしく、揺さぶった上で交渉に入るというやり方。気が付いたら一往復すでにしている。設定から中止になり、また設定しようとしている。一往復してみたら今度はトランプが主導権を握っていた。その間に米国が得たものは3人の人質の解放とプンゲリ核実験場の爆破だったが、北朝鮮はまだ何も得ていない。
2018/05/27 テレビ朝日[サンデーステーション]

国際政治学者・三浦瑠麗
「米朝首脳会談」中止表明・トランプ大統領の狙いは?
北朝鮮に核を放棄させるために、体制を保証するということを北朝鮮に確信させるためには在韓米軍をグアムあたりまで下げなければならない。沖縄の米軍基地も北朝鮮に出撃するためにもつかわれるので下げるという話にもなりかねず、これは呑める話ではなくなる。ただトランプ大統領は金正恩に敬称をつけて会談中止の丁寧な手紙を送っており、もはやあいつを除去しろとかいう話にはなかなかなりにくい。北朝鮮を米国が先制攻撃する方針は継続しにくい雰囲気になっている。
2018/05/27 フジテレビ[ワイドナショー]

慶應義塾大学教授・中山俊宏
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
一旦中止して待つというのはそんなに悪いことではない。ただ、対話の機運は維持した方が良い。日本としては強い圧力をかけながらも現実的な期待値を設定して、対話を模索するような方向で動いていくべき。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

静岡県立大学准教授・奥薗秀樹
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
(拉致問題は)基本的には日朝2国間で話し合うべき問題。韓国ができることには限界がある。ただし、これから先の北朝鮮の非核化の問題におけるプロセスにおいて、日本が妨害するような存在にならないように、協力していけるような存在であり続けてくれるように拉致問題に対する配慮は韓国側もし続けていくことにはなる。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
今、北朝鮮の頭の中にあるのは米国とどうやって話すかということ。残念ながら今の段階であまり日本から歩み寄っても、おそらく足元を見られて高くつく。だからといってやるなという意味ではない。努力は続けなければいけない。1つの可能性は米朝がうまくいってその流れに乗ってという手はある。もう1つの手は、米朝が必ずしもうまくいかない。その時に北朝鮮のプライオリティは変わっていく可能性がある。米国と話してもだめだから日本と、ということになった時が1つのチャンスになる。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・中山俊宏
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
リビアモデル自体が米国で、このプロセスを潰そうとする人たちがあえて使う言葉になっている。
2018/05/27 NHK総合[時論公論]

静岡県立大学准教授・奥薗秀樹
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
韓国側はシンプルに核のない朝鮮半島を実現すると言っている。北朝鮮の方は朝鮮半島を非核地帯化するという表現を使っている。非核地帯化というのは南北の当事者だけではなくて、核保有国がそのエリアで核を使用したり核を使って威嚇したりといったことまで禁止するということ。北朝鮮が求めているのは一方的に捨てろといわれることではなく、トータルで体制の安全が保証されること。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

寺島実郎
日露首脳会談・北方領土問題は?
ロシアとの接近は安倍政権にとって目玉政策。ロンドンに行くと必ず聞かれるのは“不思議な日本”ということで、日本はロシアから日本もG7メンバーとしてロシアに対する制裁に加わっているのにいつのまにか1割近くの化石燃料をロシアから入れる国に変わってきている。英国でロシアの元スパイの暗殺未遂みたいなことが起き、欧米はロシアとの外交関係をものすごく厳しくしているのになぜ日本はロシアと親しくするのかという質問を必ず受ける。
2018/05/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]

南山大学教授・平岩俊司
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
今後、北朝鮮側が一方的に譲歩するか、米国側が姿勢を変えるかというのはいずれも考えにくい。会談をやりたいこと自体については両者間違いないが、まだ紆余曲折はあるとみるべき。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

静岡県立大学准教授・奥薗秀樹
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
(韓国は)南北首脳会談が決まって今日に至るまでの間に、これだけ急速に中朝関係が進展するということは思っていなかったし、これほど急激に中国が絡んでくることは韓国にとっては想定外のことだった。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
中国と会ったために北朝鮮の態度が変わったとは思えない。中国と北朝鮮の動きをあまり過大評価しても本質は見えてこない。本質は、あくまでも北朝鮮がどの段階で非核化を本気でやるかどうか。南北が作ったシナリオに米国がポンと乗って南北米で動いているものに対して、自分を中心に物事を動かしていかなければいけないと思っている中国が今回のチャンスをうまく使った。それがトランプ大統領には、中国が介入しているように見えただけ。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

寺島実郎
トランプ大統領・車関税引き上げ検討指示・最大25%か
今の輸入関税2.5%を10倍にするということ。ただし米国はビック3だけでなくテスラモーターズなどという新しいプロジェクトも立ち上げていて、ある種の戦略的意図もある。今、日本から170万台の輸出車が出ているが、日本も現地生産の方が量的に多いと言う状況になっている為にインパクトがそれほどないと思っている人もいるが、日本から出しているのは高級車。それの輸入関税25%を上乗せということになるとこれはもう明らかにWTOへの違反。日本側としてもきっちりと主張しないといけないポイント。
2018/05/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]

南山大学教授・平岩俊司
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
少なくとも表面的に見ると北朝鮮からすれば言っていることは変わらない。むしろ中国の後ろ盾を得て、自分たちの言いたいことをより強く主張できる環境が整った。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
ZTEという中国通信機器大手に対する制裁緩和をトランプ大統領がやった時に、トランプ大統領は「習近平から頼まれた。手助けなんだ」と言っている。北朝鮮の問題だけではなくて貿易だとか台湾、南シナ海だとか全ての問題が米中間のテーブルの上にあり、これらの問題をどうディールするかということが、中国が新型大国関係と呼ぶ外交。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・中山俊宏
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
米朝2人でやっていたところに急に横から習近平が入ってきて、ゲームのルールを変えようとしている。明らかに北朝鮮側について、北朝鮮側が言うところの非核化のプロセスを支持し態度が変わり、トランプ大統領の不信感がかなりはっきり表明されたことが印象的だった。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
中止表明も駆け引き激化・米朝首脳会談の行方は?
非核化では米国と中国は一致しているが、手順とか範囲については大きな食い違いがある。段階的で同時歩調で進めるという北朝鮮の立場を中国は支持している。戦略的な利益を考えていくと米国が北東アジアから出ていくことを押し進めることが中国にとっても北朝鮮にとっても利益になる。今、特に貿易問題。台湾問題、南シナ海の問題も絡んで、米中関係が急速に悪化しているといった背景もある。
2018/05/27 NHK総合[日曜討論]

外交評論家・岡本行夫
トランプ大統領「6月12日開催も?」南北首脳会談で意見交換
6月12日の米朝首脳会談は多分実現すると思う。今度はトランプ大統領は失敗できないので、日本のことは二の次になり、とにかく表面的に北朝鮮が腹を痛めないことだけを集めて合意することになる。日本の要求はどうなるのかという話。
2018/05/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]

外交評論家・岡本行夫
トランプ大統領「6月12日開催も?」南北首脳会談で意見交換
金正恩は舌を巻くような外交政策を行っている。北朝鮮が置かれていた環境を外交で劇的に変化させた。今、トランプ大統領が北朝鮮を軍事攻撃しようとすれば文大統領が後ろから羽交い絞めにしてでも止めさせるだろう。中国も庇護者として北朝鮮に完全についた。例え今度の会談が失敗に終わっても米国は軍事攻撃をしにくい雰囲気になっている。
2018/05/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
トランプ大統領「6月12日開催も?」南北首脳会談で意見交換
一連の流れの背後に中国の影が大きく存在している。それが北朝鮮を突き動かしている。仮に会談が行われ、朝鮮半島の全体の段階的非核化で在韓米軍の縮小だとかが一歩進めば、中国の朝鮮半島における影響力を拡大できるという思惑がある。会談に失敗しても北朝鮮がますます中国に頼ってサバイバルしていくことになる。中国の影に対する怯えが今年になって金正恩の態度を変え、南への融和政策を取らせた。朝鮮半島のことは朝鮮半島でと言っているのは北朝鮮が中国に対しても緊張感を持っているということにほかならない。
2018/05/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]

評論家・大宅映子
トランプ大統領「6月12日開催も?」南北首脳会談で意見交換
手のひら返しの2人に世界中が翻弄されている。どういう軸で見ていけばいいのかがわからなくなっている。
2018/05/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]

BS-TBS週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二
トランプ大統領「6月12日開催も?」南北首脳会談で意見交換
韓国は13日に統一地方選挙を抱えている。文大統領は支持率は高いが、国会では少数与党。12日の米朝会談が成功すれば追い風になる。 
2018/05/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]

龍谷大学・李相哲教授
南北・緊急極秘会談開催・なぜ今?米朝中止で焦り・・・
今のところは米国は米朝会談を行うそぶりを見せている。米国の実務代表団がシンガポールにむかって出発するという情報も流れている。ただ米朝首脳会談が成功すれば、米国の負けになる。北朝鮮はキムケグァン第1外務次官の談話で米国に会談をしたいというふうに言ったが、談話の最後のところに注目すべきくだりがあって「段階的に問題を解決していこう」というふうに書いてあった。つまり北朝鮮の態度は何一つ変わっていないということ。段階的に核を持ったまま米国と軍縮会談をして問題を解決していくという基本的立場を表明している。米国は完全かつ不可逆的な非核化を求めているので、この原則を米国が曲げなければ米朝会談の開催はやはりむずかしいだろう。
2018/05/27 フジテレビ[報道プライムサンデー]

龍谷大学・李相哲教授
南北・緊急極秘会談開催・なぜ今?米朝中止で焦り・・・
文在寅大統領が米朝首脳会談の成功を切実に願っている背景には、会談の翌日、6月13日に韓国国内で地方選挙があることが挙げられる。米朝首脳会談が流れ、膠着状態になった場合には確実に選挙に不利に働く、金委員長からすると国慶節を控え、経済的成果を出さなければならないのに米朝首脳会談が流れれば圧力も強くなり、軍事行動が行われる可能性さえある、両者の思惑が一致したことが、今回の南北電撃会談の背景にあった。
2018/05/27 フジテレビ[報道プライムサンデー]

