【あの一言】
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日経ビジネス編集委員・山川龍雄 国の財政はどこまで逼迫している? 財政を健全化しなくてはいけないという理屈はわかるが、今日本の財政が非常に逼迫しているかのように煽られている。それではなんで有事の円買いということになるか説明がつかない。市場も実は大丈夫と思っている。日本の財政に対する安心感というのがあるからそうなっているとしか考えられない。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]
日経ビジネス編集委員・山川龍雄 国民が苦しむ増税? 財務省の目標設定からいけば今回なんとか達成したのかもしれないが、こんな時に医者の技術料を上げるという選択になった。政治が医師会の方に顔が向いているということもあるのかもしれないが、増税をこれだけ頑張るのであれば歳出削減をもうちょっと頑張ってもらってもいいはず。それがむしろセットなのではないか。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]
元自衛艦隊指令官・香田洋二 北朝鮮からの漂着船・工作船の可能性 中国が一番構えているのは北朝鮮からの難民。海から難民が来る可能性もいくばくかはある。そこは救助する必要はあるが、その際にどれが難民でどれが遭難漁民で、どれがわからない人かを明確にしておかないと危ない。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]
元自衛官隊司令官・香田洋二 平昌五輪の安全性は!? 米国は冷戦後、大きな戦争を3回やっている。それは1991年の湾岸戦争、2001年のアフガン戦争、2003年のイラク戦争。これらは地上戦を伴った戦争となった。その前に航空作戦が行われた。湾岸戦争とイラク戦争については事前に情報収集をして航空作戦を組み合わせて、初動の数日間の間に世界から恐れられていた革命防衛隊を一気に無力化した。米国の戦い方は航空作戦をいかに有効的に使うかということで、今回北朝鮮とやるとなれば地上作戦はやらない、38度線は越えずに航空作戦だけでソウルを火の海にするという砲兵部隊、日本と韓国を撃つという中距離ミサイル部隊、防空システムを一気に無力化するだろう。多少の撃ち漏らしはあるかもしれないが、ソウルは火の海にならないで済む。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]
東海大学教授・金慶珠 緊張する米朝・軍事衝突の可能性は? 問題なの北朝鮮が核を持っていることではない。例えば米国、ロシアは言うまでもないが中国も核を持っている。問題は廃棄まではできないにしても、これをどのように(国際社会が)安定的に管理できるかということにかかっていて、それはそれで手の打ちようがあるはず。インドやパキスタンがいい例で、あの国々はNPTに違反し、長い間経済制裁を受けてきたが、時代は変わり米国は今ではインドもパキスタンもそれなりに認めている。そういうふうにもっていった方が、数百万人の犠牲を出して核を取り除くという選択よりははるかにまし。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]
元自衛官隊司令官・香田洋二 緊張する米朝・軍事衝突の可能性は? 米朝軍事衝突の可能性は80%ある。北の核と弾道弾は単に米国というよりも人類社会全体に対する挑戦。北朝鮮の核を認めてしまうとイランとか、南米の多くの国、中東の国に、一気に核が広がってしまう。止めるとすれば今しかない。米国は来年の夏ぐらいまでの間に軍事攻撃する可能性がある。昨年の夏ぐらいからすでに情報戦に入っていて、相当高い確率で米国は北朝鮮のどこに何があるまでわかっている。数パーセントの漏れはあるかもしれないが、それが米国が確信をもった時、攻撃するかもしれないということは考えておいた方がよい。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]
軍事アナリスト・西村金一 緊張する米朝・軍事衝突の可能性は? 今、北朝鮮は制裁で厳しい状況になっているとみている。米国は攻撃をするかもしれない。米国が先制攻撃をする前に北朝鮮側からやり始めるのではないかという思いもある。平昌五輪の会場は北朝鮮の国境から90キロしか離れていないから、平昌五輪に北朝鮮は参加するかどうかはわからないし、米国もわからない。他の国も参加しないかもしれない。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]
寺島実郎 習近平政権の一年 現地に行って感じたのは香港に習近平のグリップがどんどんきいてきていること。台湾へのスタンスも軍事的に統合しようという話でなく明らかに締め上げてきている。台湾が外交関係を持っている国というのが、わずか20か国になってしまった。北朝鮮より少ない。それも小さな南太平洋の島とかに大使館を置くような展開になっている。この先中国は札びらでほっぺたを叩くような勢いで引きはがしにかかっている。台湾はますます緊張感をもって中国と向き合わないといけなくなってきている。特に2018年は大変なことになるのではないか。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]
笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄 トランプ政権の一年 トランプ政権の特長のひとつに民主化にこだわらないということがある。世界に民主化をふりまくなどというようなことはしたくない。そういう意味では習近平にとってはやりやすい相手。中国との関係は実利的なもので合意できるものは合意し、できないものはしない。ディールはできると思っている。ただし中国に対する警戒感はものすごく強い。国家安全保障戦略にしても従来ブッシュ政権が一番強いことを言っていた政権だが、それでも中国を直接名指しすることはなかった。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]
笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄 トランプ政権の一年 2018年はロシアゲートの調査が進みトランプにとっては大変な年になる。自分の財務状況が個人から会社、クシュナーの会社までの調べが入る。これがレッドラインといわれている。そこまでいくと大統領が強権を発動するのではないかといわれている。下手をすると、トランプの借金に中国なりロシアなりの影がちらつく可能性もある。ロシアや中国はトランプは一見やりやすい相手だと思っていたが、それゆえにトランプはあまり柔らかくも出れないというひねくれた構造になっている。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]
富士通総研主席研究員・柯隆 習近平政権の一年 北京は間違いなく台湾を併合しようとしている。もうすでに射程距離に入っている。問題はそのやり方。ミサイルをぶち込んで壊すのではなく、香港を返還してもらった時よりもはるかに緩い1国2制度を提示し、それを台湾に呑んでもらおうとしている。台湾の経済について言うと完全に大陸に依存していて、ほぼすべての台湾の有力企業は中国に工場を持っている。ホンハイなどは中国の工場をなくしたらもう会社自体がつぶれてしまう。経済を中国に完全に依存している。エリートの若者は日本や米国に留学していて、台湾の空洞化が進んでいる。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]
笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄 トランプ政権の一年 彼は1度説得されてやめたことでも、また持ち出す。落ち着いているとみられていた他の問題でもまた蒸し返される可能性もある。先日、トランプが中国に行き一時的に中国が安心していても、トレードとか知的所有権とか再び中国にとって厳しい話を持ち出す可能性がある。エルサレム問題に関して明らかなのは米国国内向けということ。アラバマの補選でキリスト教右派の候補が本人のセクハラ問題で苦戦したが、それを助けるためでもあった。また、来年11月の中間選挙のためでもある。さらにはトランプには大きなユダヤ系の支持者達がいて、その中にはエルサレムに首都を移すべきとの人がいっぱいいる。それによって米国の外交官や米国人が、世界的にリスクにさらされているということをあまりまじめに考えていない。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]
笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄 トランプ政権の一年 これから怖いのはじわじわと米国の体力が弱ってくること。米国のソフトパワーという魅力がどんどんなくなってきている。国際的な秩序への信頼がどんどん失われ、みんなが信頼していたニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどのクオリティペーパーをみんなが信用しなくなってしまった。代わりにトランプが信頼を置いているニュースはどうかと言えば、もっと信頼は置けずに世界ががたがたしてきた印象。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]
富士通総研主席研究員・柯隆 トランプ政権の一年 中国にとっては結果的にイデオロギーを全面的に打ち出すヒラリーでなく、トランプになってくれてよかった。中国とトランプ大統領との間にはキッシンジャーというもともと米中関係の仲人をしてくれた存在もあり、中国人もディールが好きな民族なので相性がいい。台湾の問題や南シナ海、東シナ海の問題もうまく避けてくれ、中国をいじめなかった。習近平からするとほっとした1年だった。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]
ものづくり・イノベーション担当・片岡利文 <探れ!解決のヒント・第3部・日本の流儀>企業不祥事・根底には 現場に近い所で働く人たちの士気の低下と会社に対する忠誠心の低下はすごい。ここ20年リストラベースで経営、人件費を削減したコストダウンを強いられてきた。加えてコンプライアンスも突きつけられると、企業内組織、組織内組織を守ることを強いられる。責任転嫁のバケツリレーが起こる。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
社会保障・雇用担当・竹田忠 <探れ!解決のヒント・第3部・日本の流儀>企業不祥事・根底には 日本の安全性、品質を支えてきたのは強い現場力、これが頼れなくなってきている。同じ品質の製品をもっと安く中国や韓国がどんどん作ってくる。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・政治担当・伊藤雅之 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に 米国と北朝鮮が対話の機運が盛り上がってくるということは、日本抜きという展開にもなりかねない。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・中国担当・加藤青延 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に なぜ6か国協議が始まったのかといえば、北朝鮮はこっちの国と関係が悪くなればこんどは別の国と結ぶという具合にあちこちと握るので、全員で囲まないと圧力をかけられないのというところから始まった。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・ロシア担当・石川一洋 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に 長年にわたる蓄積というのもあるが、ここ数年の北朝鮮の技術的進歩は目覚ましい。例えば固形燃料のロケットを作れるようになったことは信じられない。そこに外国からの支援があるのかどうか、こういう部分の穴を埋めていく努力が必要で、それが実質的な圧力になる。どういう部品を使っているのかを調べそういうものをひとつひとつ止めていく国際的努力が必要。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・中国担当・加藤青延 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に 金正恩は中国の言うことを全然聞かない。中国にとって今の北朝鮮は厄介な存在にしかなっていない。中国もいろいろ言っているが、北朝鮮は中国の国際行事の時にミサイルを撃ったりとか、むしろ反抗的。メンツも潰されるし6か国協議でも北朝鮮を止めることはできなかった。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・ロシア担当・石川一洋 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に いまの指導者・金正恩の問題は、ロシアも中国も直接のルートがないこと。父親の時にはロシアに特使を送ると必ず最高指導者に会えていた。今はロシアが仲介するとしても出てくるのはものすごく低いレベルの人。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・軍事安全保障・津屋尚 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に 北朝鮮が対話に出てくるのではないかと予測がある中で、楽観視できないのは、対話の条件が米国と北朝鮮では180度違うこと。北朝鮮は核保有国として認められることが前提であり、米国としては核の放棄が前提。対話の条件が全く一致していない中で本当に対話に進めるのか。仮に対話に進んだとしても、北朝鮮はかってのリビアやイラクが核がなかったために米国に攻撃され、独裁者が命を落とす結果になった。その核を自ら手放すのかは疑問。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・朝鮮半島担当・出石直 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に 韓国・文在寅大統領は、五輪パラリンピック期間中の米韓軍事演習を延期しましょうと米国に提案している。延期になれば北朝鮮が対話の流れに向かってくる可能性はある。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・政治担当・岩田明 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領 悩ましいのは中東情勢。これまで米国のプレゼンスが高かったが、エルサレム問題によってトルコやロシアといった反米国勢力のプレゼンスが上がってくる。こういう時に中東各国と良好な関係を構築している日本が、仲介するという責任が非常に重くのしかかってくる。これを一歩間違えると非常に難しい状況になる。メリットもあるが、リスク、デメリットも増えるという非常に難しい状況になる。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・中東担当・出川展恒 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領 イラン核合意が壊れてしまうと、北朝鮮問題にも影響が出てくる。外交交渉で核問題を解決してもそれを破るのではないかと北朝鮮は思うだろう。すると北朝鮮はトランプ大統領と交渉する意味はないと考える。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・中国担当・加藤青延 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領 中国は今のところ、トランプ大統領をカモがネギを背負ってやってきた大統領だと思っている。米国が内向きになってむしろ世界から仲間はずれにされつつある。鬼のいない間に洗濯という感じで、いま中国は世界中に自分たちの影響力を拡大しようと考えている。
2017/12/28 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・政治担当・岩田明子 <探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領 異次元の日米同盟を構築したといえる。トランプ大統領の行動は非常にわかりにくいが、だからこそ安倍首相は大統領に就任する前にトランプ大統領に会いに行き真っ先に関係を構築した。わかりにくいからこそ、逆に国際社会からトランプ大統領への説得役とか、仲介役を頼まれるといったことも増えてくるので日本外交のプレステージを上げることができる。一方で中間選挙を控えた米国は貿易・防衛面で日本にいろいろな要求を突き付けてくる可能性もあり、こうした状況をいかにマネージしていくかが日本に問われてくる。
2017/12/28 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
コリアレポート編集長・辺真一 北朝鮮に「新型人工衛星」計画“記念日”警戒 2月8日は正規軍としての朝鮮人民軍創設70周年、9月9日は建国70周年という大きなイベントを控えている。前半ならば2月8日までにやる可能性がある。後半ならば平昌五輪後に9月9日に向けて打ち上げる可能性あり。どちらにしても100%は人工衛星と称する長距離弾道ミサイルの発射をやるだろう。
2017/12/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
ジャーナリスト・後藤謙次 <「もしもし後藤です」>経済制裁効果で…来年の漢字も「北」? (安倍)政権幹部に聞いたところ(北朝鮮問題は)「春から夏にかけてが分岐点」という答えがかえってきた。この時期は制裁が効いているかどうかわかってくる時期であり、9月7日に北朝鮮は建国70周年を迎える。米国は11月に中間選挙がある。この時期までに効果が出ないとトランプ大統領は口先だけじゃないかと言われかねない。そういう状況になっても制裁が効かず、中国も協力的でないということなるとトランプ大統領が軍事オプションを選択する可能性がある。
2017/12/24 テレビ朝日[サンデーステーション]
早稲田大学教授・中林美恵子 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>先制攻撃案も浮上!軍事オプションの可能性 戦場は米国より近い韓国、日本になる可能性が高い。英国より日本の危機感が高まっているのは当然。核を北朝鮮に保有されてしまうのも日本は困る。少しでも戦場になるような状況が招かれないようにするためには先制攻撃は日本にとって理想的ではない。他の方法を突き詰める必要がある。トランプ大統領に対して色々なパイプを持っていなければいけない。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
共同通信社編集委員・太田昌克 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>先制攻撃案も浮上!軍事オプションの可能性 英国の新聞が“ブラッディノーズ作戦”の記事を書いている。米国が一番近しい重要な同盟国(英国)に軍事オプションの手の内を明かし始めている。英国政府内にこれはまずいと思っている人がいるのでディリーテレグラフにリークした。イラク戦争の時も同じことが起きた。大きなことを始めるときに米国はまず日本ではなく最大の同盟国英国に相談する。危険な予兆。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
早稲田大学・中林美恵子 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか ものすごく危機感が高まっている。今ほどホワイトハウス内での力関係とか発言のバランスが重要になっていることはない。1月からホワイトハウスの陣容というのがいろんな理由から変わってくる可能性がある。もしティラーソン氏がいなくなると、ホワイトハウスの中でマティス国防長官など“戦争はよくない”と言っている人たちの力がどれくらいになるのかに心配が生じる。マクマスター氏やケリー氏は軍事的オプションにかなり重きを置くこともありうる。一方で強硬派のマクマスター氏が政権を去る可能性もある。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
共同通信編集委員・太田昌克 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか 今回の主戦論者の中にはネオコンの血を引いている人が暗躍している節がある。日本が外交力で歯止めをかけることが非常に重要。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
テレビ朝日コメンテーター・川村晃司 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか ジャーナリストの間のオフレコ的な研究会で言われていることは来年の今頃トランプ大統領が存在しているのかどうかということが言われている。ホワイトハウスの人事の混乱というのは本来はトランプ政権の体制を強化して、トランプ大統領がすべての統治権を掌握できる体制にもっていかないといけないのだが、トランプ体制が構築できないままトランプ氏がホワイトハウスを去る可能性すらある。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
千葉科学大学客員教授・山下裕貴 <徹底解説・ニュースの焦点>映画「スローターボッツ」・殺人ドローンの恐怖 AI兵器には2つ問題点があると言われているが、一つは技術的な部分。誤操作、サイバー攻撃による機能障害。もう一つはAIが人間を殺傷した場合、システムの運用者が責任をとるのか、開発者なのか、全体のオペレータなのか、スイッチを入れた人なのか法的、倫理的な責任の問題。どこまでAIに判断させるのか。全てをAIに任せて良いのかという議論がスイス・ジュネーブの特定通常兵器禁止条約に部会・研究会ができ、議論しようと始まったと聞いている。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
千葉科学大学客員教授・山下裕貴 <徹底解説・ニュースの焦点>「ミサイル防衛対象拡大」防衛大綱に新構想 今までは海上自衛隊がBMD対象のメインだったが、海上自衛隊が少ない船で運用しているため、東シナ海とかにも行かなくてはならない。イージスアショアが入ると地上にできるので海上自衛隊に余力ができる。陸がメインのBMD対象に変わっていく。いわゆるマルチドメイン。陸海空の境界をなくし陸上自衛隊がBMDメインで出ていく。違った戦いができ、これまでの防衛構想が変わってくる。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
千葉科学大学客員教授・山下裕貴 <徹底解説・ニュースの焦点>「ミサイル防衛対象拡大」防衛大綱に新構想 極超音速滑空兵器には極超音速滑空飛翔体と極超音速巡行ミサイルの2種類がある。極超音速滑空飛翔体だとロケットで打ち上げて大気圏外で離脱して、再突入した時に滑空と上昇を繰り返しながら目標に至る。もうひとつは巡行ミサイルで速度を上げたもの。極超音速滑空飛翔体はコースを見積もるのが非常に難しい。速度がマッハ6以上になると現在のSM6、3、PAC3でも非常に迎撃が難しい。PAC3とイージスアショアのつなぎ目を狙われると苦しい。レールガンとかの装備が出てくると対応が可能になる。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄 緊張続く…!米国vs北朝鮮・最新情勢 簡単には金正恩体制が崩壊しないとトランプ政権は考えている。中国は人民解放軍が入っていく最悪のシナリオは幾つか考えている。ただそこまで積極的に動く予算もメリットもない。
2017/12/24 BS朝日[激論!クロスファイア]
寺島実郎 12月22日・来年度予算が閣議決定 日本人は自堕落な財政規律が慣れっこになっている。歳出の3分の1以上を借金で賄うなどというのは大変な状況。税制改革の議論などを聞いていても年収850万円以上のサラリーマンに増税する動きになっているが、かって政治の側が身を切る改革と言っていたのに、議員定数の削減はいっこうに進んでいない。それにも関わらず増税だとか財政規律とかに向き合わないといけないという納得のいかない状況になっている。
2017/12/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 “のぞみ”あわや大事故・鉄道業界が抱える問題 日本の現場力、技術力が本当の意味で問いかけられている。このところ相次いでいるモノづくり企業の不祥事とかにもつながってくる話。国際技能オリンピックで2007年まで日本が世界一金メダルをとっていたが、10月にアブダビで行われた大会では9位にまで落ちてしまった。現場で若い人を育てることにもっと真剣になるべき。
2017/12/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 北朝鮮兵士また亡命・“安保理”新たな制裁決議案採択 第二期習近平政権になってから中国は北朝鮮に一段と制裁する形で踏み込んでいる。国際社会に流れている情報では、中国が北朝鮮に軍事介入して、米国と衝突する前に中国の思い通りになる政権に変えようとしているのではないかという説があるほど状況が変わってきている。最近、もう一歩踏み込んで、中国が北朝鮮との同盟を大事にして北朝鮮に進駐し、トランプとの間でディールを行い、米国にとっては中国が北朝鮮の瓶のふたになり、北朝鮮には同盟責任を果たすという形でセットにしてくる可能性がある。