龍谷大学・李相哲教授(VTR)
急転・「非核化の溝」埋まらず・会談中止に北「予想外」
核実験場を今の段階で勝手に破壊してはだめで、専門家が査察してどんな実験をしたか検証した後に爆破しなければならない。しかし、北朝鮮は急いで爆破しようとした。これは国際社会の要求とは全く異なる。国際社会が北朝鮮に約束してもらうべきなのは我々が見たいところを任意でいつでも見られるようにしてほしいということ。
2018/05/26 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

解説委員・高橋祐介
米朝首脳会談中止・次の展開は?
今後の最大の焦点は米中関係。ただ、権力の一強体制を固めた習近平国家主席、まだ30代半ばの独裁者である金正恩委員長に比べてもトランプ大統領が不利なのは時間的問題。すでに半年をきっている秋の中間選挙を乗り切るためにも北朝鮮との核交渉で得点をあげたいという思惑が大統領にはある。圧倒的多数が米朝首脳会談に大きな期待を寄せている。トランプ政権は世論動向、とりわけ自らの支持層の意見に敏感で、世論の後押しがある限り、今後も北朝鮮との交渉自体に前向きな姿勢は崩さないのではないか。
2018/05/25 NHK総合[時論公論]

解説委員・出石直
米朝首脳会談中止・次の展開は?
これまで米国と北朝鮮の橋渡し役を務めてきた韓国の影響力にも陰りが見えてきている。南北閣僚級会談が一方的にキャンセルされるなど、先月の南北首脳会談では見られた融和ムードは一気にしぼんでいる。米国と北朝鮮をつなぐキープレイヤーは中国に移ったと見るべき。米国と中国が対立すれば、北朝鮮は中国に接近して米国から離れてしまう。局面を打開してもう一度双方を対話のテーブルに引き戻すためには米中関係の改善が不可決。
2018/05/25 NHK総合[時論公論]

ATカーニー・梅澤高明
EU・新データ規則・あなたの会社は大丈夫?
域外から輸出している企業も対象になる。実は相当数の日本企業が対象になり、ちゃんと対応しなければならない。対応のポイントは大きく3つあり、1つ目は個人データの処理に関して適切な安全管理措置をとること。2つ目が域外へのデータ移転が原則禁止されること。3つ目は個人の情報に関しての基本的権利を明示すること。これらが満たされないと罰則として最大2000万ユーロ、約25億円ということが決まっている。ただ事ではない。
2018/05/25 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]

解説委員・高橋祐介
米朝首脳会談中止・次の展開は?
米国・トランプ大統領は当の北朝鮮よりも背後にいる中国を強く意識している。トランプ大統領は中朝国境では制裁破りが横行しているとして中国側を強くけん制もしている。今は米国は中国との貿易交渉というテーブルについている。米中の貿易摩擦を一時休戦にせざるを得なかった理由の1つは、中国に北朝鮮カードを握られてしまったとみたからで、このため一旦このゲームを流した。
2018/05/25 NHK総合[時論公論]

共同通信社元平壌支局長・磐村和哉
狙いは・トランプ・米朝会談を“中止”・「非核化の進め方」に溝
(北朝鮮が米国からの問いかけに返答しなかった理由は)まるで敗戦国が米国と交渉するような形での要求の受け入れかたを北朝鮮としてはしたくなかった。プライドとメンツが邪魔をしていた可能性がある。ただ、米朝首脳会談がこの先開かれる可能性はまだある。
2018/05/25 TBSテレビ[ひるおび!]

早稲田大学教授・中林美恵子
狙いは・トランプ・米朝会談を“中止”・「非核化の進め方」に溝
トランプ大統領は米朝首脳会談をやりたかったので、リビア方式を提唱するボルトン補佐官の目の前でリビア方式をわざわざ否定して見せた。それが今回変わったのは北朝鮮自体がいろいろとハードルを上げてきていたことがある。中国からの北朝鮮への経済制裁もきちんと機能しなくなってきており、北朝鮮からの労働者が中国で外貨を稼げるような状況も既に始まっている。今週末にはシンガポールで実務者協議を開く予定だった。それに向けて米国が北朝鮮に連絡をしても返事が来なかった。このようなことから、米朝会談に金正恩が現れず、トランプ大統領が大恥をかくのではないかという話もあがっていたし、北朝鮮が先に会談をキャンセルするかもしれなかった。だったらこちらが先にした方がいうような駆け引きがあったと指摘されている。
2018/05/25 TBSテレビ[ひるおび!]

コリアレポート編集長・辺真一
「爆破瞬間映像」公開「会談中止」米国・トランプ大統領は・・・
核実験場の爆破後にこういう発表を米国が行ったことで北朝鮮としては、行動を早まってしまったという思いがある。そういう意味で北朝鮮は当惑している。特に北朝鮮は核実験場建設のために多くの人材と資金を投じているが、今回それを米国から一文ももらわずに自らの手で破壊した。このことはいかに北朝鮮が首脳会談にかけていたかを示している。今回、破壊したトンネルは4か所あり、特に第3トンネル、第4トンネルは完璧に使える状態であったのにそれも破壊した。ドタキャンが得意な北朝鮮が逆にドタキャンをくらってしまった。
2018/05/25 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

国連・北朝鮮制裁委員会メンバー・古川勝久
北朝鮮・“非核化”のリアル・難題山積・本当に可能か?
2年間でできることはかなり限られている。北朝鮮がもし協力し核弾頭、高濃縮ウランとかプルトニムなど持っているモノ全て米国に輸送できたとしたらそれはすごいことだが、他に隠し持っているのではないかという疑念が常に出てくる。この検証プロセスにはかなりの長い時間がかかる。
2018/05/23 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

岸博幸
北朝鮮・“非核化”のリアル・難題山積・本当に可能か?
日朝のパイプは大分細くなっているが、北朝鮮は外交がうまい国なので、米国との大一番をやり終えた後には、経済再興でお金が必要になる。そうなると北朝鮮がなんらかの形で日本に近寄る可能性は十分ある。そこでどうなるか。うまい形で日本のニーズと組み合わせることができるか、そこが非常に微妙な問題となる。
2018/05/23 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

国連・北朝鮮制裁委員会メンバー・古川勝久
北朝鮮・“非核化”のリアル・難題山積・本当に可能か?
核開発データは完全には処分できないが、今北朝鮮が持っている核弾頭デザインとかあらゆる書類は運び出す必要がある。リビアの場合は化学兵器とか核兵器の計画だけだったが持ち出した書類の量は25トンだった。北朝鮮はもっと広大な計画を核・ミサイル・化学兵器などで持っているので相当なトン数になるだろう。
2018/05/23 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

国連・北朝鮮制裁委員会メンバー・古川勝久
北朝鮮・“非核化”のリアル・難題山積・本当に可能か?
核とかミサイルに従事していた人たちに新しい仕事を与える必要がある。例えば日本なども含めた国際社会で、彼らに平和分野での新しいポストを与える取り組みが必要になる。
2018/05/23 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

東京工業大学助教・澤田哲生
<徹底解説・ニュースの焦点>北朝鮮非核化プロセス徹底検証
実験場の爆破はほとんどデモンストレーションで何の意味もない。これまでは米朝双方の裏切りの歴史だったが、完全な非核化に向かうためには結局信頼関係がどこで築けるかということになる。
2018/05/20 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>北朝鮮非核化プロセス徹底検証
2005年がターニングポイントだった。米国がバンコデルタアジアを制裁したが、その前の協議の中で非核化宣言までいっていたにも関わらず、それを覆したのは米国ではなかったのかという思いが北朝鮮にものすごく強かった。さらにはリビアにしろイラクにしろ、核を持っていなかったので米国にやられてしまったと考え、核抑止を急ピッチで行った。
2018/05/20 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<徹底解説・ニュースの焦点>北朝鮮非核化プロセス徹底検証
北朝鮮が本当に核を国外に出すことを認めるかどうかが最大のポイント。解体したか確認する検証作業が一番重要になってくる。IAEAはこれを検証できない。核兵器を作る技術を持つ核保有国・米国、中国、ロシアの専門家が特別な検証団を作って見るだろう。
2018/05/20 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<徹底解説・ニュースの焦点>北朝鮮非核化プロセス徹底検証
IAEAは原子力発電やアイソトープなどで出てくる平和利用のための核物質が軍事転用されないよう見張る番人。大きな予算を使っているのは実は日本で原子力の平和利用が行われているか非常に厳しい査察を行っている。
2018/05/20 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

東京工業大学助教・澤田哲生
<徹底解説・ニュースの焦点>北朝鮮非核化プロセス徹底検証
北朝鮮は核を数十発以上は持っているだろう。
2018/05/20 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<徹底解説・ニュースの焦点>北朝鮮非核化プロセス徹底検証
北朝鮮の持っている核は専門家の間で一致するのはだいたい10から20の間。
2018/05/20 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

東京工業大学助教・澤田哲生
<徹底解説・ニュースの焦点>北朝鮮非核化プロセス徹底検証
コンピューター上でシミュレーションすることでどの程度のパワーが出るのかは計算で割り出せる。パソコン上で簡単にできる。実験場の廃棄に意味はない。 
2018/05/20 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>北朝鮮非核化プロセス徹底検証
ボルトン大統領補佐官はある意味古い政治家。既に国務省の中でもリビア方式という言葉はやめようという動きが出ている。
2018/05/20 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

国際政治学者・藤井厳喜
会談取りやめなら軍事衝突も!?3つのシナリオで日本に迫る危機とはSP
日本から言えばCVIDを北朝鮮が受け入れ、トランプ大統領が日本と拉致問題を話し合えと言い、日朝会談が始まる場合は成功だろう。
2018/05/20 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

国際政治学者・藤井厳喜
会談取りやめなら軍事衝突も!?3つのシナリオで日本に迫る危機とはSP
決裂したら米国は元の経済制裁と軍事的圧力に戻る。武力行使の話は言っておかないと北朝鮮に対し脅しにならない。
2018/05/20 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