2017/12/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 アッバス議長・フランスを訪問・パレスチナ自治政府“米国外し” 国際社会がどよめくような決断が国連総会で行われた。128対9という米国のメンツが丸つぶれの事態となった。以前にソ連がアフガンに侵攻した時も同じ構図になったが、数年後にソ連は崩壊した。今、世界秩序の中心にいた米国に対する信頼が揺らいでいる。米国のスタンプマシーンとまで言われた日本までが米国に反対する行動をとった。日本は中東外交に関して米国にきちっとしたスタンスで物を言うことが日本の立ち位置を守るためにも非常に重要。
2017/12/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]
フジテレビ上席解説委員・平井文夫 漂着木造船は工作船か?北朝鮮に不穏な動き・・・来年は 専門家も戦争の可能性が1割から2割あると言っている。野球の2割バッターはヒットを打つので可能性はある。そうなった場合、米国は日本に無理なことは言ってはこないと思うが、日本のすぐそばで戦争になることから、日本は集団的自衛権が違憲かどうか、自衛隊に1人のけが人も出さないみたいなことを言っていたのではだめ。そういう空想的平和主義では国は守れない。
2017/12/24 フジテレビ[新報道2001]
国際ジャーナリスト・歳川隆雄 2018年大胆予想・米朝軍事衝突はあるか? 米国の武力行使の可能性は9割近くある。北朝鮮の核保有を米国が認めて米朝正常化に入る可能性もあるが、米朝、米中、日本と北朝鮮、日本と中国、日本と米国の関係を勘案するとリアリティはない。首相官邸サイドから日本の経済界トップに警告があり、来年1月9日に米国・トランプ大統領が武力行使に踏み切るという情報がある。在韓米軍の家族たちは今、クリスマスシーズンで本国に帰国している。
2017/12/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]
東京大学大学院教授・小原雅博 2018年大胆予想・米朝軍事衝突はあるか? 共和党議員の中には先制攻撃支持者がかなりいる。リンゼーグラム上院議員が11月29日、CNNのインタビューで『もし大統領が米国の安全と北東アジアの安定のどちらかを選ぶ状況になったら前者を選ぶだろう』と言っている。
2017/12/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]
国際ジャーナリスト・歳川隆雄 <ニュースの疑問>国産総会・「エルサレム首都」撤回採決へ この年末に安倍首相は中東訪問を検討していた。UAEはサウジに次いで日本が中東原油を輸入している国。しかし来年の3月に権益の期限が切れて日本は更新しないといけない。そこの権益確保を中国が狙っている。そういうことを勘案し、我々はいつも米国と一緒ではないということを中国にアピールしたのではないか。
2017/12/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]
NHK解説委員・岩田明子 <日本の外交・ここに注目!!>日本の外交・2018年の日米関係は 日本と米国では世界各国に対する見方や姿勢が必ずしも一致していないことが表面化してきている。
2017/12/22 BS1[国際報道2017]
寺島実郎 <寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>年末年始に読みたい厳選5冊 中国と英国の連携という落とし穴があった。ウエスチングハウスは宝の山だとささやかれてしまった。中国で4つの原発のプロジェクトがまもなく受注できるが、原子力ルネッサンスがやってくると浮かれてしまった。最終的には6400億円で落札したが、そんな安い金を払うだけで大儲けできるとささやかれていた。いかに英国と中国との連携が深いか思い知らされた。例えばAIIBも英国が動いたことで構想が動き始めている。なんとAIIBのナンバー2は英国人だ。つまりAIIB構想自体が中国と英国との連携だと言われている部分がある。
2017/12/22 BS11[報道ライブ INsideOUT]
寺島実郎 <寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>年末年始に読みたい厳選5冊 原発に関するM&A経営の失敗というたった1つの出来事が、かって土光さんを生み、日本の経済界の中心にいたあれだけの巨大な東芝を壊滅させたという言葉が使われてもおかしくないほどの状況に追い込まれた。東芝がはめられたコンスピラシーはどんなものだったのか。日本企業が今、抱えている様々な問題の象徴的なものが東芝問題だったといってもよい。M&A経営の怖さを考える時にも、企業として物を見る力、情報力というものがものすごく問われてきている。
2017/12/22 BS11[報道ライブ INsideOUT]
ジャーナリスト・後藤謙次 エルサレム首都問題・米国“孤立”…日本の本音は 日本政府は一貫してエルサレムをイスラエルの首都とは認めないという国連の立場を支持してきた。今月日本は国連安全保障理事会の議長国なので棄権や反対という選択肢はない。もしここでそういう立場をとれば日本は国際社会から孤立してしまうため、米国と反対の立場を取らざるを得なかった。日本が伝統的にサウジアラビア、アラブ首長国連邦といった産油国と良好な関係を結んでいることは米国政府も十分理解しているし、今回の件についてもトランプ大統領が初めて発信した時に大統領に配慮しつつも抑制的に支持しないとした。トランプ大統領の恫喝的な発言は日本に向けられたというよりもむしろ途上国向けの発言。日本側の立場を米側も理解してくれていると日本は判断し、トランプ大統領の発言はそもそも国内向けのパフォーマンスということで日本政府も腹をくくった。予測不能のトランプ外交にどこまで安倍総理大臣が追随してしまうか。日米同盟重視のあまり、道を踏み外すことがないようにすることが非常に難しい。
2017/12/21 テレビ朝日[報道ステーション]
ジャーナリスト・後藤謙次 北朝鮮兵士また亡命・双方が発砲・高まる緊張 国連決議に基づく対北朝鮮制裁がかなり効いている。日本政府関係者も板門店での脱走劇が口コミで兵士の間に広がり、何とか脱北したいという気持ちに駆られたのではないかと言っている。日本政府の北朝鮮専門家によると一番困っているのは米ドル、中国人民元といった外貨不足で、海外からの密輸も含め物資が手に入らなくなっている。とりわけ今、日本政府が注視しているのは平昌五輪。この1か月くらい前から韓国政府が準備を本格化させているが、そういう最中に今回のようなことが起きた場合、文在寅政権がどこまで対応できるのか。その点について今、日韓関係はあやふやな状況が続いているため非常に注目される。
2017/12/21 テレビ朝日[報道ステーション]
読売新聞特別編集委員・橋本五郎 大規模サイバー攻撃は「金正恩政権の指示」 ここまで米国が大規模サイバー攻撃は北朝鮮によるものだと言い切れるのは相当な証拠を握っているということ。そういう意味では北朝鮮はいろんなことをやる政権なんだなと改めて思う。
2017/12/20 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
ホワイトハウス・ボッサート補佐官(VTR) 大規模サイバー攻撃は「金正恩政権の指示」 米国政府は北朝鮮がサイバー攻撃に関与していると断定する。攻撃は金正恩政権からの指示で北朝鮮以外の場所から行われていた。
2017/12/20 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
東京大学社会科学研究所教授・玄田有史 「賃上げ」の現状と背景・なぜ低迷?正社員賃金 氷河期世代とバブル世代を比べると、月給がかなり異なる。賃金が低く、将来に対して希望がもてない状況。原因はいくつかある。氷河期世代は転職が当たり前。勤続年数が短い。中小企業を選択する人も増えている。さらにバブル世代が目の前にいるので、昇進・昇格のチャンスもない。氷河期世代くらいから企業の中で一人前にしてもらうチャンスがどんどんなくなっている。OJTは大事。新しい働き方として、少なくとも5年くらいは安心して有期でも働いてスキルを身に着けないと、これからは日本全体の生産性は立ち行かなくなる。
2017/12/19 BSフジ[プライムニュース]
富士通総研経済研究所エグゼクティブフェロー・早川英男 「賃上げ」の現状と背景・なぜ低迷?正社員賃金 日本では卒業年によって、生涯所得が変わる。景気の悪い年に就職すると生涯所得が変わる。日本の新卒一括採用でチャンスは1度だと、こういうことになる。日本の特徴は学校教育で職業教育をほとんどしない。だからこそ企業で職業訓練を受けないと、何も身につかない。だが就職氷河期の人は最初、非正規だと職業訓練らしき訓練は受けられない。この世代についていうと、スキルがたまってない故に低賃金の一因になっている。
2017/12/19 BSフジ[プライムニュース]
解説・水野倫之解説委員 金井宇宙へ・有人宇宙の戦略は? 有人無人問わず、何のために月を探査するのか日本としての明確な目的が国内で共有できていないと、仮に米国で方針が転換されれば日本は何もできずに終わってしまうかもしれない。
2017/12/18 NHK総合[時論公論]
解説・水野倫之解説委員 金井宇宙へ・有人宇宙の戦略は? 政府は日本の科学技術力を各国に示すことができ、宇宙分野での発言力を維持できて外交上メリットがあるとしている。また産業競争力の向上にも繋がると説明。最も大きいのは米国の動向。米国は以前から有人での火星探査を長期目標としているが、月を中継地点としまずは2020年代にも月の軌道に拠点を建設する。念頭にあるのは中国。すでに探査機の月面着陸に成功し、今後資料の持ち帰りも計画している。
2017/12/18 NHK総合[時論公論]
コリアレポート・辺真一編集長 「北の沈静化責任は中国」“影の大統領”バノン前首席戦略官発言 北朝鮮が次に何かをした場合、グラム上院議員が言ったように7回目の核実験ならば、まさにトランプ大統領が軍事行動に出る可能性は70%になる。全ては北朝鮮の行動にかかっている。その北朝鮮がはっきりと11、12の党軍事会議で「過去最強の核強国を目標にする」と言っており、核・ミサイル開発は続けるつもり。24日はクリスマス、来年も金正恩の誕生日をはじめ記念日が目白押しでやるタイミングはいつでもあり、不気味。
2017/12/18 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
放送大学教授・高橋和夫 中東情勢の行方、日本への影響、日本は何をすべきか エルサレムの占領を許してしまえば北方領土の占領も許され、竹島の占領も許され、日本は外交交渉ができなくなる。ここは石油とか中東とか関係なく、筋を通しておく必要がある。もう1つは、米軍が余力を持っている方が北朝鮮問題ではうまく動くため、米国があまり中東に関与しない方が日本にとっては都合が良い。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
元シリア大使・国枝昌樹 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 日本が筋を通すと言っても、政治家が大きなことを言って結局、効果を失わせてきているという局面が残念ながら日本の過去の歴史にはあった。そこは慎重にして、私たちは筋を通しながらやるべきことをやる。そして地域の安定化を目指していく。信頼を醸成することに努力すべき。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
慶應義塾大学教授・渡辺靖 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 中東情勢の不安定化は日本経済に与える影響が非常に大きいので、米国に対して自制を求めていくことは必要。同時に米国がこの地域で孤立することによって生じる中東情勢の不安定化もある。パレスチナ問題に利害関係を持っている欧米諸国と同じトーンで米国を批判することについては、慎重になった方が良い。北朝鮮情勢もあって日米同盟の結束が求められているため、細心の注意をはらってバランスを持って対応していくことが必要。(トランプ政権は)論調を見ている限りでは北朝鮮問題は最優先事項という扱い。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
放送大学教授・高橋和夫 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 (シリア内戦は)結果的にアサドを支えたロシアとイランが勝った。残る問題はISではなくてロシア、米国の支援を受けて北部で大きな役割を果たしたクルド人をどう扱うのかということ。シリアにおいてイランの影響力が伸びてくるということに対するイスラエルの危機感がありイスラエルがこれにどう対応するのかという問題がある。それにシリア上空の制空権を確保しているロシアがどう対応するのか。どこまでイスラエルがシリアにおけるイランの攻撃を許すのかという問題もある。イラン、クルド、アサド、イスラエル全てと口をきける立場にあるプーチン大統領がすべての鍵を握っている。イランと口のきけない米国がどう外交を展開するのかは全く見えない。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
慶應義塾大学教授・渡辺靖 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 (トランプ大統領の次の一手は)まずはイランを徹底的に封じ込めておくこと。ロシアの影響力をどれだけ抑えていけるかも鍵になる。ただ、米国にとっての最優先外交案件は北朝鮮問題で、そこではロシアの協力は不可欠。ISを掃討する時にシリア・アサド政権に目をつぶったのと同じように、北朝鮮問題があるうちはロシアが中東で幅を利かせることについても強い態度はトランプ大統領は取れないのではないか。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
放送大学教授・高橋和夫 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 トルコはエルドアン大統領のもと、ロシアに接近する動きを見せている。主なエルドアン大統領の論調は、米国にくっついているサウジアラビアに対する厳しい批判であり、こうしたすでにあった構造をさらに深めたのが今回のエルサレム首都宣言だった。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
東京外国語大学教授・黒木英充 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 この数年間でもシリア内戦等を通じて米国の影響力は低下してきたが、今回の宣言によって米国の影響力は決定的に落ちた。米国の内政の要因が今回の宣言に影響したという話があったが、1年前、トランプ政権成立の直前から次期イスラエル大使には、トランプが不動産ビジネスで付き合ってきた破産管財人の弁護士がすでに指名されていた。クシュナーを中心にサウジアラビアやパレスチナをめぐり様々な動きがあり、中東全体のことはあまり考えないまま、予定してきたものが遂行された形。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
日本エネルギー経済研究所研究理事・保坂修司 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 ISがイラク・モスル、シリア・ラッカを失い勢力が減退している中で、こういう発言が彼らにとって新たな大義を与えてしまう恐れは非常に高い。米国の権益、米国に従うような国々の権益が攻撃を受ける可能性が高まったと言わざるを得ない。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
慶應義塾大学教授・渡辺靖 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 米国側の見方としては、サウジとかエジプトといったような親米的な国家は、今回の発言があっても一気に反米に転じることはないだろうという現実的な読みもあった。その一方で、トランプ政権の中にはこれまで国務省に外交を委ねてきたが、今、娘婿のクシュナーなどを中心にホワイトハウス主導で新しいアプローチを模索している。その中で、もう少しパレスチナ側への妥協を進めていくのではないかという見方もある。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
外交評論家・岡本行夫 米国「保守王国」で民主党・25年ぶりに勝利 トランプ大統領にとって大きな打撃だが、それ以上に共和党の指導部にとって大ショック。このままいくと共和党は中間選挙も負けてしまうかもしれない。共和党の指導部にとって一番大事なのは2020年の大統領選挙で、この勢いが続くと大統領も失い、上院も失ってしまいかねない。それならばいっそのことペンス副大統領に変えて2020年を戦った方がいいとなる可能性もある。モラー特別検察官の特別捜査の結果にもよるが、弾劾決議が下院で共和党の一部も賛成して成立し、上院でさらに造反者が出て成立するという可能性も出てくる。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
慶應義塾大学教授・渡辺靖 米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢 ロシアゲートでトランプ政権の支持率が低迷している中で、キリスト教保守派やイスラエルロビー、議会、特に共和党との関係改善、求心力の回復を狙った。来年秋に中間選挙を控え、それを踏まえた政治的な判断だと思うが、米国の安全保障専門家からは非常に激しい批判も出ている。大使館の移転については、時期は明確化していないので曖昧にしておくということ。エルサレムについてもイスラエル側の永久不可分の首都であるという表現は用いていない。今後、パレスチナ側に歩み寄る妥協の余地も少し残している。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]
外交評論家・岡本行夫 反プーチン派テレビ司会者の質問・プーチン大統領のしたたかな戦略 プーチン大統領が2000年に大統領になった時にはロシアとNATOの間にはエストニア、ラトビア、リトアニア、ウクライナ、モルドバ、ルーマニア、ブルガリアなどの緩衝国があった。ところが米国がそのうち5つまでをNATOに入れてしまった。残っているのはウクライナとモルドバだけ。NATO加盟国エストニアとロシアが国境を接する形になっており小競り合いになればそのまま全面戦争に発展する可能性もある。プーチン大統領は米国に煮え湯を呑まされた感じを持っている。これからの6年でそれをいかに押し戻すかが彼の至上命題であり、さらにはかって中東で持っていた勢力範囲まで取り戻そうとしている。これは大きな流れで止まらないだろう。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
造園家・東京都市大学教授・涌井雅之 反プーチン派テレビ司会者の質問・プーチン大統領のしたたかな戦略 ロシアは経済規模からいえば韓国やオーストラリアと変わりない。ロシアが潤っているのは鉱物資源と兵器で、これがロシア経済の要。ロシアブランドの存在感を高めるため、あちらこちらにプーチン大統領は顔を出している。逆にそうしたことが世界に混乱をもたらす可能性もある。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
外交評論家・岡本行夫 核実験場で新たな坑道整備・緊張緩和への糸口は? 北朝鮮には圧力をかけ続けなければならない。ただ米国による先制攻撃は何としてもやめてもらうべき。それをやられたらとんでもないことになる。そういう意味でティラーソン国務長官の発言は米国の先制攻撃に対する抑止力になってきた。実はティラーソン国務長官については彼の管理能力がむしろ問題にされていて、国務省の局長級のポスト22のうち4つしか埋まっていないのはティラーソン長官の責任だと言われている。もしティラーソン長官が辞任に追い込まれるようなことがあれば、今の北朝鮮との間で戦争が起きる確率は今は15%ぐらいだが、20%ぐらいに上がるのではないか。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
共和党・グラム上院議員(ザアトランティックのインタビューでの発言) 核実験場で新たな坑道整備・緊張緩和への糸口は? 米国が軍事行動に踏み切る可能性は今30%だが、核実験をすれば70%になるだろう。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
ジャーナリスト・元共同通信ソウル特派員・青木理 核実験場で新たな坑道整備・緊張緩和への糸口は? 何より問題なのはこの問題を本気で止めよう、一生懸命対話にもって動こうとしている人が米国、日本に誰もいないこと。年明け、来年にかけて紛争の状況に入っていくことが本当に懸念される。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
姜尚中 核実験場で新たな坑道整備・緊張緩和への糸口は? マティス国防長官の発言が全然出てこない。彼は今のところ北朝鮮は大気圏に再突入する技術も確立されておらずターゲットに明確にミサイルを命中させる制御能力がないとみていて、米国にとってはまだ脅威ではないと考えている。脅威になるのは1年から1年半かかるのではないかとみている。ティラーソンは来年は南米とアフリカに訪問したいと明言しているので意外とやめない可能性がある。国連であれ、なんであれ少し対話の空気が出てきたのも確か。今は対話と戦争が拮抗している状態。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元駐韓大使・武藤正敏 <ニュースの疑問>日中韓今後の行方は? 中国は外交上、戦略をものすごく議論する。今回、南京で演説をしなかったのは日本への配慮ではなく、中国人の利益だからそうしているに過ぎない。外交上一番重要なことは社会主義強国を作り上げ、米国と対等な関係を作ること。そのために日本が米国とべったりされるのは邪魔。これまで日本を孤立させることで日本の影響力を少なくしようとしてきたが、安倍政権が長く続き安倍外交も積極的なため方針を転換したのだろう。アジア投資銀行、一帯一路に日本と米国を従わせ、取りこむのがもう1つの目的。
2017/12/16 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]
富士通総研経済研究所・主席研究員・柯隆 <ニュースの疑問>日中韓今後の行方は? 南京事件の歴史的な不幸があったのは事実。ただしこれを政治利用するのはよくない。中国からすれば日本企業は技術の宝庫であり、中国の経済を成長させていくには必要との認識。中国国内の情勢も変わってきていて、ナショナリズムがだいぶ下火になっている。一帯一路などの中国のグローバル戦略や北朝鮮の危機をクリアするためには日中の連携が求められる。
2017/12/16 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]
寺島実郎 <今週の勘どころ>エルサレム問題とは何か 95年に米国議会が米国大使館をエルサレムに移転する法律を制定したが、大統領が中東和平に配慮して署名しない形で今日まで来ていた。これを議会が制定しているからいいじゃないかとトランプが署名してしまった。まさにトランプリスクが顕在化してきており、イランに対するスタンスの変更、穏健なイスラムまで反米化してくる兆候が大いにある。ティラーソン国務長官はこういった判断に比較的慎重に構えていたが、今回の議論でティラーソン国務長官がやめるのではないかと言われている。ティラーソンまで政権を去るとロシアゲートがひたひたと迫り、非常に不安定な要素が米国内にも起きてくる。中東情勢は一段と液状化していくだろう。
2017/12/15 BS11[報道ライブ INsideOUT]
世宗研究所所長・陳昌洙 文大統領訪中の“誤算”・韓国「歴史戦」の結末 “3つのNO”は中国との合意でも約束でもない。韓国の立場を話しているだけに過ぎない。中国は韓国との約束のように主張していたが、後に約束ではないと認めている。THAADは発射台が6基だが、これらはセットでありTHAADのシステムとしては1基。韓国は米軍が安全のために配置したいというから配置しただけであって、それを配置しなければならなかった事情がある。それについて中国はTHAAD問題は中国と米国の戦略的な均衡を崩すとして反対している。北朝鮮の脅威がなくなればTHAADもなくなるという話を中国に何度も説明しているが中国は理解を示さない。
2017/12/15 BSフジ[プライムニュース]
東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉 混迷アジア情勢・安全保障・経済…中国の狙いは 中国としては米国と2か国で北朝鮮問題を解決していきたい。THAADのようなものを韓国に配備することは中国の安全保障を侵害すると考え、日米韓が軍事同盟に動くことを許さないという思いがある。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