拓殖大学大学院特任教授・武貞秀士
会談取りやめなら軍事衝突も!?3つのシナリオで日本に迫る危機とはSP
米朝合意は抽象的な曖昧な形になるが、米朝は話合いを続けなければいけないというふうになる可能性が高い。継続協議ということで第1ラウンド終了ということになるだろう。
2018/05/20 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
会談取りやめなら軍事衝突も!?3つのシナリオで日本に迫る危機とはSP
米朝交渉が決裂した場合は日本にとって悪夢になる可能性がある。トランプ政権が先制攻撃するという備えも最悪の事態として考えておく必要がある。可能性はゼロではなく、直接の被害者は北朝鮮に相対している韓国や日本になる。今の情勢で北朝鮮が韓国を直接攻撃するのかといえば明らかに金正恩政権としては韓国を攻撃することにはためらいがあるため、日本の在日米軍基地が狙われることになる。
2018/05/20 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
会談取りやめなら軍事衝突も!?3つのシナリオで日本に迫る危機とはSP
米国は二正面はできない。米国の最大の同盟国は残念ながらイスラエルで、イスラエルの死活的な利害がかんでいるのは中東なので(朝鮮半島ではなく)そっちの方にいく。
2018/05/20 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

元時事通信社ソウル特派員・評論家・室谷克実(VTR)
会談取りやめなら軍事衝突も!?3つのシナリオで日本に迫る危機とはSP
北朝鮮は核を簡単には手放さない。トランプとしては中間選挙もあり、そこでカッコいい形を見せたいので、急に弱腰になり段階的になくすことで合意したという方向に走ることも考えられなくもない。北朝鮮は核をなくすと口先だけでは言うだろう。査察もなんとかうまく逃れてその過程で制裁をやめてほしいとして制裁をやめさせ、言うことをきいたのだから金を出せという方向に話を持ってくる可能性がある。
2018/05/20 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

評論家・大宅映子
<風をよむ>~岸井成格逝く~
日本では左だとか右だとか、リベラルだとか保守だとか分けて閉じ込めようという風潮がある。異論を聞く耳は持つべきで100人いれば100通りの考え方がある。最近のジャーナリズムやメディアは、昔に比べて批判力が下がっていることを懸念している。ニュースは新しい情報だけでなく、みんなが知らないことを知らせるのもニュース。最近はフェイクニュースがすごいので独自の調査をしてニュースを出していくべき。
2018/05/20 TBSテレビ[サンデーモーニング]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
<ザワザワ討論>北朝鮮が米朝会談キャンセル!?朝鮮半島どうなる?
日米と中韓北朝鮮で意見は分かれている。朝鮮半島に平和が来るかもしれないから、北朝鮮の言うことをみんなでよく聞いて制裁も緩和、核放棄も緩くしようというムードがあり、それに乗るとまさに金正恩の思うツボになる。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

拓殖大学大学院・特任教授・武貞秀士
<ザワザワ討論>北朝鮮が米朝会談キャンセル!?朝鮮半島どうなる?
ボルトン氏はリビア方式を採用しろと今でも言っていて一貫しているが、ボルトン氏が政策を決定するのではなくトランプ氏。トランプ氏はリビア方式を撤回すると言い、非核化に向けて行動すればそれに並行して北朝鮮に対する制裁を緩和すると言っている。そうとう米国も柔軟になっているということを考えた上で日本だけが、リビア方式や制裁と圧力を強化し続けるべきではない。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫

(戦略爆撃機の参加の情報は)リークだった。韓国を通じてリークして北朝鮮に流し、やる気もないのにやると言って北朝鮮を怒らせていた。揺さぶりをかけていた。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

自民党・外務副大臣・佐藤正久

(Q:北朝鮮に配慮して米軍は米韓合同軍事演習にB52を投入しなかったように言われているが)米国国防省が正式に発表しているが、当初から戦略爆撃機の参加(の予定)はなかった。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

拓殖大学大学院・特任教授・武貞秀士
<ザワザワ討論>北朝鮮が米朝会談キャンセル!?朝鮮半島どうなる?
米朝首脳会談が出来なかったら一番困るのは日本政府。日朝首脳会談も米朝首脳会談がキャンセルになった場合どうやってやるというのか。拉致問題を議論する場もなくなってしまう。しかもトランプには金正恩に拉致問題について日朝間で話してほしいというお願いまでした。その話も全部流れてしまうことになる。日朝間のいろいろなパイプができなくなる。その一方で中朝の関係が非常に緊密になる。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

拓殖大学大学院・特任教授・武貞秀士
<ザワザワ討論>北朝鮮・中止を示唆で米朝会談に暗雲・安倍政権どうする?
今回、北朝鮮は非常に強気。6月12日に米国が少しでもCVIDに関して要求を緩和しないのであれば、キャンセルすると北朝鮮の方から言い出す可能性がある。中朝関係が非常に緊密になっている。去年の秋に中国が単独で制裁を科していた中朝合弁のレストランは既に中国でオープンし、外貨が少しづつ、北朝鮮に入り始めている。北朝鮮の個人銀行口座も中国でオープンするなど中国が制裁を水面下で緩和している。これらが北朝鮮の強気の背景にあり、これを北朝鮮の駆け引きだとか、お金ほしさに米国と首脳会談をやりたいというふうに見てしまうと北朝鮮を中国側、あるいは南北の交流という形で中国側のキャンプに追いやってしまうという大変なミスを犯すことになる。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

フジテレビ上席解説委員長・平井文夫
<ザワザワ討論>揺さぶる北朝鮮・米国・トランプ大統領は譲歩?どうなる米朝会談
トランプが先んじて北との対話をやると言ったが、それを安倍さんは形だけは顔を立てて評価しているが、心の中はあまりうれしくない。トランプと金正恩が日本の運命を決めるというのはあんまり気持ちのいいものではないし、何をするかわからない部分がある。金正恩にはまだ余裕があるように見える。今の時点で対話をやるよりはむしろ軍事的圧力を加えた方がいいというのが安倍さんの本音。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

前青瓦台危機情報秘書官・チャドゥヒョン(VTR)
<ザワザワ討論>闇市が生命線・北朝鮮経済「手のひら返し」の真意
実質、北朝鮮の経済を支えているのはチャンマダン(闇市)。北朝鮮の人は収入の7割をチャンマダンの経済活動で手にしていると見られている。政府を離れ自立するマーケットを金正恩は逆に推奨し、北朝鮮経済を下支えしようという経済政策。北朝鮮経済の生命線であるチャンマダンを維持するためには中国の制裁緩和が必要。だから米国を餌にして中国を釣りだそうと試みた。そして実際に習近平主席から2回の首脳会談で経済の後ろ盾を取り付けたと多くの専門家は見ている。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

元国家保安戦略研究所・ナムソンウク(VTR)
<ザワザワ討論>制裁で疲弊・北朝鮮経済「手のひら返し」の真意
米国との距離を縮めながら、実は金正恩は中国の出方を見ていた。あまり北朝鮮が米国寄りになるのは面白くないと中国に思わせた。北朝鮮が今、一番対話したいのは米国ではなく、中国。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

前青瓦台危機情報秘書官・チャドゥヒョン(VTR)
<ザワザワ討論>制裁で疲弊・北朝鮮経済「手のひら返し」の真意
中国の制裁も効き始め、北朝鮮の貿易量は去年37%もダウンした。今年の6月後半になれば北朝鮮に経済危機がくるはずだった、だから(南北で交渉するのは)早すぎた。金正恩は「これは自分達のペースだ。時間は自分に味方する」と考え、「まだまだ余力はある。揺さぶる時間は残されている。まだ好条件を引き出せる」と考えた。
2018/05/20 フジテレビ[報道プライムサンデー]

歴史人口学者・エマニュエルトッド
知の巨人・トッドに問う・米国・中国…世界の行方
米国のヘゲモニーが中国のヘゲモニーが移ると言う日本人が多いが、中国も見かけ上の繁栄から危機を迎える。今後世界は覇権国を中心とした秩序に向かう。アナーキーな無秩序に向かっていく。世界を組織する原理原則がどこにもない世界になっている。
2018/05/19 BSフジ[プライムニュースSUPER]

中国大使・宮本雄二
外交のエキスパートに問う・拉致問題解決と日本外交
日本が出て行かないと解決しないという場面が将来必ずくる、それを関係諸国にもっと分からせる説得を続けていく必要がある。
2018/05/19 BSフジ[プライムニュースSUPER]

元外務審議官・田中均
外交のエキスパートに問う・拉致問題解決と日本外交
重要なのは日朝で対話の道を探ること。拉致問題が解決された暁にはどうなるかという事の展望を持っておく必要がある。水面下のパイプは作っておいた方がいい。
2018/05/19 BSフジ[プライムニュースSUPER]

元米国国務省日本部長・ケビンメア
米朝首脳会談を読み解く・終戦宣言と在韓米軍撤退
北朝鮮の目的は米軍の撤退。将来を考えると北朝鮮からの脅威がなくなっても中国が問題になってくる。総括的に幅広く見る必要がある。
2018/05/19 BSフジ[プライムニュースSUPER]

ジャーナリスト・木村太郎
米朝首脳会談を読み解く・終戦宣言と在韓米軍撤退
米朝首脳会談が終わると平和協定を始める会議がどこかで開かれるはず。休戦協定には『全ての外国の軍隊は撤退』という文言があり、米軍撤退の話が含まれてくる。
2018/05/19 BSフジ[プライムニュースSUPER]

自民党・山本一太政調会長代理
米朝首脳会談を読み解く・終戦宣言と在韓米軍撤退
在韓米軍がなくなるということになればディフェンスラインを変えなければいけないが体制が整えにくい。
2018/05/19 BSフジ[プライムニュースSUPER]

早稲田大学・中林美恵子教授
“北”態度急変・会談中止も・トランプの対応は
米国の軍事的攻撃の可能性が低くなったのでおそらくその部分で強く出ている部分は大きい。経済的なものを早く解除してほしいとの要求もあると思う。
2018/05/19 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

学習院大学特別客員教授・ジャーナリスト・岩田公雄
“北”態度急変・会談中止も・トランプの対応は
中国の影というのがあるのかもしれないが、北朝鮮側から揺さぶりが続いている。体制も温存され核も温存されては世界平和にとっても影響が出てくる。
2018/05/19 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

時事通信社特別解説委員・田崎史郎
“北”態度急変・会談中止も・トランプの対応は
おそらく(米朝首脳会談は)開かれる。安倍首相が習近平国家主席に金正恩の人物像について聞いたところ、計算高い人物という返事が返ってきた。金正恩は経済的に弱っているということはあるとは思うが、米国が中間選挙を迎えていてトランプ大統領が選挙を気にしにないといけないことになっているからやっているというところもある。
2018/05/19 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

歴史人口学者・エマニュエルトッド
言いたい事・聞きたい事
視聴者からのメールを紹介。『日本の少子高齢化の人口ピラミッドを正すにはどうすればいいか』。
(日本の少子高齢化の人口ピラミッドを正すには)魔法の解決策があるわけではない。文化的に深い伝統的なファクターによって説明される文化革命が必要。経済よりも人口動態の方が大事。経済は二次的問題であり、一番大きな問題は人口問題。予算をそうした方向に持っていくべきで、大きな予算を家族政策に割かなければならない。
2018/05/18 BSフジ[プライムニュース]

朝日新聞・論説委員・駒木明義
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>ロシアとエネルギー資源
ロシアの国力を支えている一番の源はエネルギーである。国家財政の半分を石油・天然ガスなどのエネルギー、関連収入が支えている。石油で言うとサウジアラビアに次ぐ第2位の輸出国。天然ガスは第1位。ロシアはサウジに勝るとも劣らない資源大国。それをてこにプーチンがグリップをしていった。
2018/05/18 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>ロシアとエネルギー資源
ソ連崩壊後のロシアを理解するにはエネルギー価格とロシアを比べると分かりやすい。ロシアの産業はエネルギーモノカルチャー。それぐらいしか産業がない。21世紀初頭にエネルギー価格が上がったことをプーチンは追い風にし、あっという間にロシアをグリップし、エネルギー産業を国がグリップしていくという方向に持っていった。そのことがプーチン神話が生まれた大きな背景としてある。中東が混乱し、エネルギー価格が上がってくるとロシアには追い風になる。ロシアとイラン、シリアとのリンケージなどというのはきわめて明快な動きだが、ロシアの国益を考えた場合、ある意味ではイスラエルによるイランの核合意放棄という流れはロシアがほくそ笑むようなものになっている。
2018/05/18 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>ロシアとエネルギー資源
日本はあまりにも中東に化石燃料を依存しているが、これが日本の弱点でもある。2013年から、日本はエネルギーの多角化という観点からロシアへの依存を高め始めた。2015年には原油の8.0%、LNGの8.6%。1割近くがロシアから来ている。2014年にウクライナ危機が起き、G7がロシアにものすごい制裁を加えて、日本もロシア制裁に加担しているが、日本はいつの間にかエネルギー関係でロシアとの関係を深めている。一方で去年は日本に入ってきている天然ガスの1割近くが米国から入ってきている。日本というマーケットを巡って、ロシアと米国が綱引きをしている。
2018/05/18 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>4期目プーチン大統領が目指すロシア
中国は皮肉にも社会主義的市場経済など、社会主義という言葉を残し、何とか持ちこたえた感じがある。プーチンはロシアを引っ張っていくときの1つの中心概念の中に、ロシア正教こそロシアの中核概念だというような考えを持っている。
2018/05/18 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

朝日新聞・論説委員・駒木明義
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>4期目プーチン大統領が目指すロシア
去年、ロシア革命から100年経過したが、プーチンは無視をした。プーチンは共産主義は嫌いだが、大きなロシアという国を束ねる非常に強いリーダーが末端まで支配しないとこの国はもたないと考えている。他民族、多宗教の国家なので、イスラム教、ユダヤ教、仏教という3つの宗教に対しては、常に配慮を怠っていない。
2018/05/18 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

法政大学・法学部教授・下斗米伸夫
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>4期目プーチン政権の今
5月9日のロシアの軍事パレードの時に、その場所にネタニヤフ首相がいたことに驚いた。イスラエルの戦勝記念日も5月9日。ソ連赤軍がユダヤ人を解放した。それ以降イスラエル建国を含めて、シリアとぶつかっていてもネタニヤフはロシアと関係が深い。その意味ではイランとイスラエルの間に入るのが、ひょっとしたらプーチン大統領なのかもしれない。
2018/05/18 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

共同通信社編集委員・磐村和哉
揺さぶり・融和ムード一転・批判と警告・首脳会談前に駆け引き激化
今、北朝鮮が水面下で交渉しているラインはポンペオ国務長官のライン。ポンペオ長官は北朝鮮に対して段階に応じた見返りをするという比較的柔軟な姿勢を示している。ところがボルトン国務長官は上からの物言いで、非核化するまでは何も見返りは出さない厳しい路線。北朝鮮としてはどっちが米国が本当にやろうとしている路線なのかを確認したい。その上でボルトンはずしをしたい、ボルトンへの反発が今回の談話にはある。
2018/05/18 TBSテレビ[ゴゴスマ~GOGO!Smile!~]

政治ジャーナリスト・角谷浩一
揺さぶり・融和ムード一転・批判と警告・首脳会談前に駆け引き激化
ボルトン氏は実はものすごい台湾派。ボルトン氏が物を言えば言うほど、(後ろ盾になっている中国にとってマイナスになる材料が出てくる。北朝鮮にとってもボルトン氏は昔から因縁がある。まだまだ隠し玉やカードはいっぱい米朝はお互いに持っているとみてよい。12日を成功させるための表に出すこと裏でやることが同時進行している。
2018/05/18 TBSテレビ[ゴゴスマ~GOGO!Smile!~]

共同通信社編集委員・磐村和哉
揺さぶり・融和ムード一転・批判と警告・首脳会談前に駆け引き激化
今回の北朝鮮の揺さぶりにトランプ大統領が翻弄されている部分もある。北朝鮮が一番聞きたいのは米国が安全保障のメカニズムとして何を出してくるかで、いい関係になるということの具体的な中身が国交正常化なのか、単に新しい関係を構築するということだけなのか、その辺、北朝鮮はトランプ政権をじりじりと追い詰めていきたい。北朝鮮はチェソンヒ外務次官を中心に米国と水面下の交渉を行っている。
2018/05/18 TBSテレビ[ゴゴスマ~GOGO!Smile!~]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
<7時のニュースまとめ>速報・北が米朝会談の取りやめ示唆
要するに非核化の交渉がうまく行ってないということ。米国は完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を迫っているのに対し金正恩委員長は段階的に核廃棄をやっていくと言っている。今、そのつばぜり合いが行われているということであり、これは別に驚くことでもないし、これからもこうしたことは起きるだろう。一番大事なのは、これは我慢比べであり、北朝鮮が折れれば完全な非核化ができるかもしれないし、もし米国が折れなかった場合には相当大きな問題にもなりうるということ。その意味で交渉は正念場を迎えている。
2018/05/16 テレビ朝日[グッド!モーニング]

神子田章博解説委員
中国ハイテク狙い撃ち・米中経済摩擦
米中の貿易摩擦は報復が報復を呼ぶ最悪の展開になっている。これに対し、習近平政権は米国との貿易戦争は避けたい考え。輸入製品ほぼ全てに高関税がかかると、物価上昇で中国共産党が恐れる社会不安を招くことにもなりかねないためだ。
2018/05/15 NHK総合[時論公論]

神子田章博解説委員
中国ハイテク狙い撃ち・米中経済摩擦
米中の貿易摩擦は報復が報復を呼ぶ最悪の展開になっている。これに対し、習近平政権は米国との貿易戦争は避けたい考え。輸入製品ほぼ全てに高関税がかかると、物価上昇で中国共産党が恐れる社会不安を招くことにもなりかねないためだ。
2018/05/15 NHK総合[時論公論]

コリアレポート編集長・辺真一
非核化の見返りに経済支援「協力の用意」
いろいろな核廃棄のプロセスをかければ何年経っても埒が明かなくなる。全部とは言わないまでも、北朝鮮自らが今持っているものを自ら差し出すというのが、(米国サイドが言う)北朝鮮の思い切った行動ではないかと言われている。それを北朝鮮が呑むかどうかはまだ読めない。
2018/05/14 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

共同通信社編集委員・太田昌克
非核化の見返りに経済支援「協力の用意」
北朝鮮の核技術者は数千人いると言われている。仮に非核化した場合にはそうした人たちが職にあぶれてしまう。ただ外国に移住させるというのも問題で、テロリストとかに雇用される可能性もある。むやみに移住させることが果たしていいのかと言われていて、国内的に新しい仕事に就かせることがむしろ安全保障に繋がるのではないかという議論も必要になってくる。
2018/05/14 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

弁護士・住田裕子
非核化の見返りに経済支援「協力の用意」
蚊帳の外という言葉が非常に象徴的で、南北会談の後も北朝鮮側の機関紙では日本に対しての厳しい口調は一貫している。他国に対しては対話モードだが、日本が拉致問題を言う限り、全ての行程がある程度見えない限りは制裁を緩めないという日本の姿勢に対して反発が強いと感じる。その反発の強さが取引き、つまり経済的見返りを最終的に多く期待しているがゆえに厳しい態度を取り続けているのかもしれず、そこは日本はよく気を付けるべき。
2018/05/14 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

共同通信社編集委員・太田昌克
「拉致問題は解決済み」日本を痛烈批判・深まる溝
日本は2002年の小泉訪朝で署名した『日朝平壌宣言』がある。これは拉致、核、ミサイルを包括的に解決したら日朝国交正常化を図り、過去の植民地支配に対する清算を行うもので、日本のお金が出ていくということになる。米朝は、核ミサイルをしっかりと進めた上で北朝鮮に流し込んでいくということを考えていて、おそらくトランプ大統領も『日朝平壌宣言』については安倍総理から詳しく説明を受けている。『日朝平壌宣言』をてこにして米朝交渉を行うということになる。
2018/05/14 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
<徹底解説・ニュースの焦点>米朝首脳会談・イラン核合意破棄が意味することは
拉致問題は間違いなく議題に上がる。北朝鮮も拉致に言及されることはわかった上で12日に臨んでくる。そこで中途半端な幕引きを図られないようにしないといけない。日本と相談なしにトランプ大統領に一方的な返事をしないように念押ししながら拉致問題を滑り込ませていくことが必要。
2018/05/13 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克