ジャーナリスト・末延吉正 混迷アジア情勢・安全保障・経済…中国の狙いは 中国も戦略的に日本をAIIBに入れたいというのはある。基本的には一帯一路で拡大路線でくる習近平体制が歴史カードを捨てると日本人が考えているのだとしたらそれは甘すぎる。中国も韓国も今後も歴史カードは持ち続けるだろう。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉 中国「南京事件」追悼式典・中国・習近平国家主席も出席 習近平国家主席が南京事件追悼式典に顔を出すこと自体に大きな意味がある。顔を出すだけで自分は対日強硬策で一歩も引いてないというメッセージを発した形。全世界には6000万人に及ぶ華人、華僑がいるが、その人々を北京政府がコントロールしており、カナダ・トロント、オンタリオ、マニトバで反日運動が活発化しているのも、米国・サンフランシスコで慰安婦像を受け入れるとか、豪州、フィリピンなどでも慰安婦像を受け入れるなどの動きもその一環。中国は国際世論を作って日本を追い込むことで、日本を小さな存在にし、自分の言うことをきかせる方向にもっていきたいと考えている。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
東海大学教育学部国際学科・金慶珠教授 中国「南京事件」追悼式典・中国・習近平国家主席も出席 兪正声の演説を聞くと中国人民も日本の人民もみんな犠牲者なんだとの言い方であり、従来の演説と比べると(日本への強硬姿勢を)若干トーンダウンさせていることは確か。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
ジャーナリスト・後藤謙次 過去最多の漂着木造船・無数の漁船・大しけの漁場に 政府関係者によると北朝鮮の漁船がこれだけ多く出始めたのは数年前から。今、のべ2000隻ぐらいの漁船が日本の200海里内で操業している。かっては数十隻程度だったので日本側も無視していたが、徐々に乱獲やカニかごごと盗まれるなどの被害が出始めたので水産庁も海上保安庁が追い返すようになった。背景には北朝鮮経済の疲弊がある。食料を海に求めざるをえない。いわば国家的な不法操業。日本政府は制裁強化により圧力を高める政策を取っている。次の注目点は来年1月9日、国連制裁決議により中朝の合弁事業をやめることになっている。事業そのものをやめてしまうのか、中国の単独経営に切り替えるのかという判断を迫られている。鍵を握るのは中国。
2017/12/14 テレビ朝日[報道ステーション]
ジャーナリスト・後藤謙次 米軍ヘリの窓・小学校に落下・校庭には児童 北朝鮮情勢が緊迫していて、米軍の力を借りなければ日本の防衛は危ういということで日本側がなかなか米軍に対して物が言えない環境が生まれている。北朝鮮情勢に対応し非常に頻度をあげた訓練が行われていて、米兵の間でフラストレーションがたまっている。そこにもってきて生活の身近な場所に基地があるのでこういう事故が起きる。問題の根本はまさにそこにある
2017/12/13 テレビ朝日[報道ステーション]
自民党・石破茂 石破茂×核保有論・北朝鮮の脅威と抑止の形 日本の核について。財政負担が課題であることは確かだが、どのようなリスクを背負ってやるのかを認識しないと国家運営はできない。英国は日本より低いGDPだが、それでも原潜をもち、それを運用している。
2017/12/12 BSフジ[プライムニュース]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦 石破茂×「核保有論」・「核の傘」は万全か? 完璧な抑止というものはない。合理的な判断ができる相手であれば抑止は効くが、相手が合理的でない場合がある。抑止論は理性だけでなく心理的な部分もあるのでどうしてもブレる。1980年代にすでに米国はワシントンを犠牲にしてまでもパリを守るのかといったデカップリングの議論があったがようやくそれがアジアでも始まった。
2017/12/12 BSフジ[プライムニュース]
自民党・石破茂 石破茂×「核保有論」・「核の傘」は万全か? 1964年、東京五輪が始まって7日目、中華人民共和国(中共)が初の核実験をやった。五輪終了後、佐藤栄作元首相は駐日大使・ライシャワーに『核を持つ』と断言し、それが米国で議論になり、そこに出てきたのが非核三原則だが、その背景となっていたのは冷戦で米国とソビエトのバランスオブパワーが効いていた時代。半世紀が過ぎ、この地域におけるバランスオブパワーは全く変わった。北朝鮮が米国本土まで届きどこから撃つかわからない長距離核ミサイルを着々と完成させつつある状況。天気が変わったので、米国の核の傘の懲罰的抑止が万全かどうかを少なくとも確認するべき。
2017/12/12 BSフジ[プライムニュース]
ジャーナリスト・池上彰 池上×増田生解説・エルサレム首都発言・各国の反応 トランプ大統領と仲がいい安倍総理大臣ということでこれまで東アジア情勢では有利に働いてきたが、世界から見るとこんなとんでもないことをする大統領と仲がいいのかということで、むしろリスクが高まっている。サウジアラビアなど石油産油国で紛争が激化すると日本への石油が通るのか、それを心配して石油の値段が上がる危険性がある。
2017/12/11 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
ビデオジャーナリスト・石丸次郎 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>中朝関係の悪化…脱北者への影響は? 来年の1月、2月あたりから弱者への影響が出始める可能性がある。
2017/12/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
テレビ朝日コメンテーター・川村晃司 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>中朝関係の悪化…脱北者への影響は? 日本の独自外交が最も大事。“来年の北朝鮮建国70年前に経済・ミサイル開発併進路線で成功した”とする北朝鮮。米国が対話に乗るかどうかが来年の状況を見る外交的目安の一つになる。
2017/12/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
ビデオジャーナリスト・石丸次郎 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>中朝関係の悪化…脱北者への影響は? 北朝鮮国内の人達は、まだそれほど経済制裁による悪化の影響を実感していない。人民元やドルなど外貨との実勢交換レートも極めて安定しており実生活に影響は出ていないが、核・ミサイル開発・金正恩委員長の統治資金に影響している可能性はある。今年北朝鮮は農業が不作で、今年の収穫分が早めに尽きれば軍・軍需工場などへの食料供給に支障が出てくるのではないか。
2017/12/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
テレビ朝日コメンテーター・川村晃司 <徹底解説・ニュースの焦点>地図から分析する・北朝鮮実情の光と陰とは 中朝は1300キロも国境がある。しかし、全ての国境が全く脱北できないようにシャットアウトされているかというとそうでもない。モンゴル経由で脱北したいという人もいる。
2017/12/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
経済産業大臣・世耕弘成 世耕大臣に問う!製造業大手の不正続発 嘘をついた事案が問題で、これを速やかに発表することが企業の社会責任。いまは日本の上場企業には外国人の機関投資家がたくさん入ってきている。日本だけが甘く済むなどということはないし、本当に不正をやっていれば即座に訴訟になる。
2017/12/10 BS朝日[激論!クロスファイア]
経済産業大臣・世耕弘成 世耕大臣に問う!製造業大手の不正続発 トップが嘘のつけない仕組みを作ってきていないことが問題。今回の問題のひとつの解決策は、全部データを直結させ、間で人間がデータをいじれないように介在させないという仕組みを作るべきで、これがわれわれの提唱するコネクテッドインダストリーズにも関わっている。
2017/12/10 BS朝日[激論!クロスファイア]
週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二 <風をよむ>~“対北朝鮮外交”~ 100万人、200万人の被害者が出ると想定されればなかなか軍事攻撃は、やれないが、オプションの中には被害ゼロを目指すというものがあり、9月にマティス国防長官がソウルに大きな被害を与えない形での軍事オプションがあると言ってみんなが驚いた。軍事専門家によるとそれはソウルへの砲台を撃ち、地下からのミサイルの入り口を撃つ奇襲作戦だという。それでいけば20時間ぐらいで止められるのだといい始めている。そうなるとオプションは下がってしまう。日本は戦争をしないとまず言い、国際社会総がかりでの説得などの独自外交を日本にはやってほしい。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元共同通信ワシントン支局長・春名幹男(VTR) <風をよむ>~対北朝鮮外交~ トランプ政権は大きい戦略がない。狭い視野で徹底的にやってしまう。イスラエルの首都はエルサレムという決定もそうだし、全体的な平和をどのように構築してくのかを考えている節が見えない。日本は独自の外交を考えなければならない。100%トランプ政権と歩調をともにすることが正しいかどうか、少なくとも米国一辺倒を考え直す必要がある。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・薮中三十二 <風をよむ>~対北朝鮮外交~ 非常に心配している。普通は軍事的解決などというのはリスクが大きすぎる。トランプはどこまでそのリスクを考えているかがわからない。(戦争を)軽く考えている。彼自身が自分中心でロシア疑惑とかで追い込まれており、目くらましのためにやっている。究極の目くらましは北朝鮮で、安倍総理にレッツゴートゥゲザーと言ってきかねない。日本抜きで北朝鮮と対話ということをやるかもしれない。日本は自分の考えをそろそろはっきりと言わねばならない。今やトランプがリスクファクターになっており、核のボタンを持たせていいのかとさえ言われている。安倍さんはトランプをうまく誘導するべきだろう。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元共同通信ワシントン支局長・春名幹男(VTR) <風をよむ>~対北朝鮮外交~ 日米防衛協力のための指針は回を重ねるごとに米軍の日本に対する防衛態勢・防衛の姿勢が後退してきた。徐々に米国の責任を後退させてきている。かつての日米同盟と今の日米同盟は相当、質的に変化してきている。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
福山大学客員教授・田中秀征 緊張朝鮮半島に米国からの声・国連事務次長の訪朝は 縄文時代の木造船かという船だけをみてもあの国の経済の実態とか生活の困窮度がよくわかる。そういう国が背伸びをしている国が、戦争を行えるのか。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二 緊張朝鮮半島に米国からの声・国連事務次長の訪朝は 国連と対話をしたいと北朝鮮が非公式にもちかけた9月あたりから北朝鮮の姿勢に変化がかすかに出始めている。自分の主張を通すためにロシアに近づいたりし、何らかの外交をしてくるのではないか。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
NPO日本紛争予防センター理事長・瀬谷ルミ子 緊張朝鮮半島に米国からの声・国連事務次長の訪朝は 北朝鮮としてはICBMを確実に完成させるためにある程度時間稼ぎをしたい。心配なのは米国の国内事情の世論に引っ張られ、何らかの決断をし、それに日本が引っ張られる事態。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二 IOC決定にロシア猛反発・プーチン大統領・個人参加を容認 ひとつ懸念するのは、北朝鮮と、平昌五輪の問題が絡んでくるのではないかということ。北朝鮮は以前に、ソウル五輪前に大韓航空機爆破事件を起こしている。韓国の成功につながる五輪を成功させていいのかということを必ずカードにして使ってくる。その時にロシアが出場しないとなると、そこで何かリンクしてくるのではないか。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・薮中三十二 緊張朝鮮半島に米国からの声・国連事務次長の訪朝は 今、非常に危ないのは時間的に切迫してきていること。これからの1年間が多分、勝負になる。ICBMの完成前までに米国は手を打たないといけない。北朝鮮には相当経済制裁が効いてきている。そういう中で今、すごい心理戦が行われている。偶発戦争が本当に危惧される。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二 米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査 エルサレムでは宗教的な熱狂的な儀式を毎週やっていて、ここは絶対に触ってはいけない場所だと現地に行ってみて実感した。トランプ大統領が本気なのかというのはまだわからない部分があるが、テロを引き起こすリスクを増やしただけ。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・薮中三十二 米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査 日本にとって一番心配なのは、米国に全く外交が不在であることで、国務省の中東のプロが一切(今回の決定に)関係していない。そういう意味では日本にとって大きな問題。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