ワシントンでは何人かの核のプロと話をしてきたが、(今回の米朝首脳会談について)誰一人サクセスストーリーと言う人はいなかった。中間選挙も迫っている上、ロシアゲート、不倫疑惑などもありトランプ大統領は米朝会談を成功させないと内政的に難しい。6月12日は成功を演出するだろう。ただし問題はその先で、合意を作ってどのように核を廃棄するのか、ポイントオブノーリターンをどこに設定するのかなど、細かい交渉をはじめると揉め始める可能性がある。トランプ大統領の堪忍袋の緒が中間選挙以降切れて、軍事オプションに傾くのではと懸念している専門家も多い。
2018/05/13 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<徹底解説・ニュースの焦点>米朝首脳会談・朝鮮半島非核化で駆け引き
リビア方式というのは短期間にすべて核物質や核弾頭を外に出すというもので、6月12日の会談ですぐにそこまで話がいくとは思えない。北朝鮮はすでに核保有国であり大変難しい。ただ、例えば核弾頭を外に出す意思を表明し、そういう実務者交渉を始めるなど、北朝鮮が本気で非核化を行い、後戻りできないことを見定めるポイントオブノーリターンをどこに置くかということが重要になる。
2018/05/13 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
<徹底解説・ニュースの焦点>米朝首脳会談・朝鮮半島非核化で駆け引き
トランプ大統領が米朝首脳会談にゴーサインを出してからずっと、全体の流れとして米国が確実に北朝鮮に歩み寄っている。常に日本と米国の利害が一致するということはもはやあり得ない。ここまで米国が北朝鮮に近づいていくと日本としても一定程度のブレーキしかかけようがなく、(拉致問題を抱えている)日本は自分で動くしかない。
2018/05/13 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<徹底解説・ニュースの焦点>米朝首脳会談・超タカ派・ボルトン補佐官の素顔とは
ボルトン補佐官は米国の国益のためなら国際法なんてくそ食らえという外交官で、核のプロ。いま一番日本政府が頼りにしているのはボルトン補佐官。トランプ大統領がいい加減なディールをしないように働きかけを強めている。
2018/05/13 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
<徹底解説・ニュースの焦点>米朝首脳会談・北朝鮮が明らかな日本外しか!?
核実験場廃棄は単なるショーに過ぎない。今起きていることは90年代の合意を繰り返しているように見える。違いはサミット外交という点で、下の当局者レベルでやっていたものを金正恩委員長自らがトランプ大統領、習国家主席を巻き込んでやっているということに意味があり、うまくいく可能性が以前と比べて出てきている。
2018/05/13 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
<徹底解説・ニュースの焦点>米朝首脳会談・北朝鮮が明らかな日本外しか!?
2月、3月あたりから北朝鮮の日本批判が非常に増えている。それはトランプ大統領への名指し批判をやめ、韓国の政権に対する批判がなくなったからとも読み取れる。北朝鮮が自分で始めた核実験を自分でやめているだけだが、これについて能動的に北朝鮮自らが平和を作り出していると主張している。それに対して日本だけが応援してくれていないという不満が出てきている。
2018/05/13 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<徹底解説・ニュースの焦点>米朝首脳会談・北朝鮮が明らかな日本外しか!?
核実験場の廃棄の取材許可国の中に日本が入っておらず英国が入っている。フランスは入っていないが英国は核保有国ということで入っている。非核化のプロセスをやる際はIAEAでは不可能で、実際、核保有国の専門家が入らないといけない。ある意味、非核化に向けた布石といえる。
2018/05/13 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・後藤謙次
柳瀬答弁何を語った
総理秘書官が総理に人と会ったことを報告しないというのは考えられない。100人以上の総理秘書官を取材したが、主従であると同時に1日中一緒にいるファミリーのようなもの。公私を越えた様々なことで絶えず会話をしている。その中で主語がなくても通じ合うような阿吽の呼吸というものが必ずあるはずで、そこの部分が一番がてんがいかない。
2018/05/13 テレビ朝日[サンデーステーション]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
今までの動きで明らかになってきていることは、米国としては北朝鮮から満足のいく回答を引き出せないとしても、軍事行動を取れる余地というのが政治的に非常に少なくなってきているということ。韓国が米国を後ろから羽交い締めにするだろうし、そういう中で日本にだけ拉致問題が存在しているわけで、日本独自の考え方を貫いていくべき。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

静岡県立大学准教授・奥薗秀樹
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
北朝鮮は経済建設に総力を注ぎ込むんだということを打ち出している。北朝鮮から見た時の日本との関係の最大のインセンティブは、国交正常化に伴って堂々と経済支援を受けられるということであり、日本にとっては必ず出番が回ってくる。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
各国はポジション取りに一生懸命で、その中での影響力を誇示したいと思っている。だからこそ、習近平国家主席が金正恩委員長を呼びつけたり、さらにもう1回大連でやったり、北朝鮮を本当に動かしているのは中国だということを世界中にPRしている。トランプ大統領は自分の中間選挙が大事。いかにして米国国民にアピールをし、日本をいかに怒らせないで合意を成功と呼べるようなものにするかを考えていて、韓国は北朝鮮との和平、平和というものを千載一遇のチャンスだとみている。その中で日本が拉致問題も含めてどういう風に対応していくのかという、非常に難しい局面にこれから立つ可能性がある。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
これから中国との関係は圧倒的に大事。歴史問題と領土問題はあるが、特に習近平政権とは対話可能だと思う。これから日中韓という輪の中で1番強化する必要があるのは中国との関係。中国の方も習近平政権になっての経済が、主席に再任された去年の暮れをめがけて(金融を)緩めてそれを懸念した各国の投資が減ってきているし、日本のことが大事になってきていると思う。米国の保護主義に対して日中で協調しなければいけないという意識もあった。日中関係を改善する大きなチャンス。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

防衛大学校長・国分良成
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
中国を見てきた人間からすると共同声明の部分で、大きな変化があった。これまで『歴史をきちんと直視し』『歴史を鑑とし』という言葉がよく入っていたが、今回は『悠久の歴史』という風に入っていて、中国語で『過去の歴史』と書いてある。英語版は『ever lasting history(悠久の歴史)』と書いてあり、中国がそこまでして妥協したことは驚き。もう1つは胡錦濤が日本に来た時に約束したものの10年間全く沈黙していた東シナ海の共同開発を今回認めたこと。3、4年前から習近平の対日外交は変わってきているが、国内の権力闘争で反日だった江沢民を倒した瞬間から急に変わってきた。もう1つは日米同盟が非常に強いこと。元々は米国とさえ関係が良くなれば日本はそれについてくるというのが中国の議論だったが今、日本は外交を活発にやっている。日本ともちゃんと(外交を)やらなければいけないという気持ちが出てきている。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

大崎麻子
<風をよむ>~6月12日・米朝首脳会談~
イランの核合意から米国が離脱することで、核合意を順守し、核兵器を廃棄してもなんらかの形で体制を転覆されかねないというメッセージを米国が北朝鮮に送ってしまっている。国際秩序の在り方として、国際法を無視して経済力、軍事力で秩序を形成していくということに危うさを感じる。
2018/05/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
<風をよむ>~6月12日・米朝首脳会談~
明らかにイランが中東地域において強大な力を持ってきていて、第一次大戦後の大国の横暴という形で成り立ってきた中東の力学が、米国や欧州の衰退により変わってきた。アジアにおいても中国の強大化と強権化で変わってきており、我々は世界で起きている本質的な底流の変化をしっかり見ておく必要がある。北朝鮮というのは中国周辺国に過ぎない。
2018/05/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]

防衛大学校長・国分良成
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
中国と韓国の関係がTHAADをめぐってものすごい対決になった。韓流をストップするとか、ロッテデパートも閉鎖に追い込まれるとかいう形で中韓関係が非常に酷かった。これが特に米朝首脳会談が決まった瞬間から中国が一挙に動き出した。中韓が話ができるような関係になった。それくらい中国は焦っている。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
この3月頃から北朝鮮は社会主義を連呼していて、体制の引き締めに完全にかかっている。金正恩政権、金正恩体制をこれから何十年も永続的に温存させたいが、その体制を守る手段、抑止力として考えてきた核が今になって重荷になってきている可能性もある。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
金正恩委員長が本気かどうかは3つ位の点にかかっている。完全な形での検証に合意するかどうか。ミサイル開発計画の恒久的な放棄では現状を固定化して認めることになってしまうので意味がない。火星15とか今までに作ったいろいろな長距離ミサイルを解体する所まで進むかどうかが重要で、核についても既存の核兵器を廃棄するかどうかということ。おそらく金正恩はそこまではやらないのではないか。トランプ大統領に譲ったように見せないために、譲歩できる所は全て北朝鮮人民の前で明らかにしてきているが、ここから先譲る分に関しては、在韓米軍の縮小とかの反対給付を要求する可能性がある。交渉は一筋縄ではいかない。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
北朝鮮が4月20日に並進路線を取り下げたことに注目している。5年前から掲げていた経済建設と核武力建設を両建てでやるという路線を突然、この段階で勝利宣言を出して取り下げ、今後は経済に集中するとしている。これだけをもって北朝鮮が完全な核放棄を用意しているとは断言できないが、米朝首脳会談で大きな取引を用意して、その取引が成り立つなら北朝鮮が交渉によって応じたものではなく、自ら動かしたものなんだというポーズをすでに作りつつある。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫
6.12シンガポールで・米朝首脳会談の行方は
今世紀最大の政治ショー。うまくいくことを祈る。ここまで持ってきたのはトランプ大統領の予測不可能性。一番驚いたのは金正恩委員長その人。両者とも「この会談は成功だった」と言わざるを得ない。トランプ大統領は自分のパフォーマンスを最大限に見せる場面設定の天才的なうまさがある。金正恩委員長は米国からの軍事攻撃を避けるために場面設定を変える必要があった。両者の思惑が一致した。
2018/05/13 NHK総合[日曜討論]

寺島実郎
柳瀬元秘書官“面会”認める・中村愛媛県知事・会見で反論
内閣法を改正してまでも各官庁の人事をグリップした官邸主導政治の結末が、結局政治の矮小化という問題に延々と引き込まれている。国家戦略特区、1億総活躍社会、仰々しい時代主義的なキャッチフレーズが見えているが、国家戦略特区は10個決めたはずだがその後どうなったのか。そもそも産業の国際競争力を高めるために将来の日本人がそれで飯を食っていくような大きな構想力を持とうということで取り組んだはず。それが知り合いのプロジェエクトに光を当てて獣医学部を一つ新設することが国家戦略特区なのかということを我々は突き付けられている。この時代に生きている人間の賢さが今問われている。この5年間官邸主導政治という形でやってきたものについて日本人としてしっかりとした覚悟を決めて方向感を見せないといけない。総理秘書官が3回官邸で面談してくれるなどということは普通あり得ない話。
2018/05/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]

BS-TBS週刊報道LIFE・キャスター編集長・松原耕二
首脳会談で米朝の隔たりは?北朝鮮「拉致は解決済み」
北朝鮮との交渉経験がある日本の元外交官はテーマを絞らないと難しいと言っている。人権とかにも話をいろいろ広げてしまうとなかなか合意できなくなる。6か国協議もそれで失敗した。どれだけ絞り込めるかが最大の鍵となる。日本にとっては東アジアの外交を再構築するチャンスであり、長い目で見ると韓国にとっても北朝鮮問題を解決するには日本の経済力が必要で、歴史問題を横に置いて融和的になっている。中国も貿易摩擦で米国からものすごい圧力を受けていていることや、一帯一路構想にもお金が足りないので日本に接近している。日本にはチャンス。
2018/05/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]

拓殖大学大学院・武貞秀士特任教授(VTR)
首脳会談で米朝の隔たりは?北朝鮮「拉致は解決済み」
米国が把握している核関連施設、大量破壊兵器というリストの中に化学兵器・生物兵器関連も含めるだろうし、何年何月までに3000人から4000人の核兵器関連の開発技術者も北朝鮮の外に移住させてほしいというのをずらっと並べると思う。北朝鮮はこの要求を呑むことはできないだろう。
2018/05/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
首脳会談で米朝の隔たりは?北朝鮮「拉致は解決済み」
ボルトン補佐官が言っているように米国サイドはリビア方式を北朝鮮に当てはめようとしている。実はリビア方式という言葉こそ北朝鮮にとっては呪われた言葉であり、カダフィは核を放棄したからあのような悲惨な最後を遂げたのだという悪いモデルになっている。そのため北朝鮮は自国だけの核放棄だけでなく、朝鮮半島全体の段階的非核化というのをやたらと持ち出し始めている。
2018/05/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
首脳会談で米朝の隔たりは?北朝鮮「拉致は解決済み」
トランプが在韓米軍の縮小というのもひとつの選択肢としてあってもいいと言い始めている。この背後に中国の不気味な役割が見えてくる。朝鮮半島から米軍が少しでも引き下がるようなことになれば中国の影響力を朝鮮半島に最大化できるし、仮に米朝首脳会談がとん挫し、軍事衝突というような局面になっても中国に頼らざるを得ない北朝鮮ということで、北朝鮮への影響力を最大化できる。中国の両面をにらんだしたたかな存在感が朝鮮半島で高まっている。
2018/05/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]

読売新聞特別編集委員・橋本五郎
拉致問題解決は…どうなる日朝首脳会談
基本的に米国の3人の解放と日本の拉致問題は徹底的に違う。米国人の拘束は最初からカードにするつもりで行ったのだが、日本人の拉致は水面下の犯罪として秘密裡に行われた。しかも前の政権での話であり、この辺りに難しさがある。
2018/05/12 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

神田外語大学・興梠一郎教授(VTR)
米朝“非核化に隔たり”日中韓でも“温度差”
北朝鮮の経済をどうやって立て直すかとなった時、日本の援助が非常に重要になってくる。韓国だけでは支えきれず、かといって中国が支えられるかと言うと国内経済に結構問題を抱えているため、日本が出ない限り難しい。
2018/05/12 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

神田外語大学・興梠一郎教授(VTR)
米朝会談まで1か月・なぜ?中朝が急接近
米朝会談を控え最近、米国がかなり北朝鮮に対するハードルをあげている。大量破壊兵器を廃棄しろとか、人権問題などもついている。北朝鮮はかなりのプレッシャーを感じている。北朝鮮としても中国を使って米国と有利な交渉をやろうとしている。中国としても米朝関係が自国の頭越しに進んでいるのを見て何とか挽回しなくてはいけないと焦っている。
2018/05/12 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

星浩キャスター
米朝会談はシンガポールで・日米こだわる“CVID”
安倍総理の外交指南役である谷内安全保障局長が最近、米国・ボルトン大統領補佐官と会っているが、そこでもCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄)路線で行こうということが確認された。CVIDは具体的には目に見える形で国際機関が施設を査察し、非核化にもっていこうというアイデアであり、北朝鮮にとっては相当高いハードルとなる。北朝鮮の作戦としてはCVIDを将来的には受け入れることに変わりはないが、その過程で体制保証とか、制裁の解除をしろという要求をしてくる可能性がある。米国は曖昧な合意では経済制裁の解除には応じられないという立場で、その折り合いがどこでつけるのかという点がポイントとなる。
2018/05/11 TBSテレビ[NEWS23]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
北朝鮮「非核化」めぐる攻防・米国と北朝鮮の思惑は
米国側はCVID(完全に検証可能な形で核を放棄すべき)と言っており、まずは核の放棄ありきという姿勢。一方の金正恩委員長は中朝首脳会談の中で、段階的に制裁を緩めながらやっていけば最終的には朝鮮半島の非核化は解決できるだろうと言っているだけ。北朝鮮の非核化に向けての足取りについては何も語っておらず、ここのところがまったく主張が隔たっている。6月12日までの間にどのような実務者交渉をやっても簡単に歩みよれるようにはとてもみえない。
2018/05/11 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
北朝鮮「非核化」めぐる攻防・米国と北朝鮮の思惑は
金正恩委員長はあの超大国、米国の大統領をテーブルの向こうに座らせて丁々発止という以上に威信を高める方法はない。(米朝首脳会談は)金正恩委員長にはおつりがくるほど。
2018/05/11 BSフジ[プライムニュース]

拓殖大学大学院特任教授・武貞秀士
北朝鮮「非核化」めぐる攻防・米国と北朝鮮の思惑は
ポンペオ氏や他のスタッフは北朝鮮と接触している過程で具体的な要求をすることになるのでCVIDの覚悟はしてほしいと北朝鮮に既に伝えている。そのほとんどを北朝鮮は段階的に相互主義に基づいて行うということではねつけている。北朝鮮は核兵器の放棄につながる約束はできるだけ減らしたいと考え、そのために大連で習主席に金正恩は会い、足並みをそろえて北の立場をしっかりと支持するという言質まで中国から取ってみせた。
2018/05/11 BSフジ[プライムニュース]

軍事ジャーナリスト・黒井文太郎
米朝会談・6月12日シンガポールで・「非核化」めぐる米朝の思惑
米朝の具体的なやりとりがどこまであるのかは両国とも秘匿しているのでわからない。細かい話というのは実は韓国大統領府周辺、もしくは情報機関周辺からメディアリークという形で流れていて、あまりあてにはならない。
2018/05/11 TBSテレビ[ゴゴスマ~GOGO!Smile!~]

共同通信元平壌支局長・磐村和哉(VTR)
米朝の思惑は?解放米国人・未明の帰国にトランプ
今回の北朝鮮による米国人3人の解放劇の狙いは人権問題にある。このタイミングで3人を帰すことで首脳会談の場で人権問題を持ち出させないようにするという側面があり、北朝鮮としては首脳会談を前にして米国に「人権問題はもう取り上げるな」と、必要性はもうなくなっただろうというメッセージを投げかける予防的措置ともいえる。
2018/05/10 フジテレビ[FNNプライムニュース α]

慶應義塾大学大学院教授・岸博幸
速報・北朝鮮が拘束の米国人解放・まもなくトランプ大統領が出迎え
実際、(日本の経済協力として北朝鮮に)まことしやかに6兆円とかいろいろな数字も出始めている。
2018/05/10 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

ジャーナリスト・辺真一
速報・北朝鮮が拘束の米国人解放・まもなくトランプ大統領が出迎え
北朝鮮にとって経済再建のため、国民生活向上のための最大のカンフル剤は戦後賠償という名による経済協力を日本に求めている。
2018/05/10 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

読売テレビ解説委員・春川正明
速報・北朝鮮が拘束の米国人解放・まもなくトランプ大統領が出迎え
安倍総理はこれまで日朝平壌宣言という話はあまりしてこなかったが、ここにきて急に日朝平壌宣言と言い始めた。韓国だけでは難しいので日本にも経済支援をしてもらって、その時に拉致問題も一緒に解決しましょうということを日本のシグナルとして送っている。
2018/05/10 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

毎日新聞部長委員・鈴木琢磨
日中韓首脳会談・共同記者発表はじまる
今日は北朝鮮にとっては最も長い1日になっているはず。ポンペイオ・金正恩会談という今日の会談がおそらく事実上の米朝首脳会談の最後の直談判となる。ポンペイオは米国メディアも連れて行っているが、これが非常に気になる。
2018/05/09 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
北朝鮮が、10年以上任期がある習近平国家主席を後ろ盾につけるということは、核査察の問題も含めて長期化していくことを前提にしたある種したたかな外交を展開しているということ。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・平井久志
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
金委員長はまだ30代の前半でこの6年で国内の権力をようやく固めたばかり。彼にとっての脅威は外部からのもので、これをまず取り除き、次に人民生活の向上、経済を何とかする。そういうプロセスを考えていくと、北朝鮮がリビアのように最初から非核化をやり、その後で米国に何かをしてくださいと出てくると考えるのは甘い。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・平井久志
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
北朝鮮にとって一番深刻なのは人権問題。今の政権のあり方そのものが問われていく。現在の体制は基本的人権を犠牲にした独裁体制であり、本当に人権問題を突き付けていけば米国はそんな政権と本当に交渉するのかという問題に突き当たる。人権問題のアベレージが高くなれば米国内ではそういう声が出てくることが予想され、国際社会にもそういう動きがある。そうなることが北朝鮮にとっては非常に困ること。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