福山大学客員教授・田中秀征 米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査 北朝鮮問題をはじめとする問題がある時期にこういうことを言い出すというのは政治センスを疑う。心配なのは日本の対応で、これを支持するなどというのは論外で、理解できるなどということも絶対に言ってはいけない。これをすると過激なイスラム教徒だけでなく、まともで尊敬すべきイスラム教徒までも敵にまわす。首脳同士の電話の時の対応が一番心配。多少トランプ大統領に不快感を与えたとしても、ここは言うべきことは言った方がいい。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・薮中三十二 米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査 この決断を米国はもう引っ込めることはできないが、いつ実際に作るかはもう少し時間をおこうということになるかもしれない。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・薮中三十二 米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査 この決断を米国はもう引っ込めることはできないが、いつ実際に作るかはもう少し時間をおこうということになるかもしれない。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]
キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹・宮家邦彦 エルサレム・首都認定・米国政権は一枚岩? クシュナー大統領顧問がサウジアラビアの皇太子と話をつけていることが、この問題がそんなに大きな問題にならない理由ではないか。今回はクシュナー大統領顧問が主導権を握って決めたのではないかと言われている。
2017/12/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹・宮家邦彦 エルサレム・首都認定・米国政権は一枚岩? トランプ大統領が国内的利益をあまりにも優先させ過ぎるため、本来の米国の伝統的な外交が優先されなくなってしまったことが一番大きな問題。ユダヤ教徒は米国に600万人いるといわれている。共和党にはあまり投票しないので大した票ではない。トランプ大統領が本当に欲しい票、支持者はキリスト教の右派、エバンジェリカルと呼ばれる福音派。この人々はイスラエルがエルサレムを支配するのだと信じている人達で、3000万人いると言われている。その人々に対する配慮が大きい。今後、いつ起こるかわからないテロに注意が必要。また穏健派のアラブ諸国に危険が及ぶ可能性が出てくる。
2017/12/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
中央大学法科大学院教授・野村修也 エルサレム・首都認定・米国政権は一枚岩? 支持が下がっているトランプ政権を浮揚させるためにこれだけ国際社会を混乱させるということには納得できない。うしろに控えているペンス副大統領がまさにキリスト教福音派であり、トランプ大統領の後ろからプレッシャーをかけている。
2017/12/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
読売新聞特別編集委員・橋本五郎 エルサレム・首都認定・米国政権は一枚岩? 政治的な決定の際、考えるべきなのは認めないことによって辛うじて保たれている均衡というのがある。今度の場合、そういうガラス細工をバラバラにするような行動。現状でぎりぎりのところを保つことによってある意味平和が保たれている。これから米国自身が全然力を持てなくなるだろう。
2017/12/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
拓殖大学海外事情研究所特任教授・武貞秀士 飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮の『本意』と中朝関係の『核心』 北朝鮮にとって戦争をしなくても韓国をとれるという唯一のシナリオが核兵器保有。統一に向け南と北が話し合い動き始めれば北朝鮮はワシントンに向けた試験発射などの必要がなくなる。南北統一に向けて進むのに並行して日朝、米朝協議も進める腹づもり。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]
拓殖大学海外事情研究所特任教授・武貞秀士 飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮「本意」と中朝関係「核心」 今まで北朝鮮人民軍が米国との実戦に備えた形跡はゼロだった。この1年半、機雷を1個も敷設しなかった。人民軍が38度線に東北地域の人民軍を南に下げた形跡も全くなかった。北朝鮮の場合、ジェット燃料とか船舶燃料も3週間、1か月以内に急速に輸入を急ぐということがあるが、それも全くなかった。トランプ政権、前オバマ政権でも北朝鮮が軍事オプションを着実に準備していると判断したことは一度もなかった。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]
拓殖大学海外事情研究所特任教授・武貞秀士 飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮の『本意』と中朝関係の『核心』 中国は北朝鮮の今の体制は崩壊させない、朝鮮半島での戦争は回避したい。核兵器放棄は優先順位で言えば3番目以下。米国の政策はレジームチェンジしてまでも核兵器を放棄させること。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]
産経新聞ワシントン駐在客員特派員・古森義久 飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮「本意」と中朝関係「核心」 中国が本気で北朝鮮の核兵器開発、長距離ミサイル開発をやめさせようと思えば物理的にできるにも関わらず、わざと中国が米国に頼まれて、北朝鮮を抑えることができるという印象を作って、いつまでも引き伸ばしているという見方がある。それは中国にとっては2つの利点がある。中国が国際社会の中で善玉を演じられることがまず1点目。もうひとつは米国が無力で中国が指導力を発揮し、米国が中国に頼みに来ているのだという構図を見せつけることにある。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]
内閣官房参与・飯島勲 飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮「本意」と中朝関係「核心」 最近の調べによると193か国中、北朝鮮と国交のある国は162か国から174か国になり以前より増えている。国交のない国は31か国(韓国、日本、米国含む)から19か国に減っている。その中でフランスは北朝鮮と国交がないことになっているが、調べてみるとピョンヤンとパリにそれぞれの国の代表部を設置していて制裁違反をしている。さらに面白いのはボリビアも近いうち北朝鮮との国交を樹立する。なぜこういう実態が生まれるのかといえば今、世界の地下資源の中で北朝鮮だけに大量に手をつけていない希少金属が26種類も眠っているということがある。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]
高橋祐介解説委員 エルサレム“首都認定”の波紋 ティラーソン国務長官の影が薄いこともあり、米国の中東政策ではペンスがキーマンとなりそうだ。エルサレム帰属を巡り、過去に何度も大きな衝突が起きてきた。トランプの発表を受け、パレスチナの政治勢力が一斉に抗議行動を呼びかけており、イスラム世界全体に広がる可能性もある。ISなどのイスラム過激派組織がテロを行う恰好の口実となる。米国の緊密な同盟国・日本もリスクを抱えることになる。エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとって聖地。過去の悲劇から教訓を学び、細心の注意を払わなければならない問題だが、トランプ大統領はそのことを十分に考えていない。今回の決定は越えてはならない一線を越えた感があり、新たなテロや暴力の連鎖を招き、中東地域を一層不安定にさせるおそれがある。
2017/12/08 NHK総合[時論公論]
安倍総理(VTR) スクープ日米首脳会談の内幕・対北朝鮮戦略 日本を守るためには米国の協力が絶対的に必要であり、協力をしてくれるのは米国しかいない。トランプ大統領にも日本の憲法上の制約は説明しているので当然理解しているのだろうと思う。
2017/12/07 NHK総合[NHKスペシャル]
前首席戦略官・スティーブンバノン スクープ日米首脳会談の内幕・対北朝鮮戦略 北朝鮮などを見ればこの地域が危険な時期なのは明らかで、トランプ大統領は「日本は軍事力を徐々に強化していくだろう」と言っている。日本が再軍備を考え始めるのは理にかなっている。
2017/12/07 NHK総合[NHKスペシャル]
キッシンジャー元米国務長官(VTR) <FLASH>キッシンジャー元米国務長官・北朝鮮の非核化「国際社会の基本的目的に」 北朝鮮の非核化は国際政策の基本的な目標であるべき。北朝鮮が数年後まで米国や中国との対立に直面してもなお核軍事力を保持し続けるならば、核兵器を保有しようとする国が増えるだろう。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]
元米国国務省日本部長・ケビンメア トランプ政権“我慢”限界は?海上封鎖の可能性と日本 海上封鎖をするかどうかは、日本の存立にかかわる問題。長く学者的な抽象的議論をしないでほしい。米国は海上封鎖や臨検を単独でも必要があれば米国主導でもやるが、当然日本が参加するものと期待している。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]
外交ジャーナリスト・手嶋龍一 トランプ政権“我慢”限界は?米国「武力行使」の可能性 海上封鎖というのはほとんど効かないが次のステップに進むための布石であり、それを土台にしてさらに強い措置をとるという意味がある。国際法に照らすと戦争行為であり、かってケネディ大統領は第三艦隊の総力を挙げて海上封鎖を行ったことがあるが臨検という穏やかなキーワードで表現した。米国の呼びかけに応じて戦争行為には至らないが強い措置をということで、韓国の防衛大臣はこれに乗りかけている。これは文在寅大統領の怒りを買っただろう。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]
外交ジャーナリスト・手嶋龍一 トランプ政権“我慢”限界は?朝鮮国連軍+日韓の枠組み 米国の対北朝鮮政策は明らかに手詰まりになってきている。米国外交は迷走している。先日28兆円というお土産をもらい朝鮮半島で乱を起こすのは困ると中国に押し戻された。米国は10数年間、中東での戦いに突き進み東アジアに巨大な力の空白を作ってしまった、そのつけの支払いを今払わされている。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]
外交ジャーナリスト・手嶋龍一 トランプ政権“我慢”限界は?米国「武力行使」の可能性 グラム上院議員は全体の局面を極秘の電報も全部読んだ上で発言している。在韓米国人がクリスマス休暇で本国に行ったまま帰ってこないという時には、もしかしたら軍事衝突の兆候があるかもしれないということ。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]
元米国国務省日本部長・ケビンメア トランプ政権“我慢”限界は?米国「武力行使」の可能性 演習で米軍が制空権を取ることは簡単なことだということを北朝鮮に見せつけて、もし軍事衝突になれば、必ず数日間で負けるということを、抑止として見せている。抑止だけでなく、本当に軍事衝突になった時のための訓練でもある。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]
共同通信客員論説委員・平井久志 米朝武力衝突の可能性「日増しに増大」 韓国に住んでいる米軍の方々はこれからクリスマス休暇を迎えて本国に帰る人が増えるので、その人達が韓国に戻ってくるかどうかが注目すべき点。
2017/12/05 TBSテレビ[ひるおび!]