拓殖大学教授・富坂聰
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
北朝鮮は米国寄りにシフトする可能性がある。北朝鮮がこれから目指すべき方向を考えると体制保障、経済発展、統一全部を提供できるのは米国しかない。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社客員論説委員・平井久志
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
北朝鮮にとってもっとも都合が悪いのは米中が仲良くなること。北朝鮮は中国と米国を天秤にかけながら最大限の利益を確保しようとしている。これはかって中国とソ連の間でやった外交手法で、今も生きている。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
米国からの経済援助プラス日本からの経済援助・インフラの整備を考えた時には、どんなことがあっても中国は外せない。中国の今の黒字は43兆円、韓国は13兆円、日本は3兆円。いくら日本が経済援助で復興するといってもその支援の規模というのは中国が最大のカードであるということは間違いない。北朝鮮は相当したたかな駆け引きをしている。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・平井久志
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
北朝鮮もまさか米国・トランプ大統領が米朝首脳会談をOKすると思っていなかった。予備会談もなく首脳会談に応じる大統領は普通はいないが、それがOKになってしまい、北朝鮮は慌てた。米国との交渉をどうすれば優位に立てるか考えた場合、やはり中国との関係を修復しておかなければならないと考えた。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・富坂聰
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
朝鮮戦争終結には中国の出席が必要。自分の主導の下で中国にテーブルに着かせる状況を作りたかった。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・富坂聰
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
金正恩、習近平になってから米朝関係は一段と悪くなった。ずっと通底している問題で、例えばソビエト連邦時代の中ソ、ベトナムとの中越、ほとんど戦争している。そういう意味でいうと同じイデオロギーのもとにあっても全然あてにならない。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・平井久志
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
貿易の9割は中国である北朝鮮は経済を中国に握られていて、中国の経済的影響下にあるが、政治的にはそういう関係ではない。そういう意味で警戒の対象となっているとの遺訓を金正日総書記は出した。それは本音。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・富坂聰
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
中国が米朝会談を設定しようとしたが、北朝鮮は見向きもしなかった。文大統領に新しいテーブルを用意され、そっちに持っていかれてしまった。南北で用意しているテーブルに中国がいないかもしれない。全人代前まで中国は北朝鮮から中国はずしを本格的にやられているのではないかということを心配していた。そもそも北朝鮮は米国よりも中国を警戒している部分があり、中朝の血の同盟などというのは90年代の初めぐらいまでの話。せいぜい利用し合う関係ぐらいでしかない。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・平井久志
<徹底解説・ニュースの焦点>南北融和・米朝首脳会談の行方は
中国と北朝鮮の関係は非常に長い歴史があり、その時その時の情勢に応じて良くなったり悪くなったりしている。今米朝会談を控えているのでお互いが相手を必要としていて、そのために金正恩委員長が中国を訪問し、急速に関係を修復した。ただ、両国は腹の底では仲が悪い。「3者または4者」と宣言に入ったのは2007年にノムヒョン大統領と金正日総書記の間で「3者または4者」という表現のみで国名は入っていなかったが今回、はっきりと書かれたので余計中国は焦っている。
2018/05/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

慶應義塾大学・礒崎敦仁准教授(VTR)
<風をよむ>~朝鮮半島の今後~
お互いの不信感というのは南北とドイツとでは全然違う。東ドイツと西ドイツは戦争していない。南北は実際に戦争をして何百万人もなくなった。分断されている期間も全然違う。今年で70周年になり、それは非常に慎重にやらざるをえない。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
<風をよむ>~朝鮮半島の今後~
朝鮮半島の歴史というのは大国の動きに翻弄されてきた。今回、南北首脳が主役で、大国である米国、中国、ロシアがそれに追随している。それが本当に根付くのかどうか。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

福山大学客員教授・田中秀征
<風をよむ>~朝鮮半島の今後~
南北が一緒になれば大国になる。北には相当な資源が埋蔵されている。軍事力、経済力でも大国。人口も日本に近づいてくる。大国が日本のすぐ近くにもうひとつできるんだと考えた方がいい。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
「イラン核合意」米国の離脱は?緊張高まるイスラエルとイラン
イスラエルとサウジとトランプ大統領がイラン核合意に反対している。これを破棄した場合、もっといい話というのはないし、イランは絶対に再交渉には応じないと言っている。今回は国際社会全体がイランがちゃんと合意を守っているので今のままでいいと言っている。北朝鮮との関連もあるので余計話が難しくなっている。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

ジャーナリスト・元共同通信ソウル特派員・青木理
“加計”“森友”“憲法”などどうなる?空転国会
不思議なことに官僚の記憶というのは調整したり、方針を固めると蘇ってくるのかもしれない。整合性をとるために愛媛県とか今治市ではなく、加計学園の関係者と会ったというのならば整合性が取れるというが、加計ありきでそっちの方がよほど問題。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
拘束米国人3人解放へ?トランプ大統領・熱を帯びた演説
トランプ大統領の関心は非核化というよりかはむしろ朝鮮戦争を終わらせることにある。だから南北首脳会談もどんどんやれと言っている。戦争を終わらせるのなら象徴的な場所として板門店がいいと考えている。本来、非核化はちゃんと道筋をつけて平和協定に持っていき戦争を終わらせるべきだが、これを同時並行的にやろうとしている。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

ジャーナリスト・元共同通信ソウル特派員・青木理
拘束米国人3人解放へ?トランプ大統領・熱を帯びた演説
リビア方式というのはそう簡単な話ではない。核放棄と簡単に言うが、今の北朝鮮の状況は事実上の核保有国になっている。検証して除去をして、その後さらにまた検証してやっていくという作業だけでもおそらく数年単位かかる。どこかの段階で段階的同時的措置というのが必要になってくる。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

福山大学客員教授・田中秀征
拘束米国人3人解放へ?トランプ大統領・熱を帯びた演説
トランプ大統領は板門店で米国人3人を連れてトランプ大統領が歩いてくるとかの演出まで考えているのではないか。問題はリビア方式でいけるのかどうかということ。ちょっと話が曲がった場合にはトランプ大統領は不機嫌になるかもしれない。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

東京大学大学院教授・西崎文子
拘束米国人3人解放へ?トランプ大統領・熱を帯びた演説
ボルトン氏は非常に挑発的な人で、わざわざリビア方式を出してきた。これはかなり北朝鮮に対して強く出るということを示している。トランプ大統領とボルトン氏の間では擦り合わせがうまくできていない。トランプ大統領は中間選挙もあるしノーベル賞などということも言われていて自分の会談の成果にとらわれていて有頂天になっているが先行きはかなり不透明。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

ジャーナリスト・元共同通信ソウル特派員・青木理
拘束米国人3人解放へ?トランプ大統領・熱を帯びた演説
朝鮮半島が変わったなと思うのは、2000年に金大中大統領が南北首脳会談をやった後ブッシュ政権になり米国と韓国の動きが分離してしまった。今回、文政権とトランプ大統領は一応同じ方向に向かって動いているので、おそらく米朝首脳会談ではなんらかの成果が出るだろう。北朝鮮は米朝首脳会談をやるだけで大成果となるが、トランプ政権側のはしゃぎぶりを見ていると国内に成果がない中で米朝首脳会談を成果にしたいと思っているようにも見え、実はあまり内容がないのに成功したと言っている米朝首脳会談になる可能性がある。そうなってくると日本が心配。
2018/05/06 TBSテレビ[サンデーモーニング]

パックン

民主主義国家で支持率がこんなに高い水準になることはめったにない。
2018/05/06 フジテレビ[報道プライムサンデー]

佐々木キャスター

文在寅大統領の支持率が83%になっている。やりたいことを実現する基盤は整っている。
2018/05/06 フジテレビ[報道プライムサンデー]

評論家・宮崎哲弥
<週刊パックン“かみつきNEWS”>南北接近で日本に何が?
日中韓首脳会談が9日に開かれるが、この3か国には北朝鮮、経済という共通の課題があり、特にトランプ政権の通商政策に対してどういう風に対処していくかといった課題がある。そう簡単に3国の溝が広がることにはならない。
2018/05/06 フジテレビ[報道プライムサンデー]

ナクソンデ経済研究所・リウヨン(VTR)
<週刊パックン“かみつきNEWS”>「水かけ姫」背景に南北接近
文大統領の人気が高まっている。文大統領の公約は財閥改革で、そうした力が(財閥のパワハラ)追及に拍車をかけている。
2018/05/06 フジテレビ[報道プライムサンデー]

早稲田大学・中林美恵子教授
<朝刊LIVE!!>米韓首脳22日会談へ・在韓米軍縮小は?
ニューヨークタイムズなど米国の新聞が実は在韓米軍を縮小してもいいのではないかということをトランプ大統領が検討し始めていると報じた。さらに韓国の安全保障にかかわるトップの人間がフォーリンアフェアーズという雑誌に在韓米軍縮小の記事を書いた。この話がどんどん大きくなって世界中をまわっている。これは打ち消さないと大変なことになるということでボルトン大統領補佐官を使って今、打ち消している。
2018/05/06 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]

東京国際大学国際戦略研究所・伊豆見元教授(VTR)
米朝首脳会談・いつ?どこで?
板門店の南側にいけば金正恩党委員長の安全の保障を韓国だけでなく米軍も行うため、米国にとっても北朝鮮にとっても板門店が一番いい選択となる。
2018/05/06 TBSテレビ[ニュースバード]

明治大学准教授・飯田泰之
スルガ銀行・大幅損失を計上へ
銀行にとって都道府県という枠組み自体があまり意味を持たなくなっている。かってであれば隣の県は遠い存在だったが、今であれば電車ですぐ行ける。地域を超えた融資が普通になってきている。金融行政もそれに合わせてその県で地銀が一行になったから独占とかいう時代ではもう、ない。
2018/05/05 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

法政大学教授・萩谷順
スルガ銀行・大幅損失を計上へ
前門の虎はゼロ金利政策、マイナス金利、後門の虎にはゆうちょ銀行というものすごいのがいる。これはやがて地方銀行だけの問題ではなくなってくる。都市銀行、メガバンクでも同じような現象がすでに起き始めており、今年はメガバンクの採用が激減したことからもわかる。学生の就職活動ランキングでもメガバンクがどっと落ちている。
2018/05/05 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

明治大学准教授・飯田泰之
TPP11をどうみる?
ここまでいろいろな国が入りこんで多国間協定を作ってしまうと、ある意味TPPがデファクトスタンダードになってしまう。これからの多国間協定はTPPのルールに何かを足したり引いたりするという交渉事になってくる。なかなか各国のプロセスが心配で、TPPがデファクトスタンダードであることをもっと日本はもっと広めていかないといけない。元祖自由貿易の国・英国がブレグジットで、米国はトランプ大統領で自由貿易の世界維持から一歩ひき始めているので、ここでリーダーシップを取れるのは日本となる。
2018/05/05 BSジャパ ン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

東京財団政策研究所主席研究員・柯隆
ハイテク摩擦は解消できる?
中国の成長を米国、日本、欧州は止められない。習近平国家主席は憲法を改正し、終身的にずっとやっていけるようにした。トランプ大統領は長くても6年しかない。習近平国家主席は今がんばって耐えていければ自分に有利になると考えている。
2018/05/05 BSジャパ ン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

中田宏
最新・開催地と日程「決定」本命の板門店か?
2005年に北朝鮮がかなり軟化をして非核化を約束して査察を受け入れるとなったあの時も、平和協定がない限りは敵対国なので手の内は明かせないというのが北朝鮮のスタンスだった。その意味ではまだまだ北朝鮮は信用できない。
2018/05/05 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

龍谷大学教授・李相哲
最新・開催地と日程「決定」本命の板門店か?
唯一残っている冷戦を自分が終わらせるんだという意味では(板門店で米朝首脳会談を行うのは)非常に意味がある。
2018/05/05 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

フィナンシャルタイムズ・ピータースピーゲル・ニュースエディター
米欧・貿易摩擦へ発展?
まず米国と欧州は共に中国に鉄鋼業界を破壊されたと感じている。特にイタリア、オランダ、ドイツなどは中国の安価で大量の鉄鋼・アルミの市場投入により大きな打撃を受けた。そのため米国と欧州は中国への対応で見解を一致させることは十分に可能なはずだったが、トランプ政権は意見を合わせる気がなく、欧州に対し、自動車貿易で戦う意思を鮮明にしている。
2018/05/04 BSジャパン[日経プラス10]

中部大学特任教授・細川昌彦
「新・日米経済摩擦」どうなる?鉄鋼・自動車・牛肉
この4、5年でデジタルの世界が急速に進化しており、中国で保護主義の動きが加速している。この分野で日本が先頭に立ち米国やヨーロッパと一緒に新しいルールを作っていって対中の対策を講じていくことになる。TPPを超える部分のルールを日米で一緒になって作っていくというのも大切なポイント。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

第一生命経済研究所主席エコノミスト・西濱徹
「新・日米経済摩擦」新貿易協議の認識の違い
米国側もこれから態度が厳しくなることが予想される。ただ、日本はTPP11など交渉をまとめてきた実績がある。正攻法で議論していけばいい。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

自民党外交部会長・参議院議員・阿達雅志
「新・日米経済摩擦」新貿易協議の認識の違い
TPP11の前提は米国がいずれTPPに戻ってくるということ。それまでに米国に関連する条項を凍結するという構成になっている。日本としてはTPP11を進めることが大前提。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

中部大学特任教授・細川昌彦
通商を巡る日米首脳会談のポイント・通商交渉の課題と今後
トランプ大統領は、中間選挙前に日本からいただけるものはいただくということをやっているだけ。ゲーム感覚なので、日本側も“情の世界”ではない対応をすべき。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

中部大学特任教授・細川昌彦
「新日米経済摩擦」通商交渉の課題と今後
中国はいまたぶん様子見で相手の出方を見ている。中間選挙までどういう成果を出そうか、米国のほうに焦りがある。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

第一生命経済研究所主席エコノミスト・西濱徹
「新日米経済摩擦」通商交渉の課題と今後
米中貿易戦争を行ったところで勝者はおらず、全面的に発動されれば中国経済にとって相当の痛手となり、国内経済にも悪影響を及ぼす。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
日中首脳が初の電話会談・北朝鮮の非核化・制裁は
日朝首脳会談実現の可能性はあると思う。ただ時期と何を話すかのタイミングが重要。米朝がおかしくなってくれば、日朝や他の方法で挽回しようとするだろう。その時は一つのチャンスになる。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
日中首脳が初の電話会談・北朝鮮の非核化・制裁は
中国はいま必死で主導権を握り返そうとしている。休戦協定にサインしているのは朝鮮国連軍と北朝鮮の人民軍と中国義勇軍。強い危機感が中国にある。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
日中首脳が初の電話会談・安倍首相が会見
中国は本来は6者協議をやって全ての情報が北京を通るメカニズムを作って解決、もしくは現状維持をしようとしてきた。中国には南北主導でものが動き始めたことについて非常な焦りがあった。
2018/05/04 BSフジ[プライムニュース]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中朝せめぎ合い!?日本の活路は…
(2002年に金正日が中国外しで特別行政区を創ろうとした時と小泉訪朝とは)時期的に完璧に一致する。小泉訪朝は2002年の9月で新義州特区がたち上がったのは2002年10月。10月に特区をたち上げる前にすでに金正日の頭の中には日本および欧米に対して門戸を開くのであって中国が中心になるのではないということを決意していたということになる。今般の三者協議という金正恩の提案は2002年の小泉訪朝によって拉致問題の一部を小泉さんが解決したのと同じくらいの効果を日本に与えた。日本にそのような絶大なチャンスを与えて日本に対して今度ほほ笑み外交を始めるという意味。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中朝せめぎ合い!?日本の活路は…
習主席がなぜ突然、日本に対してほほ笑み外交を始めるようになったのかというと、ひとつは3者会談。これによって中国が外されようとしている。だから日本ににこにこして日本も巻き込もうとしている。もうひとつは米中の貿易摩擦。米中が仲が悪くなったときには中国は必ず日本にほほ笑む。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・末延吉正
中朝せめぎ合い!?日本の活路は…
安倍さんはその辺りはよく見ているわけで、今日夕方の電話でも「北朝鮮にいいようにふりまわされないようにすること、米国カードも中国カードも使えるようにする」というのが非常に重要なポイントだった。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

番組アナウンサー
中国外相が訪朝“蜜月”の裏でせめぎ合いか
2002年北朝鮮と中国の国境北朝鮮側の新義州という場所で、中国がもともと言い出して特別行政区を作ろうという話が出ていた。一国二制度・香港のようなものを目指そうという話で通貨は米国ドルを採用し、ポイントは中国以外の欧米諸国を呼び込むための特区だということで中国が言い出した話なのにこういう話になっている。しかも楊斌初代長官はオランダ籍中国人実業家でこの人選もどうやら北朝鮮が決めたよう。この人を決めたタイミングで、中国に贈収賄などで逮捕され、この計画は頓挫したという過去があった。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国外相が訪朝“蜜月”の裏でせめぎ合いか
中国といかなる相談もなしにオランダ籍の中国人を特区の長官に据えてしまった。中国が中心にならないように日本や欧米諸国がこの特区に入るような形で作ったということが中国の逆鱗に触れ、頓挫してしまった形。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国外相が訪朝“蜜月”の裏でせめぎ合いか
中国を外すことは中国を焦らせることになるが、北朝鮮に(中国が)そんなことは許さないと言いに行くことを計算の上でやっている。王毅外相は朝鮮半島に3者ではなく4者にしろと言いに行った。金正恩には4者にする代わりに経済協力において譲歩してほしいと、中国から譲歩を引き出し、中国に貸しを与えることで、うまく立ち回れるようにしたいという思惑がある。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・末延吉正
中国外相が訪朝“蜜月”の裏でせめぎ合いか
最近伝えられているのは、金正恩は左に振ろうと思っている時には思い切り右に振っておいて、去年までは暴君のようにいつでもミサイルを撃ち込む用意があるかのように作っておいて、1月5日のスピーチから一気に対話に持っていった。日本なんか関係ないと言っておきながら、最近になると日本との首脳会談もあるよというふうに振ってくる。中国と日本とに挟まれた中で朝鮮半島で生きてきた朝鮮民族の持つDNA、したたかさやある意味、弱者の恫喝を含めた外交の上手さというものを改めて感じる。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国外相が訪朝“蜜月”の裏でせめぎ合いか
なぜ金正恩がそんなこと(三者会談もありうる)を言ったということを断言できるのかと言えば、2007年のノムヒョン、金正日との南北首脳会談の時にも三者会談という提案があったが、その時に 金正日が実は三者会談と言い出したということを3月29日に韓国の政府筋が明らかにした。金正恩が父親である金正日のやり方を踏襲したという意味で今般も同じようなことを金正恩が言ったとほとんど断定できる。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国外相が訪朝“蜜月”の裏でせめぎ合いか
中国からすれば休戦協定に署名した当事国であり一番多くの兵隊を出しており考えられない。韓国は4月29日に「2007年の南北首脳会談で三者と言い出したのは金正日であり、私は無実です」ということを示唆した。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国外相が訪朝“蜜月”の裏でせめぎ合いか
北朝鮮は中朝蜜月を見せつけることで軍事的に北朝鮮の後ろ盾に中国がいるということを米国に見せて米国をけん制し、米朝首脳会談を北朝鮮に有利に運ぶようにする一方で、「三者会談もありうるんだ」「中国はずしもありうるんだ」ということを言った。これは何を目的に言ったのかといえば経済的に中国に呑み込まれないようにするというのが北朝鮮のしたたかな思惑。
2018/05/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

水野倫之解説委員
あいまいさ残るエネルギー基本計画見直し
原子力では2030年の目標達成には原発30基の再稼働が必要となるが、福島第一原発事故以降、現状は7基しかない。基準強化で安全対策費がかかり、不採算で廃炉を余儀なくされるケースもある。裁判所による運転停止命令も続き、7基のうちで伊方原発は現在停止を余儀なくされている。世論調査でも原発再稼働に反対する声は根強く、原発は先が読めない電源となってきている。目標達成ができなければ、火力発電で補うことになるが火力が増えるとCO2排出が増え日本の削減目標が達成できなくなるおそれもある。
2018/05/01 NHK総合[時論公論]

水野倫之解説委員
あいまいさ残るエネルギー基本計画見直し
日本で再エネ導入が足踏み状態なのは、太陽光パネルや風車設置に適した広い土地が少なく建設コストが高いなどの課題があるが、大きなネックのひとつに送電線に接続できない問題がある。回線容量の半分は緊急用に確保されており、空き容量がほとんどないとされている。すべての発電所が同時にフル稼働するのは現実的ではなく、経済産業省は送電線運用ルールの見直し検討を始めている。
2018/05/01 NHK総合[時論公論]

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