共和党・グラム上院議員(VTR) 米朝武力衝突の可能性「日増しに増大」 韓国に家族を送るのは正気の沙汰じゃない。在韓米軍の家族を国外へ退避させ始める時が来た。
2017/12/05 TBSテレビ[ひるおび!]
国際ジャーナリスト・春名幹男 米国・窮地のトランプ大統領・米朝・軍事衝突・可能性も・・・ ロシアゲートの捜査が進展して、次はクシュナー、トランプジュニアという状況になってきている。これまでのところ2か月おきに強制捜査が行われている。トランプ大統領に対する支持率がさらに下がるようなことがあれば、大統領が求心力を回復するために朝鮮半島危機を利用するかもしれない。そういうことも十分にあり得る。
2017/12/05 テレビ朝日[ワイドスクランブル]
共同通信編集委員・磐村和哉 「過去最大」米韓軍事演習に反発 北朝鮮は米軍に制空権を握られてしまう警戒感をかなり強く持っている。それを抑え込む力が自分たちにあるのだと見せつけるような行動を起こす危険性がある。米韓合同演習は8日に終わるが、12月9日から金正日死去6周年の17日までの約1週間がきな臭くなる可能性がある。国連の事務次長も今日から平壌に入ると伝えられていて、このまま米国に突っ走らせていると危ないと火消しに動き始めている。それを北朝鮮がどう利用するかに注目。
2017/12/05 フジテレビ[とくダネ!]
サイエンスライター・竹内薫 北朝鮮「火星15型」大気圏再突入失敗か・米国当局分析・複数に分解 北朝鮮の大気圏再突入の技術がまだ確立されていないとも言い切れない。技術はもっているけれども今回はそこが目的ではなくあえて出していない可能性もある。もうちょっと時間があるかなと思っていたが北朝鮮のICBMを完成させていくスピードは早く、ここまでもう脅威が来てしまっている。
2017/12/04 TBSテレビ[ひるおび!]
テレビ朝日コメンテーター・川村晃司 <小松アナ・注目ニュース>中国が持つ北朝鮮の交渉カードとは? 中国が完全に石油を遮断すると、パイプラインの再開が技術的に難しい。さらに多くの中国人が北朝鮮に住んでおり、中朝国境沿いに住む人たちの生活を考えると完全遮断は難しい。また完全に遮断するとロシアからの原油輸入も考えられるので中国とロシアのせめぎ合いという側面もある。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
軍事ジャーナリスト・黒井文太郎 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>日本も標的・北朝鮮潜水艦戦略の進化 韓国から出てくる北朝鮮の情報というのはあまりあてにならない。ただ、北朝鮮はこれまで間に合わないだろうというものを次々と実現化しているので侮れない。北朝鮮が労働新聞その他で発表していることにあまりブラフがない。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
テレビ朝日コメンテーター・川村晃司 <ニュースの核心に迫る!“時事論考”>日本も標的・北朝鮮潜水艦戦略の進化 来年はちょうど北朝鮮建国70年。北朝鮮は「この時に我々は完成した核大国を目指す」としているので、来年のどこかの時点で核大国、完成大国としての宣言を来年行うのではないかと言われている。建国記念日の9月9日前にこの宣言がされてもおかしくはない。核開発の凍結でそれ以降は開発もしないが、実験もしないという形で交渉していくのではないかという説もある。それに米国が乗ってくるのかどうか。ロシアがどのような仲介をするのか。いま北朝鮮はロシアにいろんなアプローチをしていると言われている。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
軍事ジャーナリスト・黒井文太郎 すでに核保有国?問われる米国の北朝鮮戦略 金正恩体制が今後も続くのであれば、北朝鮮は核とミサイルを100発、200発と増やしてくる。その段階で内紛が起きた時などどうするか。そういう不安定な国に核があり、アナーキーな状態になった北朝鮮を前提とすれば日本や韓国が核武装したとしても抑止力にはならない問題が出てくる。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
上智大学総合グローバル学部・前嶋和弘教授 すでに核保有国?問われる米国の北朝鮮戦略 唯一の被爆国である日本が核武装しないといけない状況は、北朝鮮の核が認められた段階ですぐ出てくるだろう。韓国の方にも核武装論がある。これをみて中国も動く。東アジアの安全保障が大きく変わるのがそう遠くない未来になってしまっている。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
立憲民主党代表・枝野幸男 枝野代表直撃!安倍政権とどう対峙する? 韓国や日本に届くミサイルはもともと北朝鮮は持っていた。今回、米国が非常に強硬なのはそれが米国本土にも届くようなものを開発したからであり、米国の国益にとっては北朝鮮のミサイルが届くような状況はすぐにでも排除したい。もともとミサイルの届く範囲だった日本と韓国にとってはそのことは直接の国益にはつながらないが、米国が攻撃すれば日本も韓国も非常な被害を受けることになる。だから3か国は足並みをそろえる努力をきちっとするべきで、常にそれを確認しながら物事をすすめていかないと米国のために日本がミサイルを撃ち込まれることにつながりかねない。
2017/12/03 BS朝日[激論!クロスファイア]
米国・マクマスター大統領補佐官(VTR) 米国補佐官“北は最大の脅威” 核ミサイル開発を続ける北朝鮮は、米国と世界にとって最大の差し迫った脅威だ。問題を解決しなければ武力衝突にどんどん近づいてしまう。あまり時間は残されていない。
2017/12/03 TBSテレビ[JNNニュース]
龍谷大学教授・李相哲 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 米国はまずは国際社会を結集して圧力をかける。今度は臨検を含めた海上封鎖。それでも降参しなかったら次なるオプションを米国は用意しているだろう。それがあるからこそ中国とロシアも動いてくれると米国は読んでいる。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
東京大学教授・小原雅博 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 中国は北朝鮮が経済的に崩壊することを非常に恐れている。安保理決議の議論でも人道的配慮ということを言っている。中国からすれば、食糧とか石油を止めるということは北朝鮮の崩壊に繋がり、脱北者の増大や、難民が出て来るということが中国自身の国益に影響してくる。中国としては北朝鮮がおかしくならないような状況の中で動いていくしかない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 米国にとって中国は戦略的要素なので北朝鮮よりはるかに大きな問題。米国にとって最大の問題は中国とどう付き合うかということ。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
神奈川大学准教授・佐橋亮 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 米中関係はものすごい粘り強さをこの1年で見せている。トランプ政権が中国に北朝鮮問題で依存しなくなり、米中関係が破綻するのではないかという見方があるが、全然そんなことはない。粘り強く米国は中国を見ている。中国が動かない可能性はかなり高いが、それでも米国が期待を持ち続けていることは忘れるべきでない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
東京大学教授・小原雅博 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 中国は北朝鮮とこれ以上関係を悪くしたくない。中国からすれば中朝関係と非核化の問題は別問題。非核化の問題がうまくいかない中で圧力を強め、制裁を強めていけば、中朝関係はより悪くなると思っている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
龍谷大学教授・李相哲 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 中国と北朝鮮は最悪の状態に入ったという風に、今、中国の研究者は言っている。陸路の橋を止めて、飛行機も止めて、じわじわと圧力をかけようとしている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
元海上自衛隊司令官・香田洋二 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 中国・人民解放軍の対米戦略関連部長と定期的に会っているが、『過剰な期待は困る。国連制裁についても中国は完全に履行できない場面はある』と。おそらく例えば石油の全面禁輸というのは、約束と実行が違うということを少なくとも人民解放軍は考えている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
神奈川大学准教授・佐橋亮 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 米国自身は自国に対するICBMを破壊するために地上配備型ミッドコース防衛システムといった44基のミサイルをすでに配備している。それはこの春もすでに実験に成功していて、ある程度の防衛力を持っている。それと同時に事態の進展があまりにもスピード感を持ってきたということで、対応もスピード感を持つべきだという風に米国は考えている。外交ということになるが米朝直接対話を言う方もいるが、今の主流は米中、国際社会、安保理で何をやっていくのかという話。安保理は制裁を次のステージに持っていきたい。その時に1番鍵になるのが中国とロシア。米中はもう少し話し合いをしている可能性があって、今後、次の制裁で中国がどういう風に出てくるのかが注目される。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
寺島実郎 サウジ・汚職で拘束・前国王の息子を釈放 今年GCCが内部で亀裂を起こし、カタールという国に対するサウジアラビアの国交断絶などということが起こりはじめた。内紛が明らかになってきて、わずか32歳のムハンマド皇太子が、サウジを主導していくことになっているが、根本的問題は脱石油時代が迫っていることがある。つまり今年の夏、欧州も中国もそうだが、電気自動車の時代に目いっぱい舵を切っている。石油に依存して成り立たせてきた国作りが成り立たなくなり始めているからこそ中東でいろいろな問題が起きてきている。時代はエネルギーという問題で確実に前に動いている。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 北朝鮮は非常に大きなジレンマ、もしくは判断ミスをしているかもしれない。核兵器を作ることによって対話をするんだというが、核弾頭付きのICBMを作ってしまうということは米国に対して攻撃をする能力を直接持てることになる。米国がそれをそのまま受け入れるはずはない。米国に対して攻撃することの抑止を拒否するような国が北朝鮮として存在するのであれば、米国の対応というのは全く今までとは違う。他の核保有国とは違う対応が出てくるかもしれない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
龍谷大学教授・李相哲 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 今回の発射でも北朝鮮の焦りが感じられる。北朝鮮の国内事情も逼迫しているし、早くミサイルを完成させて経済にシフトしたい。これが完成すれば米国と対話するというのは、北朝鮮の一貫した考え方。北朝鮮の労働新聞の発表を注視すべきで、重量級弾頭を装着可能なミサイルだと言っている。先月、韓国の国防総省は、北朝鮮が核兵器の量産態勢に入ったと言っている。米国、世界各国、日本、韓国にとっても時間はあまりない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
元海上自衛隊司令官・香田洋二 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 北朝鮮は核とミサイルの開発を始めた時から、米国に届くICBMを目標にしていた。その原点となったのが旧ソ連の技術。なかなか米国に届くものが出来ないということで比較的新しいロシアとウクライナの技術を盗んで、とりあえず米国に届くものを完成させようとしたのが火星12型、14型。今回、15型で完成した。1発だけじゃダメなので、この先数回の試験発射が必要だろう。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
南山大学教授・平岩俊司 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 核武力が完成したと言葉の上で宣言すれば、これ以上実験をしなくても彼らの目標はとりあえず達成したのだとすればそれを前提にした対話に移行するための準備としての宣言ともとれなくもない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
神奈川大学准教授・佐橋亮 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… 技術の検証のためにおそらく数回テストがいる。早ければ今後4~6か月でICBMが戦闘態勢に入るといった見方が展開されている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
東京大学教授・小原雅博 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… (中国にとっては)異なる次元に入ったという認識がある。米国にとっては武力行使の必要性、正当性が高まってきた。トランプ大統領の圧力を受けて北朝鮮に対する制裁を強めていけば、緊張状態は38度線から中朝国境の鴨緑江に移ってくる。これは中国の国益を犠牲にして米国の国益を優先するというようなことになってしまい、到底受け入れられないものだが、このまま行くと軍事衝突が起こりかねない。大変な戦略的なジレンマに陥っている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦 「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が… トランプ大統領が中国に行って、中国に圧力をかけたが、中国はなかなかそれをやる気はなくて、北には特使をレベルの低い人を出した。米中の動きに大きな進展がなかった。それだったらば実験を優先するということでやったんだなという印象。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]
寺島実郎 “森友”廃棄された交渉記録・福田元総理が公文書管理に苦言 官邸レベルの政治が我々の直面する政治状況を作ってしまった。官邸主導でロシア外交が動いた。それが1年経ってどういう成果を生んだかとか、アベノミクスは5年経ってどうだったか。官邸が主導して日銀やGPIFまで動かして、株価を上げる経済にしてしまった。それがもたらしたことをじっくりと重心を下げて考えるべき。本質的な日本の政治の質が問われている。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 相次ぐ木造船の漂着なぜ?経済制裁下の北朝鮮は 注目すべきは中国の動き。習近平第二期政権の強権化の中で北朝鮮と台湾に対し来年どれだけ力の入れた政策を展開してくるかがある種怖いところ。中国が北朝鮮に軍事介入した場合、自分たちの影響力の範囲にとどめておきたいという風に動く可能性もある。日本は今こそ一歩前に出て、朝鮮半島の非核化に向けて中国や韓国、モンゴルと力を合わせていくということを、今のうちにそれを主張しておかないと、下手をすると統一朝鮮半島が核を持っているみたいな状況に直面することになるかもしれない。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
コリアレポート編集長・辺真一 ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は 我々はもしかすると米朝対話が始まるのではないかという淡い期待を抱いたが、今回の発射で見事に裏切られた。北朝鮮からすれば満を持して発射した。北朝鮮の主たる敵はソウルでも東京でもなく、米国。ワシントン攻撃を可能にするICBMを手にすることで、対等に米国と交渉できる。北朝鮮はこれから、太平洋上の水爆実験、あるいは火星15号の正常角度の発射、火星13号と火星12号もろもろの発射実験、7回目の核実験を交渉のカードとして、米韓合同軍事演習の中止や制裁の解除を導き出そうという考えを持っている。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は 軍事専門家とか軍事オタクの人たちの議論には注意すべき。弾道ミサイルとなると、飛距離ばかりが議論されるが、ミサイルには制御能力というもう一つ重要な技術が必要で、例えばGPS誘導や、地形照合型誘導技術などを北朝鮮は一切持っていない。そういう意味でもしこれを使えば、その瞬間に北朝鮮という国はつぶれるのであり、使えない兵器という言い方もあり冷静に見るべき。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
関西学院大学客員教授・元国連職員・大崎麻子 ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は 北朝鮮は自制しないという姿勢を鮮明に出し、非常に厳しい局面に入っているし、米国もごたごたしている。その中で日本がどう対応していくかが問われている。今月、日本は国連安保理の議長国で、15日は閣僚級会合も主催して北朝鮮の話を中心に非核化の話もしていくということなので、議長国の立場を最大限に活用して、国際的協調体制とか、制裁を各国が確実に履行するよう働きかけるとかをやるべきだろう。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は 7月にジョンケリーという海兵隊の大将を大統領首席補佐官につけたあたりからトランプ政権は軍事政権化してきた。戦争計画がものすごく具体的になり重心が下がってきた。米国は北朝鮮の反撃能力を削ぐために本気で戦って体制転換までもっていかないといけない。その準備が着々と進んでいるという状況になってきた。ティラーソン国務長官はエクソンモービルのCEOだった人で、ある意味政権の中では一番まっとうな空気を漂わせていた。ジョンケリーがティラーソン国務長官更迭を主導している。この政権が軍事政権化していることだけは間違いない。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
岸井成格 ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は 米国に対し核ミサイル大国になるというのは、金正日の遺訓と言われている。フセインやカダフィがやられたのは核を持っていなかったからだというのがその理由。来年がちょうど建国70年で、それまでにやれということだが、それを金正恩委員長が忠実に守っている。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一 <そもそも論>全米が射程圏内に!北朝鮮・新型ミサイル発射 米国の全土が核ミサイルの射程にすっぽりと入ってしまうと、事態はかなり深刻なことになる。しかし実戦配備に近づいていることは確かで、今後考えられる事態は米国がこの脅威を取り除くために北のミサイル基地をがん細胞に見立てて取り除く「外科手術的空爆」に打って出ること。ICBM発射は北朝鮮にとっても危険な賭けになるが、北朝鮮が韓国・ソウルや在韓米軍に報復攻撃することも覚悟しないといけない。そうなれば朝鮮半島全域が大がかりな戦火に見舞われ、東アジアのサプライチェーンの要である韓国が壊滅的打撃を受けるため、米国はこうした軍事シナリオを最も警戒している。
2017/12/03 日本テレビ[シューイチ]
元国連安保理・対北朝鮮制裁委員・古川勝久(VTR) 「北朝鮮製」発射台の脅威“全米射程”ミサイル量産へ 発射台の数が増えれば増えるほど、ミサイルも増え発射台の数も増える。結局、ICBMの打撃戦力が北朝鮮の国中に拡散することができるので、それを事前に探知し破壊するのは極めて困難になる。
2017/12/03 フジテレビ[新報道2001]
弁護士・野村修也 <朝刊LIVE!!>トランプ大統領の娘婿・ロシア側との「接触指示」か もしクシュナーがロシア側と接触していたとなると、当時民間人だったので違法行為になる可能性がある。米国には『司法取引』という制度があるので、フリンは今後更に供述をしていくとみられ、クシュナーが厳しい状況に置かれていく可能性がある。
2017/12/03 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]
静岡県立大学特任教授・小川和久 北朝鮮のミサイル・どこまで完成してる? 一般的に言えばティラーソンが対話を重視しトランプは超タカ派でありそれを支えているマティス国防長官以下、軍人出身者もタカ派ではないかという見方がある。専門的な立場でいる人は実はトランプ政権というのは安全保障面では歴代政権の中で最も安定したシフトで、共和党主流派の思想を持ち、軍事力を最適な条件で圧力として使うが、外交的に解決していく価値観の持ち主で共通している。
2017/12/02 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]
防衛問題研究家・桜林美佐 北朝鮮のミサイル・どこまで完成してる? 米国のテロ支援国家再指定は大きい発展。北朝鮮の脱北兵士への攻撃について国連協定違反という映像を出した。米国は北朝鮮攻撃もやむなしといういろいろな積み上げを行っている。先制攻撃に近づける準備が進んでいると言えるが、それをすることで米国にメリットがあるのかどうかという話。今のような状態が続いて入れば日本や韓国は米国の装備を買わないといけない状態が続くことは確か
2017/12/02 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]
中田宏前横浜市長 北が「火星15型」発射・「全米を攻撃」性能は? 米国が北朝鮮の核保有を認めることはないと信じているが、仮に北朝鮮の核保有を認めてしまうと、日本にとって日米関係がまるで変ってしまう。北朝鮮あるいは中国となにかいざこざがあった場合、今までであれば米軍が出てきてくれたが、米国までミサイルが届くとすれば、米国もやすやすと協力できなくなる。そういう局面を迎えている。
2017/12/02 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
早稲田大学教授・中林美恵子 北が「火星15型」発射・「全米を攻撃」性能は? 北朝鮮が核を諦めるまで圧力をかけ続け、その後に何が残るかということを考えると結局、軍事行動をするのかしないのかぐらいの選択肢しか残らないと米国では言われている。トランプ大統領が本当に核を凍結のままで交渉に入るのか、軍事的行動に出るのか。
2017/12/02 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
金沢工業大学虎ノ門大学院教授・伊藤俊幸 <ひるトク!>映像公開「火星15型」ミサイルとしての能力は 今の段階ではまだロケットであり、ミサイルではない。だからトランプも金正恩をロケットマンと呼んでいる。ロケットができているというだけで、世界はこれをミサイルと認めていない。にも関わらず、金正恩は「ミサイルが完成した」と言い出した。自ら突き付けて凍結を言い出す可能性もあるのではないか。
2017/12/01 TBSテレビ[ひるおび!]
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